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もはやSNSマーケティングで欠かせなくなったTikTok。Z世代を中心に若者のコミュニケーションツールとして定着した印象を受けます。その一方で新しいSNSのためサービスが行き届かない点が指摘されています。
今回はTikTokの新しいサービスを紹介すると同時に改訂したコミュニティガイドについて記載をします。
SNSマーケティングをする上で守らなければいけないコミュニティガイドを把握して、施策を進めていきましょう。
1.「おすすめ」フィードをリセットできる新機能の提供をスタート
2023年3月、TikTokは「おすすめ」フィードに表示された投稿が不適切だと感じた場合、「おすすめ」フィードをリセットできる新機能の提供を開始しました。
また、同じコンテンツが繰り返しおすすめ表示されないようにする取り組みも随時アップデート予定とのこと。
TikTokの「おすすめ」フィードでは、そのユーザーのアクションから関連の高いと予想される多様なコミュニティや様々なジャンルのショート動画、商品・サービスなどがおすすめ表示されるようになっています。
今回のアップデートでは、おすすめ表示された投稿が関連性を感じないものであったり、テーマの種類が不十分と感じた場合に、この関連付けをリセットし、TikTok登録時のようなコンテンツを視聴することができるようになります。
「おすすめ」フィードをリセットすることで、有効設定の機能が上書きされたり、フォローしているアカウントに対しての影響などはありません。また、本機能は多数のコンテンツ管理機能に追加されるとのことです。
本機能のアップデートによって、TikTokでより快適にコンテンツを楽しむことができるようになるでしょう。
2.動画を有料化できる新機能「Series」を発表–最大20分の長尺も可能に
TikTokは米国時間3月7日、クリエイターが動画コレクションの閲覧を有料にできる新機能「Series」を発表しました。
TikTok Seriesは、TikTokの投稿者が自身の動画を有料配信できる機能です。クリエイターは、動画の長さは通常動画の倍となる1本あたり最大20分の動画をシリーズあたり80本まで投稿可能になります。
この新しい長編フォーマットについて、クリエイターが収入を得るためのもう一つの方法であると説明し、クリエイターはコンテンツ収益額を99セントから189.99ドルまで金額を自由に設定できるようになるとしています。視聴者は、動画のリンク、または投稿者のプロフィールページから有料動画の視聴権利を購入する仕組みです。
Seriesで販売する動画はTikTokのコミュニティガイドラインを遵守する必要があるため、アダルト動画などの動画を販売することはできません。TikTokは、この機能に関するユーザーからのフィードバックをモニタリングしていくとしています。
Seriesは2023年3月7日現在においてはテスト運用段階で、動画を有料販売できるのは一部のクリエイター限定となっています。TikTokは今後数ヵ月かけて対象となるユーザーを拡大する予定としています。
この動きは、TikTokとYouTubeの競争が激化していることを表しています。YouTubeは長編動画領域をほぼ独占してきたものの、2021年8月にYouTubeショートを立ち上げ。逆にTikTokは、動画の長さを60秒から3分、そして1年前には10分に延長、そして今回20分に延長。PinterestもFacebookも長編化に取り組んでおり、迎え撃つYouTubeにとってはさらなるチャンレジとなるかもしれません。
3.コミュニティルールの理解を促進するために、コミュニティガイドラインを刷新
TikTok(ティックトック)」は3月21日に、コミュニティガイドラインを刷新しました。これは、TikTokコミュニティの一員であるためのルールと基準であり、TikTokのプラットフォーム上のすべての人へ適用です。
コミュニティガイドライン刷新の一環として、TikTokの安全性を保ち、信頼を築くためにどのような基準で判断し、取り組んでいるかを理解してもらうために、「TikTokコミュニティ原則」を初めて皆さまに共有します。
これらの原則は、人権擁護への取り組みに基づいており、国際的な法的枠組みにも沿っています。
これらの原則は、私たちがどのようにコンテンツを規制するかについての判断を導くもので、私たちの行動が公平であるように努めながら、人間の尊厳を守り、表現の自由と危害の阻止との間のバランスを取ることができるようにするものです。
コミュニティガイドラインをこれまでで最も包括的に刷新することを目的に、私たちは世界中の約200の組織、そしてコミュニティのメンバーに意見を求めました。彼らの意見は、私たちのルールをさらに強化し、新たな脅威や潜在的な危害への対策に役立ちました。主な変更点は以下の通りです。
- AI技術によって作成または修正されたコンテンツである合成メディアをどのように扱うかについて、私たちのルールを更新しました。
- ヘイトスピーチと憎悪に満ちた行動に関するポリシーにおいて、「民族」を保護属性として追加したこと。
- 政府、政治家、政党のアカウントへのアプローチを含む、市民と選挙の健全性を保護するための私たちの取り組みについて、より詳細に説明します。
新しいコミュニティガイドラインは、本年4月21日に発効されます。今後数ヶ月の間に、モデレーターに対して追加のトレーニングを行い、新しく更新されたルールと基準を効果的に実施できるようにする予定です。
そして新しいコミュニティガイドラインは、モデレーションに対するアプローチの4つの柱を示しています。
- 違反コンテンツの削除 (プラットフォームから)をルール違反のコンテンツに対して実施
- 年齢制限のある成人向けコンテンツ は成人(18 歳以上)のみが閲覧可能
- 「おすすめ」フィードの適確性基準を遵守し、当社のレコメンドシステムの対象となるコンテンツが、幅広い視聴者に適切であるようにする
- 情報ツールとリソースの提供でコミュニティを後押しし、ユーザーが自らの経験をコントロールできるようにする
本コミュニティガイドラインの更新では、当社の行動指針をさらに強化するために、次のような施策を拡張します。
- 本年初めの更新に続き、ルールに違反したアカウントに対する措置についてより多くの情報を共有し、複数のアカウントの使用による意図的なルールの回避を認めないことを明確化。
- 公共の利益に基づいてルールを適用する際、および公人を批評するコンテンツに対し、アプローチする際に考慮すべき事について説明する。
- 情報ラベル、警告、オプトイン画面の使用方法について、より詳細な説明を含める。
TikTokはコミュニティガイドラインの遵守を求めているため担当者は内容を把握してから動画の企画を立てるようにしましょう。
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