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新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年の春先は飲食店の売上げにも大きな影響がありました。感染拡大は少しずつ落ち着いてきましたが、飲食店の売上げは厳しいものがあるでしょう。

この記事ではコロナ時代の飲食店の生き残り方として、テイクアウトとSNSの掛け合わせについて解説します。

新型コロナウイルス感染症の影響で飲食店の売上げ事情

はじめに、新型コロナウイルス感染症が飲食店の売上げにどれほどの影響を与えたか、振り返ってみます。

大型連休(GW)は売上げが激減

新型コロナアウイルスの感染拡大を防止するために、春の大型連休であるGWはstay homeを余儀なくされました。飲食店はその影響が顕著であり、1店舗当たり9割以上の来店客が減少しました。(Table Check調べhttps://www.tablecheck.com/ja/blog/covid-19-impact-to-japan-restaurants-blog1/

この結果は、消費者の外出自粛の徹底の高さがうかがえるものとなっています。

キャンセル率も上昇

全国に緊急事態宣言が下された4月は飲食店のキャンセル率も高まりました。3月のキャンセル率は25%程度だったものの、4月は45%を超えました。

さらに5月4日に緊急事態宣言の延長の発表前日から予約のキャンセルが目立っています。(Table Check調べhttps://www.tablecheck.com/ja/blog/covid-19-impact-to-japan-restaurants-blog1/

4月は歓迎会や花見など飲食店の書き入れ時と重なるため、より大きな打撃を与えているといえるでしょう。

コロナ禍で消費者はどのような飲食サービスを使いたいと考えているのか

コロナ禍とはいえ、消費者は飲食サービスを使いたいと考えています。

株式会社ホワイトボックス(https://whitebox-inc.com/)の調べによると、感染症流行中はテイクアウトを利用したいと考える回答者が66%、デリバリーと回答した方が49%ほどになっています。さらに、再開後の営業割引券と答えたのは29%ほどとなりました。

一方、飲食店側の回答では成功事例でテイクアウトが54%ほど、デリバリーが19%ほど、オンライン飲みサポートが5%ほどとなりました。

テイクアウトに関しては消費者のニーズとマッチしているため、飲食店でも成功事例となったことがわかるでしょう。

しかし、デリバリーは配達人員などのコストがかさむため失敗事例も一定数あるようです。

コロナ禍で飲食店はテイクアウトとSNSを掛け合わせよう

コロナ禍で飲食店はテイクアウトが有効です。しかし、単にテイクアウトを始めるだけではなく、うまく発信することもポイントになります。ここでは、テイクアウトとSNSを掛け合わせる方法をご説明します。

活用するSNS

情報発信で活用するSNSは、Instagram、Twitterが効果を発揮しやすいです。フォロワーを増やすことが顧客名簿を集めることと同様であり、集客に大きな効果が得られるでしょう。

ほかにも、GoogleマイビジネスやFacebook、LINEも使うと、集客するツールが増えていきます。

発信する内容

SNSで発信する内容は、以下を参考にしてください。

・料理の写真

・メニュー一覧

・おすすめメニュー

・クーポン情報

・営業時間

・予約方法

・決済方法(キャッシュレスの対応可否も)

・衛生管理

以上のなかで消費者が影響を受けやすいのは料理の写真です。できるだけおいしそうな写真を載せることで、消費者の興味を惹きつけるでしょう。

おすすめメニューやクーポン情報も消費者がよくチェックする項目です。そのほか、決済方法や衛生管理については世相を反映した内容です。

SNSごとの使い分け

SNSはさまざまな媒体があり、それぞれに特長が異なります。目的別に使いわけると、集客に効果を発揮します。

・LINE(LINE公式アカウント)

LINEは1対1のコミュニケーションがしやすく、国内のユーザー数も非常に多いです。メッセージのやり取り以外にも、ライムライン投稿、メルマガ、クーポンやチラシの掲載もできます。

なかでもメッセージのやり取りで予約の受付をすると、トラブル防止になります。テイクアウトの引き渡し日時にも活用できるでしょう。LINEであればやり取りの履歴が残るため、言った・言わないの行き違いを防ぎます。

・Twitter

Twitterは若い世代を中心に利用されており、ニュース性が高く情報収集のツールとして便利です。投稿をリツーイト、引用リツイートする機能などもTwitter独特のものです。

なにか面白いツイートを行い、リツイートが行われると集客に有効です。「はなまるうどん」は生きた姿が大反響だったダイオウイカを丸ごとてんぷらにするという、エイプリルフールのネタがリツイートされ、公式サイトへのアクセスが急激に増えました。

単にメニューを告知するだけではなく、一風変わったことを発信してみましょう。

・Instagram

Instagramは視覚的に消費者へ訴えかけることができます。自慢の料理やメニューなどを投稿したり、料理動画を配信してそのプロセスをアピールしたりすることが可能です。

また、ハッシュタグ(#)投稿でターゲット層を狙うことも集客に効果があるでしょう。住所を登録することで地図とリンクして、お客様が迷わず店舗に来ることもできます。

このように視覚的に訴えたいものはInstagramを使うと効果的です。

・Facebook

Facebookは40代や50代など、ボリュームある文章でもしっかりと読む層にアプローチしやすいです。そのため、店舗運営の想いやメッセージなどを伝ええやすくなっています。

また、ライブ機能を活用すると臨場感ある配信ができます。ライブ配信はリアルな感じが伝わり、消費者の心を動かします。

テイクアウトの告知やメニューの紹介、調理している様子など、さまざまな場面を配信してみるといいでしょう。

テイクアウトとSNSでコロナ禍を乗り切ろう

コロナ禍において、テイクアウトは一定の需要があります。そこにSNSをうまく掛け合わせて集客や売上げの向上に努めてみましょう。

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