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記事を執筆する時は、ただやみくもに書けばよいというわけではありません。記事を見に来てくれた方に最後まで目を通してもらえるか、どれだけサイトに滞在してもらえるか、「平均セッション時間」を意識して書く必要があります。

このページでは、記事の平均セッション時間の目安と、滞在時間を増やすための具体策を中心に解説していきます。ぜひ、記事を書く際の参考にしてみてください。

1.Googleアナリティクスにおける「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」の違いとは?

「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」の違いは、主に以下の通りです。

「平均セッション時間」はサイト内の平均滞在時間

「平均ページ滞在時間」は1ページあたりの平均滞在時間

どちらもGoogleアナリティクス上で秒単位まで表示されています。それぞれ詳しく解説します。

1-1.「平均セッション時間」とは

「平均セッション時間」とは、サイト内の平均滞在時間のことです。平均セッション時間には、最後に閲覧したページの滞在時間はカウントされません。また、1ページのみを閲覧した場合もカウントされません。

Googleアナリティクスでは、平均セッション時間は「ページの閲覧開始時間と遷移したページの閲覧開始時間の差」で算出しています。このことを踏まえたうえで、以下の表をご覧ください。

ユーザーαが閲覧したページ各ページの滞在時間
ページA120秒
ページB50秒
ページC60秒
合計230秒
セッション時間としての合計170秒

ユーザーαがページA、ページB、ページCと移動して閲覧したとします。ページCはその後の移動先がないため、滞在時間としては60秒あったとしても、先ほどの計算方法に基づくと平均セッション時間が0ということになるのです。また、ユーザーβがページA、B、Cのどれか1ページのみを閲覧した場合でも、平均セッション時間は0になります。

つまり、ユーザーが複数ページを閲覧したうえで、最終ページ以外のサイトの滞在時間が「平均セッション時間」として計算されるのです。

今回の例で言うと、ユーザーαが上記の表のように滞在してユーザーβが1ページのみ閲覧した場合、ユーザーαとβのアクセスによるセッションは2回となるので「170÷2=85秒」が平均セッション時間となります。

1-2.「平均ページ滞在時間」とは

ユーザーαが閲覧したページ各ページの滞在時間
ページA120秒
ページB50秒
ページC60秒
合計230秒
セッション時間としての合計170秒

「平均ページ滞在時間」は、1ページ当たりの平均滞在時間です。計算方法は平均セッション時間とほぼ変わりません。平均ページ滞在時間もまた、最後に閲覧したページの滞在時間、1ページのみ閲覧した場合の滞在時間についてはカウントされません

先ほどと同じく、上記の表を例に見てみましょう。こちらもページCの閲覧時間はカウントされません。また、ユーザーβが同様に1ページのみ閲覧したとすると、ページの平均滞在時間はやはり0秒です。しかし、ページへのアクセスはPV数として1回カウントされます。

それでは、上記をもとに平均ページ滞在時間を計算してみましょう。ユーザーαはPVが3、セッション時間は170秒。ユーザーβはPVが1、セッション時間は0秒。「170÷4=42.5秒」が、平均ページ滞在時間となるわけです。

2.平均セッション時間の目安はサイトの内容による

平均セッション時間の目安は、サイトの内容によって大きく異なります。

どのような目的を持つ人をターゲットに設定しているかで、すぐに別のサイトに移動してしまうのか、長く滞在してもらえるのかが変わるからです。

例えば、数学の問題の答えがわからない学生がいるとします。その学生が問題の答えだけを載せているサイトを見た場合、答えがわかった時点ですぐにサイトを閉じてしまうでしょう。

一方で、答えだけではなく回答を導き出すための計算過程まで詳しく載せているサイトを見た場合、学生は詳細な情報まで目を通し、結果的にサイトの滞在時間が長くなることが予想されます。

このように、平均セッション時間の目安はサイトの内容とターゲットによって大きく変わるのです。

3.ページ滞在時間を伸ばすべき理由

もしも平均ページ滞在時間が短ければ、「このWebサイトは滞在する価値がない」と訪問者が判断している可能性が高いです。つまりニュースレターの購読や、プロダクトの購入に繋がりにくいと考えたほうがよいでしょう。

また2017年に行われたSEMrushの調査でも、平均ページ滞在時間は検索ランキング要因として2番目に重要だとされています。

だからこそ、せっかく訪れてくれた相手に「長くとどまりたい!」と思わせるような工夫をしなければいけません。

4.ページ滞在時間を伸ばすには、「記事を読みやすくする」

Web上には膨大な量のコンテンツが溢れています。読ませるための正しい努力ができなければ、その中から選んではもらえず、すぐに記事から離脱されてしまいます。

しっかりと記事を読んでもらうためには、「読みやすさを向上させること」が大切です。ここからは、読みやすさを改善するための6つのポイントをお伝えします。

1. モバイルでもデスクトップでも読みやすく

Webサイトをモバイルデバイス向けに最適化し、小さな画面でもコンテンツを閲覧しやすいデザインにしましょう。

またGoogleは、2020年9月に全てのサイトをMFI(モバイルファーストインデックス)に変更すると公式ブログで発表しています。万一まだあなたのWebサイトがモバイル対応していない場合は、いますぐモバイルに最適化させましょう。

2. コンテンツを細かく分割する

リストや小見出しなどで分割されていると、コンテンツはグッと読みやすくなります。

モバイルデバイスの小さな画面から閲覧される可能性も考慮し、区切りのない長文は避けましょう。

適切に小見出しを使えば、目をとおしやすいコンテンツになります。

3. 一文は短く

コンテンツ全体の分割と同様に、一文もコンパクトにするのがおすすめ。

コンテンツを編集する際に、だらだらとした長文を見つけたら適度に区切りましょう。

一文を40字以内に収めるのがベストです。60字以上の長文になる場合は、文構造を見直す必要があります。

4. 画像や動画を活用する

画像、動画、GIFなどのビジュアルコンテンツは、読みやすさを劇的に改善してくれます。

こうしたビジュアルコンテンツを定期的に、かつ一貫したデザインで使うように心がけましょう。

5. 太字や斜体でメリハリをつける

太字や斜体を使って読者の目をひきましょう。

見出しに太字を使えば、各段落の内容が理解しやすくなります。

6. 量ではなく質にフォーカスする

ビジネス関連のブログのなかには、読者に有益な情報をもたらさない記事もあります。質の低いコンテンツばかり発信していては、滞在時間は伸びません。

記事の質について考えるときに、「文字量が多い=記事の質が高い」とは必ずしも言えないことに注意しましょう。たとえ文字量が少ない記事でも、内容がしっかりしていれば読者は最後まで読んでくれます。

文字量に限らず、実用的なヒントを提供できるような充実した記事を更新すれば、滞在時間は自然と伸びていくでしょう。また、SEOの向上やシェアの増加、バックリンク、トラフィック、コンバージョンの獲得などにも繋がります。

編集するときには量ではなく、「質」に重点をおきましょう。

5.ページ滞在時間を伸ばすには、「動画を取り入れる」

記事内で動画を取り入れることは、トラフィック、コンバージョン、滞在時間を伸ばすことに長けています。

動画をWebサイトで使用するとページ滞在時間も伸びることが、以下のWistiaの調査からもわかります。

https://wistia.com/learn/marketing/video-time-on-page

《ビデオ付きのページに費やされる平均時間は6分です。

ビデオのないページに費やされる平均時間は4.3分です。》

https://wistia.com/learn/marketing/video-time-on-pageより引用)

動画を使っているページの滞在時間が、そうでないページに比べて非常に長いことがわかりますね。

Webサイト用の動画を作るなら、『Wave.video』や『Bitable』などのサービスを使ってみましょう。テンプレートや映像を提供しており、カメラなしで完成度の高い動画が作れます。

まずはランディングページからブログの投稿まで、Webサイトのあらゆるページに動画を取り入れてみてください。

さまざまな場所に動画を配置して結果を分析すれば、どのような動画がもっともパフォーマンスが高いかを踏まえて戦略を最適化できます。

6.セッション時間を増やすには、「ページ回遊数を増やす」

ページ滞在時間だけでなく、1回のセッション(サイト訪問)でなるべく多くのページを読んでもらい、セッション時間を長くするのも大切です。

セッションごとのページ回遊数を増やすポイントは、以下の2つです。

1. 内部リンクを貼る習慣をつける

コンテンツを制作するときは、Webサイト内の関連するコンテンツのリンクを貼る習慣をつけましょう。

たとえば「Facebook広告について記事」を書く場合、「Facebookマーケティングに関する他の記事」の内部リンクを貼るのがおすすめです。

2. 関連記事一覧を用意する

既存の読者により多くのコンテンツを読んでもらう方法として有効なのが、関連記事の活用です。

もしWordpressを使っているなら、『Related Posts』のようなプラグインを使えば簡単に実装できます。

読者がコンテンツを気に入っており「関連する記事をもっと読みたい!」と感じたときに、すぐに読めるような環境を整えましょう。

7.まとめ

今回は、「平均セッション時間の目安」「平均滞在時間を延ばすための具体的な方法」を中心に解説しました。

せっかく自社でサイトを作成するのであれば、ユーザーの満足度が高い内容にしていきたいです。そのためにも、平均セッション時間を延ばすことは重要です。

本記事で紹介した内容を参考に、ぜひサイトの制作に役立ててください。

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