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Criteo(クリテオ)広告という名前を耳にする広告担当者も最近多いかもしれません。
「名前は知っていても、内容がよくわからない」
「他社では効果がでてるようだけど、ウチの商品で配信しても効果はでるのか?」
「フィードやタグを使うらしいけど、実際どうやるの?」
など疑問を抱いている人も多いはずです。そこで今回はCriteo(クリテオ)広告について詳しく解説をしていきますのでぜひ参考にしてください。
1.Criteo(クリテオ)広告とは?
Criteo(クリテオ)とは、リターゲティング型の動的ディスプレイ広告のことです。一度サイトを訪れたユーザーに対して、そのユーザーが見ていた商品やおすすめの商品、バナーを表示します。広告のリンクは商品詳細ページに直結しており、CVが上昇しやすいと言われています。くるくる回るデザインも特徴です。
2.Criteo(クリテオ)広告3つの特徴
では、Criteoはどのような広告サービスなのでしょうか。その特徴を3つにまとめてみました。
2-1.フィードからバナーとリンク先を商品毎にAIが自動作成
商品1つ1つに対して、商品の画像とリンク先がセットになったバナーを、Criteoが自動生成してくれるのが特徴の一つです。商品ごとにたくさんバナーを作ったりする必要がないため便利なサービスと言えます。
様々な広告のレイアウト、配信サイズ、ボタンの配置、の配信フォーマットをもっており、それらを掛け合わせをすると約17兆通りもあるそうです。このような動的にバナーをたくさん生成する配信を、ダイナミック配信と呼ぶ場合もあります。
2-2.AIがサイトに来た人を分析して最適な相手に対してリマーケティング配信
Criteoはリマーケティング広告ですので
どの商品のページを見た人か
商品をカートまで入れたかどうか
どの商品を何個購入したのか
何のデバイスで見たのか
等のサイトに来たユーザーの行動を分析して、AIがそれぞれのユーザーに対して最適なタイミングで最適な商品の広告を配信してくれます。しかも月間20億人ものアクティブな買い物客に対して配信してくれるのです。
その膨大なデータをAIが活用して、どんな人であればその商品を買ってくれるの学習をして精度を高めているのです。
2-3.Yahooニュースなど国内主要サイトへAIがリアルタイムで入札して配信
Criteoの配信は国内の主要サイトをカバーしています。あのYahooニュースにも配信可能です。ユーザーがどのサイトを見たときに広告を配信するのか、AIが最適なタイミングを見極めて入札をしてくれるのです。
CriteoのAIが非常に優秀なのでCVが上昇しやすい点が効果が高い理由の一つです。
3.Criteoを始めるには何が必要?
ここまでの内容を読んで、Criteoによる広告運用を始めてみたくなってきたかもしれません。では、この章では、Criteoを始める際には何が必要になるのかを解説します。
3-1.商品データのリスト(データフィード)
まず、Criteo社に提供するための、データフィードと呼ばれる自社の商品データのリストを用意してください。このリストに基いてCriteoがリターゲティングを行い、バナーを自動生成して、配信まで行ってくれます。
商品リストをCriteoの規格に合ったフォーマットにしたり、広告運用を最適化するためにデータフィードに追加的に編集をしたりするのが手間であれば、ツールの利用や外部委託するのも一つの手です。
3-2.Criteoの用意するタグの設置
次にCriteoの用意するタグを自社のECサイト内に設置する必要があります。このタグによってCriteoがユーザーの行動を把握して、リターゲティングを行うためです。
ECサイトの場合を例にとると、
・TOPページ
・カテゴリ(商品一覧)ページ
・商品詳細ページ
・カートページ
・サンキューページ
こうやって階層が違うページごとに違うタグを設置することで、カートに入れた商品が何だったのか?よく購入される商品は何だったのか?など、ユーザーの購買意欲や商品への関心度合いといったCVにつながる詳細なデータを集められるのです。
タグの設置に関しては若干、エンジニア的なテクニカルな知識が必要になりますがしっかり準備しておきましょう。
4.Criteoのパフォーマンスを上げる方法
基本的なパフォーマンスを上げる方法は「不一致率」をへらすことです。『不一致率』とは、「Webサイトに掲載している商品」が「データフィード」にきちんと含まれているか、を計る指標です。
CRITEO社は、過去1万PV分の商品IDをチェックします。「不一致」となった商品数が多いと、不一致率は高くなります。もし、データフィードとタグの『不一致率』が20%を超えると次の準備ステップに進めず、広告の配信が始められません。
一見、複雑な仕組みに見えますが、基本的には「Webサイトの商品情報(全商品)=データフィードの商品情報」となっていれば、不一致率はそこまで高くなりません。
現在の不一致率はCriteo社に問い合わせして確認することが可能です。
やったことがない人は依頼して「不一致率」を確認してみましょう。
5.今後のCriteo
Criteoは「ダイナミックリターゲティング」で有名ですが、Criteo社としての今後のビジョンは「リターゲティングカンパニーからマルチプロダクトカンパニーになること」だそうです。
そのため
1:リターゲティング広告の精度をさらに上げる
2:フルファネルに対してプロダクトラインアップを広げる
という大きく2つの施策を進めていくとのこと。リターゲティングだけでなく、休眠顧客や新規顧客を狙う広告メニューを準備し、色々な階層のユーザーに対し全包囲できるようにしていくそうです。
6.最後に
いかがでしたか?Criteoについて理解は深まったでしょうか。
Criteoの特徴をおさらいすると、
・リターゲティング型の動的ディスプレイ広告である
・配信先はYahoo!トップページを始め、多岐にわたり、膨大
・バナーは自動生成され、商品詳細に直結する
以上3つです。バナーが自動生成され、ユーザーに最適な広告が表示されるという特徴はCや旅行、不動産など扱っている商品の種類が多い場合に最適な広告サービスと言えます。もし自社のサイトやWEBサービスが当てはまるなら積極的に活用してみてください。
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