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SNS等インターネットを通じた動画で商品をライブで紹介し、商品を販売する「ライブコマース」。
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」 は、「ライブコマース」について調査を実施しました。
以下、アンケート調査結果画像は全てhttps://research.nttcoms.com/database/data/002208/からの引用です。
1.調査結果
全国の15歳以上の男女を対象に、「ライブコマース」について調査を実施しました。有効回答者数はスクリーニング調査20,644名、本調査566名でした。
1-1.ライブコマースの認知度
まずライブコマースの認知度を調査したところ、認知度は31.9%でした。
内訳は、「聞いたことがある程度」が20.4%、「知っているが視聴したことはない」が7.6%、「知っており視聴したことがある」と回答したのは3.9%にとどまりました。
ライブコマース視聴経験者のうち、実際に商品を購入したことがある人は54.8%と半数を占めました。
特に20代と30代はその傾向が強く、ネットに慣れ親しんでいて自由に使える金額も多い世代でライブコマースは支持を得ていると考えられます。
なお、非視聴経験者のうち、利用意向がある人は19.8%でした。
1-2.ライブコマース視聴媒体・視聴プラットフォーム
ライブコマース視聴者を対象にどの端末で視聴するかを調査したところ、スマートフォン(73.7%)・PC(47.0%)の順となりました。ただ、年齢層が上がるにつれPCで見る人の割合が多くなるという傾向があります。
視聴したプラットフォームは動画プラットフォームのYouTubeが68.7%でトップとなり、普及率が高いInstagramやTwitterでも3割前後はいるという結果に。
さらに購入者と非購入者で比較すると、購入者は「企業の運営するECサイトなどのWEB」よりもTwitterやInstagram、LINE LIVEなど配信プラットフォームサービスの利用率が高いことがわかりました。
1-3.商品カテゴリ
視聴したことのある配信主体企業は「アパレル企業」(47.4%)、「化粧品ブランド企業」(30.5%)、「家電量販店」(30.2%)の順でした。
20代や30代の利用者が多いことを考えると、コスメに関心のある層や主婦層に人気が高いと考えられます。
店舗別でみると、全体では「BEAMS(ビームス)」(20.3%)、「ビックカメラ」(18.6%)、「エディオン」(17.8%)、「GU(ジーユー)」(17.6%)、「ユニクロ」(17.6%)、「ABC-MART」(17.1%)、ヤマダ電機(17.0%)が上位。
カテゴリ別でみると化粧品企業では「@COSME」(48.0%)がトップ。次いで「資生堂」(41.0%)、「ANNA SUI(アルビオン)」(32.4%)。
電気量販店では「ビックカメラ」(61.8%)、「エディオン」(58.9%)、「ヤマダ電機」(56.4%)の順。
総合小売りでは「Yahoo!ショッピング LIVE」(40.2%)がトップ。次いで「イオン」(34.8%)、「楽天ライブショッピング」(32.1%)、「auコマース&ライフ(auCL)「ライブTV」」(31.3%)、「セブン&アイHLDGS.」(30.4%)の順でした。
2.ライブコマース視聴者のうち54.8%が「商品購入の経験あり」
2-1.視聴のきっかけは「メール・広告」など企業側からのアプローチ
ライブコマース視聴のきっかけを聞くと、「登録している媒体からメールで送られるニュース」「利用しているSNSで見たニュース(広告)」「企業のウェブサイトでのお知らせ、バナー」が上位となり、SNSやリアルの口コミ、インフルエンサーによるレコメンドを上回った。
視聴の決定要因としては、「紹介される商品」「動画を配信している企業」「紹介されるブランド」が上位だった。
視聴の目的としては、「購入を決めていないが、購入する可能性のある商品について確認するため」が最も多く、20ポイント近く差をつけて「購入を決めている商品について確認、購入するため」と続いた。
2-2.ライブコマース購入の決め手は「プロ推奨の安心感」
続いて、ライブコマース商品購入者に対し、商品購入の際に与えられるアドバイスや評価をどの程度参考にするかを聞いたところ、「スタッフや店員の口頭による直接的なアドバイス」「スタッフや店員の記事などによる一般的なアドバイス」については9割以上が「参考にする」と回答した。
一方で、ライブコマース視聴者のうち商品購入の経験がない人においては、「口コミなどの一般使用者による評価」を参考にする人が最も多かった。
ライブコマース購入者に購入の決め手を聞くと、「商品に詳しいコマーサーの説明・出演による安心感」を挙げる人が多かった。
また、ライブコマースの評価ポイントとしては、「分かりやすさ」「安心感」「便利さ」「臨場感」などの声が目立った。
2-3.ライブコマース利用意向者にとっての魅力は「分かりやすさ」
ライブコマースの視聴を他者に薦めた経験の有無を聞くと、全体では55.5%の人が「ある」と回答し、そのうち33.3%は「リツイート等のネット上での推奨経験あり」と答えた。
ライブコマースの視聴経験はないが利用意向はあると答えた人に対し、どのような点に興味を持っているかを聞くと、「分かりやすさ」が66.4%と圧倒的に多く、ついで「安心感」「信頼感」と続いた。
3.まとめ
ライブコマースは通常のECサイト上の商品販売とは異なり、動画で商品紹介をすることでテキストや写真だけでは伝えきれない情報を視聴者に伝えられます。
チャットを使って視聴者と双方向のリアルタイムのコミュニケーションが可能ですし、紹介された商品はネット上でリアルタイムに即購入できます。
ネット上での購買ですが、ライブコマースの視聴きっかけや視聴決定要因は、SNSやリアルのコミュニティ、インフルエンサーによる推奨よりも、企業・ブランド、配信プラットフォームなど送り手側からのアプローチが中心という結果に。
視聴目的も、既に検討している商品が実際にはどういうものか確認することがメインとなっています。
つまり、ゼロから購買意欲を沸かせるというよりも、今ある1の購買意欲を増幅させる意味合いが強いのです。
そしてライブコマース利用者が求めるものは「分かりやすさ」「安心感」であり、普段店頭で買う際も店員さんの意見を聞きたいという人に向いています。
また、SNSの推奨はメインではないと伝えましたが、ライブコマース利用者はSNSを使ってライブコマースを拡散しているため、企業やブランドにとっても魅力的なターゲットといえます。
今後ライブコマースを始めたいと思う企業は、「商品のネームバリュー」や「視聴者に安心感を与える配信」を心がけてみてはいかがでしょうか?
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