【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?

キュレーションサイトは「まとめサイト」を意味する言葉ですが、詳しくはわからないという方も多いのではないでしょうか?昨今、キュレーションサイトは多く存在していて、正しく選んで使用すれば有益な情報を効率よく収集することができる便利なサイトです。本記事ではそんなキュレーションサイトについて解説します。

1.キュレーションサイトとは

キュレーションサイトとは、特定のテーマについて膨大なネット上の情報を収集し、見やすくまとめているサイトのことです。

多くの情報の中から的確に選択を行っていることが、美術館や博物館で企画テーマに合わせて展示するものを選ぶ「キュレーター」に似ていることから、この名前がついています。

1-1.キュレーションサイトは増加し続けている

キュレーションサイトはここ数年で大幅に増え、これからも成長を続けると考えられます。その理由は、以下のようなことがあるでしょう。

1-1-1.ユーザー側の変化

スマートフォンやタブレット型端末の普及で、インターネットによる情報収集は暇さえあればいつでも可能になりました。

かといって、いちいちいろんなサイトを見て回るのはめんどくさく感じるもの。そのため、知りたい情報がすでにまとまっているキュレーションサイトは、情報収集にかける手間を省きたいユーザーに支持されています。

1-1-2.サイト運営者側の変化

キュレーションサイトはユーザーの人気を集めやすく、短期間で注目度とアクセス数を集められる可能性が高いものです。そのため、少ない投資で大きなリターンを得られる(かもしれない)メリットによって、参入を目論む運営者が増えています。

ただしユーザーにとってもサイト運営者にとっても人気の分、競争も激しくなっているため、戦略なしに参入すると失敗する確率が高いのもキュレーションサイトの特徴です。大手企業も続々と参入しているため、特に個人でキュレーションサイトを運営する際には、先を見据えた戦略を立てておく必要があります。

2.キュレーションサイトの問題点

便利に情報を入手できる反面、それが正しい情報であるとは限らないという問題があります。

他の人が書いた記事を参考に、その記事の情報が正しいかどうかの調査などをしないまま、新しい記事を作成して公開することがキュレーションサイトの風潮となってしまったことが原因です。

2-1.問題視された原因

  • スピード重視で、正しい情報であるかなど、品質確認が行われない場合が多い
  • 著作権侵害や無断転用など、許可なく他者のコンテンツを使用してしまう運営者が多い

誤った情報や、著作権侵害にあたる情報を掲載しているサイトが、多くの人の目に触れる場合、その影響は大きく、信頼できるサイトや情報を求めているユーザーの中には不快感を抱く人も多くなります。

また、間違った情報が間違った形で広まっていく原因にもなってしまいます。

しかし、そのような状態が問題となり、信頼度の低い情報を扱うサイトは次々に炎上。相次いでサイト閉鎖や情報を削除するような事案が多発しました。

2-1-1.Welqで問題になったこと

  • 他サイトの記事や写真の無断使用、または一部改変での使用。
  • 医療という分野にも関わらず、誤った内容の記事が多数掲載されていた。

既存の情報をコピペしただけのようなキュレーションメディアが多いのもまた事実です。キュレーションメディアの運営者は、著作権への理解をもとに価値のあるコンテンツを作成する必要があるでしょう。

2-2.信頼できるサイトかを見極める基準

  • コンテンツの情報元が信頼できるか
  • 専門的な知識をもって書かれた記事かどうか
  • 専門的内容は、専門家の知識を得た上で作成されているか
  • 他サイトからのコピーや引用だけで、コンテンツができていないか

情報の引用元などがきちんと表示されているサイトの場合、引用元をたどることで情報の信憑性を自ら調べることができます。引用元の記載があるかどうかを確認することで、信頼できるサイトかをある程度判断できるようになります。

これらの基準はサイトの安全性を見極めるための基準ではありますが、キュレーションサイトを健全に運営するための基準とも言えますので、サイト運営側も意識する必要があります。

3.人気のキュレーションサイト10選

  • グノシー
  • Antenna
  • NewsPicks
  • smartnews
  • 4MEEE
  • RETRIP
  • by.S
  • キナリノ
  • macaroni
  • MERY

3-1.グノシー

グノシーは、株式会社Gunosyが運営するキュレーションメディアです。世の中に読まれている情報、生活に必要なあらゆる情報を配信しています。ネット上に存在する様々な情報を独自のアルゴリズムで収集・評価付けし、ユーザーに届けています。

・特徴

  • 多数のニュースサイトの記事がまとめられています。
  • エンタメ、スポーツ、経済、国際、政治など、幅広い分野の旬のニュースをまとめ読みできます。
  • ランキング、カテゴリ、キーワードごとの一覧があります。

・主なユーザー層

幅広い分野の旬のニュースをまとめ読みしたい人

3-2.Antenna

Antennaは株式会社グライダーアソシエイツの運営するキュレーションメディアです。ニュースというよりも雑誌のような立ち位置のキュレーションメディアで、350以上のメディアと提携しています。社内スタッフが一日に1500ものコンテンツに目を通して厳選し、毎日300~400のコンテンツを配信しています。

東京の生活をより楽しんでもらいたいという思いがあり、「TOKYO* LIFE」に資するコンテンツを配信しています。

・特徴

  • 雑誌に近い
  • 東京での生活を豊かにするコンテンツ
  • 一日に300~400コンテンツ配信

・主なユーザー層

東京で暮らすアクティブな大人

3-3.NewsPicks

株式会社ニューズピックスが運営する経済情報に特化したキュレーションメディアです。M&A、ベンチャー、流通業界など、業界毎に関連するニュースを独自のアルゴリズム解析により網羅的に配信しています。

・特徴

  • 各業界の専門家や友人をフォローすると、彼らがオススメ(Pick)する記事で構成されたオリジナルの紙面が作成されます。
  • 各ニュースにコメントできます。
  • 「Pick」ボタンをタップして、NewsPicks紙面上のユーザー仲間・Facebook・Twitterにシェアできます。
  • ロイター、ダイヤモンド・オンライン、現代ビジネス、CNET Japan、ギズモード、ライフハッカーなどのニュース情報をワンストップで閲覧できます。

・主なユーザー層

経済各紙を閲覧したい人

3-4.smartnews

スマートニュース株式会社が運営するキュレーションメディア。様々な媒体運営の良質なコンテンツを、リアルタイムでエンターテインメントや経済、国際など様々なチャンネルに分類し表示しています。オフライン(圏外や機内モード)でもニュースが閲覧できます。

・特徴

  • 世界で2500万以上ダウンロードされています。
  • 話題になっている記事を自動で集め、配信してくれます。
  • 標準で用意されたジャンルのほか、多くの特集や媒体を自由に追加して読むことができます。
  • 記事の読込み速度が速く、一度ニュースを取得すると圏外でも閲覧できます。

・主なユーザー層

オフライン(圏外や機内モード)状態でもニュースを閲覧したい人

3-5.4MEEE

4MEEEはロケットベンチャー株式会社の運営する女性向けキュレーションメディアです。ファッション・美容・恋愛・ライフスタイルなど、可愛くなるためのコンテンツを配信しており、月間1000本以上の記事を配信しています。

・特徴

  • 女性向け
  • ファッション、美容、恋愛、ライフスタイルを扱う

・主なユーザー層

20~30代女性

3-6.RETRIP

RETRIPは「あなたを旅に連れていく」をコンセプトとする、旅行系のキュレーションメディア。写真や動画を使って旅行・観光・おでかけに関する情報をだれもがまとめることができます。国内から海外まであらゆるスポットのおでかけ情報が満載です。

・特徴

  • 旅行キュレーションメディア
  • 誰もがまとめ作成可能

・主なユーザー層

旅行好きの人

3-7.by.S

株式会社サイバーエージェントが運営する、20代・30代の女性向けのキュレーションメディアです。美容・ファッション業界のプロフェッショナルによる専門性が高い情報を幅広く提供しています。

・特徴

  • ターゲットの20代・30代女性の興味関心が高い美容・ファッションカテゴリに特化したメディア。
  • 美容・ファッション業界の第一線で活躍する40名以上のプロフェッショナルが参画しています。

・主なユーザー層

20代・30代の女性

3-8.キナリノ

キナリノは株式会社カカクコムの運営するライフスタイルメディアです。シンプルでナチュラルな暮らしを楽しむ女性をターゲットとしています。ファッション・雑貨・グルメ・インテリアなどのコンテンツを配信しています。

・特徴

  • 女性向け
  • ライフスタイルに関わるコンテンツを配信

・主なユーザー層

シンプルでナチュラルな暮らしをしたい女性

3-9.macaroni

macaroniは株式会社トラストリッジの運営する女性向けグルメキュレーションメディアです。最新のグルメ情報からレシピ動画まで、食に関する様々な記事を配信しています。女性をターゲットとしており、ビジュアルもおしゃれになっています。

・特徴

  • 女性向け
  • 「食」に関する情報を配信

・主なユーザー層

食べることが好きな女性

3-10.MERY

MERYは株式会社MERYの運営する女性向けキュレーションメディアです。かわいくなりたい女の子のための、ファッション・美容・恋愛などのコンテンツを配信しています。女性の等身大のコンテンツで20代女性から圧倒的な支持を得ています。

MERYは一度DeNA運営のメディアが問題になった際に非公開になっていました。現在は小学館と新たな体制で運営しています。

・特徴

  • 女性向け
  • ファッション、美容、恋愛など

・主なユーザー層

20代女性

4.成功するキュレーションサイトに共通すること

マネタイズモデルごとに、いくつかのキュレーションサイトの成功事例を紹介してきました。

この章では、成功するキュレーションサイトとはどのようなものか、マネタイズモデル問わず共通するものを分析してみます。

4-1.メディアのブランド力が形成され、パートナー連携が可能

日本では特定のターゲット・カテゴリーに関わる情報のみを扱う「領域特化型(バーティカル)」なキュレーションサイトが非常に多い傾向があります。

バーティカルなキュレーションサイトの閲覧ユーザーは確実に「そのカテゴリーが好きな人」たちです。テーマに沿った質の高い記事によりファンを形成できているキュレーションサイトに掲載された広告はユーザーからの信頼度が高く、出稿した広告やコンテンツから購買行動へ続く可能性が他サイトよりもあります。

そのため、コンテンツ内容に関連する商材・サービスを扱う企業にとってバーティカルなキュレーションサイトは最適な出稿先メディアです。

キュレーションサイトの広告力はサイト上のバナーや記事広告にとどまらず、「キュレーションサイト公認のオススメ商品!」のように、ブランド力を活かしたタイアップ展開をするまでに高まっています。

とにかく流行り物の記事を集めたキュレーションサイトはPV数を大きく集めることは可能です。しかしPV数自体は大きくても、メディア自体のブランド価値が高くない状態のため、広告を出しても効果が出にくいというのが実情です。

キュレーションサイト運営側は、カテゴリが絞られた質の高い記事を集めてブランド力を形成し、パートナー連携によるマネタイズが、ビジネスとして成功するポイントと言えるでしょう。

4-2.権利関係に注意していること

また、キュレーションサイトでは画像や文章の引用を利用することがよくあります。しかし権利侵害しているケースが多く、問題視されています。大手企業のメディアでも多数権利侵害が起こり、近年たびたびニュースで見かけたこともあるのではないでしょうか。

上記のキュレーションサイト問題を受け、2017年にGoogleは日本限定のアップデートを適用しました。

引用などによって成り立つオリジナルでないコンテンツに対する評価が見直され、キュレーションメディアの上位表示が軒並み下がっていったといいます。

キュレーションメディアの信用性を守るために、

  • 著作権
  • 肖像権
  • プライバシー権

といった権利関係に注意して、記事を作成・編集する必要があります。

5.まとめ:キュレーションサイトの戦略を見直しましょう

キュレーションサイトは今後少しずつ効果がなくなっていくという意見もありますが、いまだにキュレーションサイトが検索ワードの上位を占めているケースは少なくありません。

成功事例を参考に、自身のキュレーションサイトの戦略を見直してみると良いかもしれませんね。

【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?