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Z世代から圧倒的な支持を得ていることで徐々に認知されてきた「フィンフルエンサー」という言葉。
しかしまだまだ一般的な存在とは言えず、
「フィンフルエンサーって具体的にどんなもの?」
「フィンフルエンサーを起用する時のポイントは?」
などといった疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回この記事では、
- フィンフルエンサーとは
- 注目フィンフルエンサー
などを分かりやすく紹介・解説していきます。
1.フィンフルエンサーとは?
フィンフルエンサーとは、おもに金融に関する情報や専門知識に特化し、SNSやブログなどでフォロワーを多く持つインフルエンサーのことです。「Finance(ファイナンス)」と「インフルエンサー」を合わせた造語で、「金融インフルエンサー」と呼ばれています。
フィンフルエンサーは、おもにTikTokやYouTubeなどで個人投資・資金管理・資産運用などに関するコンテンツを発信しており、金融機関のマーケティング担当者が情報を発信している場合もあります。
しかし多くのフィンフルエンサ―は個人投資家です。彼らの中には数百万人ものフォロワーを持つ人もいます。
投資信託の販売・運用業者フィデリティ(Fidelity)によると、アメリカではZ世代の投資家の41%がSNSを使って投資を学んでいるそうです。特にTikTokでは#MoneyTokというハッシュタグの閲覧数が85億回を超え、#FinTokというハッシュタグも4億9050万回を超えているケースも珍しくありません。
また最近では、特定の株式の銘柄がSNSなどの情報から注目を集め、短期間で急激に値上がりする「ミーム株(Meme Stock)」も話題となりました。
このように、フィンフルエンサーは若い世代をはじめとした多くの人が金融や投資をより身近に感じるきっかけを作っています。
2.フィンフルエンサーが広まった背景
このようにフィンフルエンサーが人気を集めるようになったのには、大きく3つの社会的背景があると言われています。
〇フィンテックの広まり
一つ目は、近年、金融分野のサービス・事業にITテクノロジーを活用するフィンテックが普及してきてきた点です。2021年1月の時点でイギリスでは約1400万人がデジタル専用の金融口座を所有しており、日本でもインターネットバンキングの利用が年々増えています。
そんな中、テクノロジーに精通したZ世代やミレニアル世代の金融リテラシーの高い人々がソーシャルメディアを使って情報を発信するようになり、フィンフルエンサーが生まれたのです。
〇暗号通貨や投資の普及
二つ目は個人での投資や暗号通貨が一般に普及した点です。
とくに暗号通貨は2020年から2021年の1年間に普及率が世界で880%増加しており、今後も伸びていくことが予想されています。そんな中、専門知識に精通し初心者にも分かりやすく情報を伝えられる人が求められており、それに応えるかたちでフィンフルエンサーの多くが何らかの情報発信を行う事でフォロワー数が急激に増えたと思われます。
〇高まる若者の失業率と経済不安
三つ目は、コロナ禍の影響や景気の低迷などで不安定な経済状況が続いたことです。特に若年層の失業率が高まるなか、将来に対する不安から金融リテラシーを高めようと金融教育に興味を持つ若者が増えてきました。
SNSは若者にとって日常であらゆる情報を得る場所となっていることから、そこで情報を発信する金融分野のインフルエンサーが注目されるようになったと言われています。
3.注目フィンフルエンサー5選
ここまではフィンフルエンサーの概要やアカウント運用のポイントを解説してきましたが、続いては注目のフィンフルエンサーアカウントを5つピックアップしてご紹介していきます。
実際にフィンフルエンサーとして人気を得ているアカウントを見ることで、運用する際のイメージがより明確になるのでぜひチェックしてみてください。
それでは一つずつ詳しく紹介していきます。
3-1.お金の知識チャンネル【小林修】 さん
TikTokアカウント:@kobayashi.yami
フォロワー数:約4.9万人(2023年3月現在)
まず初めにご紹介するフィンフルエンサーは、「お金の知識チャンネル【小林修】 」さんです。
「お金の知識チャンネル【小林修】 」さんは、消費者金融を経営してきた経験から得たお金にまつわるさまざまな情報を発信するフィンフルエンサー。
TikTokの短い動画のなかで、過剰な編集をせずシンプルかつ分かりやすいことが特徴で、欲しい情報がすぐにキャッチできることが人気の理由と考えられます。
上記の投稿では、ユーザーの関心を惹きやすい海外の情報としてスウェーデンの税金事情を取り上げ、税率が高い理由や日本とは違うユニークな制度などが紹介されています。
以上から分かるように、ユーザー自身の生活に役立つ情報だけではなく興味をそそられる内容を取り上げることが多くの視聴数を得るためのポイントです。
3-2.【お金の教養】のも さん
TikTokアカウント:@nomomoney48
フォロワー数:約1.6万人(2023年3月現在)
続いてご紹介するフィンフルエンサーは、「【お金の教養】のも」さんです。
「【お金の教養】のも」さんは、投資による資産運用・資産形成をテーマに動画を投稿しており、役立つ知識から実業家の収入事情までシンプルな動画構成で紹介しています。
また、証券マンとしての経歴があることで発信される情報の信頼性も高いため、今後もフォロワー数が伸びていくことが予想されます。
上記の投稿では、人間の持つ「損をしたくない」という心理を利用した、買ってはいけない金融商品について投稿し、8万回近い視聴回数を獲得しています。
もちろんタイトルだけでなく内容も伴っていることで動画が成立しているので、引きのあるタイトルとそのタイトルに負けないインパクトのある内容をセットとして動画を作ることが、フィンフルエンサーとしての人気を得るための要因といえるでしょう。
3-3.両学長 リベラルアーツ大学 さん
YouTubeチャンネル:両学長 リベラルアーツ大学
チャンネル登録者数:約232万人(2023年3月現在)
続いてご紹介するフィンフルエンサーは、「両学長 リベラルアーツ大学」さんです。
「両学長 リベラルアーツ大学」さんは、チャンネル登録者数が230万人以上と金融系ユーチューバーの中でもトップクラスのフィンフルエンサーです。
投稿されている動画の内容は、副業や節約法といったカジュアルな内容から税金や保険などの専門的なものまで幅広く投稿されており、編集もポップで親しみやすいため世代を問わず支持を受けていると考えられるでしょう。
第303回 【さらば億り人】あなたをお金から遠ざける「悪しきお金のマインド3選」について解説します【お金の勉強 初級編】
上記の投稿では、投資や資産運用自体の情報ではなく、「お金に対してどのようなマインドで接すればいいのか」というベクトルで動画を作り、視聴者のマネーリテラシー向上の手助けをしています。
以上のような動画を見たうえでチャンネル内の他の動画を見てもらうことで、視聴者がより現実的に投資や資産運用のアクションに移ることが期待できます。
そのため論理的な解説ばかりではなく、多角的な視点から捉えた「お金」に関する情報の発信も大きな支持を得るために必要な要素の一つといえるでしょう。
3-4.BANK ACADEMY / バンクアカデミー さん
YouTubeチャンネル:BANK ACADEMY / バンクアカデミー
チャンネル登録者数:53.1万人(2023年3月現在)
続いてご紹介するフィンフルエンサーは、「BANK ACADEMY / バンクアカデミー」さんです。
「BANK ACADEMY / バンクアカデミー」さんは、がポップなペンギンのイラストが目印の学校では教えてくれないお金の知識を学ぶことができるチャンネルで、
- つみたてNISA
- iDeCo
- 年金
- 社会保険
- 楽天経済圏
- 資産運用
- キャッシュレス
といったジャンルの動画を中心に投稿されています。
【実績公開】つみたてNISAのおすすめ3銘柄を、6ヶ月運用後に振り返り!
上記の投稿では、チャンネル内でも特に人気のジャンルである「つみたてNISA」に関して、実績を公開することで視聴者に対して運用のイメージをより明確に伝えています。
投資の始め方を紹介するフィンフルエンサーは多くいますが、以上のように実際の運用状況まで公開することで発信者への信頼性が増し、さらに多くの視聴数や登録者数につながっていると推測できます。
3-5.vacay(ヴァケイ)|暮らし・お部屋・お金 さん
Instagramアカウント:@vacay_room
フォロワー数:約17.7万人(2023年3月現在)
最後にご紹介するフィンフルエンサーは、「vacay(ヴァケイ)」さんです。
「vacay(ヴァケイ)」さんは、”お部屋や暮らしを豊かにする”をコンセプトに、便利グッズやライフハック情報とともに、節約や投資といったお金にまつわる投稿をおこなっています。
金融関連の難しそうな話題を身近な暮らしの要素と組み合わせることで、ユーザーが興味を持ちやすくなる工夫がされており、女性を中心に人気を集めています。
https://www.instagram.com/p/CqVKdGKy6Xf/
上記の投稿では、投資初心者に向けてリアルな悩みに共感しつつ、資産運用サービスの仕組みやメリットを分かりやすく紹介しています。
また、投資の始め方が分からない方へのガイドが配布されていたり、情報量の少ないシンプルサムネイルなど、初心者にフォーカスした安心感のある投稿が人気を集めている要因と考えられるでしょう。
4.まとめ
今回この記事では、フィンフルエンサーについて詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
フィンフルエンサーはZ世代を中心に人気が高いことから、今後もさらに注目が広がっていくことが予想される分野です。
これからのマーケティングやプロモーションにフィンフルエンサーを起用したい方は検討してみてください。
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