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Twitterを利用していて、タイムラインなどに企業の広告が表示されるのを見たことはありますか。

Twitterでは、広告を出稿できる手続きや仕組みが簡略化されおり、簡単に効果的な広告を出稿できることで人気です。

日本では、4,500万人以上のTwitterユーザーがいると言われており、Twitterに広告を出稿することでマス広告と同等以上の効果を期待できるでしょう。

ただし、今年の1月に広告配置の安全性に関するアップデートがされています。概要と共に紹介しますので内容を確認してください。

1.Twitterの広告ポリシー概要

それでは、実際にTwitter社の広告ポリシーに規定されているコンテンツをご紹介していきます。

Twitter社の広告ポリシーには、

  • 成人向けの性的なコンテンツ
  • アルコール関連のコンテンツ
  • 理念に基づく広告
  • 著作権
  • 偽造品に関するポリシー
  • 薬物、薬物関連品
  • 絶滅危惧種
  • 金融商品・サービス
  • 賭博関連のコンテンツ
  • ヘイト表現を伴うコンテンツ
  • 健康および医薬品に関する商品とサービス
  • 不適切なコンテンツ
  • マルウェアとソフトウェアのダウンロードに関するポリシー
  • 政治に関するコンテンツ
  • 18歳未満または未成年者に禁止されているコンテンツ
  • 品質
  • 国営メディア
  • タバコとタバコ用品
  • 商標
  • チケットの不正販売
  • 禁止されている商行為
  • 武器と武器用品

上記が規定されています。詳細の説明は、Twitter社の公式サイトをクリックしてチェックしてみてください。

以下では、特に把握しておくべきコンテンツに絞ってご紹介します。

〇成人向けの性的なコンテンツ

  • わいせつな画像またはポルノ画像
  • 同伴サービスや売春
  • 完全または部分的な裸体
  • 男性器増大関連の商品とサービスおよび豊胸サービス
  • 性的なモデル着用の衣服
  • 性的な出会い、不倫を斡旋している出会い系サイト
  • デートの見返りに金銭、商品またはサービスのやり取りが発生する出会い系サイト
  • メールオーダーブライドサービス
  • 性的な玩具
  • ホストクラブやホステスクラブ(キャバクラ)

〇著作権

  • 著作権で保護されているコンテンツの無断配信を促している。
  • メディアのデジタル著作権管理(DRM)をバイパスするソフトウェアの利用を促している。
  • メディアの違法コピーを容易にするツールの利用を促している。

〇金融商品・サービス

  • ペイデイローン、現金ローン、P2P*
  • イニシャル・コイン・オファリング(ICO)、イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)、イニシャル・デックス・オファリング(IDExO)
  • 分散型暗号通貨の借入/貸出、DeFi保険、DApps、分散型取引所
  • 暗号通貨マイニング
  • バイナリーオプション
  • 保釈保証

上記の広告は審査を通りませんのでご注意ください。

2.広告配置の安全性に関するアップデートを発表

2023年1月、Twitterのタイムラインで収益化する上で安全ではない、または不適切とみなされる英語コンテンツに隣接する広告配置を監視し、定量化するアップデートを発表しました。

また、現在本アップデートは米国の広告主に対してのみ適応されています。

過去数か月間で検証されたテストでは、測定されたインプレッションの99%以上が安全とみなされたコンテンツに隣接されるようになったという結果がでたとのこと。

広告主は、ブランドの安全測定ソリューションに関して連携するDouble VerifyとIntegral Ad Scienceと直接連携したり、Twitterの営業担当者に直接連絡することもできます。

さらに今回、2022年12月にアップデートされた隣接制御機能をアップグレードしたことも発表しました。

本アップグレードにより、タイムラインで不適切とみなされたキーワードを含む投稿の上下の広告配置を回避できるようになります。

本機能は、すべての言語に対応しており、タイムラインの表示が関連性順か時系列順に関係なく適用されます。

また現在、広告主が設定できる不適切なキーワードの上限は1000単語となっています。

今後日本での提供や、さらなるアップデートが期待される機能です。

3.検索連動型広告「Twitter検索キーワード広告」のオープンベータの提供開始

またTwitterは自社独自の検索連動型広告である「Twitter検索キーワード広告」のオープンベータテストの提供を開始したことを発表しました。

従来までは、ユーザーの興味・関心、その他情報を元に検索結果画面での広告表示をしていましたが、本テストの開始によって、検索キーワードに対する広告配信ができるようになります。

キーワード設定には、自社商品・サービスの名前を設定することもできる上、トレンドのハッシュタグやキーワードを設定することも可能です。

そのため、会話・トレンド・モーメントなど、様々な話題について検索しているユーザーに対し、従来より更に関連性の高いPRができるようになりました。

Twitter検索キーワード広告の利用で可能になる機能は以下のとおりです。

  • キャンペーン目的:ウェブサイトコンバージョン
  • 入札戦略:CPC上限入札/CPM自動入札
  • 表示場所:トレンドキーワード、ハッシュタグの検索結果ページ
  • 表示順:テスト版では検索結果の3番目のツイートとして表示、アップデート後は2番目のツイートとして表示予定
  • 設定可能なキーワード:
  • キーワードは完全一致で、1つの広告グループにつき200単語、最大140文字まで設定可能
  • アルファベットの大文字小文字判別なし、複数形は別ワードとして判別
  • また、ハッシュタグがついたキーワードとついていないキーワードはそれぞれ別として判別します。
  • 掛け合わせが可能なターゲット設定:地域、属性、デバイス、オーディエンス除外
  • 利用可能なクリエイティブ:テキスト、静止画、動画、カルーセル、DPA
  •  必須事項:Twitterタグの設置、コンバージョンイベントの設定
  • 検索キーワード広告ポリシー:Twitterルールやポリシーに準ずる

本テストによる新機能は、すべての広告主が利用可能になります。

4.【必見】Twitterの広告ポリシーに違反しないためには

Twitterの広告ポリシーに違反せず、広告審査に通るためにはどの様な点に注意すれば良いのでしょうか。

以下では、Twitter広告の審査落ちを回避するためのポイントをご紹介いたします。

一般的によく見られるTwitter広告の審査落ちの例としては、

  • 性的な表現を使用している広告
  • 特定のユーザーが不快に思う画像を使用している広告
  • 年齢制限に関わる広告

といったものが挙げられます。

上記の例を避けることで、審査落ちの可能性は低くなるでしょう。

4-1.性的な表現を使用している広告

Twitter広告に性的なコンテンツを表現しているイラストや画像を使用している場合には、審査に通らない可能性が高いです。

また、イラストや画像といった視覚的なものだけでなく、テキストに性的なコンテンツを含んだ広告でもNGとなる点に注意が必要です。

男女のキスシーンなどのコンテンツは避けて、誰がみても性的なコンテンツと認識されない広告を作成することが大切です。

4-2.特定のユーザーが不快に思う画像を使用している広告

Twitter広告では、使用している画像が特定のユーザーを不快に思わせてしまうものであると判断され、審査に通らないことがあります。

特定のユーザーを不快に思わせてしまう画像の例としては、

  • 痩せすぎている人の画像
  • ニキビが過度に強調されている画像

などが挙げられます。

自社の美容製品の広告を発信する際、製品使用前のいわゆるビフォーの状態を画像に使用する場合には、上記のようなコンテンツを避けることが得策です。

4-3.年齢制限に関わる広告

Twitter社では、年齢制限に関わる広告の出稿を制限しています。

例えば、お酒やタバコといった商品の広告は審査に通りにくいとされています。

Twitterは、年齢制限がなく誰もが利用できるSNSであるため、未成年者などにとって相応しくないコンテンツが容易に届いてしまう可能性があります。

Twitter広告に使用する画像やテキストには、年齢に関係なく誰もが利用できるコンテンツを用意することが吉です。

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