【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?

最近はTVなどで「エゴサーチしている」と公言する芸能人も増えていることから、世間での「エゴサーチ」や「エゴサ」という言葉の浸透度も高まっていることと思います。

インターネットはもちろんのこと、SNSを使うことが当たり前になった昨今「エゴサーチ」は企業としても取り入れることが重要な存在となりつつあります。

本記事では、エゴサーチを今まで知らなかったという方にも簡単に取り入れられるよう解説するとともに、エゴサーチを今後どのように応用していくことが出来るのかにも触れてご紹介します。

1.エゴサーチとは

「エゴサーチ」とは、個人あるいは企業が自分の、もしくは自社の名前やブランドをキーワードとしてインターネット上で検索を行い、評価や評判などを確認することです。

「エゴサ」という略称でも広く知られています。

1-1.エゴサーチとは

まず最初に「エゴサーチ」とは、「インターネット・SNSで自分自身に対する評価・意見・考え・印象などを自ら検索する」ことを意味します。

・【エゴ(ego)】=ラテン語で「私」を意味する言葉を語源とし「自己・自我」という意味で使われる

・【サーチ(search)】=英語で「検索」の意味

「エゴサーチ」は上記2つの言葉を組み合わせて出来た言葉で、省略して「エゴサ」と使用されることも多く、海外では「エゴサーチング(egosearching)」や「エゴサーフィング(egosurfing)」とも言われます。

インターネットやSNSにある情報を検索する「エゴサーチ」は、誰でも無料でできる情報収集の方法の1つです

1-2.エゴサーチを取り入れているアカウント:岩下食品、わかさ生活

・岩下食品 社長「岩下和了」さん(@shinshoga)

企業アカウントなどをお持ちの方であれば知らない人はいないと言っても過言ではない、「岩下の新生姜」でお馴染みの岩下食品の社長である「岩下和了(@shinshoga)」さんは、10年以上前からエゴサーチを取り入れていた代表的なアカウントです。

今は投稿数があまりに多いため「いいね」や「リツイート」などに留めているとのことでしたが、自社に関する投稿を初めて目の当たりにした際には社長自らが感謝のリプライを飛ばすなどして積極的にTwitterユーザーとのコミュニケーションを取られていました。

わかさ生活 広報部【公式】さん(@WAKASASEIKATSU)

対照的にこちらは2020年入社の新入社員が1年目にして企業アカウントの運用を担当し、運用開始から数か月で人気メディア「ねとらぼ」に「わかさ生活の公式Twitterが「エゴサ力やばい」「面白すぎ」と人気急上昇 “新入社員”が仕掛ける異例の広報戦略とは」などと取材を受けるまでに話題となった「ブルーベリーアイ」でも知られる「わかさ生活 広報部【公式】」アカウントです。

いいねを付けるまでのあまりの速さでフォロワーさんを驚かせたり、わかさ生活を応援してくれているファンに「わかさー」という名前を付け、リストへの追加を積極的に行うなど「エゴサーチ」を発端に積極的なPRを行っています。

1-3.エゴサーチの目的

「エゴサーチ」というと、芸能人などの個人が自分自身の評価について検索をする行為として認識・イメージを持たれていることの方が多いかと思いますが、実際エゴサーチは個人ではなく企業でも取り入れられている行為で、その目的としては大きく分けて以下の2つに分類することができます。

・リスクマネジメント目的(広報寄り・守り)

SNSは情報の拡散力が強く、その力を活かした「バズマーケティング」なども注目を浴びる一方で、ネガティブな情報が拡散された場合は一気に「炎上」してしまいます。

悪意がなかったとしても、世間に受け入れられなかった場合には意図とは異なる方向で話題になってしまうケースも最近では見受けられます。

エゴサーチではリアルタイムで生の声が拾えるため、突発的に起きたことへの対処を正しく行い企業のイメージを守る上でも重要と言え、炎上し得る情報を「芽」の段階で摘み取り、未然に防ぐリスクマネジメント目的で取り入れられています。

・ソーシャルリスニング目的(マーケティング寄り・攻め)

SNS、特にTwitterは商材・サービス・キャンペーンなどに対するリアルな意見を聞くことが出来る場で、大々的にアンケート調査などを実施せずとも投稿されている意見を収集することが可能です。

自社ターゲットとなる消費者ユーザーのリアルな声を傾聴し、分析することでマーケティング活動に役立てるビッグデータ分析手法(ソーシャルリスニング)を実行する目的で取り入れられています。

2.エゴサーチをすることによる4つのメリット

では、エゴサーチをすることでどんなメリットがあるのか紹介をします。

2-1.ユーザーの正直な意見が分かる

エゴサーチをする1つ目のメリットは「ユーザーの正直な意見が分かる」という点でしょう。

先述の通り、エゴサーチの主な対象となるのは、TwitterやInstagramなどのSNS、口コミサイトなどです。

特定の商品や会社のサービスに関し、これらのコミュニケーションツールを介して“つぶやく”、つまり意見を発信することはとても一般的になってきており、ある程度の匿名性を確保することも可能であることから「投稿することに抵抗を感じる」というユーザーはほとんどいません。

むしろ、周囲の意見に流されることなく本音を発信できる便利なツールとして高く評価されています。

ですから、企業がエゴサーチでSNSをチェックすると、自社に対して消費者が持つ素直な意見を知ることができるのです。

この調査結果は、ブランディングを進めていくうえで大変有用な情報となることでしょう。

2-2.経費を抑えることが可能

2つ目のメリットは「経費を抑えることが可能」という点でしょう。

街頭アンケートを実施しようとすると、そのためのスタッフを雇用することから人件費が発生します。

また、アンケート用のグッズを準備したり事前の研修を実施したりするためにも時間が必要となるでしょう。

電話による聞き取り調査を実施する場合でも同様のことが言えます。

一方、エゴサーチの実施には、ネットへ接続できる環境があれば基本的には十分であり、特別な調査用の設備を用意したり、スタッフを雇用したりする必要はほぼありません。

ですから、エゴサーチは非常にコストパフォーマンスが高い調査方法であるということが言えるわけですね。

中には、弊社のようにエゴサーチを専門に行う会社へ調査を依頼するという企業もあることでしょう。

とはいえ、外注をした場合であっても、他の調査方法と比較すれば非常にリーズナブルに抑えられるということを覚えておきましょう。

2-3.企業としての知名度が分かる

3つ目のメリットは「企業としての知名度が分かる」という点です。

エゴサーチをすると、どれほどの消費者が自社に関してコメントをしているか、具体的な数値データとしてわかるようになります。

「サーチの結果、つぶやきや口コミがまったく見つからなかった」という場合は、企業としての認知度が消費者の間で極めて低いということを意味しているわけです。

また、つぶやきの内容を分析することで、自社が提供している商品やサービスの中でより注目を浴びている、あるいは認知されているのがどれなのかという点も容易に把握することができますよね。

2-4.新たなアイデアを発見する可能性

4つ目のメリットは「新たなアイデアを発見する可能性がある」という点です。

消費者の率直な意見を分析することで、自社のどこを改善したらよいのか、商品のどんな点がマイナスと見られているのかを知ることができます。

言い替えれば、そのマイナス要因を解消することができれば、企業としての評価はさらに高まり、業績アップにつながるということですよね。

また、つぶやきの中には「こんな商品を作ってくれたら買うのに」といった意見も少なくありません。

そうした意見を1つ1つチェックしていくことで、新たな商品やサービスのアイデアを見つけることもできるでしょう。

ですから、「ネガティブな意見は役に立たないから見たくない」という断定的な態度を取るのではなく、「企業のブランディングやマーケティングを改善するための提案集なのだ」という柔軟な姿勢を持ってエゴサーチの結果を受け止めることはとても重要ですね。

3.エゴサーチをすることに伴う4つのデメリット

企業としてエゴサーチをすることにはいくつかのデメリットもあります。

3-1.誹謗中傷が少なくない

1つ目として取り上げるのは「誹謗中傷が少なくない」という点です。

ネット上のコメントは常に様々なものが飛び交っており、ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。

中には誹謗中傷と呼べるほど辛辣な表現が用いられていることもあるのが実情です。

マーケティングの担当者はそうした攻撃的な意見を目にすることで、ひどく落胆してしまうということが起こり得るでしょう。

実際、何年もかけて全社体制で取り組んだ末に開発したサービスや商品が、何も知らない消費者に酷い表現でこき下ろされているのを見るというのは気持ちの良いものではありませんよね。

3-2.知名度の低さが露呈

2つ目ですが、「知名度の低さが露呈するリスクがある」という点も、エゴサーチをするデメリットと言えるでしょう。

SNSや口コミサイト、掲示板などをくまなくサーチしたものの、残念ながらほとんど自社に関するキーワードがヒットしないということが起こり得ます。

そうなると、マーケティング担当者としては「これまでやってきた努力は無駄だったのか」と感じてしまい、当然ながらガッカリしてしまいますよね。

また、企業としてのマーケティングやブランディングに関して、一から戦略の練り直しを求められることになるでしょう。

3-3.エゴサーチに対して批判を受けるリスク

3つ目のデメリットは「エゴサーチに対して批判を受けるリスクがある」というものです。

企業の中には、エゴサーチの結果をまとめて消費者に発表し、それぞれの意見に対する改善策を提示するという手法を採用しているケースがあります。

そうすることで、企業として透明性を強調できるだけでなく、「消費者ファースト」のスタイルを打ち出していくことも可能となるわけですから、ある程度のマーケティング効果が期待できますよね。

一方で、企業がエゴサーチを行うことに関して、「自由な発言をする消費者に対してプレッシャーをかけている」という観点から好意的に見ない、あるいは批判をする消費者がいるのも事実です。

ですから、「エゴサーチをしています」と明らかにすることが果たして企業のブランディング戦略にプラスとなるかを事前によく検討することは大切ですね。

3-4.エゴサーチだけで満足してしまう

4つ目に取り上げるデメリットは「エゴサーチだけで満足してしまう」という点です。

既に見た通り、エゴサーチは企業が進めるマーケティング戦略の進捗状況を確認する上で大変有用なものです。

とはいえ、より重要なのは「エゴサーチをした後で何をするか」という点なのです。

エゴサーチを利用した経営者やマーケティング担当者の中には、エゴサーチの結果を見ることで満足してしまい、何のアクションも取らないというケースが少なからず見られます。

これではエゴサーチをした意味がほぼありませんよね。

ですから、エゴサーチもしくはソーシャルリスニングによるベネフィットを最大にするためには、調査結果を徹底的に分析して情報や教訓を引き出す必要があるということをいつも念頭に置いておきましょう。

4.エゴサーチの実施方法

では、実際にエゴサーチをする方法をご紹介します。

4-1.SNSでの検索(Twitter/Instagramなど)

SNSで検索をする場合、それぞれのサービスに存在する「検索窓」に会社名・サービス名・商品名などを入力して検索。

最初のうちは、略称やよく間違えられがちな誤記を検索対象に含むなど「どのキーワードで検索をするべきか」を探るために工夫しながら対象キーワードを選定していくことをおすすめします。

なお、複数のキーワードを1度に検索する方法など便利な検索コマンドはたくさんあるので、以下関連記事より参照のうえ、是非活用して効率化を目指してください。

4-2.一般のウェブサイト

SNS以外にも、掲示板や口コミサイトなど一般のウェブサイトでの投稿を検索することも「エゴサーチ」に当てはまり、ウェブサイトで話題になっているか確認をするにはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで対象のキーワードを検索しましょう。

SNSと異なり無数のウェブサイトから検索することとなるため、例えば「会社の評判」を知りたい場合は「就職・転職」関連の口コミサイトを検索するなど、知りたい情報に合わせて検索するサイトを絞ることも有効的です。

5.まとめ

いまや企業が自身でコントロールできない情報がインターネット上に星の数ほど存在します。ネットの声や自社への評価に耳を傾ける必要性があることは言うまでもなく、エゴサーチはその一つの手段です。

リスク対策が目的ならば、いかに危機の芽を早く見つけ出し、適切な対策を講じることができるかがすべてです。業種や企業規模、サービスのフェーズ等により、広報担当者に求められるリスクマネジメントのレベルは異なります。特に顧客の反応が大きく事業に影響するBtoCの事業では、重要度が高いと言えるでしょう。

とはいえ、広報担当者が業務で対応できる範囲は限られます。

なんとなく…になりがちな情報収集について、これまでの取り組みを見直し、どこまでやるべきかを検討するきっかけとなれば幸いです。

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