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デジタル化、IT化などの言葉を聞くようになって久しいです。特にコロナ禍で、その重要性を認識した方も多いでしょう。今回は、デジタル社会に向けて研修の分野について取り上げました。

研修方法やカテゴリ別の研修方法を解説していますので、ぜひご覧ください。

企業や組織のデジタル対応の現状

DX促進、IT人材の不足など、企業に関するデジタルの話題が事欠きません。ところが、企業のデジタル対応の現状は、話題性に追いついているでしょうか。自社においても現状を振り返ってみてください。

例えば、社内のデジタル・技術スキルに対して十分に対応できているでしょうか。また、ビッグデータを含むデータの分析や活用はできているでしょうか。自信をもって「はい」と答えられる企業はまだまだ少ないでしょう。

そこで、育成や研修が重要になります。下記の項目では、研修についてみていきますので、ぜひご覧ください。

人材育成にDXが本格的に導入されている

人材育成の場にも本格的にDXが導入されています。特にコロナ禍において、テレワークが積極的に導入されて、急ピッチでオンライン化を進めた企業も多いでしょう。これまでIT化が進んでいなかった中小企業においても、積極的にオンラインツールを導入しています。

それにより、人材育成や研修のDX化が進みました。今やすべての研修を集団かつ対面で行う必要性がないのです。

人材の育成や研修の方法

人材の育成や研修方法はいくつかあります。代表的なものを3つご紹介します。

OJT

OJT(On the Job Training)は、実務を通じて知識やスキルを身につけることです。研修担当の社員などから指導を受けて実地訓練によって、スキルを身につけます。その後は、徐々に仕事を引き継いで、できる領域を増やしていきます。

ただし、職種や業務内容によっては、オンラインでできる研修方法ではありません。また、指導者側のスキルで学習効果に差が生じる可能性があります。

offJT

OffJT(Off the Job Training)は、実務から離れて受ける研修であり、集合研修が当てはまります。集合研修は学校のような授業形式、参加型のグループワークなどがあります。

同じ場に多くの社員が集まることからモチベーションの向上などが期待できます。一方で費用かかるといったデメリットがあります。

e-learning

e-learningではインターネット環境下でパソコンやスマートフォンを使い受講します。OffJTの一種であり、テレワークの場合においても採用しやすい研修スタイルです。

研修コストを抑えられることや学習機会を平等に与えられることがメリットです。一方で研修のためのITリテラシーや個人個人の学習意欲が求められます。

分野別研修方法

人材の育成や研修は分野ごとに実施と思います。下記で分野ごとの研修方法や内容をご紹介します。

問題解決能力

問題解決能力とは、事業環境の変化などで生じる課題に気づいて、優先順位をつけながら解決していくことです。研修では事例における問題点を見つけさせるトレーニング、解決策の立案、解決策に対するコストやリスクマネジメントなどを訓練させましょう。

英語力

グローバル化や国際競争を意識した際には、英語力が必要になるでしょう。英語は読み書きだけではなく、実践(英会話)をこなす必要があります。読み書きや発音はテキスト、英会話はオンライン英会話などを利用して実践力を向上させてください。英語は学習の場や教材があふれているため、継続すると力になりやすいです。

営業

営業はさまざまな研修方法があります。先輩社員との同行で実務を見せる研修、スキルや知識について座学で学ぶ研修などがあります。座学にe-learningを取り入れ、一定期間の研修後に営業同行など、段階に応じて柔軟に研修計画が組めます。

接遇

接遇はサービス業を中心に取り組みたい研修です。顧客満足、顧客との接し方、身だしなみ、挨拶、話し方、電話応対などの知識的な部分はe-learningでもいいでしょう。知識を身に着けた後に、OJTで先輩社員から指導を受けることで、実践力が向上します。

コンプライアンス

特にデジタル化が進む昨今において、コンプライアンスア研修が必須でしょう。法的な内容をe-learningで学ぶことができます。労務から景品表示など幅広い分野を取り扱うため、自社に必要な内容を吟味してください。

セキュリティ

こちらもデジタル化のなかでは取り入れたい研修のひとつです。ウイルス対策、個人情報を含むデジタルデバイスの管理など、さまざまな角度から被害を受けないような知識が求められます。

知識部分をe-learningで行い、実際に被害を受けた想定で実践できるようなOJTをこなす必要があります。

ハラスメント

労働問題でハラスメントをよく聞くようになりました。企業の法令遵守がより求められているということです。ハラスメントの研修はe-learningや集合研修で行えます。

人材の育成や研修のポイント

人材の育成や研修のポイントは下記の3点があげられます。

  1. 研修内容の設計
  2. 効果測定
  3. 振り返り

効果の高い研修にするために、経営者や担当部署を中心に、場合によっては外部の専門家の意見を取り入れてもいいでしょう。もしくは、外部企業に全般的に任せる方法があります。

研修後はその内容が理解できているか、確認テストや現場を想定したシミュレーションなどを行いましょう。その結果をもとに、実務にどう活かすかを振り返ります。

社員のスキルアップを図ろう

各企業にデジタル化が求められ、研修においてもデジタル技術を活用する時代です。自社に合った研修方法や内容を検討して、デジタル社会に対応できるようにしましょう。

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