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X(旧Twitter)アナリティクスとは、自分の投稿に対して「どれくらいの人に見られているか」「いいねの数」「フォロワー数の増減」などの反応を分析できる、X公式の解析ツールです。
上手く活用すればより反応を得やすい投稿の傾向が分かるので、アカウントの運用や育成に欠かせません。
この記事ではXアナリティクスの具体的な見方や使い方をご紹介します。
【重要】2024年6月の仕様変更により、アカウント全体のアナリティクス機能はX Premium(有料プラン)の契約者向けの機能となりました。無料アカウントでは、投稿ごとの簡易的な「ポストアクティビティ」のみ確認できます。以下では、当時の名称である「Twitterアナリティクス」の見方・使い方を参考情報としてご紹介したうえで、現在の利用条件についてもあわせて解説します。
1.現在のXアナリティクスの利用条件
以前は誰でも無料で使うことができたTwitterアナリティクスですが、2024年6月の仕様変更以降、アカウント全体の詳細なアナリティクス(インプレッションの推移やフォロワー数の増減など)を確認するには、X Premiumへの加入が必要になりました。
X Premiumに加入している場合は、左カラムの「プレミアム」メニューからアナリティクス機能を有効にすることで、アカウント全体のデータを確認できます。
一方、無料アカウントでも、個別の投稿をタップして表示される「ポストアクティビティ」であれば、引き続き無料で確認可能です。スマートフォンアプリでも、各投稿に表示されるグラフアイコンをタップすることで閲覧できます。
1-1.なぜXのアカウント分析を行う必要があるのか
SNS時代においてXは重要な顧客接点のひとつとなっているため、運用する際は的確な分析を行い、効果的なマーケティング施策につなげていきましょう。
アナリティクスを活用すれば、インプレッションやエンゲージメントの多い投稿がわかります。それらの数字が高い投稿を洗い出し、ユーザーに関心を持たれたポイントや原因などを分析し続ければ、自社アカウントで増やしていくべき投稿やユーザーとのコミュニケーションの方向性が見えてきます。
分析データに基づいて反応のいいタイプの投稿を増やし、反応の薄いタイプの投稿を減らし、改善を図っていきましょう。
2.(参考)以前のTwitterアナリティクスの見方・使い方
ここからは、無料開放時代のTwitterアナリティクスで確認できていた項目について、参考情報としてご紹介します。基本的な考え方や見るべき指標は、X Premiumのアナリティクスでも共通する部分が多いため、これから加入を検討している方にも参考になります。
2-1.「ホーム」の見方・使い方
ホーム画面では「直近28日間のパフォーマンスの変動」が表示されます。各指標に対して「前の28日間」と「直近28日間」を比べた結果が一目で分かるようになっています。
その下では「月ごとの概要とハイライト」を見ることができます。主な項目は次の通りです。
- ツイート(投稿)数:直近28日間の投稿数と、その前の28日間との増減率
- ツイートインプレッション:投稿が表示された回数と、その増減率
- プロフィールへのアクセス:プロフィール画面が見られた回数
- フォロワー数:フォロワー数の増減
- ツイートの概要:「トップツイート」「トップの@ツイート」「トップフォロワー」「トップのメディアツイート」の4項目
2-2.「ツイート」の見方・使い方
上部のメニューバーにある「ツイート」をクリックすると「ツイートアクティビティ」が表示されます。過去28日間のデータが表示され、画面右上のカレンダーマークから対象期間を指定することも可能です。
棒グラフの中にカーソルを合わせると、1日ごとの「オーガニックインプレッション数」と「ツイート数」が表示されます。広告を運用している場合は広告経由の「プロモインプレッション」も表示されます。
グラフの下には、指定期間に投稿したツイートの「インプレッション数(表示)」「エンゲージメント数(反応)」「エンゲージメント率(エンゲージメント÷インプレッション×100)」が投稿順に表示されます。エンゲージメント数には「リンクのクリック数、いいね、返信、プロフィールへのアクセス、リツイート、メディアの再生数」などが含まれます。
グラフ下にはさらに「ツイート」「トップツイート」「ツイートと返信」「プロモーション」といった表示切り替えがあり、それぞれ次のような使い分けができます。
- ツイート:対象期間の投稿を時系列順に表示
- トップツイート:インプレッションが多い順に投稿を表示。反応を得やすい投稿の傾向をつかむのに便利
- ツイートと返信:リプライを含めたインプレッション・エンゲージメントを投稿順に表示
- プロモーション:広告に使った投稿のみのインプレッション・エンゲージメントを表示
2-3.「動画」の見方・使い方
上部メニューの「詳細」から「動画」を選択すると、投稿した動画のデータを確認できます。主な確認項目は以下の通りです。
- 保持率:動画の尺に対して全体の何%まで再生されたか
- 動画の再生数:一定条件を満たした再生としてカウントされた回数
- 再生時間(分):動画が再生された合計時間
- 完了率:動画を最後まで見たユーザーの割合
- アクション誘導のクリック回数:動画内のアクションボタンがクリックされた回数
3.データをアカウント運用に活用するコツ
アナリティクスで得たデータを分析し、マーケティングに活かすには以下の3つのポイントを参考にしてください。
①現状を把握し伸ばしていくべきポイントを定める
アナリティクスでデータを見ると、ユーザーに刺さっている部分とそうでない部分が見えてきます。この現状を把握したうえで、伸ばしていくべきポイントを定めていきます。
たとえば、30代女性を狙いたいのに実際は20代女性のフォロワーのほうが多い現状があるとします。この場合は、投稿内容が狙いたいターゲット層からずれていないか、そもそも商品やサービスの設計に問題がないかなどを確認しましょう。
②課題から仮説を立てて改善を繰り返す
アナリティクスのデータを分析すると、ただアカウントを運用するだけでは見えてこない課題が見えてきます。その課題から仮説を立て、投稿内容などを改善し、これを繰り返していきます。
③仮説や改善案が複数ある場合は1つずつ実行する
課題から仮説を立てて改善案を考えるとき、これらが複数ある場合はひとつずつ実行に移します。2つ以上の改善案を同時に試すと、改善が見られたとしてもどの改善案が有効だったか判断できず、再現性が落ちるためです。
4.アカウント運用に関する分析手法5例
ここから先は、アナリティクスを使った分析手法例を5つ紹介していきましょう。X Premiumのアナリティクスでも同様の考え方で活用できます。
〇ホームの各項目からその月の施策の有意性を確認
ホーム画面にある「投稿数、インプレッション、プロフィールへのアクセス、@ツイート、フォロワー数」は過去28日間とその前の28日間の差を表示しています。
投稿数が前の28日間と同等か少なくなってもその他の項目が上昇していれば、施策が有効だったと判断できます。
投稿数が増えればその他の項目が上昇する確率も上がるので、必ず28日間の投稿数に対してどれくらいの反応を得られたかを算出しましょう。
〇トップツイートの内容からフォロワーが好む内容を探る
「トップツイート」は過去28日間に最もインプレッション(表示)を得た投稿なので、どういった内容でインプレッションが伸びやすいのかが分かります。「トップツイート」に上がった理由を仮定し、PDCAを回すことでより多くのインプレッションを獲得できる投稿につなげましょう。
動画や画像を使ったコンテンツは制作に時間がかかりますが、文章だけの投稿よりも反応を得やすい傾向もあります。
ですが、手をかけていない意外な投稿が伸びたりすることもあるので、「トップツイート」に表示された内容は投稿した時間も含めて、なぜインプレッションが伸びたのかを仮定しましょう。
〇投稿の時間帯をずらしてインプレッション数の増減を確認
Xは通勤時間と重なる朝7~9時、お昼時の12~13時、夕方以降の17~22時に多くのユーザーの利用率が高まると言われています。
基本的には「アクティブユーザーが多い時間帯=表示されやすい(インプレッションが伸びやすい)」ので、この時間帯を狙って投稿しましょう。
ですが、インプレッションは伸びやすい反面、投稿数も多く他の投稿に埋もれて読み飛ばされてしまっている可能性もあるので、利用者の多い時間帯をあえてずらした方がインプレッションの先(エンゲージメント)につながる場合もあります。
全く同じ内容の投稿でも投稿時間を変えるだけでインプレッションが増減することもあります。インプレッションが伸びた・伸びなかった投稿の時間帯や曜日(平日か休日か)などをずらしてテストしてみるのも良いでしょう。
〇エンゲージメント率からフォロワーが好む内容を探る
「エンゲージメント率=投稿に対する反応」なので、エンゲージメント率が高い投稿は反応の取れる投稿と言えます。
「ツイートアクティビティ」から各投稿に対する「エンゲージメント数、エンゲージメント率」を確認できるので、最もエンゲージメント数が増えた投稿の理由を考え、仮説を立てながら投稿を行います。
また、インプレッション数に対してエンゲージメント率の高い投稿は、アクティブユーザーが多い投稿時間に再度投稿してみるといった施策がうまくいくパターンもあります。
〇動画投稿が多いなら視聴回数が多い動画の傾向を探る
「動画アクティビティ」から動画の再生数や完了率が高い動画の傾向を探りましょう。
具体的には、再生回数の多い動画のサムネイルの傾向を洗い出し、再生回数の低かった動画に同じ施策を行う。再生完了率の高い動画の時間(長さ)や構成を洗い出し、完了率の低かった動画や今後作成する動画に反映してみるといった活用法があります。
5.まとめ
この記事ではXアナリティクスの基本的な見方・使い方と、実際の分析方法・活用方法についてご紹介しました。
コンテンツや投稿に対する反応を高めるには、アナリティクスで得られるデータは非常に重要です。
2024年6月以降、アカウント全体のアナリティクスはX Premiumの契約者向け機能となっていますが、無料アカウントでも投稿ごとのポストアクティビティは引き続き確認できます。自社の運用状況に合わせて、ぜひ活用してみましょう。
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