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WebサイトやWebメディアを運営する方が利用する「Googleアナリティクス」は、サイトへ訪れた人数やサイト内での行動を計測する利便性の高いツールです。
しかし、自分がアクセスしたのも計測してしまうため正確な計測ができないのが難点です。そこで今回の記事では自分のアクセスを除外する方法についてご紹介します。
1.自分のアクセスを除外したほうがいい理由とは?
サイトの運営者はコンテンツのアップロード確認などで、ほとんど毎日Webサイトへアクセスしています。その際に、コンバージョンとして設定したページを訪れたり、順位が上がっていない新しいコンテンツを表示したりといった行動を取りやすく、Googleアナリティクスで計測したい「自然流入のユーザーの数や動向」が正確に分からなくなってしまうのです。
広告や検索から流入してくるユーザーのみを対象として計測できれば、より正確なデータをもとに施策を考えることができ、改善や追加するポイントも割り出しやすくなります。
これらの理由から、ユーザーのアクセスのみをカウントするために、自分のアクセスを除外することが推奨されているのです。
2.Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外するメリットとデメリット
Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外するメリットとデメリットに関して、ここではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
運営サイトの設定を行う際にはメリットだけではなく、デメリットに関してもしっかりと把握した上で操作を行わないと、思わぬトラブルを引き起こしかねないので注意が必要です。
必ず行う前にどのような注意点があるのかなどを紹介するため、目を通しておいてください
【メリット】
- 自分のアクセスを除外することで、正しい分析データが取得できる
- より良いサイトの施策が打てるようになる
- 比較的設定は簡単なので、サイト運営初心者の方でも気軽に取り組める
【デメリット】
デメリットに関してはこれといってないというのが正直なところですが、強いて挙げるなら「設定を間違えると思わぬトラブルになりかねない」ことです。
3.IPアドレスを指定して除外する方法
まず一つ目は、Googleアナリティクスのフィルタ設定を使って自分や自社のIPアドレスからのアクセスを除外する方法です。
IPアドレスとは、インターネットにつながる機器1つ1つに割り振られている識別番号のことです。
フィルタ機能でIPアドレスを除外する手順
設定する前に、除外するIPアドレスを調べておきましょう。
IPアドレスがわからない方は、サーバー監視/ネットワーク監視サービスのページにアクセスすると、そのPCのIPアドレスが表示されます。
IPアドレスを確認したら、Googleアナリティクスのフィルタ機能を使って自分のIPアドレスからのアクセスを除外しましょう。
1) 「設定>ビュー>フィルタ」を選択する
レポート画面右下の「設定マーク」をクリックします。そして、
「ビュー」配下にある「フィルタ」をクリックします。
2) 「フィルタを追加」をクリックする
フィルタの情報を入力します。ここが一番重要です。
これらを入力したら一番下にある「保存」をクリックして完了です。
4.プラグインを使って除外する方法
もう一つの方法は、「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」というプラグインをブラウザに導入するという方法です。一回ブラウザに導入すればその後は特に何もしなくてもそのブラウザからのアクセスが除外されます。
ここでは、Google Chromeにダウンロードする方法をご紹介します。Google公式のプラグインであるため、ブラウザもGoogle公式のものである方が設定が簡単です。
1) 「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」をダウンロードする
以下のリンクからダウンロードページに行けます。
2) 「CHROMEに追加」をクリックする
ダウンロードが完了すると、Chromeウェブストアのページに遷移し、上のようなウィンドウが出てきます。「CHROMEに追加」をクリックしましょう。
3) 「拡張機能を追加」をクリックする
最後に、メッセージボックスが出てくるので「拡張機能を追加」をクリックしましょう。これで完了です。
プラグインが導入されていることを確認したい場合は、1)のダウンロードページにもう一度行って、ダウンロードボタンを押してみてください。「Chromeに追加済み」という表示があればプラグインの追加は成功しています。
5.Googleアナリティクス で自分のアクセスを除外する際の注意点
Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外する際には、IPアドレスで除外するとスマホは除外できないことです。
スマホやタブレットのアクセスを除外するにはスマホにアプリを導入する必要があります。
前述したGoogleアナリティクスで自分のアクセスを除外する方法の中で、スマホやタブレットに対応していない方法は以下の通りです。
- 拡張機能「Google Analytics オプトアウト アドオン」を使って除外する方法
- IPアドレスを指定して除外する方法
- Cookie保存とフィルタ機能を使う方法
これら3つの方法で設定を行っている方は、追加でスマホやタブレットの設定も行う必要があります。理由としては、前述したようにIPアドレスがPCとは異なるからです。
自分のスマホのIPアドレスを除外する方法は、端末がiOSかAndroidで違ったアプリを使用します。
- iOSはAdFilterを活用
- AndoridはSleipnir Mobile を活用
アプリケーションをインストールすれば、それぞれ簡単に除外設定できます。
6.アクセス除外を確認する方法
設定がきちんとできているか確認する方法がわからない場合には、以下の方法を参考にしてみてください。
- 自身のサイトにテストページを用意する
- テストページにもGoogleアナリティクスのトラッキングコードを設定する
- Googleアナリティクスを開き、左のメニューから「リアルタイム」>「コンテンツ」を選択
- 画面が切り替わると、現在どのページをユーザーが訪問しているか確認できる
4の画面で、自身のサイトにテストページとして作成したページタイトルがなければ確認完了です。確認方法はとても簡単なので、設定が済んだら動作しているか確認してみましょう。
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