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【重要】本記事は2021年9月時点の情報を基に執筆しています。当時「TrueView」と呼ばれていた広告フォーマットは、2021年から2022年にかけて名称が整理され(TrueViewディスカバリー広告→インフィード動画広告など)、さらに2025年には動画アクションキャンペーンがデマンドジェネレーションキャンペーンへ移行するなど、YouTube広告の仕組みは大きく変化しました。当時の内容は(参考)として残しつつ、次の章で2026年時点の最新情報をまとめていますので、あわせてご確認ください。

YouTubeに表示する広告って効果あるの? 再生前に出る広告って逆効果になったりしない? など、どんどん進化するYouTube広告について疑問はつきものです。ここでは、YouTube広告の種類と効果、成功事例について紹介します。

【2026年最新】YouTube広告の現在(TrueViewからの変更点)

本記事の初出(2021年9月)当時は「TrueView」というブランド名が広く使われていましたが、現在は広告フォーマットの名称としてはほぼ使われていません。具体的には、「TrueViewディスカバリー広告」は「インフィード動画広告」へ、「TrueViewインストリーム広告」は「スキップ可能なインストリーム広告」へと、2021年〜2022年にかけて名称が変更・整理されました。

2026年時点でYouTubeに配信できる主な広告フォーマットは、次のとおりです。

  • スキップ可能なインストリーム広告(5秒後にスキップ可能)
  • スキップ不可のインストリーム広告(最大15秒程度)
  • インフィード動画広告(旧:TrueViewディスカバリー広告。検索結果や関連動画などに表示)
  • バンパー広告(スキップ不可の6秒広告)
  • アウトストリーム広告(YouTube外のパートナーサイト・アプリに表示)
  • マストヘッド広告(ホームフィード最上部の大型枠)
  • YouTubeショートに表示される広告

また、キャンペーンの枠組みも変わっています。コンバージョン獲得向けの「動画アクションキャンペーン」は段階的に廃止され、2025年以降は「デマンドジェネレーション(Demand Gen)キャンペーン」へ移行しました。Demand Genの前身にあたる広告については「Googleファインド広告とは?|機能・使い方・リリース時期を解説」でも解説しています。さらに、国内の利用者数も本文中で紹介している「約5,000万人」から大きく伸びており、2023年時点で月間7,000万人超(18歳以上)に達したと発表されています。

最新のフォーマットの仕様や課金方式は、Google広告公式ヘルプの「動画広告フォーマットの概要」および「TrueView ディスカバリー広告の名称変更について」をご確認ください。なお、広告以外のYouTube収益化機能については「Youtube「Super Thanks」機能を発表!使い方は?」もあわせてご覧ください。

1.YouTube広告とは?(参考:2021年当時の名称・仕様)

YouTubeには「TrueView」という広告があり、動画の視聴前に流せる動画広告、YouTubeページ上に表示できる広告の2種類があります。

広告はパソコン、モバイル(スマホ、タブレット)ともに表示されます。

1-1.TrueViewインストリーム広告(現:スキップ可能なインストリーム広告)

TrueViewインストリーム広告は、動画の視聴前に流せる動画広告です。その特徴は3つあります。

  • 冒頭の5秒間はかならず表示→その後ユーザーがスキップ可能
  • 5秒後にスキップできない設定も企業側で可能
  • 30秒以上視聴orリンクをクリックされると料金発生・視聴回数が+1回(30秒未満の動画は最後までの視聴で発生)

◇標準インストリーム広告(TrueViewインストリーム広告の前身)

  • 最大15~20秒までのスキップできない広告
  • 最後まで動画を見てもらえる反面、スキップできないため動画を閉じて離脱などの可能性もある

1-2.TrueViewインディスプレイ広告(現:インフィード動画広告)

動画の再生ページ上やYouTube検索結果などに表示される広告です。

  • ユーザーが見ているコンテンツと関連性の高い広告を表示
  • サムネイル画像・最大3行の広告文を表示
  • クリックすると動画再生ページやチャンネルへのリンクが表示される
  • クリック再生されると料金発生

2.YouTube広告の8つのメリットと5つのデメリット

YouTubeは現在、国内外で膨大な視聴者を持つ動画メディアとして、大きな知名度を誇っています。YouTubeの動画広告にはいくつかの種類がありますが、よく知られているのが、コンテンツ再生前に差し込まれる「インストリーム広告」という広告です。YouTubeに広告を出すことは、企業にとって非常に大きなマーケティング上の効果があり、実際に広告を出稿している企業も数えきれません。しかし、メリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは、YouTubeに動画広告を出すメリットとデメリットの両方を、それぞれ挙げて説明していきましょう。

ここからはメリットについて紹介します。

〇メリット①ユーザー数が多い

YouTubeは、いろいろな動画共有サービスの中でも、特に利用者の数が多いことで知られています。執筆当時で国内5000万人、2023年時点では月間7,000万人超(18歳以上)とされるユーザー数は、YouTube動画広告が、いかに数多くの人に見られるチャンスがあるかということを示しています。この点は、YouTube広告を利用する大きなメリットと言えるでしょう。

〇メリット②ターゲットを絞れる

YouTubeのアカウントには、ユーザーのさまざまな情報が登録されています。年齢、性別、居住地域や子供の有無、興味の範囲など、種々の情報を基にしたターゲティングによって、より精緻なWEBマーケティングが可能になります。こうした点も、YouTube動画広告のメリットとして挙げられます。

〇メリット③無駄なコストが不要

YouTube動画広告(スキップ可能なインストリーム広告)の特徴として、動画が一定時間視聴されるか、あるいは、広告がクリックされて、企業サイトへ移るなどした場合のみ、料金が発生するという仕組みがあります。この課金システムでは、途中で動画が飛ばされるなどした場合、広告料が発生しないため、比較的余分な費用を使わないですむという利点があります。

〇メリット④自社サイトに誘導できる

YouTube動画広告をクリックすると、ユーザーは、企業の自社サイトへ遷移します。そこで、商品やサービスのくわしい情報に触れることができ、購入や問い合わせなどのコンバージョンに結びつけることも可能になります。こうした機能は、TVCMなどの、従来のマス広告にはないもので、YouTube動画広告を利用する大きなメリットとなります。

〇メリット⑤リマーケティング機能に対応

リマーケティング機能とは、特定のユーザーを追跡し、YouTubeの視聴中や、他のサイト(Googleディスプレイネットワークの加盟サイト)を閲覧中でも、自社の広告を表示させることができる機能です。ターゲティングできるユーザーは、YouTube動画広告を一定時間以上視聴した人や、特定の動画を視聴した人など、さまざまな場合が考えられます。リマーケティングすることにより、何度でも同じ広告を見せ、認知度を高められるというメリットがあります。

〇メリット⑥テレビの80%以上の宣伝効果

Google発表のレポートによると、YouTube動画広告には、テレビCMの80%以上の宣伝効果があるとされています。これに対しては、テレビCMマーケティング側からの異論も出ていますが、YouTubeがテレビと匹敵するメディアになりつつある現在、YouTube動画広告のマーケティング効果は、確実に上昇していると言えます。

〇メリット⑦費用対効果が良い

前述のように、YouTube動画広告は、クリックされるか、あるいは一定時間動画を視聴されない限り、広告料は発生しません。しかも、広告を届けたい人を絞って配信することが可能なため、費用対効果の面で、比較的大きなメリットがあると言えます。

〇メリット⑧一定時間見てもらえる

YouTube動画広告で、コンテンツ再生前に流れる「インストリーム広告」は、5秒以上たつと広告を飛ばせる「スキッパブル広告」と、最後まで飛ばせない「ノンスキッパブル広告」の2種類があります。スキッパブル広告の場合でも、最低5秒間はユーザーに広告を見てもらえるため、商品やサービスの認知度を上げる上でメリットがあります。

ここからはデメリットについてです。

〇デメリット①スキップされる可能性がある

ここからは、YouTube動画広告のデメリットの面ですが、どんなにアイデアや工夫を凝らした動画広告を制作しても、ユーザーにスキップされやすいという点があります。せっかく作った広告も、見てもらえなければあまり意味がありません。前述のように、最低5秒間はみてもらうことができますが、印象に残らない場合もありますから、こうした点は不利であるとも言えます。

〇デメリット②クオリティが低いと逆効果

YouTube動画広告は、比較的低コストで、誰でも出稿できるというメリットがある一方、動画のクオリティが低ければ、逆にマイナスイメージを持たれる可能性が高いというリスクがあります。ユーザーの関心を集めるには、一定程度の品質を確保する必要があります。

〇デメリット③審査に時間がかかることも

YouTube動画広告は、各種の設定を終えた後、Google広告(旧:Googleアドワーズ)やYouTubeの方針に基づいて、審査を受けなければいけません。審査はほとんどの場合、1営業日以内で完了しますが、場合によっては数日かかることもあります。また、審査で不承認となった広告は掲載されないため、修正を施して、再度審査を受ける必要があります。

〇デメリット④動画作成に費用がかかる

前述のように、YouTube動画広告は、誰でも比較的簡単に広告を出稿できるとは言っても、効果を上げるためには、一定以上のクオリティを持つ動画を制作する必要があります。そのためには、プロの業者に委託するなど、コストもある程度かけざるをえません。こうした点は、多少のデメリットと言えるでしょう。

〇デメリット⑤ネガティブなイメージをもたれやすい

これも前に触れたように、YouTube動画広告のインストリーム広告は、コンテンツ再生前に、強制的に広告が配信される仕組みとなっています。ユーザーにとっては、目当てのコンテンツが始まる前に、無理に広告を見せられる形になるため、ストレスを感じる場合もあります。このように、広告に対しネガティブな印象を抱かれる可能性があるという点は、デメリットの一つに挙げられるでしょう。

3.YouTube広告の成功事例

ここからは、インストリーム広告の事例を2つご紹介します。

1.視聴回数400万回以上を達成「ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行)」

ジャパンネット銀行(2021年4月に「PayPay銀行」へ社名変更)は、将来顧客となる若年層への認知拡大を狙い、インストリーム広告に取り組みました。若年層のインサイトを捉え、「誕生日占い×恋愛」で表現。若者が興味のある「恋愛」をテーマとし、「占い」で話題化できるようなクリエイティブにこだわりました。

KPIは再生回数とし、結果としてYouTube視聴回数400万回以上を達成。若年層の認知度・興味関心度の向上に成功しました。

2.商品好意・購入意向ともにリフトアップに成功「シービック」

デオドラント剤やスキンケア商品を取り扱う「シービック」は、認知拡大と店頭での商品想起を目的に、コンテンツ色のある広告に取り組みました。

ターゲットは、20〜40代の男性。広告色を抑えたストーリー展開とし、視聴者に「自分ごと化」させ、なるべくスキップされないよう工夫を凝らしました。

KPIは「完全視聴率」とし、結果として商品好意・購入意向ともにリフトアップに成功しました。

4.まとめ

動画はテキスト・静止画に比べて短時間で伝えられる情報量が圧倒的に多いと言われており、認知獲得に大きな効果があることを述べました。そして事例紹介では、YouTube広告出稿により「認知獲得」「ブランドリフト」に成功した2つの好事例をご紹介しました。

もし現状、リスティング広告やディスプレイ広告で今ひとつ成果に繋がっていないなら、YouTube広告への施策シフトも検討してみてください。また、YouTube上でファンから直接支援を受けられる仕組みについては「Youtube「Super Thanks」機能を発表!使い方は?」で解説しています。

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