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近年では新型コロナウイルスの影響によるオンラインシフトの影響もあり、以前より直接お店に行って購入する人が減ったのではないでしょうか。
SNSの普及、さらにオンライン上での購買活動が活発化したことで、SNSを通してオンラインショップへ集客・売上を伸ばしている企業も大変多くなっています。
人気SNSであるInstagramも例外ではなく「ショッピング機能」という便利な機能を使って、ユーザーは以前より簡単にオンラインで買い物をすることができます。
今回はそんなInstagramのショッピング機能を加速させる「ショッピング広告」についてご紹介していきます。
オンラインショップで販売を行っているビジネスは必見の機能ですので、ぜひ参考にしてみてください。
1.Instagramのショッピング広告とは
そもそもInstagramのショッピング広告とはどのようなものなのでしょうか。
以下より詳しく説明していきましょう。
1-1.Instagramショッピング機能とは
まず、Instagramショッピング機能について簡単に紹介しておきましょう。
Instagramのショッピング機能とは、Instagramの投稿に「商品タグ」を設置してInstagramを見た人がそのままブランドのECサイトに移動して商品を購入できる機能です。
Googleなどの検索エンジンをわざわざ経由せず、Instagramで「この商品いいな」と思ったらそのままオンラインショップへ誘導できるため、ユーザーの熱量を下げることなく商品理解を深め、商品購入につなげることができます。
1-2.Instagramショッピング広告とは
Instagramのショッピング広告とは、先に紹介した「商品タグ」のついた投稿を広告として配信できる機能です。
Instagramの投稿は基本的に自分のフォロワーに表示されるため、商品を見てもらえる可能性はある程度限定されます。
一方で、ショッピング広告として商品を紹介したInstagram投稿を配信することでフォロワー以外のユーザーにも広く投稿を見てもらえるため、商品に興味を持ってもらえたり、ブランドを知ってもらえたり、商品を買ってもらえる可能性を広げることが可能になります。
2.配信できる面・フォーマットとは?
Instagram商品タグ付き広告が配信可能な面は、ホームタブの投稿フィードと発見タブの2か所です。
発見タブは、タブへ移動した際の投稿がモザイク状に並ぶ画面ではなく、その中から投稿をタップしてスクロールした場所となります。
フォーマットはシングル画像、カルーセル、動画から選択することができます。
2-1.Instagramダイナミック広告でも利用できる商品タグ付き広告
商品タグつき広告は、Instagramダイナミック広告でも利用可能です。
Instagramダイナミック広告ではユーザーの興味関心をもとにカルーセル形式で複数の商品を訴求できます。
また、ユーザー一人ひとりに適した商品を広告表示するため、静的な広告よりも購買につながりやすい傾向があります。
タグを利用した商品情報の表示、サイト遷移から購入までをシームレスに提供できる機能をもつ商品タグ付き広告は、ダイナミック広告との相性は特に良いといえるでしょう。
3.商品タグ付き広告のメリット
商品タグ付き広告のメリットとして、ここでは4つのポイントをご紹介します。
3-1.Instagramショッピング機能をもつオーガニック投稿と同様の導線をユーザーに提供できる
商品タグを付けることで、広告でもオーガニックのInstagaramショッピング機能をもつ投稿同様の体験をユーザーに届けることが可能です。
商品タグの付いていない広告では、ユーザーが興味を持ち広告をタップした場合、画像下部の「購入はこちら」など行動を呼びかけるCTAボタンの色が変わり、CTAボタンをクリックすると外部サイトに遷移するという流れでした。
CTAボタンは広告特有の外部サイトへ遷移する仕様のため、Instagramを楽しんでいるユーザーの行動を引き起こすにはかなりの関心を持ってもらう必要があります。
しかし、商品タグ付き広告であれば、商品タグをタップしてアプリ内で商品詳細の確認を行うことが可能なのでユーザーのInstagram内での体験を妨げることはありません。
さらに日本では商品タグをタップして商品詳細を見る割合が他国と比較して3倍である*という調査結果からもわかる通り、日本のユーザーには特に親和性の高い機能といえます。
3-2.購入可能(ショッパブル)な商品のリーチを最大化
オーガニックのInstagaramショッピング機能投稿がリーチ可能な範囲はフォロワーやおすすめ投稿に表示された場合など限定的なものです。
しかし、商品タグ付き広告であれば指定したオーディエンスに商品を訴求できるためより広い潜在顧客にリーチが可能です。
また、ブランドやサイト全体ではなく訴求したい「商品」を、購買意向の高い潜在顧客へリーチできるのも商品タグ付き広告の魅力です。
3-3.クリック可能なエリアが広がる
3つ目のメリットとしては、クリック可能な箇所が増えることが挙げられます。
商品タグ付き広告では、画像下部のCTAボタンに加え、タップした際に画像上に現れる商品タグもクリックが可能です。
また、商品タグがついていない場合は広告をタップした際に画像下部のCTAボタンの色が変わるのみに留まるのに対し、タグ付き広告では画像上に商品タグが現れる仕様となっているため、視覚的にも次への導線を分かりやすく示せます。
3-4.ショッピングエンゲージカスタムオーディエンスの利用が可能に
商品タグを付けてユーザーのクリックへのハードルを下げることで、売り上げの増加や広告の成果改善だけではなく、それらを学習データとして蓄積して広告配信に役立てることができます。
ショッピングエンゲージカスタムオーディエンスとは、商品タグをタップして特定の商品の詳細を確認するなどの行動をとったユーザーのセグメントです。
商品タグを付けることで、購入意欲の高いユーザーを見つけて再度リーチが可能になります。
また、ショッピング類似オーディエンスという機能もあり、購入実績のある買い物客と類似する新規ユーザーにアプローチすることも可能です。
4.商品タグ付き広告のデメリット
ここまで商品タグ付き広告の魅力をお伝えしてきましたが、デメリットも存在します。
4-1.サイト遷移までに必要なクリック数が増える
商品タグを付けると、ユーザーは商品詳細をInstagramアプリ内で確認することが可能なため、サイト遷移までに必要なクリックが多くなります。
サイト遷移までに必要なクリック数
〇商品タグがついていない場合: 1~2回
(広告をクリック→)画像下部のCTAボタンをクリック
〇商品タグ付き広告の場合: 1~3回
(広告をクリック→)画像下部のCTAボタンをクリック もしくは
(広告をクリック→)商品タグをクリック→CTAボタンをクリック
広告のクリック数やサイト遷移がどの程度変化したか管理画面で確認が可能なので、商品タグを付けた際は注視すると良いでしょう。
4-2.クリック数の確認方法
Facebookの広告管理画面にはクリックに関わる指標が3種類あります。
〇クリック(すべて):すべてのクリック
例)「いいね!」やコメント、シェア・リンクのクリック・タグのクリック
〇リンククリック:Facebookプロパティ内外のサイトやコンテンツに誘導するリンクのクリック
例)CTAボタン、説明文内のURL、商品タグ
〇アウトバウンドクリック:Facebookプロパティ外のWebサイトに誘導するリンクのクリック
例)CTAボタン(広告画像下部、商品詳細ページ)
広告に商品タグを付けたことによるWebサイトへの流入数の変化はアウトバウンドクリック数を見ると良いでしょう。
また、商品詳細ページからサイト流入に至るユーザーの数を見るために、リンククリックとアウトバウンドクリックを比較するのも有効的です。
5.Instagramショッピング広告の表示される場所
ではInstagramのショッピング広告はどのような場所に表示されているのでしょうか。詳しく説明していきます。
5-1.フィードから見る場合
Instagramのフィードとは、最もメインとして表示される画面です。(画面下メニューの「ホーム」アイコン)
自分がフォローしているアカウントや、自分の嗜好に合わせた投稿をInstagramがおすすめとして表示します。
ショッピング広告はフィードの投稿と投稿の間に自然に表示されるため、広告臭少なく違和感ないような形でユーザーに見てもらうことができます。
これらのメインの投稿からショッピング広告をタップすると、商品の詳細をチェックすることができ、そのままECサイトへ遷移させることもできます。
5-2.発見タブから見る場合
Instagramの下メニューの虫メガネマークが「発見タブ」です。
発見タブには、ユーザーのInstagram内での行動に応じて、自動的におすすめの投稿が表示されます。
おすすめ投稿の一覧の中にショッピング広告が表示されるため、商品に興味を持ってくれやすい人に自然と商品の広告を見てもらうことができます。
フィードの場合と同じように、投稿をタップすることで商品の詳細を表示でき、そのままECサイトへ誘導できるため、より購買意欲の高いユーザーへアプローチすることが可能です。
5-3.ショッピング投稿はプロフィール画面から確認できる
Instagramショッピング投稿はプロフィール画面の「ショップ」にて確認することができます。
ショッピング広告を取り入れているビジネスアカウント(プロアカウント)であれば、プロフィール画面に「ショップを見る」ボタンがあるのでタップします。
アカウントのブランドの商品が表示されるのでさまざまな商品をチェックすることができます。
商品画面左下の「商品を見る」ボタンをタップすると商品の説明や着用しているモデルのコーディネートアイテムについても見ることができます。
以上のように、わざわざサイトに移動しなくてもInstagramのアプリ内で簡単にチェックすることができるので非常に便利な機能ですね。
普段のショッピング投稿の中で、「いいね数が多い」「タップ数が多い」などより高い反応をしてくれている投稿を「ショッピング広告」として配信することもできます。
ウケの良い投稿は高い広告パフォーマンスが期待できますので、広告として積極的に活用してみましょう。
6.Instagramショッピング広告を使える条件
Instagramショッピング機能・ショッピング広告を利用するにあたって、いくつかの条件があるのでご紹介しておきましょう。
- Facebookの提供者契約とコマースポリシーに準拠した商品を販売している
- Instagramのアカウントがプロアカウントに移行している
- InstagramアカウントとFacebookのページがリンクされている
- InstagramのビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされている
以上4つの条件を満たす必要があるので一度確認し、自社ブランドの商材とアカウントが条件を満たしているか確認しておきましょう。
ちなみに、現在はガイドラインを満たした「有形商材」のみがショッピング機能を利用できます。
以下のページに詳細が書かれていますので、あわせて確認しておきましょう。
コマースポリシー:
https://www.facebook.com/policies/commerce
コマース製品提供者契約:
https://www.facebook.com/legal/commerce_product_merchant_agreement
7.まとめ
Instagramのショッピング広告を取り入れることで、ユーザーと運営の両者にとってメリットが大きいことが分かりました。
- ユーザー側のメリット:Instagramのアプリ内で気になった商品の確認から購入までの作業をスムーズに行うことができる
- 運営側のメリット:ユーザーにリピートして購入してもらいやすくなる、自社のサイトへの集客が期待できる
またユーザーに気になった商品をショッピング広告からクリックして購入してもらったことで以前より購入機会が増えたというデータもあるようです。
Instagramのショッピング広告をぜひ取り入れてみてください。
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