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生活者の行動変化にともないインスタライブの活用を始めた企業のご担当者様は多いのではないでしょうか。しかし、新しい取り組みのため社内にノウハウがなく、実施しているものの成果に繋がっていないと感じる方が多いようです。そこで本記事では、インスタライブで成果につなげるために最低限抑えたいポイント、すぐに導入いただきやすいティップスをご紹介していきます。
なお、インスタライブの配信手順やメリットなど基礎的な内容は以下の記事で解説していますので、インスタライブを配信したことのない方や基礎を知りたい方はそちらもぜひご覧ください。
1.インスタライブとは?
Instagram(インスタグラム)は主に動画や写真が中心に投稿されるSNSで、拡散力も影響力も強いツールとなっています。Instagramにはライブ配信機能も備わっており、Instagramを用いて行うライブ配信を「インスタライブ」といいます。
インスタライブでは、チャット機能によって視聴者がコメントを書き込めるため、リアルタイムでコミュニケーションを図れます。
さらに、ライブ配信を終了した後も、ハイライト動画やリプレイなどのアーカイブ動画を投稿できます。そのため、配信を見逃した視聴者へもアプローチできるのが嬉しいポイントです。
近年ビジネスの場面でも使用され、多くの企業が企業アカウントを運用しています。
2.インスタライブの重要性
そもそも、なぜ今インスタライブが多くの企業で活用されているかを簡単に振り返ると、大きく2つの理由があります。
◯Instagramはソーシャルメディアの中でも利用率が高く、増加傾向にある
Instagramは全世代でYoutube、LINEに次いで多く利用されています(Twitterも同等)。また、総務省が発表した令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要によると、Instagramの利用率は4年で2.5倍ほど伸び、他のプラットフォームと比較して非常に高いことがわかります。
※(参考)令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要
公開日:令和2年9月
調査期間:令和2年1月14日(火)~1月19日(日)
調査対象者:13歳から69歳までの男女1,500人
◯Instagramはライブ配信サービスの中でも利用者が多い
動画やライブ配信視聴時間は年々伸びていますが、その中でもインスタライブはYoutubeの次に利用されています。もともとInstagramは写真共有サービスでしたが、今では動画やライブ配信視聴にも多く利用されているプラットフォームとなっています。
※(参考)「ライブ配信サービスに関する調査」
公開日:2020年4月7日
調査期間:2020 年3月16日~3月20日
調査対象者:15 歳~59 歳のスマートフォンを所有する男女(有効回答:9,430 人)
このように、Instagramはソーシャルメディアの中で利用率の伸び率がもっとも高く、引き続き増加傾向にあります。また動画やライブ配信の視聴時間が増える中でも比較的利用されているプラットフォームであり、さらにコマースに関する機能開発が進んでいることもあり、企業がインスタライブを活用していくことは今後ますます重要になっていくと考えられます。
3.企業がインスタライブ配信を行う4つのメリット
多くの企業がインスタライブを活用し始めているのには、やはり理由があります。
ここでは、インスタライブ配信を行うことで企業が得られる4つのメリットを見ていきましょう。
1. 最新情報をリアルタイムで届けられる
たくさんの商品やサービスがあふれる中、競合他社からユーザーに選ばれるには、スピード感のある情報提供が大切です。
インスタライブ配信では自社で発信する場を設けられるので、従来のテレビCMや雑誌広告に比べ、リアルタイムで情報を届けられるのがメリットになります。
ですので、新商品や新サービス、イベント情報など、一早くフォロワーが知りたいと思うフレッシュなニュースを届けられます。
2. コストを抑えられる
スマートフォンを使ったライブのため、特別な機材は必要ありません。また、撮影スペースやスタッフさえそろえば、社内でもインスタライブの配信を行うことが可能です。
人件費も必要最低限で行えるため、従来のテレビCMや雑誌広告に比べ、費用対効果も高いです。
3. 視聴者とのコミュニケーションがはかれる
チャット機能を使って、視聴者に質問や要望を募ることができ、直接的なコミュニケーションが取れます。
また、反応もすぐに分かるので、視聴者の興味も把握しやすいです。質問にもすぐに答えられ、その場で疑問が解決できるので、商品やサービスへの信頼感が高まります。
リアルタイムで視聴者と一体化したやりとりができるので、商品やサービスのファンになってもらいやすく、フォロワーの増加にもつなげられるでしょう。
4. 編集の必要がないため手間が省ける
インスタライブは一般的な投稿のように、撮影した後から編集をする必要がありません。
準備と本番さえしっかり行えばいいので、編集にかかる時間や人手を節約できるのも嬉しいポイントです。
次章では、企業のインスタライブ配信について解説していきます。
4.インスタライブで成果につなげるポイント
ここからはInstagramでライブ配信を実施する上で抑えておきたいポイントを配信までのフェーズごとにご紹介していきます。なお今回は具体的にコスメブランドがライブ配信を行っていく場合を事例にしてご紹介していきます。
◯配信前
1.配信目的を明確にする
まずは、どのような目的でインスタライブを行うのかを明確にします。ここを明確にすることで配信コンテンツの企画や配信後の評価をどのようにするかが定まるため、必ず目的を明確にし関係者間で共有しておくようにしましょう。
<具体例:コスメブランド>
配信目的は、新商品の認知と購買促進。
2.企画立案
目的に沿って、いつ・誰に・どのようなコンテンツで伝えるかを企画していきます。できるだけ多く視聴していただくためには、配信時間は一つの重要なポイントです。Instagram内のインサイト情報を参考にフォロワーのアクティブタイムを参考にして配信時間を検討することをおすすめします。また、単発ではなく定期的に配信することは視聴者数の伸びにつながります。できる限り配信曜日と時間を固定で設定し、定期的に訪れてもらうようにできるとベストです。
<具体例:コスメブランド>
フォロワーのアクティブタイムは21:00前後。毎週水曜日の21:00にライブ配信を定期的に実施。
配信コンテンツを決めていく際には、どのようなコンテンツであればユーザーが視聴してくれるか、目的を達成できるかを考えて決めていきます。その際に活用できるのが、ストーリーズのアンケート機能です。ユーザーに直接知りたいことやお悩みなどを聞くことでユーザーニーズをふまえたコンテンツ企画をすることができます。
<具体例:コスメブランド>
事前に新商品に関して、ストーリーズで「この商品について聞きたいことはありますか?」とアンケート、フォロワーが知りたい情報を中心にコンテンツを企画。
3.視聴率をあげるための事前告知
できるだけ多くのユーザーに視聴いただくためには事前告知が重要です。事前告知は、フィード投稿、ストーリーズの両方で行うようにしましょう。また出演するインフルエンサーのアカウントでも発信したり、公式LINE、メルマガなども活用しできるだけ露出面を増やすことでリーチを広げます。地道ですが丁寧に行っていくことが重要です。
<フィード投稿での告知ティップス>
告知投稿を行い、さらにその投稿に「イベントタグ付け機能」を利用してイベント情報をつけます。ユーザーは興味のあるイベントを見逃さないように、その投稿からリマインダーを設定することができ、リマインダーをオンにするとイベントの開始15分前にユーザーへ通知が届く仕組みになっています。なおイベントタグは投稿時に「イベントを追加」から簡単に設定が可能です。
<ストーリーズでの告知ティップス>
ストーリーズではカウントダウンスタンプを使用し、リマインダー設定を促すことができます。ユーザーは、リマインダーをフォローしたり、自分のストーリーに同じリマインダースタンプを共有したりすることが可能です。フォローや共有したユーザーには、カウントダウンが終わる日時に通知が届くようになっていますので、インスタライブ配信開始の時間を設定して投稿しましょう。
また、視聴時間を伸ばす取り組みとしては、配信の最後にお得情報を提示することが方法として一つあります。例えば、視聴者限定のクーポン配布や参加型のギフト企画の実施などです。特に紹介する商品のお得情報を発信することで、離脱を防ぐだけではなく視聴後の購買に繋がりやすくなる可能性があります。
◯配信中
ライブ配信で効果を出すためには、配信中のユーザーとのコミュニケーションが必要不可欠です。以下でご紹介する4つのポイントを抑えて、配信を心がけていきましょう。
①タイトル・固定コメント
・途中参加したユーザーにも配信内容や関連情報がわかるように固定コメントやタイトルを設置
(アパレルブランドの場合、出演者の身長を固定コメントに記載、コスメブランドの場合商品名や型番、配信の最後にお得情報がある場合はその旨を記載、など)
②カメラアングル
・商品や出演者がなるべく大きく写るようにし、見やすさを意識
③情報をわかりやすく明確に
・質問の回答や配信内容を繰り返し発言し、いつどの視聴者にも配信内容が伝わるように意識
・お得情報や重大発表などを最後にお知らせする際は、冒頭だけでなく配信中に繰り返し伝える
④画像共有
・言葉では伝えきれない情報は、画像共有を利用して視聴者に伝える
画像共有は、画面右下のカメラロールのアイコンをタップすると、カメラロールの写真や動画をライブ配信中に共有できます。
◯配信後
配信が終わったら終了ではなく、配信を見逃したユーザーや再度視聴したいユーザーのために以下の3つのアクションを行なっていきましょう。
①アーカイブ保存
配信が終了したら、配信動画をスマホに保存しておくことでアーカイブすることができます。アーカイブ動画投稿時のテキストURLはリンクが有効になるのと、Shopタグをつけることもできるので、動画内で紹介した商品を購買したいユーザーがすぐに購買へ移れるように対応しておきましょう。なお保存した動画を編集しリールの素材として活用することも可能ですので、発見タブ経由で新規ユーザーへリーチしうるコンテンツにもなります。
②フィード投稿
アーカイブ投稿する際にフィードにも投稿し、ライブ配信を見ていないユーザーにも視聴できることを周知させましょう。フィード投稿をする際はサムネイルを設定し、フィード全体の世界観ができるだけ崩れないようにすることもできます。
③ストーリーズ投稿
ライブ配信後は、視聴のお礼をストーリーズに投稿し、視聴してくれたユーザーに感謝を伝えましょう。また、同時に視聴してないユーザーにはアーカイブ視聴を促すこともできます。ライブ配信内で答えた質問の回答をまとめて投稿すると、未視聴ユーザーにも有益な情報コンテンツとなります。
5.企業のインスタライブ事例
企業のインスタライブ成功例~朝日新聞出版社 AeraWithKids~
朝日新聞出版社の小学生のママ向けの子育て教育実用誌
「AeraWithKids」の公式アカウントでは
インスタライブを活用し約半年でフォロワー数が10倍と、著しい成果が出ています。
(TOKYOインフルエンサーアカデミーのコンサルティング実例)
https://www.instagram.com/aera_kids/
「AeraWithKids」の成功のポイントは以下の通りです。
・定期的にインスタライブをする
定期的に行うことで、「いつもライブ配信をしている」という情報を少しずつフォロワーに広めます。
「次の機会には見てみようかな」と思ってもらえるよう、1度で終わらず、繰り返し行うことが大切です。
・ライブ配信をする最低1週間くらい前から告知をする
告知なしでライブを行っているアカウントもありますが、多くの人に見てもらおうと思うなら告知は必要です。
1回告知をしたところで配信の開催をフォロワー全員が知るわけではありません。
これも1週間以上かけて何度もお知らせをしましょう。
・定期的にゲストを招いたり、テーマを決めてフォロワー層が興味があるライブをする
「コラボ配信機能」を使いゲストを呼ぶことで、ゲストのフォロワーにも知ってもらえるチャンスとなります。
またコラボの場合はなんとなくの配信ではなく、きちんとテーマを決めて事前に告知をしておくことで、そのテーマに興味のある視聴者が増えます。
自社でインスタライブをするときの参考にしてみてください。
6.まとめ
ここまでインスタライブについてご紹介と企業がインスタライブをする際のポイントを解説してきました。
インスタライブを実施しているがなかなか成果が出ない場合は、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?