⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?
成果報酬型広告は、成果に応じて広告費が発生するタイプの広告です。
広告の費用対効果を上げるために成果報酬型広告の利用を検討しているものの、仕組みや始め方が分からないという方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、成果報酬型広告の仕組みやメリット・デメリット、費用相場を解説します。おすすめのASP5選もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
1.成果報酬型広告とは
成果報酬型広告とは、コンバージョンにつながった時のみ広告代理店に費用を支払うタイプの広告です。ここでいうコンバージョンには、商品の購入やサービスの利用、資料請求、メールマガジンの登録など、さまざまなものが該当します。
何をコンバージョンとするか企業と広告代理店で話し合ったうえで設定します。コンバージョンが発生するまでは、基本的に運用手数料などは発生しません。
1-1.アフィリエイト広告との違いは?
成果報酬型と混同しやすいものにアフィリエイト広告がありますが、両者はほとんど同じようなものです。
成果報酬型広告もアフィリエイト広告も、成果が発生すると報酬を支払うことになるという点では共通しています。そのため、成果報酬型広告の運用形態の1つとしてアフィリエイト広告があるということもできるでしょう。
ただし、両者には広告の掲載方法や仕組みに関して違いがあります。成果報酬型広告は、広告を出稿したい企業が広告代理店に運用を代行してもらう形となっています。一方のアフィリエイト広告は、企業がASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれるプロバイダに登録したうえでアフィリエイト広告を掲載してもらいます。
ASPとは、アフィリエイト広告を管理するサービスのことです。アフィリエイターがASPに登録されている広告を自身で運営しているブログやWebサイトなどに掲載し、ブログやWebサイトを通して成果が発生した時に報酬を支払います。
アフィリエイト広告の場合、成果が発生しなくてもASPのサービス利用料を支払わなければならず、必ず毎月の支払いが発生する点に注意しなければなりません。ただし、アフィリエイト広告を掲載するアフィリエイターは、より顧客に近い立場にいることもあり、成果につながりやすいケースもあります。
一方の成果報酬広告は、広告代理店に運用を依頼することとなるため、プロに運用を任せられるという特徴を持ちます。
また、ブログやWebサイトへの掲載だけでなく、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など、配信手段が豊富な点も特徴です。
どちらが優れていて、どちらが劣っているというものではなく、取り扱う商品やサービスなどによって適切な方法を選ぶことが大切だといえます。
2.成果報酬型広告の仕組み
成果報酬型広告は、コンバージョンが発生した時に、一定の報酬を支払う仕組みとなっています。先ほども説明しているように、コンバージョンの種類は商品購入や資料請求、会員登録などさまざまであり、支払う報酬額については企業と広告代理店で相談して決めることとなります。
一般的な広告配信の場合、予算の10〜30%程度が運用手数料となり、コンバージョンの有無に関係なく広告代理店に支払わなければなりません。例えば100万円が予算であれば10〜30万円程度は手数料になるというイメージです。そのため、実質広告配信に使える広告費は70〜90万円です。
一方の成果報酬広告はコンバージョンの発生まで基本的には費用は発生しないため予算をしっかりと使うことができます。
3.成果報酬型広告のメリット・デメリット
成果報酬型広告の仕組みや、アフィリエイト広告との違いはいかがでしたでしょうか。次は成果報酬型広告の実施を検討している方が気になるポイントとなるメリット・デメリットについてお伝えいたします。
メリット① 無駄な費用が発生しない
成果報酬型広告は、成果に応じて報酬を支払う特徴がありました。必要経費として運用のための広告費や、ASPのサービス料が発生しますがそれ以外は成果が発生しない限り費用はかかりません。
一般的な広告を代理店に依頼した場合、広告費の10~30%の運用手数料が発生するため成果が全くでなかった場合にその固定費は赤字です。またCPA(顧客獲得単価)はその固定費も含めて計算されてしまいます。
しかし成果報酬型広告の場合には、運用に必要な広告費以外の固定費は必要ないためCPA改善にも期待できるといえます。初めて広告の配信を検討している場合には成果報酬型広告から実施することで、リスクなく低予算から始められます。
メリット② 実績のある広告のプロに任せられる
特に広告代理店に依頼する場合にいえることです。
ウェブで広告を出したいがノウハウがない…
ウェブ広告は初めての施策でどれくらいのCPAになるかがわからなくて踏み出せない…
といった場合でも、広告運用の実績があるプロに任せられる点がメリット。社内でリソースやノウハウがなくても、低リスクで広告代理店に運用を任せられます。
また広告に必要な効果的なバナーやLP、訴求文などもワンストップで対応してくれる広告代理店もあるので安心して一任できるでしょう。アフィリエイト広告の場合も消費者に効果的な訴求を心得ているアフィリエイターが広告を掲載してくれるので安心です。
メリット③ 費用対効果が明確
運用手数料のような紛らわしい費用が広告費に含まれず、売り上げに対して一定の報酬が決まっているので費用対効果が算出しやすく、明確な点が特徴です。
デメリット① コンバージョンに達するのが難しいとコストが上がる
特に商品購入が成果地点の場合に当てはまることですが単価の高い商品や、継続購入が必要な商品の場合はコンバージョン達成が難しいケースも多く成果につながった際に広告代理店に支払う費用が高くなってしまう可能性もあります。
こういったケースを防ぐために成果報酬型広告と相性が良い商材であるかを確認することが重要です。
デメリット② 効果が出るのに時間がかかる
こちらはアフィリエイト広告にいえるデメリットです。アフィリエイターが商品やサービスを掲載するのは個人のブログやメディアなので特定のユーザーに向けて広告を配信することになります。
つまりアフィリエイターのブログやメディアにユーザーがなんらかの形でたどり着く必要があります。
そのため広告を掲載したからといって一気にたくさんの人が集まるわけではありません。そのため中・長期的なマーケティング施策と考えると良いでしょう。
デメリット③ コンバージョンの質が下がる可能性がある
広告代理店が成果報酬型広告を運用する場合、成果の発生でしか収益が出ないため収益を出すことに必死なりすぎて、コンバージョンの質が下がる可能性も。
特に資料請求や問い合わせのようにハードルが低い成果ですとあまり商品やサービスに関心のないユーザーからでもコンバージョンが発生する可能性があります。後々企業の収益に結びつかなそうなユーザーが集まっても効果があるとはいえませんね。
4.成果報酬型広告の費用相場
アフィリエイト広告の費用相場は、初期費用、月額費用ともに0〜5万円程度です。掲載した広告をユーザーがクリックし、成果が発生した場合、30%程度の成果報酬を支払う必要があります。
また、成果報酬型広告を広告代理店に運用代行してもらった場合の費用相場は、取り扱う商品やサービスの数%が相場だと言われています。ただし、資料請求や会員登録といったアクションに料金が設定されているわけではありません。
そのため、広告主と広告代理店とで、事前に成果に応じた費用の取り決めを行うケースが大半です。
5.おすすめのASP5選
ここでは、おすすめのASPを5つ紹介します。得意ジャンルやアフィリエイトサイト数、費用についても説明するので、ぜひ参考にしてください。
5-1.A8.net(エーハチネット)
A8.netは業界の中でもメディア登録数が多いのが最大の特徴です。幅広いジャンルのメディアが登録されていることから、自社の商品やサービスに適したメディアとマッチする可能性が高いでしょう。広告主数も約2.5万社あり、あらゆるジャンルの商材が揃っているのも強みです。
商品ごとの報酬設定が可能で、運用中に成果報酬額・条件ともに変更でき、開始から5ヶ月間はスタート専任チームのサポートも受けられます。6ヶ月目以降は広告主主体のアフィリエイト運用ができるよう、土台作りも万全です。
5-2.ValueCommerce(バリューコマース)
https://www.valuecommerce.ne.jp/ecsite/
バリューコマースは多くのユーザーを保有する大手メディアへの広告出稿が可能なASPです。そのため、新規リードの獲得や商品認知に向いているASPと言えるでしょう。
メディア登録時は全て目視による同時審査を行い、厳選したサイトのみで構成されているため、質の高いメディアとのマッチングが期待できます。
5-3.アクセストレード
https://www.accesstrade.ne.jp/
アクセストレードは2001年に創業し、20年以上の実績があるASPです。最新の商材や普遍的な商材まで、幅広いジャンルの商材が登録されています。
クリック報酬・定額報酬・売上報酬と、複数の成果報酬条件を組み合わせることが可能です。商品やサービスに合わせ、成果地点を設定したい企業におすすめです。
5-4.もしもアフィリエイト
https://af.moshimo.com/af/www/merchant
もしもアフィリエイトは、初期費用・月額費用0円、完全成果報酬型を採用しているASPです。広告掲載の費用を抑えたい企業には特におすすめです。管理画面上からメディアにメッセージやメルマガ配信が行える点も魅力です。
登録メディアは70万以上、YouTuberやインスタグラマーの登録は8,000人を超えているため、SNSを活用したプロモーションの幅も広がるでしょう。
5-5.JANet(ジャネット)
https://j-a-net.jp/advertiser/
JANetは、目視による媒体審査を通過した優良メディアネットワークを保有しているASPです。メディアごとに専任の担当者がつくためサポートも万全で、スピード感を持った交渉や調整が行えます。
成果報酬単価や予算の上限は、広告主の意向に合う条件で設定可能です。1ヶ月単位でのプラン変更もできます。KPIや予算に合わせ、固定費を調整したい企業におすすめです。
6.成果報酬型広告を利用する際の4つのポイント
成果報酬型広告を利用する際、次に挙げる4つのポイントを押さえることが大切です。
◯広告の形態を選ぶ
先述した通り、成果報酬型広告とアフィリエイト広告は同義で使われることがほとんどで、広告の掲載方法と仕組みに違いがあります。つまり、アフィリエイト広告も成果報酬型広告の一種であるといえます。
そのため、まずは広告の形態を選ぶところから始めましょう。選択肢は以下の2つとなり、広告運用の初心者の場合は前者が適しています。
- 広告代理店へ運用代行を依頼する
- 自社でASPに登録してアフィリエイト広告を掲載する
◯成果報酬型広告に適している商材かを確認する
成果報酬型広告では、単価の高い商材や継続購入が必要な商材はコスト負担が重くなりやすいことから、成果につながりにくいとされています。
なお一例として、以下のような商材が成果報酬型広告に適していると考えられます。
- ECサイト:雑貨・家電・アパレルの販売など
- 保険:相談申し込み・資料請求・見積作成など
- 金融:口座開設・資料請求・カード作成など
- 転職・就職:サイトやエージェントへの会員登録・資料請求など
- 教育:資料請求・スクールの体験や通信教育の申し込みなど
上記はASPでもよく見かける商材です。もし自社の商品やサービスが成果報酬型広告に適しているか判断がつかない場合、ASPで類似商材がどれくらい掲載されているかが判断材料になります。
◯適正価格を決める
広告代理店と費用の取り決めを行う際は、商品購入や問い合わせなど何を成果とするのかをまず明確にしましょう。ここを曖昧にしてしまうと、後でトラブルにつながるケースもあります。
両者が納得できるまでしっかりと議論し、その上で適正な価格を設定するようにしましょう。もし話し合いをスムーズに進められない場合は、広告代理店を変えるといった選択も視野に入れることが必要です。
◯実績のある広告代理店に依頼する
成果報酬型広告を依頼する際、実績のある広告代理店を選ぶことも重要です。質の高いコンバージョンを得るためには、費用だけでなく実績の有無も確認しましょう。自社商材と同ジャンルの実績があるとベストです。
また、幅広い商材での実績やさまざまなジャンルの広告を取り扱っているかを見ると、より実力のある広告代理店かを判断しやすいでしょう。
7.まとめ
成果報酬型広告は、商品購入や資料請求、会員登録など、あらかじめ設定した成果が発生した際、一定の報酬が支払われる仕組みです。
成果が出るまで費用が発生しないため、通常の広告配信に比べて費用対効果が高いことが魅力です。自社商品やサービスが成果報酬型広告に適しているか見極め、上手に活用してみましょう。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?