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マーケティングやブランディングには「色」が重要。そう言われると「なるほど」と納得するとしても、ではマーケティングに取り入れてみよう! とすぐに実践できる企業はあまり多くはないのではないでしょうか。「デザイナーが出してきた案から好みで決めてる」「飲食だから赤がいいのかなと思っていた」というような「何となく」から脱却するためにもカラーマーケティングについて知っていきましょう。

カラーマーケティングとは?

まずは耳慣れない「カラーマーケティング」とは何なのかについて解説していきます。カラーマーケティングといえばこれ! というような理論はないため少々取り組みにくく感じるかもしれません。

色彩に関する理論を取り入れたマーケティング

カラーマーケティングとは、文字通り「色」に関する様々な理論をマーケティングに取り入れる手法です。カラーマーケティングという確立した理論があるというよりかは、色彩に関する様々な理論や実践を活用していこうというアプローチそのものをこう呼ぶことが多いようです。

たとえば、株式会社宣伝会議が行っている「カラーマーケティング実践講座」では、色彩理論・色彩が思考に与える影響・実践での色選び・販売のテクニックの4種類を学びます。「売れるための色について知る講座」と言えるでしょう。

参考:カラーマーケティング実践講座 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

いくつかのアプローチがある

カラーマーケティングの実践にはいくつかのアプローチがありえます。もっともオーソドックスな方法は、色彩の理論に沿って戦略を組み立てていくというものです。

それだけでなく、ケーススタディから事業と色の相性を考えたり、競合調査によってCI(コーポレートアイデンティティ)を決定したりといった行為もカラーマーケティングに含まれることがあります。続いてはこういった方法論を個別に見ていきましょう。

カラーマーケティングに使える理論を知りたい!

「色彩についての理論があることは分かるけれど、きちんと学んだことがない」というマーケティング担当者は多いのではないでしょうか。どのようなことを把握していると良いのでしょうか。

一般的な色彩学

「色彩学」というのは、色にまつわる様々な理論を集めて構成された分野横断的な理論・知識です。理論的なところでは、「そもそも色とは何か(=光の波長である)」というところから、色の3属性である「色相」「明度」「彩度」などを学びます。実務的な応用としては配色方法のほか、心理学などで分かっている色彩の効果を学びます。

カラーコーディネーターなど、色の専門家は基本的に取得している「色彩検定」という民間資格があります。この資格取得のために勉強をすると、結果的に色彩学の基本的な知識を身につけることができます。参考書を買って勉強するのもおすすめです。

参考:有本祝子 / 岡村美知『はじめて学ぶ色彩と配色』(永岡書店, 2009)

実務的なテクニック

五感を刺激する手法は様々な企業が日々試行錯誤を重ねているものです。特に実店舗でのセールスでは、いかに消費者の目を惹くことができるかが販売結果に大きく反映されます。「食欲を与えるのは赤、落ち着いた雰囲気にするのは緑」などといったテクニックは、実際に取り入れた企業が効果ありと見なすことによって広まっています。

また、現場では色そのものだけでなく照明や自然光にも気を配る必要があります。暖色がかった照明なのか、昼間の白っぽい自然光が差し込む環境なのか、等によって色が与える印象が大きく変わるからです。

参考:店舗空間における感覚マーケティング | マーケティングジャーナル

実践から生まれた理論

色彩の実践からある程度まとまった理論を抽出しようという試みも行われています。たとえば、関西学院大学では、心理学をもとに人間のタイプを4類型に分け、それぞれの特徴として色を付与する「カラータイプ理論」が報告されています。

カラータイプ理論は、人を「思考開放度」と「感情開放度」によって4つの類型に分ける「ソーシャル・スタイル理論」も参考にしているそうです。これを商品や企業に当てはめることで、同じ業態であっても「この会社は堅実そう」「この会社は若々しい感じがする」といった印象を与えることを報告しています。

参考:

カラータイプ理論の特徴とその開発プロセスについて : ソーシャル・スタイル理論との符合性を中心に | 関西学院大学リポジトリ

経営理念・ビジョンとマーケティング戦略の整合性 : カラータイプ理論からのアプローチ | 関西学院大学リポジトリ

まとめ

カラーマーケティングという、比較的耳慣れないマーケティング理論について解説しました。色彩についての理論は長い年月をかけて積み上がってきたものがあり、一朝一夕では歯が立たないことも事実です。取り組みやすい理論を参考にしつつ、重要な意思決定の場ではプロの意見も参考にするようにしてみてください。

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