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Instagramでは、ARで作成された技術を用いてストーリー投稿やビデオチャットを彩ることができることをご存知でしょうか?
Instagramのストーリーやビデオチャットにおいて、AR技術によるエフェクトやフィルターを活用した様々な演出を行うことができるのです。
本記事では、InstagramにおけるARエフェクト・フィルターのメリットや使い方について分かりやすくご紹介していきます。
【重要】エフェクトの作成・公開に使われていた「Spark AR(後のMeta Spark)」は、Metaが2025年1月14日をもってサードパーティ向けのプラットフォームを終了しました。これにより、一般ユーザーやブランドが作成したエフェクトは新規作成も利用もできなくなっています。以下では当時の仕組みを参考情報として紹介しつつ、現在利用できる内容もあわせて解説します。
1.そもそもARとは?
まず、ARとは何かについて簡単に紹介しておきましょう。
AR(Augmented Reality)は「拡張現実」と呼ばれており、現実世界をコンピュータによって拡張すること、あるいは、拡張された現実世界のことです。
もっとわかりやすく言うと、現実世界にコンピュータで作られた仮想的なモノを重ね合わせることです。
近年人気の「ポケモンGO」がAR技術を取り入れた例としてイメージしやすいでしょう。現実の地図情報をもとに、ポケモンキャラクターを「あたかも目の前にいるかのように存在させる」ことができています。
そのほか、たとえば
- 現実空間にスマホの画面越しに花びらを舞わせる
- 部屋にインテリアを仮置きする
- 気になる眼鏡や服を自分の顔や体で試着する
と様々な応用が可能です。AR/VR技術は5Gの普及ともあわさって、今後も生活のさまざまな場面への浸透が予想されています。
2.InstagramのARエフェクト・フィルターとは
Instagramには、アプリのカメラ機能にARエフェクト・フィルター機能がついており、撮影している動画をさらに華やかにデコレーションすることができます。
たとえば、人気キャラクターになれるARエフェクトや、キラキラや花びらといった画面全体を飾るARフィルターなど様々なものが提供されています。
2-1.(参考)かつてはInstagramのARエフェクト・フィルターを自分で作れた
Instagramは、2019年8月14日にInstagramユーザーがAR(拡張現実)技術を活用したカメラエフェクトを作成して、Instagramのストーリー上で公開することができる「Spark AR」を提供開始しました。
InstagramのARフィルター「Spark AR」(後の「Meta Spark」)を活用することで、カメラに写った自分の顔や体を認識して頭に猫耳をつけたり、ひげを生やしたり、また背景に蝶々を飛ばして楽しむエフェクトを、ブランドや個人が自作して公開することができていました。
しかし前述のとおり、この第三者向けの作成・公開プラットフォームは2025年1月14日にサービスを終了しています。すでに投稿済みのストーリーやリールに使われたエフェクトの表示自体には影響しませんが、新たに第三者制作のエフェクトを作成したり、一覧から探して使ったりすることはできなくなりました。現在Instagram上で使えるARエフェクトは、Meta自身が制作・提供するものが中心です。
3.ARエフェクト・フィルター 3つのメリット
ARエフェクト・フィルターについてご紹介してきましたがお分かりいただけたでしょうか。
ARをフル活用したストーリー投稿などは、視覚的に楽しむことができるInstagramにおいてとても親和性の高い技術です。
Instagramにおいて、ARエフェクトを活用するメリットとしては、
- 遊べる
- 試着できる
- 話題やファンを作れる
といったものが挙げられます。
それぞれ以下で解説していきましょう。
3-1.遊べる
カメラでの撮影時にARエフェクトやフィルターを活用することで、視覚的に大変面白い写真を作成することが可能。
ほっぺたにハートマークを浮かばせたり、頭に猫耳をつけたりと人物の撮影をARによるエフェクト効果で彩ることができます。
また背景に蝶々を飛ばしたり、背景全体にハートを降らせたりすることも可能で、人物だけでなく風景写真にも採用することができるのです。
「ポケモンGO」などAR技術をフル活用したアプリや、ARの家庭用ゲームが話題となるなど、AR技術は人々の生活に徐々に浸透してきています。
InstagramにおいてもAR技術を活用した撮影は今後もさらに進化していくことでしょう。
3-2.試着できる
InstagramのARフィルターを活用することで、様々なアイテムを実際に試着する擬似体験をすることが可能です。
洋服などのアパレルから腕時計や指輪など小物アイテムまで、まるで実際に試着をしているかのような経験を体験することができます。
ARフィルターをオンにしたカメラで体や腕を画面に映すことで、誰にも見られず手軽に試着して購入後のイメージを思い浮かべることができるのです。
3-3.話題やファンを作れる
ARエフェクト・フィルターを使ったコンテンツは、ユーザーに対して普段のInstagramとは違った体験を与えることが可能。
AR技術に対する人々の興味関心は依然として高く、市場は成長を続けています。
ARエフェクトを加えるだけでいつものInstagramとは違う、一味違ったコンテンツになるので多くのユーザーから話題性を獲得することができます。
またそのようなコンテンツは、積極的に投稿したくなるため拡散力のあるコンテンツであると言えます。
Instagramのリールにおいても、ARエフェクトやフィルターを使った動画は話題性を集めるだけでなく、ファンを獲得できることからも、人々の興味関心をひく人気アカウントとなることができます。
なお、実際にSNSを活用してファンを増やした事例としては、美容室「ALBUM」のSNS戦略も参考になります。また、Instagram投稿が購買意欲に与える影響については、Instagramマーケティングの論文から考察した記事で詳しく解説しています。
4.ストーリー等でのARエフェクト・フィルターの使い方
4-1.リアルタイムでエフェクトを適用したストーリーを撮影する
リアルタイムでエフェクトを適用したストーリーを撮影する方法は簡単。ストーリーの投稿画面を開いたら、画面下部にあるエフェクトの一覧から任意のエフェクトをタップします。
エフェクトが上手く適用されていることを確認し、中央の撮影ボタンを押しましょう。長押しすると動画の撮影がスタートし、短くタップすると写真が撮影される仕組みです。
あとは、任意でスタンプやテキスト記入などをおこない、ストーリーズ・親しい友達・連絡先など共有したい範囲をタップすれば、ストーリーに投稿できます。
表示されるエフェクトの一覧は、現在はMetaが提供するものが中心です。気に入ったエフェクトがあれば、そのまま保存・利用してみましょう。
4-2.カメラロールの写真・動画にあとからエフェクト加工を施す
ストーリーの投稿画面を開いたら、画面左下にある四角いアイコンをタップします。端末のアルバムやカメラロールが参照できるので、ストーリーに投稿したい写真や動画を選びましょう。
続いて、画面上部にある丸い顔アイコンをタップ。提供されているエフェクトが表示されるので、好みのものを選択して完了ボタンを押してください。
仕上がりを確認したら、任意でスタンプやテキスト記入などをおこない、ストーリーズ・親しい友達・連絡先など共有したい範囲をタップしてストーリーに投稿できます。
4-3.ビデオ通話中にエフェクト・フィルターを適用する
インスタのビデオチャット(ビデオ通話)機能でも、エフェクトを活用できます。
方法はいたって簡単。ビデオ通話中、エフェクトボタンをタップするだけです。画面下部に表示されるエフェクトから、好みのものを選択してください。
画面に映っている自身の顔やその周囲に、リアルタイムでエフェクトを効かせることができます。相手側の画面には、エフェクトが適用された状態の自分の顔が写る仕組みです。
肌や輪郭、血色などを自動で補正してくれるので、化粧前や寝起きで顔を見られたくないときにも便利。また、背景を隠す効果があるエフェクトなら、家が散らかっていたり、同居人が入り込んでしまったり、といった都合の悪い部分を隠す用途としても活用できます。
5.(参考)エフェクトの作成方法(Spark AR/Meta Spark、2025年1月にサービス終了)
以下は、Spark AR(Meta Spark)が稼働していた当時、ユーザーが独自のARエフェクトを作成していた手順です。現在このプラットフォームはサービスを終了しており、この方法で新たにエフェクトを作成・申請することはできません。当時の仕組みを知るための参考情報としてご覧ください。
(参考)ARエフェクトを作成するために、必要だったものはこちらの4つです。
①SparkAR ②Facebookアカウント ③Instagramアカウント ④素材作成のためのツール(PhotoshopやIllustratorなど)
5-1.(参考)素材の準備
まずは表示させる素材を準備します。素材には透過PNGを使用します。facemeshを使用する場合はSparkARの配布ページからfacemesh用の素材をダウンロードして利用していました。
イラストが完成したら、facemesh素材を非表示にし、透過保存して素材の完成となっていました。
5-2.(参考)Facetrackerで顔に素材を表示させる
SparkARを開き「New project」で編集画面を作成し、「Facetracker」で顔を認識させ、その配下に「faceMesh」を設置して素材を表示させる仕組みでした。
Facemeshに対応する「Materials」を作成し、テクスチャに素材画像を割り当てることで、顔にイラストが表示される仕組みです。「Shader Type」で質感を、「opacity」でフィルターの濃さを調整できました。
肌をきれいに見せる「Retouching」シェーダーを使ったFacemeshを追加することで、肌を滑らかに見せる演出も可能でした。
5-3.(参考)Patch editorで画面をタップするとエフェクトが切り替わるようにする
Patch editorを使うと、画面タップに応じて複数パターンのエフェクトを切り替える仕組みも作成できました。「screen tap」「counter」「equals Exactly」といったノードを組み合わせ、Facemeshの表示・非表示をタップ回数で切り替える設定です。
5-4.(参考)テストして申請する
エフェクトが完成したら実機でテストを行い、SparkAR Hub(管理画面)からタイトルやデモ動画、紹介文などを添えて申請していました。審査は公式では10営業日程度とされており、承認後にアプリで使用できるようになる仕組みでした。
前述のとおり、SparkAR HubをはじめとするMeta Sparkの各種ツールは2025年1月14日をもって利用できなくなっています。
6.まとめ
InstagramのARエフェクト・フィルターについて、その仕組みとメリットをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
InstagramでARエフェクト・フィルターを活用することで
- 遊べる
- 試着できる
- 話題やファンを作れる
といったメリットを享受することができます。
なお、以前ユーザーやブランドが独自にエフェクトを作成できた「Spark AR(Meta Spark)」は2025年1月にサービスを終了しており、現在はMetaが制作・提供するARエフェクトを選んで使うのが基本的な使い方です。オリジナルのブランドエフェクトを展開したい場合は、Metaの公式クリエイティブメニューなど最新の提供手段を確認することをおすすめします。
ぜひ本記事を参考に、様々なシーンでのInstagram運用に役立てていただければ幸いです。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?