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ビュースルーCV(ビュースルーコンバージョン)とは、広告が表示された際にクリックしなかったユーザーが、別のルートでコンバージョンに至った数のことを指します。
例えば媒体Aの広告をみたユーザーが、後日媒体B経由で広告をクリックしコンバージョンした場合、媒体AのビュースルーCVは1となります。ビュースルーCVを確認することで、より深く広告の効果を理解し、ウェブマーケティングに役立てることができます。
1.ビュースルーコンバージョンとは
ビュースルーコンバージョン(以下、VCV)とは、広告の表示はあったけどクリックしなかったユーザーが、30 日以内に別のルートでコンバージョンページに辿り着いた数です。
例えば、ユーザーが閲覧しているWEBサイトに、ファッション通販サイトのバナー広告が表示されたが、その時はクリックせずスルーしたとします。
後日、洋服が欲しくなった際にバナー広告で見かけた通販サイトを思い出し、サイトにアクセスして商品を購入した場合、この行動がVCVとなります。
つまり、VCVを設定することで、間接的にコンバージョンにつながっているかどうかを計測できます。
2.ビュースルーコンバージョンの仕組み
Webサイトに表示される広告は、訪問したユーザーの意図と合致しないこともあります。しかし、訪問数の多いサイトに露出している広告は、それだけ多くの人の目に触れることができているのです。
広告効果測定では、広告がリーチしたタイミングで成約につながるクリックスルーコンバージョンに目が向きがちですが、「徐々にその商品が気になってきた」と心理転換を促すことも、広告効果のひとつです。
また、ビュースルーコンバージョンの計測は、広告との最終接触時間に一定の基準を設け、分析を行うことも可能です。
3.ビュースルーコンバージョン計測方法・使い方
実際にビュースルーコンバージョンを計測する方法や、計測ツールの使い方を解説していきます。ビュースルーコンバージョンの計測に使われる代表的なツールは下記の2つです。
Google広告
Yahoo!プロモーション広告
3-1.Google広告のビュースルーコンバージョンを計測する方法
Google広告では、検索キーワードに紐づいたリスティング広告が検索結果画面に表示され、検索ユーザーが目にした広告のビュースルーコンバージョンを計測できます。
3-2.Google広告の設定
1.まずはGoogle広告にログインします。
2.ログイン後に画面右上に表示される、ツールアイコンをクリックします。「測定」、「コンバージョン」の順に選択してください。
3.次に、編集するコンバージョンアクションを探し、「名前」列のその名前をクリックします。
4.「設定」から「設定を編集」をクリックします。
5.「計測期間」をクリックします。「ビュースルーコンバージョン計測期間」を設定することで、Google広告のビュースルーコンバージョンを計測できるようになります。
6.「完了」をクリックします。
Google広告では、広告の表示からどれくらい期間をコンバージョンとして記録するのかを設定できます。なお、デフォルトでは30日の期間に設定されています
3-3.Google広告でのビュースルーコンバージョンの確認方法
1.Google広告にログインします。
2.「キャンペーン」タブから「表示項目」ボタンをクリックします。その後、「表示項目を変更」を選択します。
3.次に、「コンバージョン」をクリックします。
確認したい指標を選択します。この場合は、ビュースルーコンバージョンを選択しましょう。
4.「適用」をクリックします。
これでビュースルーコンバージョンを確認できるようになります。ちなみにGoogle広告では、画面内に広告の50%以上が1秒以上表示された場合にインプレッションとみなします。そのインプレッションをベースとしてビュースルーコンバージョンが算出されます。
3-4.Yahoo!プロモーション広告のビュースルーコンバージョンを計測する方法
Yahoo!プロモーション広告には、リスティング広告とディスプレイ広告があります。リスティング広告は、Yahoo!の検索画面に表示される広告。ディスプレイ広告は、設定した条件と一致するユーザーがYahoo!ニュースなどを閲覧しているときに表示される画像広告です。
Yahoo!プロモーション広告では、広告出稿者のサイト内の行動完了ページ(商品購入ページなど)にコンバージョン測定タグを設置することで、ビュースルーコンバージョンを計測できるようになります。
3-5.Yahoo!プロモーション広告の設定
1.広告管理ツールの「YDN」タブをクリックします。
2.「ツール」タブのプルダウンメニューから、「コンバージョン測定」をクリックします。
3.「コンバージョン測定」画面内の「コンバージョン測定の新規設定」ボタンを押します。
4.計測したコンバージョン名や種別などの項目の設定を行い、「保存」ボタンを押します。
5.サイトに設置するコンバージョン名の「タグを表示」をクリックして、表示されたコンバージョン測定タグをコピーします。
6.測定したいWEBページのとの間に、コピーしたコンバージョン測定タグを貼り付けます。
7.コンバージョン測定タグを張り付けたファイルを保存して、サーバーにアップロードして設定は完了です。
3-6.Yahoo!プロモーション広告での確認方法
1.広告管理ツールの「YDN」タブをクリックします。
2.「ツール」タブのプルダウンメニューから、「コンバージョン測定」をクリックします。
3.画面中央右側に表示される「表示期間選択」をクリックし、表示期間を選択します。
4.選択した期間のビュースルーコンバージョンが表示されます。また「ダウンロード」ボタンを押すとCSV形式でダウンロードすることも可能です
4.VCVとクリックスルーコンバージョンの違い
VCVは間接的にコンバージョンにつながっているかどうかを計測する指標です。
一方、クリックスルーコンバージョンとは、ユーザーが閲覧しているWEBサイトに表示された広告をクリックし、サイトに遷移後そのままコンバージョンに至ることを意味します。
WEB広告の多くは、ユーザーに興味を持ってもらい、その広告からサイトにきてコンバージョンしてもらうことを目的とします。
そのため、効果測定の指標としてクリックスルーコンバージョンを設定するケースがほとんです。
しかし、広告がクリックされなかったから広告の効果がないと判断することはできません。その際に必要となるのがVCV指標です。
5.まとめ
いかがですか?広告の成果をラストクリックのCVだけで判断している方は、
ビュースルーコンバージョンを確認して、ぜひ広告の間接効果を加味した運用に役立てて見てください。
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