⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?
サイト運営において、コンテンツの内容が最も大事であることは多くのWEB運用担当者が理解しているでしょう。しかしながら、SEO対策においてコンテンツ制作以外にも注目したいことがあります。
たとえば、被リンクを集めることはサイトの信頼性を向上させることとなり、SEO効果が見込めます。また、最近ではSNSによるサイト名の拡散もSEO効果が期待できます。それをサイテーションと呼びます。
本記事では、サイテーションについて基礎知識を中心にご説明します。SEO対策のひとつとして取り組んでみてください。
そもそもサイテーションとは?
サイテーションには、「引用」「言及」といった直訳的な意味があります。サイトビジネスでは、インターネット上で「企業名」「店舗名」「電話番号」「住所」「サイト名」などを言及されることになります。
具体的には、WEBサイトやSNSで自サイトが紹介されることです。「このサイトが役に立った」などと言及されることがサイテーションとなります。ただし、必ずテキストで言及されることが必要です。
サイテーションの種類
検索エンジンがサイテーションと認められるものを整理します。
・名前
サイト名や会社名、個人名など。「○○というサイトはわかりやすい」などと紹介されること。
・住所、電話番号
「SEOコンサルティングなら03-○○○○-▲▲▲▲まで」などと紹介されること。
・テキストURL
「このサイトが気になる http://……」などと紹介されること。
以上において、自社名と自サイトが紐づいていないとサイテーションとして判断されません。
仮に株式会社パラダイスという社名として、映画や雑誌のパラダイスが引用されてもサイテーションとはなりません。
さらに、略称で株パラなどと表記された名前で紹介されてもサイテーションと判断されません。ですので、サイト名や、サービス名は正式名称を引用してもらえるようにシンプルなものが望ましいです。
サイテーションと被リンクの違いとは
サイテーションは自社名やサイト名などが引用されることです。そのため、被リンクと混同することがあります。
しかし、サイテーションと被リンクは異なります。サイテーションはリンクが不要であり、被リンクは会社名やサイト名だけではなくリンクも必要です。
そのため、サイテーションは被リンクよりもハードルの低いSEO対策となります。しかしながら、Googleは被リンクに関して公式的に推奨しているため、SEO効果として高くなるのは被リンクです。
サイテーションのSEO効果とは?
サイテーションは被リンクよりもハードルの低いSEO対策ですが、重要視されている施策でもあります。
過信は禁物だがSEOで重要視されてきている
前述のとおり、被リンクはGoogleが公式的に言及していますがサイテーションに関しては言及していません。そのため、WEBマーケターのなかでもSEO対策として直接的な効果が見込めるか意見が分かれています。
とはいえ、サイテーションの獲得はSEO効果をもたらすと考えられます。その理由は以下のとおりです。
・ソーシャルシグナル(サイトがどれほどユーザーの共有や関心を集めているか)に関してSEO効果を発表している検索エンジンがある。
・そもそもサイテーションされてマイナスなことはない。
・サイテーションにより指名検索数が増えるとSEO効果が期待できる。
以上の理由からサイテーションの獲得がSEOに効果をもたらすといえます。
ソーシャルシグナルについて、検索エンジンのシェアで世界2位のBingはSNSのシグナル、つまりSNSにおいてサイトが拡散されることは表示順位に影響すると述べています。Googleにおいてもその傾向が無視できないものとなると考えられます。
また、自サイトがサイテーションされることは、基本的に悪いことではありません。悪いうわさなどが拡散されることはいけませんが、ユーザーに有益だと認められることにより、サイトの滞在率の向上などが見込めます。それによりサイトの評価が上がるわけですので、悪いことはほとんどありません。
そして、自サイトが紹介されると指名検索数も増えることとなり、SEO効果がぐんぐんと上がっていくでしょう。このように、サイテーションの獲得は直接的なSEO効果ではなく間接的なSEO効果をもたらします。
MEOにもサイテーションが影響する
サイテーションはMEOとも関係があります。MEOとは「Map Engine Optimization」のことであり「地図エンジンの最適化」を意味します。
Googleで飲食店などを検索した際に地図が表示されることがありますが、その表示順位を決定する際は店名が重要視されています。
「たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。」(引用:Googleローカル検索結果の掲載順位を改善する)
以上を参考にすると、知名度を集める店舗や施設がMEOで上位表示になることがわかります。ゆえに、サイテーションの獲得はSEOやMEOのプラスであるといえます。
サイテーションの増やし方とは?
ここからは、サイテーションの増やし方を具体的にご説明します。
SNSや自サイトで店名やサイト名を発信する
他者に自サイトやサービスを知ってもらうには、自ら発信することが大事です。具体的にはSNSを積極的に活用して、自サイトやコンテンツページのリンクを発信してみてください。
「(自サイト名)の記事を更新しました。」などとサイト名をしっかりと明記することがポイントです。なお、知名度を向上させるには、TwitterかFacebookがいいでしょう。いずれもテキストが主体であり、サイテーションと判断されやすい媒体です。プロフィール欄にもサイト名やURLを入れると、自サイトの広報活動につながるでしょう。
また、SNSで自サイトの存在を広めてもらうために、サイト内やページ内にSNSボタンの設置を忘れないようにしてください。
NAP情報の正しい記載
NAP情報とは、「Name(サービス名、サイト名、企業名など)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」のことです。
特に店舗や企業などの場合は、WEBサイトへ正確に記載するようにしてください。さらに、Googleマイビジネスに登録することでMEO効果も向上します。
サイテーションの注意点とは?
サイテーションを獲得するうえで、以下の点には注意が必要です。
自作自演はNG
サイテーションを獲得したいためにSNSアカウントをいくつも作り、自作自演によりサイト名や企業名などを連呼することはやめましょう。ほかの媒体に報酬を支払って掲載してもらうこともNGです。
そもそも、SEO対策の根幹は良質なコンテンツを提供することであり、一時的なサイテーションを獲得するために自作自演することはSEOの効果がありません。
ネガティブなサイテーションはなかなか消えない
サイテーションはネガティブなもののあります。「このサイトの情報は信用できない」と掲載されてしまえば、SEO対策以前のことです。そのような悪評が広まると、サイトだけではなく自社に対する信頼も低下していきます。
とはいえ、店舗や企業に対する意見に否定的なものは多少なりとも存在します。ネガティブな投稿を発見するたびに、火消し作業をしていてはキリがないでしょう。それよりも、良質なコンテンツを配信していき、ポジティブなサイテーションが獲得できるように努めるべきです。
サイテーションされているかを調べるには?
自サイトがサイテーションされているか調べる方法は、以下の3つです。
Googleで「“サイト名”-site:サイトURL」と検索する
Googleの検索窓に「“サイト名”-site:サイトURL」と入力すると、記載したURL(ドメインを除く)のサーティションを含んだものが表示されます。
検索結果をみていくとどのようにサーティションされたかがわかり、ポジティブなものやネガティブなものまで把握できます。場合により、明確なサイテーションが見つけられないこともありますが、その場合はまだまだサイトの認知度が低いといえます。
Yahooリアルタイム検索で検索する
Yahoo!リアルタイム検索においても、サイテーションを調べることが可能です。
画像のようにYahoo!の検索エンジンを開き、「リアルタイム」を選択して入力欄にサイト名を打ち込みます。検索するとTwitterで自サイト名が引用されたツイートが表示されます。
サーチコンソールで指名検索されているか調べる
Googleが提供するサーチコンソールで、サイテーションを調べるにはメニューの「検索パフォーマンス」を選びます。
検索パフォーマンスでは、自サイトやページがどのようなキーワードで検索されているかが一覧になります。その一覧のなかに自サイト名があると指名検索がなされており、サイテーションを獲得していることがわかります。
良いサイテーションを増やしてSEO効果を向上させよう
サイテーションとは、自サイトやサービス名がインターネット上で言及されることです。他サイトやSNSを通じて、自サイトなどが言及されると間接的なSEO効果が見込めます。また、MEOの観点からもサイテーションは有効なものです。
しかし、悪いサイテーションもあるため、SEO対策の根本である良質なコンテンツ作りを無視しないようにしましょう。より多くのサイテーションを獲得して、SEO効果を体験してください。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?