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コラム記事などのコンテンツを作成する際、Googleの検索エンジンで対象となるキーワードについて調べたことがある方はいると思います。
このようにして、そのキーワードが月間で検索された回数こそが「検索数」です。しかし、この検索数は正確な数値ではないと言われています。
そこで本記事では、Googleの検索数を調べるキーワードツールについて、詳しく紹介していきます。
キーワードツールを用いると明確な検索ボリュームを知ることができ、検索結果で上位表示させやすくなるため、サイトを運営している方は参考にしてみてください。
1.Googleの検索数とは
Googleの検索数とは、対象キーワードがGoogleの検索エンジンで月間に検索された回数のことです。別名「検索ボリューム」とも呼ばれます。
検索数を知るためには、一般的に専用のツールが用いられます。特に使われることの多い「キーワードツール」は、詳細な検索ボリュームまで調べることが可能です。
また、キーワードツールで検索ボリュームを調べることで、自分のサイトを検索結果に上位表示させやすくすることもできます。
2.SEOで検索数を活用する場面
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、検索エンジンから自サイトへのアクセスを増やすための施策のこと。
検索結果でサイトを上位に表示するために、良質なコンテンツを作ったり、サイト内部の整備をしたりします。
そんなSEOでは、キーワードの「検索数」がさまざまな場面で活躍します。
今回は代表的な場面4つをご紹介しますので、確認してぜひ日頃の業務に役立ててください。
2-1.上位の流入数を推測したいとき
検索数は「あるキーワードで上位表示されたときに、どれくらいの流入数が見込めるのか」を予測するときに役立ちます。
以下の計算式を使うと、おおよそのアクセス数が算出できます。
〇計算式
1ヶ月の予想アクセス数 =1ヶ月の検索数 × 検索順位別の平均クリック率
平均クリック率(平均CTR)は、ページが表示された回数に対して、実際にクリックされた割合です。
SISTRIX社が8000万を超えるキーワード、数十億の検索結果を対象に実施した調査によれば、Google検索における順位別のクリック率は以下のようになっています。
1位:28.5%
2位:15.7%
3位:11.0%
4位:8.0%
5位:7.2%
6位:5.1%
7位:4.0%
8位:3.2%
9位:2.8%
10位:2.5%
この平均クリック率と月間の検索数(検索ボリューム)を使用して、アクセス数を予想してみましょう。
たとえば、月間の検索回数が1900回の「SEO ライティング」というキーワードの場合。
もし1位に表示されたとすると、
1900回 × 28.5%(0.285) = 549.1
月間の検索数 1位の平均クリック率 月間のアクセス数
約549回のアクセスが想定できるわけです。
2位なら2位の平均クリック率を、3位なら3位の平均クリック率を検索数にかけることで、それぞれの順位のアクセスを予測できます。
ただし、平均クリック率から算出されるアクセス数は、あくまでも「目安」です。なぜなら、検索キーワードによってクリック率は変動するからです。
また1つのページを公開すると、ターゲットキーワード以外にも複数のキーワードで検索結果に表示されるのが普通です。
たとえば、当サイトの「CPM」というキーワードを狙ったページの場合。
「CPM」というキーワード以外にも、下記の画像のように「CPM 計算」「CPM 平均」「CPMとは」といった複数のキーワードで順位づけされます。そのため、他のキーワードでの流入も考慮に入れると、実際にはより多くのアクセスを獲得できるケースもあるでしょう。
検索数と平均クリック率を使用したアクセス予測は、あくまでも参考程度にお使いください。
2-2.キーワードを選定するとき
SEOのキーワード選定では、「検索数(検索ボリューム)」のチェックが不可欠です。SEOでは「どのキーワードで対策するか」が成功の鍵を握っています。
たとえば、検索数がほぼ0に近いようなキーワードで上位表示しても、そもそも検索する人がいないので、ページは訪問されず成果にもつながりません。反対に検索数が多いキーワードは、上位表示されたときの流入数も多いですが、その分競合サイトも同じキーワードを狙ってきます。
そうなると、上位表示の難易度が上がるため「時間やコストをかなり費やしたのに、結局上位表示できなかった」という事態にもなりかねません。このようにSEOのキーワード選定の際には、検索数が一つの基準になります。
一般的にSEOでは、検索数に基づいて以下のようにキーワードを分類して扱うので覚えておくと良いでしょう。
SEO初心者やまだ小規模のサイト、SEOの初期段階においては、「ロングテールキーワード」から優先的に対策するのが鉄則です。
ロングテールキーワードには、上位表示しやすいことに加え、
- コンテンツが作りやすい
- コンバージョンにつながりやすい
など、メリットが多くあります。ただし、キーワードの上位表示の難易度を確認するためには、検索数以外の要素もチェックしておくべきです。
2-3.コンテンツを作成するとき
SEOではコンテンツ作成の際にも「検索数」を使用します。
検索数から「ニーズの大きさ」がわかるからです。
具体的には、サジェストキーワード・関連キーワードの検索数を調べることによって、コンテンツに含めるべき情報が判断しやすくなります。
サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力したときに表示されるキーワードのこと。一方、関連キーワードは、検索結果画面下部に表示されるキーワードです。
どちらのキーワードも、検索ユーザーが一緒に検索する可能性が高いキーワードなので、「検索ユーザーが解決したい悩み(=情報ニーズ)」を反映している可能性が高いです。
サジェスト・関連キーワードの「検索数」を一緒に調べておくと、その情報に対するニーズがどれくらい大きいかがわかります。
2-4.ブランドやサイトの認知度を評価するとき
ブランドやWebサイトの「認知度」「ブランディング」を評価したいときにも、検索数がヒントになります。
繰り返しになりますが、検索数は「ユーザーがどれくらい検索してくれたか」「どれくらいのユーザーが興味・関心をもってくれたか」を反映しています。
そのため、たとえば当サイトであれば、「Webma(ウェブマ)」というサイト名が1ヶ月にどれくらい検索されているのかを追っていくことで、認知拡大ができているかを確認できるわけです。
このようにサイト名や会社名、商品やサービス名で検索されることを「指名検索」と呼ぶので覚えておきましょう。
「指名検索」は、今後のSEOにおいても重要度の高い要素と考えられています。
昨今のSEOでGoogleが重要視している「E-A-T」(専門性・権威性・信頼性)と関連するためです。
その分野の専門家として認知されていれば、名前で検索してくれるユーザーが増えることが容易にイメージできるはずです。
ぜひ「指名検索数」を定期的にチェックして、「認知度」も評価してみてください。
3.キーワードツールを使った検索数の調べ方
Googleにおける検索数を調べることができる「キーワードツール」には、さまざまな種類があります。使うツールを選ぶ際は、下記の4つを考えた上で最適なツールに決めましょう。
- 検索ボリュームの目安を知っておく
- ボリュームが大きい場合に関連キーワードやサジェストを活用する
- 上位表示を狙う場合は難易度も調査
- 新しいキーワードや季節商品はトレンドをチェック
3-1. 検索数のボリュームの目安を知っておく
おおよその月間検索ボリューム | ボリュームによる呼ばれ方 |
10,000回以上 | ビッグキーワード |
1,000〜10,000回以上 | ミドルキーワード |
1,000未満 | スモールキーワード |
上記の表のとおり、月間検索ボリュームの多さによって、「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」に分けられます。
キーワードツールを使うにあたって、それぞれの呼び方による検索数のボリュームの目安を知っておくと便利です。
3-2. ボリュームが大きい場合は関連キーワードやサジェストを活用する
ボリュームが大きいキーワードの場合は競合サイトも多いので、関連キーワードやサジェストキーワードを活用すると差別化にもなりおすすめです。
関連キーワードやサジェストキーワードを活用することで、より専門性が高いサイトになり、アクセスも集めやすくなります。
3-3. 上位表示を狙う場合は難易度も調査
ビッグキーワードで上位表示を狙う場合は競合サイトが多いので、難易度が高いです。そのため、上位表示を狙う場合はあらかじめ難易度調査をすることをおすすめします。
例えば、検索ボリュームの少ない複合キーワードであるロングテールキーワードは、競合サイトがあまり多くありません。このように、選ぶキーワードの組み合わせによって、上位表示の難易度は大きく変わります。
3-4. 新しいキーワードや季節商品はトレンドをチェック
流行語や新商品をもとにした新しいキーワードや季節性のあるキーワードは、時期によって検索数が突然増えたり減ったりと増減が大きくあります。そうしたキーワードの場合、過去の平均値を集計した検索数を見ても、実際に欲しい数値の情報とは異なるかもしれません。
このようなときは、一定期間の検索数を継続してチェックできるツールやトレンドがチェックできるツールを使うのがおすすめです
4.検索キーワードの選定方法5ステップ
ここからは、洗い出した検索キーワードを絞り込んで選定する方法をご紹介します。
4-1.メディアの方向性を決めよう!
検索キーワードを決めるためには、ブログのミッションを明確にする必要があります。
言い換えると「ブログで何を達成したいか」です。
ミッションが明確じゃないと「どのような情報を発信するか」「ターゲットは誰にするのか?」「どのように記事を書いていくか?」などの点で、ブログの方向性が定まらなくなります…
ミッションをまず明確にして、ブログメディアの方向性で迷う時間を減らし、記事作成に集中していきましょう!
〇ミッションの決め方
ミッションを決める際のポイントは「質問」です。
質問に対して回答することで、不明だったミッションが言語化され明確になりますよ!
下記でおすすめの質問内容を紹介します。
- 自分はどんな人に情報を届けたいのか?
- その人はどんなことで悩んでいるか?
- 悩みを解決するのに一般的に手に入らない情報は何か?
- 仮に情報が足りているなら他に解決すべき課題はあるか?
- 自分はそのターゲットにどのような価値を与えられるか?
質問の内容を説明すると、 1は「ターゲット」、2は「ターゲットの悩み」、3は「提供すべき情報」、4は「悩み以外の課題」、5は「自分の強み」を明確にするための質問です。
4-2.ミッションに関わるキーワードを選択
キーワードが選べたら、さらにキーワードをしぼっていきます。
そこでまずブログのミッションに関わるキーワードのみを選び、他は削除していきましょう。
具体例で説明します。下の表をご覧ください。
WordPress | 10万~100万 |
WordPress 使い方 | 1万~10万 |
WordPress ログイン | 1万~10万 |
WordPress テーマ | 1万~10万 |
WordPress 座席 表 | 1万~10万 |
WordPress 年齢 確認 | ー |
WordPress 年間 費用 | 1万~10万 |
WordPress 年収 | ー |
WordPress 年 表 | ー |
上記のとおり、ミッションと関連するキーワードは「赤色」にして、削除対象のキーワードは「白色」にし、選定対象から除外していることがわかるようにしています。このように記事のテーマを選定していきましょう。
4-3.検索ボリューム数が100以上のキーワードを選択
次に検索ボリュームが100未満のキーワードは除外しましょう。
あまりにも検索ボリュームが少ないキーワードで上位表示させてもほとんどアクセスがなく、費用対効果が悪いからです…この段階で削除されずに残ったキーワードは、多い人で300くらいあると思いますので、記事を書く優先順位について下記で書いていきます。
4-4.ロングテールキーワードから取り組もう
キーワードの削除が済みましたら、取り組むキーワードは「ロングテールキーワード」からにしましょう。
ロングテールキーワードは以下の三つのメリットがあります。
- コンバージョン率が高い
- 検索で上位表示されやすい
- 安定的なアクセスを集めやすい
初心者はまずロングテールキーワードの記事をドンドン作り、読者の悩みを解決していくのがいいでしょう。
4-5.キーワードを1つ選んで、記事を書こう
サイトの成長段階に合わせて検索キーワードを徹底的に絞り込んだら、あとは良質な記事を書き、検索上位を狙ってPV数を増やしていくだけ。
ここで忘れてはいけないことは、「最適な検索ボリュームを考慮した上で検索キーワードを選ぶこと」=「検索上位を狙うための準備段階」ということ。
本格的に検索上位を狙うためには、「良質な記事を書くこと」が必要不可欠になります。
5.おすすめのキーワードツール
これまでキーワードツールの使い方を紹介してきました。ここでは、実際におすすめのキーワードツールを目的別に以下の5つを紹介します。
- 【総合】Googleキーワードプランナー
- 【関連】ラッコキーワード
- 【ボリューム】aramakijake
- 【難易度】キーワード難易度チェックツール
- 【トレンド】Googleトレンド
ちなみに、上記の5つは全て無料で使えるツールです。自身の目的に応じて複数のチェックツールを併用すると、サイト運営に役立ちます。
5-1. Googleキーワードプランナー
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
Google キーワードプランナーはGoogle広告の機能の一部で、Googleのアカウントがあれば誰でも利用できるツールです。
本来はGoogle広告で広告配信をしているユーザーに向けたサービスのため、広告配信をしていない方は有料となります。Google広告に出稿していない方は、他のキーワードツールを使用してもよいかもしれません。
Google キーワードプランナーの特徴として、検索したキーワードのボリュームだけでなく、関連キーワードのボリュームまで調査できることが挙げられます。つまり、Google キーワードプランナーを使用すれば、上位表示を狙いやすい難易度が低い関連キーワードも知ることができるのです。
そのため、Google広告に出稿している、かつ難易度の低いキーワードで上位表示を狙いたい方におすすめのツールと言えます。
5-2. 【関連キーワード】ラッコキーワード
ラッコキーワードとは、トレンド情報をもとにした関連キーワードが多く表示されるツールです。また、表示された関連キーワードを深掘りすることで、ロングテールキーワードも見つけられます。
そのため、特定のジャンルに特化したブログを運営している方にとっては非常に便利なツールと言えます。
5-3. 【検索ボリューム】aramakijake
aramakijakeは、GoogleとYahoo!JAPANでの月間推定検索数が表示される、検索ボリュームの調査に特化したツールです。
aramakijakeを使用することで、それぞれの検索エンジンでどれぐらいの検索数を取れば、どの程度の順位になるか? また、上位表示されるためにはどのくらいのアクセス数を目指すべきか? などがわかります。
そのため、キーワード毎の想定アクセス流入数などを見積もる際の使用をおすすめします。
5-4. 【難易度】キーワード難易度チェックツール
キーワード難易度チェックツールは、月間検索数予測や1位時の月間検索アクセス数以外に、SEOの難易度まで表示してくれるツールです。「SEO PACK」というSEO製品(有料)による無料サービスで、SEO対策にとても役立つツールと言えます。
ただし、1つのキーワードずつでは検索ができないので、関連キーワードの検索ボリュームを知りたい方には、あまりおすすめできません。
メインのターゲットとなるキーワードを決める際など、いくつかキーワードを絞ったうえでSEOの難易度を調べたいときにおすすめです。
5-5. 【トレンド】Googleトレンド
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
Google トレンドは、Google社が提供している検索数の推移が調査できるツールです。トップページでは、そのときに急上昇中のキーワードもわかります。そのため、流行のキーワードを知りたい際は、Google トレンドを使用することをおすすめします。
また、期間を指定することでその時期の検索数の推移を確認できるので、季節性のあるキーワードであっても需要の高まる時期を逃さずにコンテンツ作成しやすいです。
6.【まとめ】Googleの検索数をチェックしてSEOに活かそう!
今回は検索数をチェックできるツールと、SEOで検索数が活用できる場面をまとめました。ツールで把握できた検索数は、以下のような場面で活用できます。
- 活用場面1.上位の流入数を推測したいとき
- 活用場面2.キーワードを選定するとき
- 活用場面3.コンテンツを作成するとき
- 活用場面4.ブランドやサイトの認知度を評価するとき
ぜひ今回の内容を踏まえて、SEOに取り組んでみてください。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?