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「X(旧Twitter)のコミュニティ機能がいつの間にか使えなくなっていた」「自分のコミュニティはどうなったの?」と戸惑っていないでしょうか。
実はXのコミュニティ機能は、2026年4月に正式に廃止が発表され、すでに完全に利用できなくなっています。本記事では、廃止の経緯や理由、代替とされるXChatへの移行方法、そして今後の代替手段について解説します。
1.Xコミュニティはいつ廃止されたのか
Xは2026年4月23日、プロダクト責任者であるNikita Bier氏の投稿を通じて、「コミュニティ」機能の廃止を発表しました。当初の廃止予定日は2026年5月6日でしたが、ユーザーやコミュニティ管理者からの声を受け、メンバー移行のための期間として2026年5月30日まで延長されました。
なお、新規コミュニティの作成は発表時点ですでに停止されており、5月30日以降は既存のコミュニティも完全に利用できなくなっています。
2.廃止の理由
Bier氏の説明によると、廃止の主な理由は以下2点です。
- コミュニティ機能を利用していたのは全ユーザーの0.4%未満にとどまっていた
- にもかかわらずX上で報告されるスパムの約80%、および金融詐欺・マルウェア関連の大部分がコミュニティ経由で発生していた
つまり、利用率の割に運営負担・リスクが非常に大きかったことが廃止の決め手となりました。Xは現在、よりリアルタイム性やパーソナライズ性の高い機能へと重点を移しています。発表の背景や当時の反響の詳細は、TechCrunchの報道記事でも詳しく伝えられています。
3.代替機能「XChat」とは
廃止の発表と同時に、XはXChat(Xのチャット機能)のグループチャットを強化し、後継の受け皿ににすることを発表しました。主な新機能は以下の通りです。
- 参加用の公開リンクを作成し、タイムラインに直接共有できる
- 1チャットあたりの参加人数上限を従来より拡張(発表当初は350人、後に1,000人まで引き上げ)
コミュニティの管理者は、既存コミュニティ内にXChatの参加リンクをピン留めして、メンバーを案内する形が推奨されていました。XChatの仕様の最新情報はX公式ヘルプセンターのAbout Chatページで確認できます。
4.コミュニティとXChatの違い
両者は役割が大きく異なるため、単純な乗り換えにはならない点に注意が必要です。
| 項目 | Xコミュニティ(旧) | XChatグループチャット |
| 形式 | フィード型(長文ポスト・スレッド・リプライ) | チャット型(リアルタイムなメッセージング) |
| 情報の残り方 | 過去の投稿が一覧で残る | フロー中心で探しにくい |
| 参加人数上限 | 実質上制限なし | 最大で1,000人(拡張後) |
| 発見されやすさ | 検索・推薦経由で新規参加者を集めやすい | 公開リンクを知っている人のみ |
このように、XChatはリアルタイムな交流には向いている一方で、旧コミュニティのような「話題ごとに情報が蓄積される場」としての機能や、新規ユーザーの発見しやすさでは役割を果たしきれない面があります。
5.廃止後、データはどうなるのか
2026年5月30日の廃止後は、コミュニティページ、メンバーリスト、投稿履歴などにアクセスできなくなる可能性があります。過去の投稿内容や参加者向けの案内を確認したい場合は、廃止前に必要な情報を保存しておくことをおすすめします。
6.コミュニティ管理者が今すぐやるべきこと(チェックリスト)
既に廃止されてしまった今でも、以下の対応は早めに行っておきましょう。
- XChatグループの参加リンクを作成し、自社のプロフィールや他のSNSで周知する
- 過去のコミュニティ内の重要な投稿やメンバー情報のスクリーンショットを保存する
- メンバーへXChatへの移行方法を案内する投稿を固定表示(ピン留め)する
- XChat以外の代替手段(次章参照)も並行して検討する
7.コミュニティ運営者が今後検討すべき代替手段
X内で代替するなら、XChatのほか、リスト、スペース、カスタムタイムラインなどが候補になります。ただし、それぞれ役割が異なるため、従来のXコミュニティと完全に同じ使い方はできません。音声ベースでリアルタイムに集まる場としては「「ClubHouse」に対抗?Twitterが音声SNS「Spaces」をテスト」で紹介しているSpaces機能も選択肢のひとつです。
ファン同士の継続的な交流を重視する場合は、DiscordやLINEオープンチャットなどの外部サービスも検討するとよいでしょう。情報発信、会話、イベント、顧客育成を、1つの場所にまとめようとせず、目的に応じて複数の導線を使い分けることが大切です。企業アカウントの運営方針全般を見直す際には「Twitterの企業アカウント運営の際に注目すべき5つのポイント」もあわせて参考になります。
8.マーケター・企業アカウント担当者への影響
コミュニティ機能をファンマーケティングやファンコミュニティ施策の一環として活用していた企業は、代替手段への切り替えに伴い、フォロワーとのエンゲージメント施策を見直す必要があります。特にBtoB企業の場合、SNS上での反応やエンゲージメントの推移を定量的に把握しておくことが、代替手段への切り替えがファンベースにどの程度影響したかを検証するうえで重要です。分析ツールなどを活用し、プラットフォームの仕様変更による影響を早期に把握し、施策を調整していく姿勢が求められます。
まとめ
Xコミュニティ機能は、2026年5月30日をもって完全に廃止されました。利用率の低さに対してスパムや詐欺の温床になっていたことが主な廃止理由です。
代わりのXChatは参加人数の上限などで制約があるため、規模の大きいコミュニティを運営していた方は、外部サービスも含めた代替手段を早めに検討することをおすすめします。
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