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「えごったーで検索しても何も表示されない」「ログインしても片思いチェックが動かない」——2026年になってから、こうした戸惑いの声が増えています。結論から言うと、えごったーは終了したわけではありませんが、2026年1月の公式更新で「過去データの閲覧専用」であることが改めて明記されました。新しいフォロー・フォロワーデータは取得できず、片思いチェックやリムられ通知といった主要機能はすでに動作しません。
この記事では、えごったーが本来できたこと・現在の状態・使い方を一次情報(公式サイト)で確認したうえで、個人向け無料ツールとしての限界と、企業のSNS担当者がエゴサーチ・フォロー管理の代わりに何を備えるべきかを解説します。
えごったーとは?基本情報とできること
えごったー(EGOTTER)は、X(旧Twitter)のIDを入力するだけでフォロー・フォロワー関係を分析できる無料ツールです。運営者が個人開発者としてサービスを開始し、ソースコードの一部はGitHub(ts-3156/egotter)でも公開されています。ログインなしでも他人のアカウントを対象に一部の分析が閲覧でき、自分のアカウントと連携すればより詳細なデータが見られる、という設計でした。
公式サイトのフッターやヘルプページで確認できる主な機能は以下のとおりです。
- 仲良しランキング:リプライやフォロー関係から交流の多い相手を可視化
- フォローチェック:自分のフォロー・フォロワーの一覧確認
- 片思いチェック:自分はフォローしているが相手からはフォローされていないアカウントの抽出
- リムられチェック:フォローを外された相手の通知
- 休眠フォロー分析:長期間ツイートしていないフォロー中アカウントの抽出
- クラスタ判定:フォロー傾向からアカウントの興味関心タイプを推定
- ツイート/いいねの一括削除:過去の投稿・いいねをまとめて削除
「えごったー」という名前から「エゴサーチ専用ツール」と誤解されがちですが、実際の主軸はフォロー・フォロワー関係の可視化とアカウント整理です。自分の名前やブランド名で検索して言及を追う狭義のエゴサーチのやり方やメリット・デメリットとは目的が異なる点は、企業アカウントで使うことを検討する際に押さえておきたいポイントです。

【2026年1月更新】えごったーは現在「閲覧専用」に
2026年8月時点でえごったー公式サイト(egotter.com)にアクセスすると、次のような告知が表示されます。
「2026年1月 更新:えごったーは過去データの閲覧専用になっています。理由は、ツイッターAPIの大幅な値上げ(560〜2,800万円/月)です。」(えごったー公式サイトより、2026年8月19日筆者確認)
つまり、サービス自体が消滅したわけではなく、サイトへのアクセスや過去に取得済みのデータの閲覧は今もできます。ただし「閲覧専用」の内実は次のとおりです。
- フォロー・フォロワーデータの新規取得はできない
- 片思いチェック・リムられ通知・ブロック通知・ミュート通知は、データ更新が止まった時点までの内容しか見られない
- ブロック通知・ミュート通知は、プラン購入者のみ限定公開
さらに注意したいのが、有料の定期購読プランに加入していた場合の扱いです。公式サイトには「定期購読プランは、今でも見たいという方がいるため自動的に停止されることはありません」と明記されています。機能が実質使えない状態でも自動解約はされないため、心当たりのある方は公式サイトの解約フォームや設定画面から自分で手続きする必要があります。
なぜ閲覧専用に?X APIの有料化とえごったーが辿った経緯
えごったーが機能を維持できなくなった直接の原因は、X(当時Twitter)社によるAPI無料提供の終了です。Web担当者Forum(インプレス)の報道によると、Twitter社は2023年2月2日にAPI v2・v1.1の無料アクセスを2023年2月9日に終了すると発表しました。その後、同年3月30日に新しい有料プラン体系が公表され、7月にかけて実際の仕様変更が本格適用されたことで、えごったーを含む多くのサードパーティ製ツールがデータ取得を続けられなくなりました。
公式サイトが示す「560〜2,800万円/月」という金額は、この時にX社が示した企業向けEnterprise APIの利用料水準に相当するとみられ、個人開発者が維持できる規模ではありません。同じ時期に、無料のフォロー管理ツールとして知られていた「whotwi」「ひすったー」「icotile3」なども相次いでサービスを終了しました。えごったーはこれらと違い、新規開発を止めたうえで過去データの参照機能だけを残す形でサイトを継続している点が特徴です。
その後もX APIの料金体系は変化を続けています。2026年には従量課金モデル(事前にクレジットを購入し、リクエスト数に応じて消費する方式)への移行が進んでおり、サードパーティ製の分析ツールを取り巻く環境は今なお流動的です。個人開発の無料ツールが安定して存続することは、構造的に難しくなっていると言えます。
えごったーの使い方(閲覧専用の今、何ができるか)
現状でも、次の範囲であればえごったーを利用できます。
- 公式サイト(egotter.com)にアクセスし、トップページの検索窓に確認したいXのユーザー名(@なし)を入力する
- 過去にえごったー側でデータが取得されていたアカウントであれば、フォロー・フォロワーの推移など蓄積済みのデータが表示される
- 自分のアカウントでログイン連携していた場合は、設定画面から定期購読プランの状況確認・解約が行える
一方で、片思いチェックやリムられ通知を「今から」新しく使い始めることはできません。データが一度も取得されていない新規アカウントの場合、検索しても情報が表示されない可能性が高い点も理解しておく必要があります。
えごったーの代わりに使えるツール
個人でフォロー整理をしたい場合、SocialDogのように無料プランを備えたSNS管理ツールへの乗り換えが選択肢になります。ただし、えごったーが無料で提供できていたのはX APIが無料だった時代の話であり、API有料化後の現在、同等の機能をすべて無料で提供し続けられるサービスは存在しにくいのが実情です。片思いチェックやフォロー整理といった高度な機能は、多くの代替ツールで有料プラン契約が前提になります。
また、ブロック確認・ミュート確認については、X APIの制限により現在どの外部ツールでも実装が難しい状態が続いています。この2つを調べたい場合は、X公式アプリの画面から個別に確認する方法に頼らざるを得ません。
有料・無料それぞれのSNS管理ツールを比較したい場合は、SNS管理ツールおすすめ5選!有料・無料、選び方も解説で選び方の軸を整理しています。過去のツイートを整理したい場合は、ツイート全消しの方法|一括削除ツールの選び方と凍結リスクの注意点もあわせてご覧ください。
【企業アカウント運用者向け】個人向け無料ツールの限界と、法人が備えるべきこと
えごったーの一件は、個人向け無料ツール特有のリスクを企業のSNS担当者に突きつける事例でもあります。もし自社のブランド名や商品名のエゴサーチ、フォロー管理を無料ツール任せにしていた場合、次のような構造的な弱点を抱えていたことになります。
個人向け無料ツールが企業アカウント運用に向かない理由
- サービス継続性がゼロベースで保証されない:個人開発・小規模運営のツールは、プラットフォーム側のAPI仕様変更ひとつで機能停止するリスクを常に抱える。えごったー自体がその実例。
- アカウント権限が属人化する:誰か一人の担当者がOAuth連携でログインして使う運用になりがちで、その担当者が異動・退職すると連携状態や履歴が引き継がれない。
- 監査ログ・利用履歴が残らない:誰がいつどのデータを見たか、社内で説明できる記録が残らないツールが多い。個人情報や炎上対応の一環でエゴサーチをする場合、この点は情報管理上の弱点になる。
- 利用規約が法人利用・チーム運用を想定していない:多くの無料ツールは個人利用を前提にした利用規約になっており、複数人での共同運用や商用利用を明確に許可していないケースがある。
- 停止時の代替手段が用意されていない:エゴサーチは炎上・風評リスクの早期検知に直結する。監視ツールが予告なく機能停止すると、リスクを検知できない空白期間が生まれる。
企業アカウントに必要な要件
個人向け無料ツールの限界を踏まえると、企業がエゴサーチやフォロー・フォロワー管理を行う際は、少なくとも次の条件を満たす体制を選ぶべきです。
- 複数担当者でのアカウント共有・権限管理:特定の個人アカウントに依存せず、チームメンバーの追加・削除を管理画面から行える
- 公式APIへの正規準拠:プラットフォームの規約に沿った正規のAPI利用を行っており、規約変更で突然停止するリスクが相対的に低い
- サポート体制・SLAの明確化:障害時の問い合わせ窓口や復旧の見通しが提供元から示される
- データのエクスポート・保存期間の確認:分析データを自社側にも保存でき、ツール側の事情で過去データが見られなくなるリスクに備えられる
- 炎上・風評対応との連携:エゴサーチの結果を社内のエスカレーションフローに接続できる運用設計
無料の個人向けツールは「まず試してみる」段階には向いていますが、ブランドの評判管理を継続的に担う本番運用では、法人利用を前提にしたSNS管理ツールやソーシャルリスニングサービスに切り替えることが現実的な選択になります。
よくある質問
えごったーに危険性はある?
えごったー固有の重大なセキュリティ事故が報告されているわけではありません。「危険性」が語られる背景には、OAuth連携(外部サービスにXアカウントへのアクセス権を渡す仕組み)そのものへの不安があると考えられます。OAuth連携ではXのパスワードが外部サービスに渡ることはありませんが、連携を許可すると投稿やフォロー操作などの権限が付与される場合があるため、使わなくなった連携アプリはX側の設定画面から解除しておくことをおすすめします。
えごったーは今から新規登録できる?
サイト自体へのアクセスやログインは可能ですが、新しいフォロー・フォロワーデータの取得は行われません。これから使い始めても、片思いチェックやリムられ通知のような主要機能は機能しない点に注意してください。
定期購読プランを解約したい場合は?
ログインできる場合は設定画面(注文履歴)から自分で解約できます。ログインできない場合は、公式サイトに用意されている解約フォームから連絡することで、利用期間に応じた返金を含めて対応してもらえます。
まとめ
えごったーは「終了したサービス」ではなく、2026年1月更新の公式告知が示すとおり「過去データの閲覧専用」として存続しています。原因はX APIの大幅な有料化で、個人開発の無料ツールが新規データを取得し続けることが構造的に難しくなったためです。片思いチェックやフォロー整理を目的に使っていた方は、無料の代替ツールを探すよりも先に、なぜ無料ツールが止まったのかという構造を理解しておくことが重要です。
特に企業アカウントでフォロー管理やエゴサーチを行う場合、個人向け無料ツールへの依存はサービス停止・属人化・監査ログ不在といったリスクを抱え続けることになります。ブランドの評判管理を継続的に担う体制を作るなら、公式APIに準拠し、複数人での運用や監査ログに対応したツールへの移行を早めに検討しましょう。
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出典
- えごったー公式サイト トップページ(2026年1月更新の告知) https://egotter.com/(2026年8月19日確認)
- えごったー公式サイト 料金プランページ https://egotter.com/pricing(2026年8月19日確認)
- えごったー GitHubリポジトリ(ts-3156/egotter) https://github.com/ts-3156/egotter
- Web担当者Forum「Twitter API、2023年2月9日で無料提供終了。有料化へ」https://webtan.impress.co.jp/n/2023/02/02/44249
- Togetter「Twitter社が突然APIを停止、『SocialDog』『えごったー』などが使えない状態に」https://togetter.com/li/2117512