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サイトを使った集客をしていると入力フォームで見込み客が離脱することはありませんか? BtoBビジネスにとって、会員登録の入力フォームやニュースレターの購読申込の入力フォーム、ホワイトペーパーのダウンロード時の入力フォームは、見込み客を獲得するための重要なツールです。そこで入力しづらいフォームだとせっかくの顧客を逃す結果に。
そこで今回は入力フォームを作成するときに重要なEFOについて解説をします。
1.EFOとは?
まず、EFO(Entry Form Optimization )とは、入力フォーム(エントリーフォーム)を最適化する施策のことです。「問合せ」「申し込み」などの入力フォームのユーザビリティを高めることによって、ユーザの途中離脱を減らしコンバージョン率を高めていきます。
一言で言うとユーザーが使いやすいように申込ページを改善することです。コンバージョンを向上させるには、「ユーザーをいかに離脱させないか」が求められます。入力中に感じるストレスは途中離脱に直結します。EFOでストレスの要因を分析し、入力フォームのデザインやレイアウトをより良い形に改善してください。
1-1.EFO対策を行うべき理由
サイトを訪れて、フォームまで到達したにも関わらず、約80%のユーザーは最終的な申込みに至っていないとも言われています。フォームからの離脱率を改善することは、集客(広告)の最適化やLPOと同じくらい、集客効率の最適化、申込み獲得数の拡大に重要な施策です。
たとえば、フォーム到達までのCPAが2000円程度だった場合、そこから申込み完了までの離脱率が90%の場合は最終的なCPAは20,000円ですが、5%改善し離脱率を85%に抑えると、13,333円にまで改善できるのです。
2.入力フォームで離脱する理由とは?
入力フォームで入力を完了せずに途中で離脱してしまうユーザーの割合は、「入力フォームからの離脱を防ぐための6ステップ」というサイトによると81%もあるそうです。途中離脱の数値はWebサイトによってばらつきがありますが、平均的に見ると70~80%のユーザーが入力フォームが未完のまま離脱しています。
途中離脱する理由は、多かった順に
1.セキュリティに不安がある…29%
2.フォームが長すぎる…27%
3.広告やアップセルの不安がある…11%
4.不要な質問項目がある…10%
となっています。つまりこうした点を改善してユーザーの不安を和らげていくのが重要となります。
3.入力フォームを改善する方法と注意点
フォームを改善するには、2つの方法があります。「フォーム自体を修正してしまう方法」と「EFOツールを利用する方法」です。
次の項で具体的に解説をしていきます。
3-1.フォームを修正して改善する項目
フォームが長いのは項目をできるだけ削って最小限にしてください。
もし、あなたが会員登録をしようとしてたどり着いたフォームが氏名・メールアドレス以外に住所や電話番号、性別や誕生日などの個人情報まで入力するならば会員登録完了まで行えますか? 途中で離脱してしまうか項目が多いことがわかった時点で入力を躊躇してしまいます。
メールアドレスの2度目の入力など、必要のない項目はできるだけ削り、入力の負担を軽減することで、入力完了率は上がっていきます。
また、一つのページで入力項目が少なくてもステップが分かれていると途中で離脱してしまいます。それだけでなく、ページ遷移させる回数が多いほど、離脱する機会を与えてしまいます。
次のステップに進むのにリロード時間がかかるのもストレスです。
更にメールアドレスを入力し空メール、返信のメールからアクセスして主要項目の入力、次ページに移動してアンケート項目の回答、などのような登録完了までのフローが長いものは離脱しやすい傾向にあります。
最後に確認ページに遷移した後、入力の誤りに気付いてBackSpaceで前ページ(フォーム)に戻った場合でも、入力した内容が消えないように残しておく仕様にしておきましょう。
3-2.EFOツールで改善できる項目
必須項目がわかりにくいと離脱する恐れがあるので「必須」とわかりやすく明記したり、必須項目のボックスに色をつけ、入力後に色を外す“アシスト”をしたりしてください。
半角全角の指定をわかりやすくしておくのも重要です。フォームの改修をして見やすくしたり、指定以外の入力がされた際にエラーメッセージを表示できるようにしておきましょう。
入力完了ボタン以外のリンクをできるだけ外したり、他ページへのリンクがクリックされた際に、離脱を確認するメッセージを表示するのも重要です。
3-3.EFOツールのアシスト機能を利用する
EFOツールではエラーメッセージや入力済みのフォームの保存といった機能がありますが、他にも多くのアシスト機能があります。
・残りの入力項目数を表示
・文言の例の表示
・入力漏れや入力ミスがある場合に、「入力ボタン」を押せなくする
・「半角」「全角」を自動で切り替え
・「フリガナ」を自動で入力
・郵便番号から住所を自動で入力
・ソーシャルログイン機能
これだけあれば全て利用した方がよいようにも思われますが、ターゲットとなるユーザーやフォームによっては、逆効果になるケースもあるので注意が必要です。
4.EFO実施後の事例と効果
ここでは実際にEFOを実施し、コンバージョン率がアップした事例を紹介します。自社のサイトにある入力フォームにも活用できるものもあるのでぜひ参考にしてください。
4-1.入力フォームをスクロールしなくても見える位置に設置する
スクロールしなくても見える位置にフォームを設置することで、ユーザーはすぐに行動に移せます。
オフィス向けのスナックの販売企業・SnackNationは入力フォームに会社のメールアドレスを入力し「TRY IT FREE(無料でお試し)」のボタンを押すだけで、画像に表示されている15個のスナックが入ったサンプルボックスを届けてくれます。
入力フォームを簡素化したことで毎週1,200社の新規リードを獲得することができたのです。
4-2.CTAボタンは「送信」以外に明確な指示を出す
日本のCTAボタンは「送信」「送信する」がほとんどです。しかし、海外のCTAボタンは「送信」に相当する「submit」と書いてあるだけのボタンはほとんどありません。
というのも「送信」だけでは、このボタンを押すと次にどうなるかが明確に分からないからです。ユーザーに「送信するとどうなるか?」を具体的に表示しておきましょう。
デンマークのフィットネス・ジムであるFitness Worldのランディングページでは、CTAボタンを「Get your membership(会員になる)」から「Find your gym & get membership(ジムを探し、会員になる)」に変更したらで支払ページへのクリックが213.16%も上昇しました。
フィットネス・ジムが通いやすい場所にあるかどうかは、ユーザーにとって非常に重要な要素です。それをCTAボタンに加えることがコンバージョン率の急増につながったのです。
5.まとめ
EFOによってフォームページの離脱率を改善することは、非常に費用対効果の高い施策です。
フォームに訪問した100人の離脱率が75%とすればコンバージョン数は25となります。もし離脱率をEFOによって50%まで改善することができれば、訪問数が変わらなくともコンバージョン数が50となり、2倍のコンバージョンを得ることができます。
広告の出稿と比べると非常のコスパの高い施策になるのでEFOによってフォーム離脱率を改善してみてください。
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