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Instagram運用をする中で発生する、ユーザーに反応してもらえない、フォローされないといった課題の多くがエンゲージメントの量に起因しています。もう少し詳しく言えば、特に重要なのは「投稿を閲覧された回数に対して、ユーザーからどれくらい反応されたか」を示す「エンゲージメント率」です。

今回はInstagramのエンゲージメント率を高める方法についてご紹介します。

1.Instagramのエンゲージメント率とは

Instagramのエンゲージメント率とは、Instagramの投稿の表示回数(インプレッション数)に対して、どれくらい反応があったかを示す指標です。「エンゲージメント」は投稿に対するユーザーの何らかのアクションを示す言葉であり、TwitterやFacebookなど他のSNSでも用いられます。

具体的にInstagramのエンゲージメントとして定義されるのは以下のような行動です。

  • いいね
  • コメント
  • 保存
  • シェア

ユーザー(フォロワー)のニーズにマッチした投稿ができているかを確認するために非常に重要な指標です。

2.Instagram運用においてエンゲージメント率が重要視される理由

なぜInstagramの運用においてエンゲージメント率が重要なのでしょうか。その理由を3つ解説します。

  • 投稿の露出回数に影響するから
  • ユーザーからの支持を得られているか把握できるから
  • ユーザーの興味・関心を推察できるから

2-1.投稿の露出回数に影響するから

投稿のエンゲージメント率は、投稿がユーザーに露出する回数に影響します。Instagramのフィード(タイムライン)は、自分がフォローしている人の投稿が、必ずしも新しい順に表示されるわけではありません。実際にフィードを上から順番にみてみると、時系列になっていないことが分かります。

「いいね」や「コメント」がつく、長い時間閲覧される、プロフィール画面に遷移されるといったアクションを受けやすい投稿は、Instagramのアルゴリズム上、より多くのユーザーに表示されやすくなります。

さらに、エンゲージメント率が高いと「発見タブ」に載る可能性も高まります。以下画像のように虫眼鏡マークをタップすると投稿が表示されます。

発見タブはInstagramアプリで虫眼鏡のマークがついているタブです。検索をする際にも使われますが、発見タブを開いた最初の画面はフォローをしていないアカウントの投稿が多く並んでいます。

つまり、エンゲージメント率を高めることで、フォロー外のアカウントに投稿を露出する機会も増やせるということです。

2-2.ユーザーからの支持を得られているか把握できるから

先述の通り、エンゲージメント率は投稿が表示された回数に対して、どれくらいのアクションを得られたかを示す指標です。つまり「ユーザーにとって有益な情報を届けられているか」を検証できる指標と言ってもいいでしょう。

フォロワー数が増えれば、ユーザーからの支持を得られていると思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。エンゲージメント率が平均よりも低い場合、ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供できていない可能性があります。その場合、一度フォローされてもフォロー解除されることが増えてくるため注意が必要です。

2-3.ユーザーの興味・関心を推察できるから

ユーザーの興味・関心を推察できることも、エンゲージメント率が重要な理由です。

興味・関心を推察する方法として、何度か投稿を繰り返し、エンゲージメント率を比較することがあげられます。もし飛び抜けてエンゲージメント率が高い(あるいは低い)投稿があれば、その投稿を分析し、ユーザーがどんな投稿に興味・関心を持っているかについて推察しやすくなります。

3.Instagramのエンゲージメント率を計算する方法

Instagramのエンゲージメント率を的確に計算する方法をめぐっては、マーケティング担当者たちの間でも意見が分かれています。業界ごとに成功の定義は異なるからです。

選択すべき計算方法は、皆さんが描くブランド像やインフルエンサー像によって異なります。

◯エンゲージメント率の計算方法(企業向け)

企業としてInstagramアカウントを運用している場合のエンゲージメント率の計算には、以下の計算式が適しています。フォロワーの合計数ではなく、コンテンツを見た人の数(インプレッション数)が考慮されている点がポイントです。

ブランドのエンゲージメント率=(いいねの数+コメント数)/インプレッション数✕100

アカウントの運用を始めると、初めのうちはフォロワー数よりリード数の方が増える傾向にあります。エンゲージメント率は、広告が閲覧されれば上昇していきます。特に、広告を閲覧したユーザーがその広告からアカウントのプロフィールへ飛んでフォロワーとなれば、さらに上昇しやすくなります。インプレッション数を確認するには、公開用のビジネスプロフィールを使用しておく必要があります。

◯エンゲージメント率の計算方法(インフルエンサー向け)

スポンサー企業がインフルエンサーをスカウトする場合は、「いいね」やフォロワーの数を見て判断することが多いので、エンゲージメント率の計算にもこの2つの要素を含めます。

この測定指標の算出には個人情報は一切必要ないため、ライバルアカウントとの間でエンゲージメント率を比較することも可能です。

インフルエンサーのエンゲージメント率=(いいねの数+コメント数)/インプレッション数✕100

現在のエンゲージメント率がどうであれ、適切な手順を踏めば数値は向上します。

4.Instagramのエンゲージメント率の目安は?

エンゲージメント率の目安は業界や戦略目標によって異なるため、一概には言えません。また、エンゲージメント率を計算する際の分母となるフォロワー数が増えるほど、エンゲージメント率は下がる傾向にあります。

とはいえ、Instagramは他のソーシャルメディアと比べてエンゲージメント率が高いことで知られています

HubSpotのInstagramエンゲージメントレポートによると、Instagramでの投稿のエンゲージメントはFacebookを23%上回っています。Facebookの月間ユーザー数が、Instagramの2倍であるにもかかわらずです。

エンゲージメント率を具体的な数値で比較するには、Rival IQによる産業ごとのベンチマークレポート(2023年8月参照)(英語)が参考になります。これによれば、Instagramでのエンゲージメント率は全業界の中央値で0.47%です。一部の業界のエンゲージメント率はこれよりも高い値になっており、たとえば高等教育関連は2.58%、スポーツチームは1.49%です。また、インフルエンサーのアカウントは0.81%となっています。

こうした点を考慮すると、エンゲージメント率が1%もあれば、良好と考えてよいでしょう。

自社アカウントのエンゲージメント率をチェックして平均を大きく下回っていても、悩むことはありません。確かに改善の余地はありますが、前向きに考えてください。時間の経過に応じてエンゲージメント率がどう推移するかを見定め、数値を引き上げる戦略を練り始めましょう。

5.. Instagramのエンゲージメント率を上げる方法

エンゲージメント率の重要性を知るだけでなく、実際に数値を伸ばす手法を把握して実践することが大切です。エンゲージメント率を高める指標には以下4つがあります。

  • ユーザーとのコミュニケーションを図る
  • ペルソナを明確化する
  • 競合他社のエンゲージメント率を分析
  • キャンペーンを実施する

それぞれの具体的な方法について解説します。

5-1. ユーザーとのコミュニケーションを図る

1つ目に、ユーザーとのコミュニケーションを活発化する方法があります。投稿についたコメントには必ず返信する、DMが来たら返信するといった些細なコミュニケーションです。

コメントへの返信がなければ興味関心が徐々に薄れ、投稿への反応が減っていくことが考えられます。逆にコメントやDMでのやり取りを活発化すると、親密度の高いアカウントとして認識されフィード投稿やストーリーズが表示されやすくなります。

日々のフォロワーとのコミュニケーションが、後々のアカウントのエンゲージメント率に大きく響くため、運用初期から意識しておくことが大切です。

5-2. ペルソナを明確化する

ユーザーからの反応の多い投稿を作成するには、興味関心を持ちやすい内容を把握しなければなりません。

そのためにも、「どのような悩みを持つフォロワーを増やしたいのか?」「自社の商品やサービスにはどのような方が興味を持ちやすいのか」を理解することが大切です。

既にフォロワーが100人以上いる場合は、Instagramのインサイト機能によりフォロワー分析が行えます。

年齢層や性別、アクティブな時間を確認できるため、ユーザーの興味関心が高い投稿を作りやすくなるでしょう。

5-3. 競合他社のエンゲージメント率を分析

エンゲージメント率を伸ばすためには、競合他社の分析も重要です。どのような投稿が多くのいいねやコメントを獲得しているのかを確認することで、投稿作成の参考となります。

また、伸びているアカウントの反応数を確認することで、目標値の参考にもなるでしょう。

自社とフォロワーが同じ程度、もしくは少し多いアカウントで、伸び率のよいアカウントを参考にするのがおすすめです。

分析ツールによっては、ベンチマーク機能が実装されており、あらかじめ設定したアカウントの投稿への反応やフォロワーの推移を確認することができます。

5-4. キャンペーンを実施する

一時的なエンゲージメント率の増加となる可能性が高いものの、キャンペーンや企画を実施するのも有効的な方法です。

いいねやフォローすることを条件としてキャンペーンを打つことで、エンゲージメント率の増加だけでなく、フォロワー数の増加も狙えます。

アカウントのエンゲージメント率が低迷している際は、抜け出すきっかけにもなるでしょう。

6. Instagramのエンゲージメント率が下がる原因

Instagramのエンゲージメント率が下がる原因として以下の4つの原因が考えられます。

  • 投稿の分析・改善を行わない
  • フォロワーの増加
  • ユーザーが非アクティブの時間帯に投稿
  • 過剰な投稿

現状、エンゲージメント率が低下している場合は、これらに当てはまっていないか確認してみてください。

6-1. 投稿の分析・改善を行わない

1つ目の原因として、投稿の分析を怠ることにより、適切な改善施策を打てていないケースが考えられます。

運用初期は分析を行っていたものの、手間がかかりおろそかになるケースも少なくありません。Instagramは継続した運用も重要になるため、効率化できる分析ツールを導入することも大切です。

6-2. フォロワーの増加

フォロワーが増加するとエンゲージメント率は低下する傾向にあります。

フォロワー全員がアクティブユーザーであるのが理想ですが、アカウントを使わなくなるケースがあるためです。

フォロワーが増加していてエンゲージメント率の低下に悩んでいる際は、原因の1つとして視野に入れるとよいでしょう。

6-3. ユーザーが非アクティブの時間帯に投稿

ユーザーが活発的でない時間帯に投稿をすることで、反応率が低下する恐れがあります。それだけユーザーニーズに沿った質の高い投稿をしても、フォロワーに表示されなければ意味がありません。

Instagramのインサイト機能を確認することで、フォロワーが活発的な時間が確認できるため、見られる可能性の高い時間帯に投稿するのがおすすめです。

6-4. 過剰な投稿

投稿の連投も、エンゲージメント率を下げる原因の1つです。過剰な投稿をすることで1つ1つの質が下がるだけでなく、フォロワーに不快感を与える可能性も考えられます。

また、同じような投稿が繰り返されると、フォロワーが見飽きてフォローを解除するケースもあるでしょう。

多くても1日2~3投稿に控え、量よりも質にこだわることが大切です。

7.まとめ

Instagram運用において、エンゲージメント率は欠かせない要素の1つです。既存のフォロワーに表示されやすくなるだけでなく、発見タブに載りやすくなり、フォロワー外からのリーチ増加も期待できます。

日々の分析はもちろん、ユーザーニーズの把握やコミュニケーションも図り、エンゲージメント率増加を狙っていきましょう。

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