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利用者が2019年時点で3,300万人を超えている人気SNS「Instagram」。
インスタグラマーなど、数万人~数百万人という膨大なフォロワーを獲得して自分の人生を大きく好転させている人も少なくありません。
ビジネスにおいても、Instagram公式アカウントを開設してファンを獲得、売り上げアップに上手に貢献させている企業も大変多くいます。
Instagramアカウントで人気になりフォロワーを獲得するには、
- 有益・高品質なコンテンツを投稿する
- ユーザーとコミュニケーションをとる
- 発信を継続させる
など様々な要素が必要ですが、その前提として「Instagramのアルゴリズム」の理解も大変重要です。
そこでこの記事では、
- Instagramのアルゴリズムとは何か、なぜ重要なのか
- Instagramのアルゴリズムによりおすすめ表示される要素は何か
を解説していきます。
Instagramを活用して人気を獲得したい人は知っておくべき知識を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.アルゴリズムとは?
アルゴリズムとは「問題を解決するための手順や計算方法」を指します。
2.Instagram(インスタ)アルゴリズムとは?
Instagramにおけるアルゴリズムとは、「Instagramのユーザーに、どの投稿を表示させるか判断する仕組み」を指します。
アルゴリズムは高度なAIを活用して、ユーザーの趣味嗜好を判断して、そのユーザーにおすすめな投稿を表示してくれます。
2-1.Instagram(インスタ)のミッションとは?
Instagramのアルゴリズムには、Instagramが定めたミッションが関係しています。
Instagramのミッションは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」です。
このミッションにおいて2つの重要なポイントがあります。1つ目は「ユーザー同士の近接」これはユーザーアカウントのコミュニケーションの「親密度」を表しています。
2つ目は「ユーザーとコンテンツの近接」これは、ユーザーと投稿がどれだけ合っているかという「親和性」を表しています。
上記の2つを軸にインスタはアルゴリズムを構成しており、その時にとても重要になるのが「シグナル」と呼ばれるものです。
次項から「シグナル」について詳しく解説を行います。
2-2.シグナル(指標)とは?
Instagramにおけるシグナルとは、いいね!数や保存数など、おすすめ表示をするための判断に必要な要素=指標のようなものです。
2-3.Instagram(インスタ)アルゴリズムはなぜ重要なのか?
Instagramアルゴリズムが重要な理由は、自社のアカウントの投稿を認知させることができる点です。
Instagramの弱点でもありますが、拡散機能の「リツイート」があるTwitterと比較するとフォロワー外のユーザーに投稿が露出する機会が少ないのが特徴です。
しかし、アルゴリズムは様々な要素(シグナル)から「おすすめできる投稿」を判断し、Instagramにいる1人1人のユーザーに合わせて表示をしてくれます。
つまり、アルゴリズムを理解してInstagram運用を行っていくことで、さらなるフォロワーの獲得や認知向上に繋がっていくのです。
けれども注意していただきたいのが、シグナルはアルゴリズムにおいてとても重要な要素ではありますが、そればかりに目が行ってしまい、フォロワーをないがしろにした運用になってしまっては元も子もありません。
「ユーザーとの親密なコミュニケーションの構築と、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信していく」この2つを忘れずにユーザーファーストで運用を心がけましょう。
3.【フィード、ストーリーズ】Instagramアルゴリズム解説
まず、フィード(タイムライン)とストーリーズについてのInstagramアルゴリズムを紹介しましょう。
3-1.フィードとストーリーズでは自分がフォローしている人の投稿が表示される
フィードとストーリーズは基本的にはあなたがフォローしているユーザーの最新のInstagram投稿が表示されます。(※広告などいくつかの例外を除く)
ただし、時系列ではなく、Instagramが過去、あなたが見たコンテンツ、いいねや保存をしたコンテンツなどの傾向から気に入ってくれる投稿をより優先的に見てもらえるように自動的に並び換えて表示されます。
フィードであれば興味関心が高いほど上の方に、ストーリーズであれば興味関心が高いほど画面上部の左側に表示されるようになります。
3-2.フィードとストーリーズで重視されるInstagramアルゴリズムのシグナル
たとえば、投稿された時間、電話やインターネットを使っているか、写真よりも動画が好きかなどがシグナルの例として挙げられます。
Instagramのアルゴリズムで活用しているシグナルのうち、フィードとストーリーズで優先度の高いものの例を紹介しましょう。
〇投稿に関する情報
投稿の人気の高さ
⇒ いいね!、保存、コメント、シェアなどの獲得したエンゲージメント
〇投稿自体の情報
⇒ 投稿日時、動画の長さ、位置情報などの情報
〇投稿した人(自分がフォローしている人)の情報
投稿した人へ興味関心の高さ
⇒ 過去数週間にその人とやりとり(投稿閲覧、いいね、コメント、DMなど)した回数
〇自分の行動の情報
自分のInstagram内での動き
⇒ 自分が良く見ている投稿、いいねした投稿など気に入った投稿の数
〇自分が他の人とやり取りした履歴情報
人やコンテンツ、カテゴリーへの関心の高さ
⇒ 特定の人(注目している人)の投稿へのコメントや見る頻度
3-3.フィード投稿の表示で重要視されている5つのアクション
Instagramのアルゴリズムでは、投稿を見た人(あなた)が下記の5つのアクションをとってくれそうだと判断された投稿が優先的に表示されます。
- 投稿閲覧時間
- コメント
- いいね
- 保存
- プロフィール写真のタップ
具体的な投稿の要素としては
- 複数写真や動画で長い時間投稿を見てもらう
- 自分事として共感できる
- 役立つ情報で後で見返したくなる
- 投稿の最後の画像に「プロフィールも見てね」と導線がある
などが挙げられますので、これらを意識して投稿をつくると良さそうです。
3-4.同じ人からのInstagram投稿は連続表示されない
Instagramでは様々なユーザーの投稿を見て新しい発見を得てもらうために、同じユーザーの投稿が連続で表示されないようになっています。
よって、短時間で連続に大量の投稿をするのは避けるのが無難といえるでしょう。
3-5.ストーリーズにシェアしたフィード投稿も歓迎される
Instagramでは、オリジナルのコンテンツの投稿を推奨していることから、フィード投稿をストーリーズに再シェアすることを重要視していませんでした。
つまり、過去、フィード投稿を再シェアしたストーリーズは優先的に表示されないようになっていました。
しかし、最近ではこの方針が変わり、ストーリーズにフィード投稿を再シェアしてもInstagramアルゴリズムによって投稿の表示が不利になることは無くなっています。
4.【発見タブ】Instagramアルゴリズム解説
続いてInstagramの発見タブにおける投稿の表示アルゴリズムを解説しましょう。
発見タブとはInstagramアプリの下部に表示される「虫眼鏡マーク」のことです。
自分がフォローしていないユーザーのおすすめ投稿が表示され、文字通り「新しい発見」が得られます。
自分のInstagram投稿がフォロワー以外にも表示される場所でもあるので、Instagramアカウントを成長させるうえでも非常に重要な場所になります。
4-1.発見タブでおすすめ表示される流れ
Instagramの発見タブではどのように投稿がおすすめ表示されるのか流れを紹介しましょう。
1. 自分(あなた)が興味あるコンテンツは何かを調べる
過去にいいね、保存、コメントした投稿などからInstagramアルゴリズムがあなたの好みを把握
2. 自分が気に入った人について、その人のフォロワーのフォロワーまで深堀りして興味関心を調べる
自分が気に入った人がいたら、その人のフォロワーのフォロワーまで深堀して、「今あなたは何に興味を持っているのか」を分析します。
たとえば、サッカーを好きなAさんが最近のお気に入りとしましょう。
Aさんはどんなことに興味関心が高いのか
AさんのフォロワーであるBさんはどんな興味関心をもっているのか
さらにBさんのフォロワーであるCはどんな興味関心をもっているのか
まで深堀し、
今自分がメインで興味あること(サッカー)
さらに興味あることに関連するトピック(サッカーのスーパープレイ、サッカーグッズ、サッカーができる場所など)
について理解し、何を表示させればあなたに興味を持ってもらえるかを分析しています。
3. 興味のあるカテゴリー・グループで表示させる投稿を選定する
Instagramアルゴリズムによって今あなたがメインで興味関心があることと関連するカテゴリーを特定したら、発見タブ独自のアルゴリズムによって表示するInstagram投稿を選び出します。
特に、あなたが「いいね」「保存」「シェア」してくれそうだと思われる投稿が優先的に表示されます。
4-2.発見タブで重視されるInstagramアルゴリズムのシグナル
Instagramの発見タブでは以下のシグナルが重視されます。
〇投稿に関する情報
投稿の人気度・話題性
⇒ その投稿が短期間でどれくらいのいいね、コメント、シェア、保存を獲得しているか
〇投稿した人とのやりとり履歴情報
過去の接点
⇒ 基本的に初めて見る投稿、初めて見るユーザーが表示されますが、過去に接点(投稿を見た、いいねした、メッセージを送った)があるか
〇自分の行動の情報
自分の興味関心
⇒ いいね、保存、コメントした投稿の傾向。発見タブでどのような投稿を見ているか
〇投稿したユーザーの情報
投稿したユーザーは他の人から見ても魅力的か
⇒ 過去数週間に、他の人たちがそのユーザーとやり取りをした回数
5.【リール】Instagramアルゴリズム解説
InstagramリールはInstagramにおけるショートムービー共有機能で、アプリの画面下中央の「リールアイコン(再生マーク)」から見ることができます。
ショートムービー機能としては「ストーリーズ」がありますが、ストーリーズは基本的に自分のフォロワーにしか表示されないのに対し、「リール」では自分のフォロワー以外のユーザーにもおすすめ表示されます。
発見タブと同様、自分の投稿を多くの人に見てもらい、Instagramアカウントを成長させるうえで重要な機能となっています。
5-1.Instagramリールはエンタメ性が重視される
リールは発見タブのように、他ユーザーの投稿がおすすめ表示されますが、大きく違うのは「よりエンターテイメント性があり面白いリール動画」を優先している点です。
そしてInstagramアルゴリズムでは「あなたがリール動画を最後まで見てくれるか」を重要な要素として分析し表示するか否かを判断しています。
5-2.リールで重視されるInstagramアルゴリズムのシグナル
Instagramアルゴリズムでは、以下のシグナルをリールでおすすめ表示させる指標としています。
〇自分の行動の情報
興味あるリール動画は何か
⇒ いいね、コメントなど最近反応したリール動画の傾向
〇リール投稿者とのやりとり履歴情報
過去の接点
⇒ 基本的に初めて見るリール動画、初めて見るユーザーが表示されますが、過去に接点(投稿を見た、いいねした、メッセージを送ったなど)があるか
〇リール動画の情報
構成されるリール動画の要素
⇒ リール動画はどのような内容か、人気ある楽曲が使われているか
〇リール動画の投稿者情報
リール動画の投稿者の人気度
⇒ リール投稿者の他のリール動画は見られているか、いいねを獲得しているか
5-3.リールで推奨される要素
Instagramのリールでは以下の要素が歓迎されます。
- 面白くて楽しい、あっと驚く動画
- 他の人が簡単に参加できる動画
- トレンドの発端になるインスピレーションを与える動画
- 新しい体験がされた動画
- クリエイティブツールを使い魅力的に編集された動画
- スマホ縦向きの動画
- 人気BGMやオリジナルBGMを使った動画
簡単に言うと、
「縦型画面で撮影し、音楽やエフェクトで魅力的にして、Instagramからブームが起きるような面白い動画を投稿してね!」
となります。
5-4.リールで推奨されない要素
リール動画では以下の要素は推奨されず、Instagramアルゴリズムにより表示回数が制限されることがあります。
- 低画質のリール動画
- ウォーターマーク(透かし)の入ったほかSNSからの転載動画
- 政治的な問題に焦点を当てたリール動画
- 政治関係者あるいはその人に代わって作られたリール動画
6.シグナルを貯めるためにやるべきこと
ここからは、アルゴリズム上優位に立つために、具体的に何をすべきかを解説していきます。
〇投稿は少なくとも2〜3日に1回程度
まず、定期的に投稿することで投稿の鮮度を保ちます。理想的には、2日に1回以上の投稿がおすすめです。ただし、回数を上げることで投稿の質が下がるようならば、頻度を下げ、質の高い投稿を行うことを推奨します。
次に親密度と関心度を上げる方法ですが、これは様々なやり方があります。公式アカウントの場合は、フォロワーにアクションしてもらうことが重要です。次のような点を意識してみましょう。
〇興味を惹く一貫した投稿
シグナルの要素のひとつである関心度は「ユーザーがどんなコンテンツに関心を持っているか」が重要なので、企業側でコントロールすることは困難です。できることとしては、そのアカウントがどういうジャンルの発信をしているのか、どういうテーマで投稿をしているのか、ということがわかるように、プロフィールを整え、適切なハッシュタグやキーワードで投稿を作成していくことです。よく「Instagramでは世界観が重要である」と言われるように、テーマを決めて一貫した投稿を行った方が、アカウントのジャンルが明確になり、関心度の高いユーザーを集めることができます。
〇コメントに反応する
フォロワーから投稿に対してコメントがあったら返信をしましょう。「いいね!」するだけでも、放置しておくよりも親密度があがります。コメントをもらうだけだと、一方向のシグナルになりますが、返信すると双方向のシグナルとして、親密度が高い関係として判断されるからです。
〇アクションを促す
投稿文や画像の中で、アクションを促すような表現を入れてみましょう。「保存でブックマーク!」「アカウント名をタグ付けして投稿してね」など、期待するアクションを記載することで、行動を促すことができます。
〇滞在時間が長くなるコンテンツを配信する
ひとつの投稿に複数枚の画像・動画を含めることで、 投稿の閲覧時間(=アカウントの滞在時間)を伸ばすことができます。イラストやストーリー、詳しい説明を加えるなど、投稿をじっくり見たくなるような工夫も有効です。IGTVを活用し、長尺の動画を配信しても良いでしょう。
〇定期的なインサイト分析
定期的にインサイトを見て、どういうコンテンツがユーザーからの反応が高いのか、何が良かったのかをチェックしてみましょう。反応が高いコンテンツが分かれば、類似の投稿を強化していくことができますし、反応が悪いコンテンツであれば、どうすれば反応してもらえるか、ブラッシュアップしていくことができます。
〇Instagramライブを活用する
Instagramライブ配信中は、アイコンが点滅してストーリーズの一番左側に表示されるので、優先的に見てもらいやすくなります。ライブ中に「いいね!」やコメントが発生すれば、シグナルが蓄積されていきます。ライブ動画をIGTVでアーカイブにすれば、見過ごした人も視聴できますし、アカウントでの滞在時間も長くなります。
〇インタラクティブスタンプを利用する
ストーリーズでは、「アンケート」「質問」「クイズ」など、ユーザーとのやり取りを活性化させるスタンプが用意されています。こうしたスタンプを使ってアクションを促すと、シグナルとなるインタラクションが発生します。ユーザーと積極的に会話することで、親密度が高まり、アルゴリズム上優位に立つことができます。
〇カメラエフェクトを活用する
Instagramでは、オリジナルのARフィルター(カメラエフェクト)を公開できます。面白いARフィルターを使ったストーリーズの投稿は、シェアされやすい傾向にあり、親密度を上げられます。
〇ユーザーの投稿をリポスト
ユーザーが投稿したやフィード投稿やタグ付けされたストーリーズ投稿は、積極的にリポストしてみましょう。コメントの返信と同様に、アカウント双方のシグナルとなるので親密度が上がります。
ただし、リポストだけのアカウントにはならないように注意しましょう。2022年最新のアルゴリズムでは、「再投稿コンテンツよりもオリジナルコンテンツを高く評価する」と発表されています。
〇人気の音源を使用したリールを作成する
リールは音源を起点として広まっていくことも多く、リールタブや発見タブでも閲覧者がお気に入りの音源が使用された動画がレコメンドされています。よく利用されている人気の音源を使用することで、リールタブや発見タブに表示されやすくなります。
ただし、企業アカウント(ビジネスアカウント)の場合はライセンスの制限によって、使用できる音源に限りがあるのでご注意ください。
〇Instagramの様々な機能を使いこなす
2020年に開催されたInstagramの公式イベント「House of Instagram Japan」では、ユーザーの85%がストーリーズ、リール、IGTV、ライブ、GIFスタンプ、ARエフェクトなど、フィード以外の機能を活用していることが発表されました。
フィードとストーリーズの活用は必須として、これら以外の機能も使いこなすことが、シグナルの蓄積につながっていきます。
7.まとめ:アルゴリズムを理解して、運用効果を高めよう
Instagramのアルゴリズムを理解することで、シグナルを高める(獲得する)ために、どのようなコンテンツを投稿すればいいのかヒントを得ることができ、コンテンツを優先的に表示されるよう改善できます。
とはいえ、最も重要なのは自分のフォロワーがより楽しめる・有益だと感じてもらえるコンテンツです。
まずは「コンテンツの質」を磨き、ヒントとして今回紹介したいくつかの要素を意識して取り入れていくとよいでしょう。
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