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ツイッターは、Twitter社が展開するSNSです。
140文字以内のメッセージでのコミュニケーションを基本としていますが、画像・動画や音声をツイートすることも可能な、世界中で大人気のSNSです。
最近では「バズる」という言葉が有名になったとおり、様々なきっかけで1つのツイートが多くのいいね・リツイートを集めて注目される、という現象も珍しくなくなってきました。
そんなツイッターにも、新しい機能が搭載されました。
それは「スペース」というものです。
今回の記事は、新しい機能であるスペースに搭載された、さらに新しい機能、「チケット制」のスペースについて紹介していきます。
1.Twitterスペースとは
スペースとは2021年5月4日に正式リリースされたばかりの比較的新しい機能で、Twitter上で音声を使いリアルタイムで会話ができる機能です。
もともと2020年12月からiOSで、2021年3月からAndroidでベータテストが開始されていたもので、一時期日本でも爆発的な流行を見せた招待制音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」と似た機能です。
1-1.ユーザー区分ごとに権限が分かれている
ホスト :スペースの作成者。スペースでの発言・スピーカーの招待・スペースの終了権限を持つ
スピーカー:ホストに招待された、もしくはホストに参加を許可されスペースでの発言権を持ったユーザー
リスナー :発言権はなく、スペースでホスト・スピーカーの発言を聞くことができるユーザー
ユーザー区分が「ホスト」「スピーカー」「リスナー」の3種類に分けられており、それぞれに権限が割り振られています。
スペースを作成するには「ホスト」権限が必要です。
リリース当初はフォロワーが600人以上でないとスペースを作成できませんでしたが、現在はその制限は無く、公開アカウントであれば誰でもスペースの作成が可能です。
そのため、個人や有名人だけでなく、個人事業主や企業の発信の場としても活用することができます。
また、現在はスペースがホスト権限を最大2名とする「共同ホスト」機能を提供開始しています。
1-2.ホストになれるのは公開アカウントのみ
ホストになれるのは、公開アカウントのみです。
非公開アカウント(いわゆる鍵アカ)ではホストになれませんが、スピーカーやリスナーとして聞くだけの参加は可能です。
2.有料チケット制スペースとは?
そんなスペースに、新たな機能である「有料チケット制」が導入されます。
有料チケット制を用いることで、チケットを買った人だけが参加できるスペースを作成することが可能になります。
この有料チケット機能を使用することができるのは、条件を満たすユーザーになります。
有料チケット制スペースができる条件
- フォロワーが1,000人以上いること
- 18歳以上
- 過去30日以内に少なくとも3回スペースのホストになっている。
以上の条件を満たすユーザーが、有料チケット制を活用することができます。
ホストはチケット料金を1USD~999USDの間で自ら設定できて、販売するチケットの数を制限することも可能になってきます。
そして、チケットを経由して発生した収益から、アプリ内での手数料を差し引いた残りの金額のうち、最大97%がホストの取り分になります。
3.「有料チケット」がTwitterスペースでのビジネス拡大を後押ししてくれる理由
この有料化によってどういった形で事業に活用できるのかご案内します。
3-1.無料コンテンツとの差別化を図ることができる
無料で情報を集められる時代だからこそ、有料コンテンツに価値を感じる人が増えています。
オンラインセミナーも、無料で集客するより有料にした方が多く集客できた、という事例もあるほどです。
主催者からは無料では公開しにくい有益な情報が発信でき、参加者からは主催者や情報に対する信頼が増すという状態になり、ビジネスの拡大に大きく役立ちます。
3-2.手軽にセミナーを開催できる
スペースなら、セミナー開催でネックになる会場費用はもちろん、運営コスト、運営ノウハウも不要なので、主催側も気軽に開催することができます。
3-3.コラボレーション企画で自社リストを増やせる
有名人とコラボレーションすることでフォロワーを増やすこともでき、自社のリストを増やすことができます。
Twitterはプライベートアカウントであれば特に、日頃思ったことをツイートしている人が多く、反応を見ることでユーザーが求めているものや傾向のリサーチになります。
リアクション(いいね・リツイート)の数でユーザーが興味を持っているコンテンツも分かりやすいので、Twitterを活用することでマーケティング戦略も練りやすくなります。
4.有料チケット制スペースの活用方法
そんな有料スペースの活用方法についてご紹介します。
4-1.有料チケット制スペースでセミナー開催
まず、有料のセミナー会場として、スペースを使用することができるようになります。
インターネット上で、無料かつ多くの情報を集められる時代だからこそ、有料コンテンツに価値を感じるユーザーが増加傾向にあります。
主催者は、無料では公開しにくいような有益で新規性のある情報を、有料だからこそ発信することができます。
また「手軽さ」の大きなポイントになっています。
オフラインのセミナー開催でネックになる会場費用や、運営コスト、ノウハウも不要なので、主催側も気軽に開催することができます。
また、オンラインミーティングツールよりも敷居が低く、気軽に聞き手の意見を聞いたり、逆に話したりとディスカッションの場として活用することもできます。
4-2.有料チケット制スペースでオフ会
インフルエンサーの場合はスペースによって、ファンとより近い距離で交流を深めることができるようになります。
「○名限定!」など貴重性を付けるなど、チケットの価値を高めるような言葉をつけたり、スペースの中で実際にファンと会話したりすることで既存ファンのロイヤルティを高めることも、有効な活用方法です。
4-3.有料チケット制スペースでラジオ配信
一時期多くのユーザーを魅了したクラブハウスは、タレントやインフルエンサーが誰かと話しているのをラジオ感覚のように聞けるということが価値を生んでいました。
クラブハウスのアクティブユーザーが減った今、ニーズがTwitterに流れてくる可能性もあります。
しかし、タレント等はツイッターがメインのSNSになってる方も多く、クラブハウスという後出のSNSだからこそできたコミュニティとも考えられます。
タレントやインフルエンサー等、知名度がある方がどのように活用するかも楽しみです。
5.個人事業主や企業が今やるべきこと
このようにTwitterビジネスが拡大する中で、今、企業や個人事業主がやるべきことは、Twitterアカウントのコンテンツ(ツイートの内容)を充実させることです。
Twitterスペースの活用とあわせて、PRや広告を出す機会も増えると考えられますが、その際にユーザーから見てNGなのは、
ツイート数が少ない
有益な情報や興味を引く内容がツイートされていない
というアカウントです。
これではせっかくスペースを使って情報提供などを行ったとしても、フォロワーを増やすことができず思うようにビジネスを展開できません。そうならないためにも、まずツイート内容を充実させることが必須と言えるでしょう。
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