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2022年10月、YouTubeはクリエイターやユーザー同士を簡単に見つけて交流しやすくする新機能「ハンドル」を導入することを発表しました。
ハンドルは、ホームページ、検索結果、ショートフィード、コメント内、コミュニティ投稿内などの様々な場所に表示されます。
ユーザーごとに割り振られたハンドルが導入されることで、ハンドルのみでYouTubeチャンネルに簡単にアクセスすることが可能に。
さらに、動画の説明などでクリエイター同士をメンションし、新しいユーザーへとリーチするのに役立てることもできます。コラボ動画のタイトルにタグ付けしたりして、拡散の可視性を高めていきましょう。
ハンドルは一意である必要があるため、11月14日までの期間内に順を追ってYouTubeの全てのチャンネルにハンドルが付く予定です。
1.YouTube、クリエイターを発見しやすくするための新機能「ハンドル」とは?
YouTubeでは、YouTube上で視聴者がクリエイターをより簡単に見つけてつながれるよう、新機能としてハンドル機能を実装しました。
ハンドル名はチャンネルページやショート動画の画面からいつでも確認可能です。
動画タイトルやコメント画面でクリエイターにメンションできるようになり、ハンドル名からクリエイターのチャンネルに飛ぶことで、新たな視聴者の獲得も狙えます。
またyoutube.com/@〇〇という固有のURLが作成されるので、他のSNSなど外部からのユーザー獲得も可能なのがポイント。
ハンドル機能はより多くの視聴者にコンテンツを届けるための機能といえます。
また、ハンドルは重複して登録はできないため、その人固有のものになり、なりすまし防止につながります。
2.YouTubeハンドル機能のメリット5つ
ハンドル機能を使うと、URLが短くなってわかりやすくなり、SNSでの宣伝も有利になります。
ハンドルは重複ができないため先着順的要素があるのがデメリットですが、企業の場合、企業名という固有名詞は他社と被るリスクが少ないため、ハンドルをつけやすいのがメリットです。
また、ハンドルを登録するとコメント・メンション・ショートなどの投稿すべてがハンドルで統一されるため、ユーザーに認識されやすくなります。
〇なりすましを防げる
ハンドルは1つのチャンネルに1つつけられ、重複はできないため、なりすましを防げます。
これまでにあったなりすまし被害は、なりすましアカウントで暴言を吐いたりスパムを投稿するなどがありました。
ハンドル機能が実装されれば動画投稿以外にコメント欄などでもハンドルによる本人確認が可能となり、今後はなりすましアカウントの識別がしやすくなります。
YouTube公式によると、なりすましはチャンネルに対するもの、個人に対するものの2つがあり、以下のような例が挙げられています。
チャンネルの名前と画像は基本的に同じ。名前にスペースが挿入されているか、文字「O」がゼロに置き換えられているなどの違いのみ。
- 他人の本名・ユーザー名・画像・ブランド・ロゴ・その他の個人情報を使用して、本人であるように見せている。
- チャンネルの説明が別のチャンネルと完全に一致。
- 他人の名前と画像を使用してチャンネルを設定し、その人物が投稿しているふりをする。
- 他人の名前と画像を使用してチャンネルを設定し、その人物が他のチャンネルにコメントを投稿したように見せている。
- 「ファンのアカウント」だと主張しているが、他人としてチャンネルのコンテンツを再アップロードしている。
なりすまし被害に遭うのは必ずしも著名なYouTuberだけではありません。対策としてハンドル機能を活用してみてはいかがでしょうか。
〇URLが短くなりわかりやすくなった
ハンドルを利用するとチャンネルURLが短くなり、わかりやすくなるメリットも。
TwitterなどのSNSでも、クリエイターからURLがわかりやすくなったことに対して高評価な意見が多く見られます。
また、SNSでYouTubeの動画を宣伝するときにも有利です。SNSには文字数制限があり、URLが長いとそれだけで文字数を圧迫しツイートに影響していました。
その点、ハンドルが実装されるとURLを短縮できるので、その分の文字数をツイートに回せます。
ハンドル機能によってURLが短くなると、わかりやすくなるだけでなく、SNSでの宣伝にも有利に働くといえるでしょう。
〇企業名の場合他の人と被るリスクは低い
ハンドルは唯一のもので、重複できません。そのため、個人の場合希望していたハンドル名をつけられない可能性があります。
しかし、企業がハンドル名を登録する場合は、そのリスクが低いです。
企業名という固有名詞をハンドルに使用する場合は他の人と被るリスクが低いため、希望のハンドルをつけやすいといえるでしょう。
〇コメント・投稿がハンドルで統一され認識されやすくなる
ハンドルを使用するメリットは、投稿・コメントなどすべての行為がハンドルで可視化され、認識されやすくなることです。
投稿以外でも、コメント画面で気になる・共感するコメントを残している人がいたら、コメント画面からハンドルをクリックするとその人の情報がわかります。
そのため、ユーザーに認識されやすくなるというメリットがあります。
〇外部のSNSサービスとの連携がしやすくなった
ハンドルを設定するとチャンネル画面へ移動するURLも作成されます。そのため、SNSを使った宣伝がしやすくなりました。
これまでは投稿した動画のURLをその都度貼り付けて宣伝するのがメジャーでしたが、今後はハンドルでできたURLでチャンネル画面へ誘導が可能です。
チャンネル画面上の、多くの動画から視聴者が見たい動画を選択するため、動画からの途中離脱防止や、1人の視聴者が複数の動画を見る可能性が高まります。
ハンドルでチャンネル画面へ移動するURLを作成すると、SNSでの宣伝がより効果的になり、見る動画の選択肢を与えるため視聴者の離脱も防げます。
3.YouTubeハンドル機能のデメリット2つ
ハンドル機能のデメリットは、登録は段階的にするためハンドル名の設定は早い者勝ち的な要素もあり必ずしも希望通りのハンドルになるとは限らないことや、初期は逆になりすましの可能性があることです。
ハンドル名を希望通りにしたい場合は、大文字や小文字、記号を組み合わせて見ましょう。
初期には逆になりすましの可能性もあるため、早めにハンドルを設定しておくのがおすすめです。
〇全員が1度に登録はできない
ハンドル機能は段階的に通知を送っています。混雑を防ぐため全員が1度に登録はできない仕組みです。
そのため希望のハンドルがあったとしても、自分より前にそのハンドルを登録した人がいた場合は登録ができません。
ハンドルは識別のため重複ができないので、自由度という観点では制限されているといえます。
対策としては、大文字と小文字の組み合わせや記号を入れて試すのが有効です。
〇実装初期は逆になりすましの可能性
ハンドル機能はなりすまし防止に役立つツールといえますが、初期は逆になりすましにあう可能性もあります。
前述の通り、ハンドルは段階的に登録していくので、自分より前に希望のハンドルを登録した人がいた場合、別のハンドルをつけなくてはいけません。
そのため、もしも前に自分のアカウントを彷彿とさせるようなハンドルをつけた人がいた場合、なりすましの被害にあう可能性があります。
対策方法は通知が来たらすぐにハンドルを設定することや、自分のなりすましと思われるハンドルがないか検索してみると良いでしょう。
4.YouTubeでハンドルをつけるときのルール5つ
YouTubeでハンドルをつける際のルールは5つあります。
- 3〜30文字であること
- 英数字(大文字・小文字・数字)で構成されていること
- 何かのURLや電話番号でないこと
- すでに使用されているものでないこと
- YouTubeのコミュニティガイドラインを遵守していること
企業アカウントでハンドルをつけるときに注意してほしいのが、3番目の「何かのURLや電話番号でないこと」です。
企業のホームページのURLや電話番号は使えないので注意してください。
宣伝でホームページに誘導したい場合は、説明欄などを活用しましょう。
また、大文字・小文字・数字以外には_(アンダースコア)-(ハイフン).(ピリオド)も使用可能です。うまく組み合わせれば重複を避けて希望のハンドルをつけられます。
そのほかの条件として、ハンドルに関して禁止されていることが2点あるため注意してください。
- 暴力的・性的・不適切な意味のあるハンドルやスパムを含むハンドルをつけること
- ハンドルの譲渡や売買
このような行為があった場合、YouTubeにはハンドルを変更・再利用・削除などができる権利を有しています。
5.YouTubeハンドル機能の注意点2つ
ハンドル機能の注意点は、通知が来ないと登録できない点と、期日までに登録しないと自動でハンドルがつけられてしまう点です。
ハンドルのメリットはアカウントがわかりやすくなることなので、自動で決まった場合、その恩恵がなくなる場合があります。
〇YouTubestudioから通知が来ないと登録できない
ハンドルは段階的に登録が始まるため、YouTubestudioからの通知もしくはメールが来ないと設定自体ができないので、注意してください。
通知が来たらハンドルを設定して、完了するとハンドルを予約したことになり、11月に実装となります。
〇11月14日までに手動で登録しないと自動的に決まる
メールもしくは通知を受け取っても11月14日までにハンドルを設定しなかった場合、YouTube側が自動的にハンドルを設定します。
URLの長さや、覚えやすさといったハンドルのメリットがあまり感じられなくなる可能性があるため、手動で設定しておくのがおすすめです。
6.まとめ
ハンドル機能は初期の段階では、先着順のため希望のハンドル名がつけられない可能性や、逆になりすましの危険もありますが、将来的には企業にとって有効な取り組みだといえます。
チャンネル登録者数が少ない企業アカウントでも、外部のSNSツールでの宣伝のしやすさというメリットがあるため、登録しておくと良いでしょう。
注意点として、11月14日までにハンドル名を登録しないと自動でつけられてしまいます。後で変更も可能ですが、希望のハンドル名をつけるためにも、できるだけ早くハンドル名をつけるのがおすすめです。
ハンドル機能はクリエイターをより多くの視聴者に見つけてもらうための取り組みです。企業アカウントを放置していた、伸び悩んでいた企業はこれを機会にYouTubeに参入してみてはいかがでしょうか。
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