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個人情報保護を担う米連邦取引委員会(FTC)が起業家イーロン・マスク氏による米ツイッター買収後の約3カ月間で、同社に350件を超える情報開示を要求していたことが7日、明らかになるなど、社内の混乱が続くTwitterですが、その裏で新しいサービスがスタートしています。
今回は、Twitterで発表された主なアップデートや新機能を時系列にまとめてご紹介していきます。
ユーザーの反響や実際の活用方法などについても解説しておりますので、ぜひとも最後までご覧ください。
1.CBDやTHC、大麻関連の製品・サービスの広告ポリシーのアップデートを発表
2023年2月Twitterは、米国における大麻産業の機会を増やすため、大麻広告ポリシーを緩和したことを発表しました。
本アップデートによって、CBD、THC、大麻関連の製品・サービスのブランドプリファレンス等の大麻関連コンテンツを広告としてPRすることが可能に。
現在は米国のみのサービスとなっていますが、CBD、THCが注目されはじめている日本においても今後のアップデートが期待されます。
市場の拡大しつつある大麻産業に踏み込んだ広告ポリシーのアップデートは、Twitterマーケティングにとって大きな一歩となるでしょう。
2.Twitter Blueの加入者を対象にテキストメッセージによる2要素認証(2FA)をアップデート
Twitterは、2023年3月20日より、有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」の加入者のみを対象にSMSを利用した2要素認証(2FA)のアップデートを行うことを発表しました。
セキュリティツールである2要素認証(2FA)は、ログイン時にパスワード入力以外にもコードもしくはセキュリティキーの使用を必要とされる認証システムです。
従来までは、テキストメッセージ、認証アプリ、セキュリティキーの3種類の2要素認証(2FA)の方法を提供してきましたが、近年電話番号ベースの2FAが悪用される事例が多くなってきたことを受け、今回のアップデートが実施されることとなりました。
2023年3月2日より、Twitter Blue加入者でないアカウントは、テキストメッセージ/SMS方式の2要素認証(2FA)の登録ができなくなります。
一方、Twitter Blueの利用者がテキストメッセージによる2要素認証(2FA)を利用できるかどうかは、国や通信事業者によって異なるケースもありますので留意しておきましょう。
また、今まで2要素認証(2FA)を設定していたTwitter Blueに加入していないアカウントは、2023年3月20日以降、2要素認証(2FA)が無効となり、別の認証システムを設定することが可能です。
従来までの2要素認証(2FA)を無効にしても、電話番号とTwitterアカウントとの関連付けは解除されないため、関連付けを解除したい場合には、ヘルプセンターから電話番号の更新手順を確認しましょう。
Twitterでは、Twitter Blueに加入していないアカウントに対して、認証アプリやセキュリティキー方式の2要素認証(2FA)の利用を検討することを推奨しています。
認証アプリやセキュリティキー方式の2要素認証(2FA)であれば、認証方法を物理的に所持する必要があるため、アカウントの安全性を確保できるとのこと。
個人情報の流出・不正利用されないためにも、本アップデートを機会に認証システムの変更を改めて検討する必要がありそうです。
3.「Twitter Blue」の提供機能
ここでは有料サービス「Twitter Blue」について改めて解説をします。
「Twitter Blue」はこれからより機能を増やしていくことが発表されています。現在は以下の機能が利用可能です。
1. アンドゥツイート
「アンドゥツイート(Undo Tweet)」は、Gmailで提供されている「送信取り消し機能」とほぼ等しい機能で、ツイートや返信などが実際に世の中に公開される前にプレビュー画面が表示され、そのプレビュー画面内で以下のようなことを解決する意図があります。
タイプミスの発見
返信相手の入れ忘れ防止
この「アンドゥツイート」機能は、「Twitter Blue」申込者の任意設定でON/OFFが可能でツイート投稿前のプレビュー画面で内容確認をし、編集が必要と判断した場合はツイート作成画面に戻り、投稿のアンドゥ(取り消し)を可能にします。
世の中に公開される前のプレビュー画面の表示時間も、5/10/20/30秒から選ぶことができ、最大30秒まで投稿が完了される猶予を与えるものです。
投稿完了までの残り時間が分かるように秒数はカウントダウンされ、すぐに投稿して問題ない場合に押せる「Send now」ボタンも実装されているとのこと。
アンドゥツイートの対象は、通常のツイート/引用リツイート/スレッド/リプライで、どの種類のツイートに対してアンドゥツイートを表示するかも設定が可能です。
2. ブックマークフォルダー
「ブックマークフォルダー(Bookmark Folders)」は、無料でTwitterを使用する場合にも提供されている「ブックマーク」(保存したツイート)を整理する機能です。
従来のブックマークは全てひとまとまりになるため管理が出来ない状態でしたが、「Twitter Blue」で提供するブックマークフォルダーを用いると、ユーザーが任意のフォルダを作成し、そのフォルダ毎にブックマークを保存することで探したいブックマークを今までよりも簡単に見つけることを可能にします。
3. リーダーモード
「リーダーモード(Reader Mode)」は、連続した複数のツイートを1つにまとめる機能である「スレッド」の利便性を更に拡張し、読みやすくする機能です。
スレッドは前述したように、複数ツイートにわたる話題をまとめる特長がありますが、長くなればなるほど複数のツイート跨ぐため読みづらくなってしまうデメリットがありました。
それを解消すべく、リーダーモードを用いるとスレッドによる一連の投稿を記事のように整形し、シームレスに読むことができるようになります。
4.その他特典
上でご紹介した3つの機能以外にも、初期段階で以下のような特典も「Twitter Blue」申込者に提供されます。
- スマートフォンのホーム画面用のカスタマイズ可能なアプリアイコン
- Twitterアプリの新テーマカラー
- 「Twitter Blue」申込者向けのカスタマーサポートの設置
4.「Twitter Blue」への申込方法
続いては「Twitter Blue」への申込方法のご紹介です。
現在「Twitter Blue」は提供エリアと提供デバイス/OSに制限がありますので、まず自分が提供対象か確認をしましょう。
その上で、
- TwitterのiOSアプリで画面左上に表示されている三本線のプロフィールメニューをタップ
- 提供対象者に表示される「Twitter Blue」をタップ
- 画面下部に表示される青い「Subscribe for ●●/mo」をタップ
- AppleのApp内課金の手順に従って手続きを済ませる
以上の手順を踏むと「Twitter Blue」への申込が完了です。
なお、申込が完了した場合プロフィールメニュー内の「Twitter Blue」表記に緑のチェックマークが表示されます。
〇注意点
- 現時点では、1つのApple IDに対して1アカウント分の「Twitter Blue」申込のみが可能
- 「Twitter Blue」の機能を利用するためにはアカウント毎に申込が必要
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