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この記事を読んでいる方は、
- TikTokを使ったキャンペーンを実施したい
- TikTokを使ったキャンペーン事例を知りたい
- TikTokとほかのSNSのキャンペーンの違いを知りたい
上記のようにお考えではないでしょうか。
この記事では、TikTokを使った企業のキャンペーン成功事例から、そのメリットとデメリットまで解説します。
1.TikTokのキャンペーンとは?
TikTokキャンペーンとは、企業がTikTokを活用して自社の製品・サービスのマーケティングを行うことです。
近年は新たなマーケティング手法として、SNSを活用する企業が増えています。
とくにTikTokは、若年層に広告の嫌悪感を抱かせることなく、自然にプロモーションできることから注目を集めています。
そして、TikTokキャンペーンの最大の特徴は、15秒〜1分の短い動画投稿で製品・サービスをPRする点です。
短い時間に要点をまとめることで、ユーザーが理解しやすく、受け入れやすい広告になっています。
2.TikTokとその他SNSのキャンペーンの違い
TikTok以外にも、企業が以下の各種SNSを使ってキャンペーンを行う事例は多く見られます。
- YouTube
具体的に内容とTikTokキャンペーンとの違いを解説します。
キャンペーンで成果を得るためには、自社と相性の良いSNSの活用が大切です。
実際の活用シーンをイメージしながら見ていきましょう。
2-1.Twitterキャンペーン
Twitterキャンペーンの特徴は、以下のとおり。
- フォロー、リツイートでキャンペーンに参加可能
- 大きな拡散力が期待できる
- 10代〜40代にリーチが可能
TikTokキャンペーンとは異なり、幅広い世代にリーチ可能です。
Twitterキャンペーンの手法は、主に「インスタントウィンキャンペーン」です。
インスタントウィンキャンペーンとは、ユーザーがアカウントのフォローやツイートのリツイート、ハッシュタグ投稿を行うことで、その場で当選がわかるキャンペーンです。
この即時性がユーザーのキャンペーン参加を助長しています。
企業側もインスタントウィンキャンペーンであれば、専門的な技術がなくても実施可能で、すぐに効果検証を行えます。
2-2.Instagramキャンペーン
Instagramキャンペーンの特徴は以下のとおりです。
- キャンペーン対象は写真映えする商品がメイン
- インフルエンサーとコラボしやすい
- 10代〜30代にリーチ可能
TikTokキャンペーンは動画を使用しますが、Instagramは静止画(写真)で製品PRを行います。
また、Instagramキャンペーンの基本的な流れは、投稿に対するユーザーのアクション(フォロー・いいね・ハッシュタグ投稿など)を元に応募者を募り、DMで当選発表を行います。
Instagramアプリ上で普段の使用感のままキャンペーンに参加できるため、ユーザーは抵抗感を抱きません。
企業側はキャンペーンを実施することで製品の認知度だけでなく、フォロワーやエンゲージメントも向上するため、キャンペーン後の販促にも期待できます。
2-3.YouTubeキャンペーン
YouTubeキャンペーンの特徴は以下のとおり。
- PRはクリエイター・インフルエンサーに依頼
- 長尺の動画で詳細なプロモーションが可能
- ほかのキャンペーンと比べて費用と手間がかかる
YouTubeキャンペーンを行うには、一定数のチャンネル登録者数と動画編集のスキルが必須です。
そのため、自社で行うにはハードルが高いと感じ、インフルエンサーに依頼するケースがほとんどです。
有名インフルエンサーを使えれば、爆発的な拡散力が期待できます。
また、TikTokと比べて長尺な動画の投稿が可能なので、製品の性能から価格、他社品との違いまで、詳細なプロモーションが可能です。
インフルエンサーへの報酬やPR準備に時間と費用を要しますが、その分得られる効果も大きいです。
3.TikTokキャンペーンを活用した企業の成功事例7選
ここでは、TikTokキャンペーンを活用した企業の成功事例7選を紹介していきます。
3-1.【ユニクロ】#UTPlayYourWorld
アカウント:https://www.tiktok.com/@uniqlo_jp
ユニクロはTikTokを通じて、世界中のユニクロ店舗にあるモニターや公式SNSで流れる映像に登場する“グローバルインフルエンサー”を募集するキャンペーンを実施。同キャンペーンは中国でも同時開催され、日本のグランプリ受賞者にはさらに日本でのテレビCMへの出演権も特典として用意されていました。
応募条件はUT(ユニクロのTシャツ)を購入・着用して動画を撮影し、指定のハッシュタグおよび楽曲「#UTPlayYourWorld」をつけて投稿すること。加えて、ユニクロ公式アカウントのフォローも条件に設定されていました。
撮影する動画の内容は「好きなUTを着ている時の気持ちを楽しく情熱的に表現する」というテーマに沿っていれば自由でした。豪華な特典が話題を呼び、2週間という短いキャンペーン期間で20万件以上の動画が投稿されました。
動画撮影にあたって商品の準備が必要なキャンペーンだったので、知名度向上だけでなく購入も促進できた良い事例ですね。ただ動画を撮るだけのキャンペーンよりも参加ハードルは高いですが、特典のインパクトが大きかったため多くの参加者を集められたと考えられます。
3-2.【サントリー】#ピーカーダンス
アカウント:https://www.tiktok.com/@MS4wLjABAAAA8891-ZYeR888gay83SaGQ61wEYvEfuNI2EkaTjSjYUYaOc7BQwcLazyJ6hOUT64M
サントリーはTikTokキャンペーンを活用し、新商品「南アルプス PEAKER ビターエナジー」の宣伝を行いました。人気アイドルグループのNMB48内のユニット・Queentetとコラボし、オリジナルの振り付け動画「#ピーカーダンス」を公開。
同じハッシュタグ・楽曲をつけて振り付けを真似した動画を投稿し、Queentetのメンバーから“推しTikToker”に選ばれると特典がもらえるというキャンペーンを実施しました。公式アカウントで動画が紹介されることと、5万円分のオリジナルQUOカードがもらえることが特典です。
シンプルなプレゼントと、「有名になりたい」という若者の欲求を叶える特典を用意することで、キャンペーンは成功を収めました。動画の総再生回数は1,500万回以上となり、振り付け動画がTikTok内でトレンドに。商品の売上向上にもつながりました。
3-3.【コカ・コーラ】#リボンでありがとうチャレンジ
アカウント:https://www.tiktok.com/@cocacola_japan
コカ・コーラはクリスマスシーズンに限定販売する商品「リボンボトル」をテーマにしたキャンペーンを実施。キャンペーンソング「リボンでありがとう」に合わせて“ありがとう”をテーマにした動画を撮り、「#リボンでありがとうチャレンジ」をつけて投稿するハッシュタグチャレンジ形式のキャンペーンです。
特典は応募者の中から選ばれると渋谷の街頭ビジョンで投稿動画が放映されること。さらに、100名に1,000円分のQUOカードもプレゼントされました。お題の自由度の高さと難易度の低さからたくさんの応募を集めることができ、総再生回数は4,000万回以上となりました。
当キャンペーンの認知度を高めるために実施されたのが、インフルエンサーの起用。Z世代に人気のTikToker・こたつさんや莉子さん、ひなたさんなどを起用し、起爆剤としました。
3-4.【ローソン】チーズミルクティー
アカウント:https://www.tiktok.com/@akiko_lawson
ローソンの新商品「チーズミルクティー」を拡散するために実施されたキャンペーンはユーザー参加型でない通常のプレゼントキャンペーンです。応募条件は公式アカウントのフォローおよび対象の動画へのコメントのみ。
誰でもすぐに参加できる条件でありながら、抽選で1名に1万円分のQUOカードが当たるという特典で多くのユーザーに参加してもらうことができました。新商品の宣伝と同時に、フォロワーの増加にも成功。2022年9月時点で約6万人のフォロワーを抱えています。
アカウントではローソンで販売されている商品の紹介やアレンジレシピなどを高頻度で投稿し、TikTokユーザーへ継続的にアプローチしています。
3-5.【Relux】#Relux思い出
アカウント:https://www.tiktok.com/@relux_travel
ホテルや旅館の宿泊予約サービス・Reluxは、宿泊したホテルや旅館に関する動画を撮影し、宿泊施設の位置情報とハッシュタグ「#Relux思い出」をつけて投稿してもらうキャンペーンを実施しました。応募者の中から抽選で5名に当たる指定施設の無料宿泊券を特典に設定。
また、キャンペーンの参加者全員にReluxで利用できる5%OFFクーポンをプレゼントしたことで、サービス自体の利用促進にもつなげています。さらにユーザーの投稿によって各宿泊施設の知名度も上がるため、有益なキャンペーン施策だと言えます。
3-6.【ワイモバイル】#と思いきやダンス
アカウント:https://www.tiktok.com/@ymobile_official
格安SIM・スマホを提供するワイモバイルは、“Y”をモチーフにした独特のダンスで話題となったテレビCMを利用したキャンペーンをTikTokで実施しました。楽曲に合わせて指定のダンスを踊り、ハッシュタグ「#と思いきやダンス」をつけて動画を投稿することが応募条件でした。
選ばれた1名の投稿者はワイモバイルのCMに出演できるという大きな特典が用意され、総再生回数は1億回以上に。
他のキャンペーンを大きく上回る結果となりました。キャッチーなダンスとBGMがバズり、若者だけでなく幅広い世代から注目を集めました。
当キャンペーンのPR動画には人気TikTokerのねおさんを起用し、話題性を高めることに成功しています。TikTokだけでなくTwitterにも動画を投稿することで、TikTok以外のユーザー層にもキャンペーンを周知するなどSNSをうまく活用した事例だと言えるでしょう。
3-7.【ULTRA JAPAN】#ultratiktok
野外音楽フェス・ウルトラジャパンはイベントの開催前からTikTokとコラボし、プロモーションを行いました。人気ダンサーグループ・CYBER JAPAN DANCERSを起用し、TikTok公式アカウントでPR動画を配信。
イベントの告知を行うと同時に、指定の楽曲とハッシュタグ「#ultratiktok」をつけた動画を投稿したユーザーに抽選でイベント参加チケットやTシャツが当たるキャンペーンも実施しました。
また、イベント会場にはTikTok用の動画を撮影できる特設ブースを設置。オンラインとオフラインをフルに活用し、成功を収めました。会場の雰囲気をTikTokユーザーに動画で伝えてもらうことで、次回以降のイベントへの来場にも繋げられたのではないでしょうか。
4.TikTokキャンペーンで企業が成功するための重要ポイント
ここでは、TikTokキャンペーンで企業が成功するための重要ポイントを解説していきます。
4-1.ターゲットを明確に設定する
TikTokキャンペーンで企業が成功するには、ターゲットを明確に設定することが重要です。
新商品をPRしたいのか、企業自体のブランディングを向上させたいのかなど、企業によってキャンペーンを行う目的は異なります。
まずは、TikTokキャンペーンをどの年齢層にリーチさせたいのかを考え、その年齢層にはどんなコンテンツが刺さるのかを設定していくと良いでしょう。
4-2.ユーザーが参加しやすい内容に設計する
TikTokキャンペーンで企業が成功するには、ユーザーが参加しやすいようなキャンペーン内容に設計することが大切です。
ユーザーが参加しやすいコンテンツを作成する際のポイントは、以下の通りです。
- 真似しやすさを意識する(ダンス動画など)
- 独自のハッシュタグを設定する
- インフルエンサーによるお手本動画を依頼する
特に、企業が独自に作成したハッシュタグを用いた「ハッシュタグチャレンジ」はユーザーが真似しやすく、高い拡散力が見込めるため、頭に入れておきましょう。
4-3.キャンペーン以外の投稿にも工夫を施す
TikTokキャンペーンで企業が成功するには、キャンペーン以外の投稿にも工夫を施すことが重要です。
キャンペーン以外にも工夫を施したクオリティの高い動画を投稿することで、ファンになってくれるユーザーを増加させることができます。
毎日投稿を行ったり、トレンドに合わせた動画を作成したりするなど、キャンペーン以外の投稿でも積極的に工夫を施すよう心がけましょう。
4-4.積極的にインフルエンサーを活用する
TikTokキャンペーンで企業が成功するには、積極的にインフルエンサーを活用することも大切です。
インフルエンサーはTikTokだけでなく、他のSNSを活用している場合が多いです。
TikTokでキャンペーンがバズれば、他のSNSでの口コミによるさらなる拡散も期待できるため、積極的にインフルエンサーを活用した方が良いです。
5.TikTokにおける企業のキャンペーンまとめ
本記事では、「TikTokにおける企業のキャンペーンとは何か、企業の成功事例や成功するための重要ポイント」などについて解説してきました。
TikTokにおける企業のキャンペーンには、若年層ユーザーにリーチしやすくなったり、動画作成を低コストで行ったりすることができるなど、様々なメリットがあります。
企業キャンペーンの実施を視野に入れている企業は、実際に成功した企業を参考にしながら独自のキャンペーンを考案してみて下さい。
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