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Instagram広告ってどんなことができるの?どんなメリットがあるの?どうやって出稿すればいいの?今回はそんな疑問を解決すべく、Instagram広告について特徴、メリット、出稿方法を紹介します。
1.Instagram広告の特徴
1-1.Instagram広告とは
Instagram広告は、人気SNSであるInstagramのフィード(タイムライン)、ストーリーズ、発見タブなどに写真や動画形式で出稿できる広告です。
一般的なユーザーのInstagram投稿の間に挿入される形で広告が配信されるため、魅力的な画像・動画広告を自然な流れで閲覧してもらうことができます。
広告クリエイティブの下には「詳しくはこちら」といったCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを設置でき、ユーザーのクリックを促しやすくなっています。
さらに、そのままECサイト等の自社WEBサイトへ遷移させることもできるため、購買や申込などにもつなげやすくなっているのが特徴です。
1-2.精度の高いターゲティングができる
精度の高いターゲティングができる点も大きな特徴です。
Instagramは実名登録制SNSである「Facebook」傘下のサービスであり、Instagramにおいても実名情報をもとにした精度の高い広告ターゲティングが可能です。
年齢、性別、地域、趣味(興味関心)、職業、結婚など、広告配信先を詳細にターゲティングすることで費用の無駄を抑えて、企業のターゲットへ的確に広告を届けることができます。
1-3.費用は107円の低予算から広告配信できる
nstagram広告の最低出稿金額は1日107円となっています。
低予算で費用を抑えた広告配信が可能であり、状況に応じて予算の変更、広告配信の中断やクリエイティブ画像の切り替えなども可能なため、柔軟な広告運用が可能です。
精度の高いターゲティングにより、高い費用対効果が見込める点も魅力です。
1-4.目的に応じて様々な形式の広告を配信できる
Instagram広告では様々な形式の広告を配信できます。
画像・動画広告・ストーリーズ広告でインパクトのある訴求をする
カルーセル(複数枚)広告でブランドストーリーを語る
という基本の広告フォーマットに加えて
ショッピング広告でECの購買につなげる
アンケート広告でユーザーの反応率を高める
ブランドコンテンツ広告でインスタグラマーの投稿を広告として配信する
など、様々な形式のInstagram広告を作ることができるので自社の目的に合わせて柔軟に作成・配信することが可能です。
2.Instagram広告の種類
Instagram広告には
ストーリーズ広告
写真広告
動画広告
カルーセル広告
コレクション広告
発見タブ広告
の6種類の基本広告パターン、さらに、効果を高めるおすすめの追加機能として
アンケート広告機能
ショッピング広告機能
ブランドコンテンツ広告機能
があります。
6つの種類の広告フォーマットおよび追加機能にはそれぞれ特徴があり、クリエイティブの条件やサイズも異なりますので、目的に合わせて適切な広告を選択し配信する必要があります。
以下でそれぞれの広告の特徴を紹介しましょう。
〇ストーリーズ広告
「ストーリーズ広告」は、Instagramストーリーズ上の他ユーザーの投稿の間に自然と挿入される広告形式です。
スマホ全画面表示のダイナミックな画像・動画によるインパクトと没入感でブランドアピールできるメリットがあります。
また、日本において、Instagramストーリーズはデイリーアクティブアカウントの70%を超える利用率を誇る人気機能となっており、広告のインパクトも大きいことから広告配信場所としても大きく注目されています。
〇写真広告
Instagram広告の「写真広告」は、静止画とキャプション(テキスト)を表示することができる基本的な広告です。
Instagramのフィード(タイムライン)上に他のユーザーの投稿と投稿の間に自然に広告が表示されるので、ユーザーにも違和感なくシームレスな広告発信が可能です。
広告の下には様々な種類のCTAボタンを設置できるため、ユーザーの行動を促しやすく、クリック率の向上が見込めます。
〇動画広告
「動画広告」は、動画とキャプション(テキスト)を表示できる広告形式です。
Instagramのフィード上の他の投稿の間に自然に挿入され、広告が表示されると自動的に動画が再生されるため、ユーザーの注目を集めやすくなっています。
動画によるブランドストーリーの訴求や、テロップやエフェクトなどの動的な効果によりユーザーが興味を持ちやすい特徴があります。
〇カルーセル広告
「カルーセル広告」は、複数枚の写真や動画とキャプション(テキスト)を表示することができる広告形式です。
複数枚にわたる動画と画像を通してブランドストーリーや製品の複数の特長を紹介するなど、ユーザーにブランド理解を深めてもらいやすいメリットがあります。
〇コレクション広告
「コレクション広告」は自社製品をカタログ形式にして表示できる広告フォーマットです。
メインとなる大きい画像・動画の下にあらかじめ登録した商品カタログが表示され、それぞれの商品をタップすると詳細が表示されるようになっています。
さらに、Instagramショッピング機能によりそのまま購買につなげることもできるため、ECサイトと相性のよい広告形式です。
〇発見タブ広告
「発見タブ広告」は、Instagramの発見タブ(虫眼鏡アイコン)のページに表示される広告形式です。
能動的に情報を探しているユーザーへ広告が配信されるため、ユーザーは新しい発見ができ、ブランドは新規見込み客の獲得につながる、まさに発見を促す広告形式です。
〇追加機能:アンケート広告機能
「Instagramアンケート広告」は、Instagramストーリーズ上で二者択一の質問スタンプを付加することができる機能です。
アンケートスタンプをつけることでユーザーの反応を高める効果があります。
〇追加機能:ショッピング広告機能
「Instagramショッピング広告」は、表示された広告のタグからそのまま自然にECサイトでの購入を促せる広告形式です。
通常の写真・動画広告やストーリーズ広告に自社で販売している商品の詳細(商品名、金額)タグを追加し、タップするとそのまま自社のECサイトへ遷移させることができます。
〇追加機能:ブランドコンテンツ広告機能
「ブランドコンテンツ広告」は、人気インスタグラマー(インフルエンサー)のInstagram投稿を自社の広告として配信できる新しい広告機能です。
人気インスタグラマーの作る写真や動画投稿はクオリティが高いため、訴求力の高いInstagram広告を配信することが可能となります。
たとえば、人気インスタグラマーに自社製品をInstagramでPRしてもらった後、その投稿をブランドコンテンツ広告として配信することで、より広い範囲のターゲットに魅力的な広告を配信することができます。
3.Instagram広告出稿方法 5つのSTEP
Instagramの出稿方法は下記の5つのSTEPに分かれています。
①FacebookページとInstagramの連携
②広告キャンペーンの作成
③広告の入稿
広告の目的を選択
ピクセルの作成と選択
予算と掲載期間を設定
オーディエンスを設定
広告の掲載場所を指定
広告クリエイティブを作成
④支払い設定
⑤広告を掲載
①FacebookページとInstagramの連携
Instagram広告はFacebook広告と同じビジネスマネージャー(広告管理画面)を使います。そのため、Facebookページとのアカウント連携が必要不可欠です。
Facebookページをお持ちでない方は、先にFacebookのページを作成しましょう。
今回はFacebookページとInstagramアカウントの連携方法から説明をします。
まずはInstagramアカウントにログインします。
自分のプロフィール画面にいくと、「プロアカウントに切り替える」というボタンがあるので、
そこをクリックするとFacebookページをリンクする画面へと続きます。これでFacebookページとInstagramアカウントの連携は完了です。
PC上で設定しようとすると、「プロアカウントに切り替える」というボタンが表示されないので、スマホで操作しましょう。
②広告キャンペーンの作成
ビジネスマネージャーから、広告キャンペーンの作成に入ります。
「作成」のボタンをクリックすると、広告入稿の手順に進むことができます。
③広告の入稿
Instagram広告を実施する目的を確認しながら、さっそく広告の入稿を進めていきましょう。
〇キャンペーンの目的を選択
Instagramは、マーケティングフローに沿った下記の11の目的から選択することができます。
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリのインストール
- 動画の再生回数のアップ
- リード獲得
- メッセージ
- コンバージョン
- カタログ販売
- 来店数の増加
「作成」をクリックした後、目的に沿ってひとつ選択をしましょう。多くの場合、「トラフィック」や「コンバージョン」を選択するケースが多いです。
〇ピクセルの作成と選択
次は、ピクセルの作成と選択です。
そもそもFacebookピクセル(タグ)を企業サイトに設置することで、Facebook広告を見た後に実行されたアクションの計測が行えます。
また設置したタグから送信されるアクションデータを元にした広告配信の最適化が可能となり、より広告の効果が高まります。
対象のサイトに設置するピクセルを追加し、コンバージョンイベントとして選択しましょう。
サイト上のソース内の指定の場所に設置したり、GTMなどのタグマネージャーを活用することで、簡単に設置することもできます。
〇予算と掲載期間を設定
予算と掲載期間を設定していきましょう。
予算の設定では、「1日の予算」と「通算予算」から選ぶことができます。
1日ごとの予算が細かく決まっている場合は「1日の予算」が好ましいですが、特定の期間を通して予算が決まっている場合は「通算予算」を選択すると、
設定した予算ぴったりに配信がなされるので、管理する上で安心です。
〇オーディエンスを設定
ターゲットの設定を行いましょう。
広告を届けたいユーザーを思い浮かべながら、年齢、性別、地域、言語といった基本的なデモグラフィックの設定を行います。またライフイベントや興味・関心、仕事などの詳細なターゲティングの設定も行っていきましょう。
Facebook広告同様にターゲティングができるようになっていますので、アプローチしたいユーザーに合わせて選びます。狭めすぎてしまうとユーザーが少なくなり、広告配信が少なくなってしまう可能性もあるので、オーディエンスサイズを見ながら設定しましょう。
〇広告の掲載場所を指定
広告を届けたいターゲットを選んだ後は、広告を表示させる場所を選んでいきましょう。
Instagramにのみ配信をしたい場合は「手動配置」を選択し、プラットフォームのチェックボタンを選択しててください。
ただし、Facebook社によれば、「自動配置」にすることが推奨されており、広告掲載場所の最適化に関しても
Facebookのアルゴリズムに任せた方が、最終的に成果がよいという結果もあります。
自社の事業状況も確認しながら、「自動配置」でいくのか「手動配置」でいくのか決定してください。
〇広告クリエイティブを作成
最後に、広告クリエイティブの設定です。
動画や静止画、カルーセル広告など、目的に合わせて適したフォーマットを選択します。
下記の記事では、カルーセルやコレクション広告などに関することが書かれていますので、確認してみてください。
実際に広告クリエイティブを設定したら、プレビューモードを活用して、どのようにストーリーズやフィードで表示されるか確認してください。
よくあるのは、ストーリー用クリエイティブの上部が、Instagramのアイコンと被ることで、文字や画像見えずらくなるケースが多いので、要チェックです。
テキストやコールトゥアクション(CTA)も設定して、伝えたいメッセージを盛り込むように意識しましょう。
④支払い設定
ビジネス設定に戻り、右側のメニュ―の下部にある「支払い」をクリックしましょう。クレジットカードの登録ができたら配信準備は完了です。
⑤広告を掲載
ここまでの入稿作業と支払いの設定が完了すれば、「確認して公開」ボタンをクリックするのみです。
改めて入稿内容を下記に沿って確認しましょう。
- 誤字脱字はないか
- クリエイティブは適切か
- リンク先は適切か
- 配信アカウントは適切か
- 設定予算は適切か
- ターゲットは適切か
「ターゲット設定を誤ったせいで、サービスを提供している地域以外に配信してしまった…」「設定予算を間違えていた…」など起こらないようにしましょう。
Instagram広告の出し方が分かった後は、実際の運用時のポイントを押さえることが重要です。
運用時に押さえておくべきポイントを以下の資料にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
4.まとめ
Instagram広告の出し方は理解できたでしょうか?Facebookの広告出稿をしたことがある方なら簡単かもしれませんが、改めて上記内容を押さえておきましょう。
どの広告媒体もそうですが、配信開始が始まりです。仮説検証を通して、事業拡大に繋がるクリエイティブやターゲティングの勝ちパターンを見つけていきましょう!
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