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デジタルメディア活用の文脈でときたま目にする「トリプルメディア」という用語。今まであまり詳しく考えずにスルーしてきてしまった人向けに、分かりやすく意味を解説します。最近では「PESO」という後継概念も登場。意味を知って、メディア展開に活かしましょう。
トリプルメディアって何？
まずは「トリプルメディア」という用語の意味を解説します。普段慣れ親しんでいるデジタルメディアを特徴別に分類する考え方です。
デジタルメディアを3分類する考え方
トリプルメディアとは、現在主にインターネット上で展開可能なデジタルメディアを3つに分類する考え方です。「ペイド（Paid）」「オウンド（Ownd）」「アーンド（Earned）」の3種類に分けられます。
ペイドメディア
ペイドメディアとは、お金を払って（Pay）利用するメディアのことです。外部メディアへの広告出稿が代表的なものです。費用は高額になりがちですが、安定的な運用が可能です。
オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で所有して（Own）利用するメディアです。広い意味ではコーポレートサイトなども含まれますが、近年の日本ではいわゆる「WEBマガジン」「ブログ」形式の、頻繁に記事更新を行うメディアを指すことが多いでしょう。初期費用は安いものの、続けていくのがやや難しいメディアです。
アーンドメディア
アーンドメディアとは、利用を続けることで信頼を得る（Earn）メディアです。SNSに代表されるプラットフォーム型のメディアで、単に利用登録するだけでは効果がないものの、運用を続けることで徐々にファンや見込み客が獲得できるメディアのことを指します。オウンドメディアと同様、初期費用は安価ですが継続することがポイントです。
海外では「POEM」と呼ぶ
トリプルメディアという用語は日本国内で使われている造語です。海外では、「Paid, Ownd, Earned, Media」の頭文字を取って「POEM（ポエム）」と呼ぶことが多いようです。
マーケティングに関する英語の情報に「POEM」が出てきた場合は、詩のことではなくデジタルメディアのことかもしれないと考えておくと良いでしょう。
現在では「PESO」という考え方が主流
トリプルメディアについての基礎知識が分かったところですが、現在ではこの概念が少し古いと考える人もいます。そのような場合に使われるのは、トリプルメディアを発展させた「PESO」という考え方です。
従来のトリプルメディア+シェア
「PESO」は「Paid, Earned, Shared, Ownd」の頭文字を取ったものです。ペイドとオウンドは従来のままですが、アーンドを「アーンド + シェアド」と考えるのが特徴です。
実際にSNSの運用を考えていくと分かりやすいでしょう。地道な運用は徐々に信頼を勝ち取っていくことができますが、一方でバズを使って短期的に話題をさらうこともできます。バズで重要なのが「シェアされること」です。このシェアされる能力、拡散力を重視するのが「PESO」モデルです。
SNSの効果をアーンドとシェアドに分けることで、運用の方法も少し変わるかもしれません。たとえばInstagramはオープンなシェアに少しハードルのあるメディアですが、TwitterやFacebookはシェアが簡単に行えます。
また、ペイドやオウンドのメディアであってもシェアされることに重点を置いた活用方法が可能です。短期的なトラフィックを狙う、いわゆるバイラルメディア的な利用の仕方です。機能に着目してメディアを選ぶと、これまでの運用から一歩進んだ展開が可能かもしれません。
拡散力が現代では重要！
トリプルメディアの枠組みを変えるほどに力を持った「シェア」という機能。自然発生的なバズを狙うことももちろん可能ですが、「絶対にこれはバズらせたい！」というコンテンツがある場合は仕込みをするのも大切です。
たとえばインフルエンサーを活用すれば、狙ったターゲットにスムーズに届けることが可能です。misosilではインフルエンサー分析が行えるサービスを提供中です。ターゲットに届くインフルエンサーをお探しの場合はぜひご利用ください。
参考：
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まとめ
マーケティング用語「トリプルメディア」と、その光景概念である「PESO」について解説しました。メディアを運用するのは費用がかかるか、時間がかかるかのどちらかであり、何を選ぶにしても明確な目的とルールが必要になってきます。ぜひ自社にぴったりの運用方法を見つけて活用してください。
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