ビッグデータの活用事例！知っておきたいメリットも解説 | 最新SNSマーケティング研究所 by misosil

ビッグデータは企業活動や事業活動のさまざまな場面で活用されています。今回はビッグデータの概要や活用事例、メリット、注意点などを解説します。社内のデータの利活用の方法を知りたい場合は、ぜひご覧ください。

ビッグデータとは？

ビッグデータとは、文字通り大きな情報やデータの集まりです。さまざまな種類や形式の情報、データの保存先を示す言葉となります。また、ビッグデータは3つの概念があります。

ビッグデータの種類にはCSVデータなどがあげられます。他にも非構造データといって表形式の列や業にはまらないデータなどがあります。企業はさまざまなビッグデータを活用することで、将来的に経営が有利になる戦略が見えてきます。

ビッグデータは身近なところでも活用されています。

位置情報の機能があるアプリなどはスマートフォンなどのデバイス情報から行動履歴から傾向を分析して情報を集めます。広告は人々がどのようなニーズを求めているかを効果的に分析します。

購入履歴では、商品やサービスを利用する顧客の履歴をビッグデータの活用により、ライフスタイルに応じた傾向をつかむことが可能です。

気象データは大気に関するデータを集め、日々の天気予報などに活かします。医療情報システムでは、患者の情報を管理して治療に活用するシステムにデータを使います。

このようにさまざまな分野でビッグデータの活用が進んでいます。

ビッグデータの活用はさまざまな分野で行われていますが、そのメリットは何なのでしょうか。下記で３点に絞り、メリットをご紹介します。

企業に蓄積される膨大なデータから信頼できるデータを検証できるのがビッグデータの大きなメリットです。ビッグデータがあれば社内のシステムに関して体制と整え、業務の効率化につながります。

ビッグデータはリアルタイムでデータの活用や分析ができます。そのため、事業における売上に関するマーケティングとの相性がいいです。事業で利益を確保するには、経営戦略を立てるためのデータが必要です。

そのデータは事業を効率よく進めるための土台作りに活用されます。マーケティングにビッグデータを活かすことで、社内の課題を改善していくことが可能です。

マーケティングの部分に関係しますが、ビッグデータの活用は商品開発にも活かせます。これまでの事業活動で得た大量のデータから顧客のニーズをつかみ、新事業につなげられるのです。新商品（新サービス）のテスト販売や実践販売の結果をスムーズに把握できる点が、ビッグデータのメリットです。

ビッグデータは活用次第でさまざまなメリットが生まれますが、その際には注意点があります。主な注意点を列挙してみました。

ビッグデータはさまざまな情報の集合体であり、当然ながら個人情報も含まれます。データ単体では個人を特定できなくても、他の情報と照らし合わせることで個人を識別できる可能性があるのです。

また、ビッグデータは基本的に自社に蓄積されているデータであり、他社の情報は含まれません。そのため、ビッグデータを活用すれば常に正しい情報が得られると、過信してしまう点には注意が必要です。

ビッグデータの本格的な活用はまだまだ浸透しているとはいえません。運用にあたりどのようなリスクがあるのか分からない側面もあります。予期しないトラブルに遭遇することも念頭に入れつつ活用することが求められます。

ビッグデータを活用する際の大まかな流れをまとめてみました。

まずはデータの収集と加工です。これまでの企業活動で収集してきた情報のなかで事業改善に役立つ情報を集めましょう。データはそのまま使えない場合があるため、エラーやの渦を処理するデータクレンジングが必要です。

個人情報であればプライバシーの観点から加工して使いやすい形にしましょう。また、各部署ではデータを集めていると思いますが、日頃からデータの蓄積ができる仕組みを整えてください。

データの収集や加工の次は分析をしていきます。どのようにデータを使えるか幅広い視点で分析をしてください。具体的にはクロス分析や決定木分析、クラスター分析などがあげられます。

クロス分析は顧客情報から年齢や性別などの属性ごとに分析することです。決定木分析は仮説や検証を繰り返す分析です。クラスター分析は顧客の類似性から分類して分析することです。

各種分析の際は、アンケートや購入履歴などを利用すると効果的です。

ビッグデータの活用は企業にとって欠かせないものになるでしょう。社内にはさまざまなデータが蓄積していると思いますので、マーケティングに活かせるように収集や加工、分析をしてください。

そして、事業活動にどのように活かせるか検討を重ねましょう。