コーポレートサイトにCMSを導入するメリットとは？おすすめツールも紹介

コーポレートサイトの運用にはCMSの導入が適しています。今回はコーポレートサイトにCMSを導入するメリットや選び方、おすすめツールをご紹介します。効率的なコーポレートサイトの運用をしたい場合は、ぜひ参考にしてください。

コーポレートサイトにCMSを導入するメリット

コーポレートサイトにCMSを導入するメリットは下記が挙げられます。

まずは更新や管理が楽になります。CMSを導入すればHTMLやCSSといった専門知識がなくてもサイト更新をスムーズに行えます。そのため、外注したり知識を持つ人材を採用したりする必要がなくなり、コスト削減にも好影響です。

また、更新が容易になることで、新鮮な情報を常に掲載できてコーポレートサイト自体の価値が向上します。ユーザーなどが増えれば企業の利益につながることもあるでしょう。

コーポレートサイトに導入できるCMSは多岐にわたります。そのなかから自社に最適なCMSを選ぶ際は、次のポイントを参考にしてください。

まずはCMSの種類を比較してください。CMSはオープンソース、クラウド、パッケージに分けられます。

オープンソースはカスタマイズ性に優れる一方で、セキュリティ対策が必要です。また、サポートが受けられないため、社内（外注を含む）で運営できる体制づくりが重要になります。

クラウドは初期費用がかからずランニングコストも抑えることが可能です。バージョンアップやセキュリティ対策が不要な点もメリットになります。しかし、カスタマイズ性に乏しいことがあります。

パッケージは運用面での機能が充実しています。不具合などにも手厚いサポートが受けらえる点も魅力でしょう。ただし、カスタマイズ性に乏しいことが弱点です。

以上のような種類の特徴を踏まえて、導入するCMSを見極めてください。

次は国内製か海外製かの比較です。スムーズな運用を考えたときは、国内製を選ぶほうが無難です。理由は日本語対応のため、サポート面での安心感があるからです。また、日本人向けに作られていることから、操作もしやすいでしょう。

海外製は日本語のマニュアルが用意されていなかったりサポートを受ける際にやり取りが難しかったりする可能性があります。安心感を持って導入したい際は、国内製を選びましょう。

また、シェア率も製品選びでは重要です。シェア率が高い製品であれば情報が得やすく、導入の際に比較しやすいからです。一方でシェア率が低いCMSは、支持されない理由を抱えています。信頼感や安心感を重視する際は、シェア率も配慮しましょう。

自社のコーポレートサイトに適するCMSであるかどうかの確認もしましょう。一般的なコーポレートサイトであれば、複雑な機能を必要としないため、どのCMSを選んでも問題ありません。

しかし、サービスサイトを兼ねたりする際は、コミュニティ機能やEC機能などが必要です。自社のコーポレートサイトの運営方針に沿ってCMSを選ぶ必要があります。

国内産でマニュアルなどが分かりやすかったとしても機能が複雑な場合は、使いにくさを感じるものです。やはり、運用のしやすさも重視するべきでしょう。そのため、CMSを導入するときは、運用担当者などの意見をヒアリングしておくこともポイントです。

有料のCMSであれば導入後のサポートも含まれています。ただし、なかには導入コストを抑える代わりに運用やサポートの際の費用を高く設定するケースがあります。

なにかと導入費用に目が行きがちですが、中長期的に活用する場合はサポート体制や料金体系などを総合的に確認しましょう。

ここでは種類別におすすめのCMSをご紹介します。

WordPressは最も有名なCMSと言えるでしょう。コーポレートサイトのみならず個人ブログなどにも利用されています。HTMLやCSSの知識がない場合であっても、直感的な操作でサイトの構築が可能です。情報も豊富であるため、運用の際に困ることが少ないでしょう。

Concrete5はコンクリートブロックを積むような直感的な操作ができます。サイト全体の設計がしやすく、変更したいときはドラッグ＆ドロップの操作で済みます。編集したい箇所をクリックすれば、すぐに編集が可能です。

ShareWithは国内の大手企業から選ばれているCMSです。特徴は視覚的にどのようなパーツかがわかり、更新が簡単な点です。マニュアルなしでも多くの編集が可能であるため、学習コストが削減できます。

ジンドゥーは、海外製ですが国内でも選ばれているCMSです。AIビルダーを使うと、質問に答えるだけで簡単にサイトが構築できます。シンプルな機能が備わっているため、操作に苦労することが少ないでしょう。プランによっては細かなカスタマイズが可能です。

NORENは大手企業や官公庁などが導入しているCMSです。導入後のサポート体制が充実していることから、導入企業のほとんどが社内で運用体制を確立できています。運用を内製化したい場合には向いているCMSです。

コーポレートサイトにCMSを導入することで、運用や管理が効率的に行えます。自社に合致する製品を見極めて、導入してください。おすすめのCMSを中心に比較してみましょう。