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SNSでもすっかりおなじみとなったTikTokは、新しいサービススピードが早いのも特徴の一つです。次々と出してくるサービスは企業の担当者にとっても魅力的なものが多く、自社の発信や宣伝・販売にも活用したいプログラムばかりです。
しかし新しいサービスの内容をすべてチェックするのは大変です。今回はTikTokの新サービスついてご紹介します。日本国内ではできないこともありますのでご注意ください。
1.お気に入りの商品をTikTokから直接購入できる「TikTok Shop」の提供開始(米国)
2023年9月、「TikTok」からお気に入りの商品をTikTokアプリから直接購入できる「TikTok Shop」の提供が開始されたことが発表されました。
TikTok Shopは、全国の「For You」フィードにショッピング可能な動画とライブストリームを提供し、販売者がTikTokアプリ上のショッピング可能なコンテンツを通じて直接販売するためのツールです。
・フィード内動画・ライブショッピング
For Youフィード内の動画・ライブショッピングからタグ付き商品を直接購入
・製品ショーケース
製品タイルやレビューを参照し、お気に入りのブランドのプロフィールから直接購入できます。
また、販売者は、プロフィールページでカスタム製品コレクションを整理して公開できます。
・ショップタブ
企業は新製品マーケットプレイスに製品を展示し、顧客はプロモーションを簡単に検索して見つけることができます。
製品の推奨事項は製品リストやショッピング可能なコンテンツを通じて表示され、顧客は注文をすべて 1 つのタブ内で管理できます。
・アフィリエイトプログラム
クリエイターは、手数料ベースの新しい製品マーケティングを通じて販売者とつながることができます。
クリエイターは、ショートムービーやライブストリームで商品を共有し、収益化に繋げる機会を得ることができ、販売者は自分のブランドに最適なアフィリエイトプランを選択できます。
・ショップ広告
新しいTikTokショップ広告では、顧客はTikTok内で検索から購入までの全ての工程を完了できます。
・TikTokによるフルフィルメント
TikTok Shopが製品の保管、ピッキング、梱包、発送まで全ての工程を行います。
・安全なチェックアウト
サードパーティの支払いプラットフォームと連携し、簡単かつ安全なチェックアウトプロセスを保証します。
TikTokで保護されている米国のユーザーデータはすべてUSDSによって管理されます。
また、パートナー統合による更なるサービスとしてTikTok Shop App & Service Storeが導入されました。
・コマースプラットフォームパートナー
- お気に入りのコマースプラットフォームと連携が可能に。
- 例えば、Shopify販売者は、 TikTok for Shopify アプリを通じてShopifyから直接TikTok Shopを管理できます。
- Shopify以外にも、WooCommerce、Salesforce Commerce Cloud、BigCommerce、Magento、その他の主要なコマースプラットフォームを利用することが可能です。
- 販売者は、 AfterShip、Silk、SKUIQ、CEDCommerce、ShoppeDanceなどのさまざまなコネクタアプリを通じて、TikTok Shopを主要なコマース プラットフォームと統合することもできます。
・マルチチャネルパートナー
オムニチャネルビジネスを運営する販売者向けに、Channel Advisor、Feedonomics、Productsup、Pipe17、GoDataFeed、SellerCloud、Linnworks、ChannelEngine、ShoppingFeed、 Cymbio などの主要なマルチチャネル プラットフォームと提携します。
・追加のアプリとサービス
- 販売者は、カスタマーサービス用のZendesk、Gorgias、 1440 、プリントオンデマンド商品用のPrintful、Printify、NovaTomato、レビュー用のYotpo、配送サービスのWeeBee、Flowspace、 Easyshipなど、 eコマースオペレーションを推進するさまざまなアプリから選択・利用できます。
- 本機能の提供開始によって、直接的でシームレスなショッピングが可能となりました。
※現在は米国のみの提供です。日本で提供されるかはわかっていませんのでご注意ください。
2.オリジナル動画から収益化できる新プログラム「Creativity Program Beta」の提供開始
2023年8月、ショートムービープラットフォーム「TikTok」は、一定条件を満たしたクリエイターが、自身のオリジナル動画を通じて収益化できる新たなプログラム「Creativity Program Beta」の提供を開始したことを発表しました。
「Creativity Program Beta」に参加できる条件は以下の通りです。
- 18歳以上
- コミュニティガイドラインを遵守している
- フォロワー数が1万人以上
- 過去30日間の動画視聴数が10万回以上
- 1分以上の高品質なオリジナル動画コンテンツを投稿している
- 「Creativity Program Beta」の一定条件を満たしているかどうかを知りたいクリエイター
は、ダッシュボードから動画が要件を満たしているか確認できます。
ダッシュボードではその他にも推定獲得報酬額や動画のパフォーマンス指標、インサイトなどを確認することが可能です。
現在「Creativity Program Beta」は、日本、ブラジル、フランス、韓国、米国のみで提供していますが、今後は新たな収益化機能として提供拡大していくことが予想されます。
3.TikTokが、TikTok Ads Managerの新機能「Search Ads Toggle」のリリースを発表
2023年8月、TikTokは、企業・ブランドがTikTok検索結果に広告を配信できるようにする「TikTok Ads Manager」の新機能「Search Ads Toggle」のリリースを発表しました。
Search Ads Toggleは、広告主の既存のインフィード広告クリエイティブを利用して、関連するユーザークエリからのオーガニック検索結果と並行して広告を配信することが可能です。
また、広告は既存の広告コンテンツを使用して自動的に作成されます。
広告は「スポンサー付き」コンテンツとしてラベル付けされ、関連性、ユーザーの意図、および他のユーザーの行動からの広範な学習に基づいて、結果ページ上のさまざまな位置に表示されます。
Search Ads Toggleを使用することで、キャンペーンのリーチを意識の高いユーザーにまで拡大し、エンゲージメントを高め、収益化の効率を高めることが可能になるでしょう。
広告の詳しい切り替え方法については、「Introducing the TikTok Search Ads Toggle」から詳細をご確認ください。
本機能のリリースは、ブランドが新しい顧客にリーチするための良い機会となりそうです。
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