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【重要】本記事は2020年11月時点の情報を基に執筆しています。Googleは2023年10月31日、公式のSearch Central Blogにて「モバイルファーストインデックスへの移行が完了した」と正式に発表しました(2016年の方針発表から約7年でのゴールとなります)。さらに2024年7月5日以降、Googleはパソコン用Googlebotによるクロールを完全に終了し、現在はすべてのサイトがスマートフォン用Googlebotのみでクロール・インデックスされています。そのため、本記事のうち「今後モバイルファーストインデックスへの移行が進む」という趣旨の記述は過去の経緯として(参考)としてお読みください。現在の状況は本文冒頭の新設セクションをご確認ください。
自サイトのユーザーのデバイス環境を分析したことがあるでしょうか。おそらく、多くのサイトでモバイルからの検索が大きな割合を占めていると思います。
Googleはサイトの評価基準をモバイルにすると以前から発表しており、2018年3月27日からモバイルファーストインデックス(MFI)が本格的に導入されました。そして2023年10月31日、Googleは全サイトへのモバイルファーストインデックス移行が完了したことを公式に発表しています。つまり、モバイル対応は「今後求められるもの」ではなく、すでに完了・定着した検索エンジンの評価基準です。
この記事ではモバイルファーストインデックスの基本と、現在の状況、そして今から見直すべき対応ポイントを解説します。
【現在の状況】モバイルファーストインデックスへの移行はすでに完了している
Googleは2023年10月31日付のSearch Central Blogの投稿で、モバイルファーストインデックスへの移行が全サイトで完了したと発表しました。2016年11月にモバイルファーストインデックスの方針を初めて発表してから、約7年をかけて段階的に移行が進められてきた形です。
さらに、2024年7月5日以降はパソコン用Googlebotによるクロール自体が完全に終了し、現在Googleはすべてのサイトをスマートフォン用Googlebotのみでクロール・インデックスしています。そのため、後述する「サーチコンソールでスマートフォン用Googlebotかパソコン用Googlebotかを確認する」という旧来の確認方法自体が意味を持たなくなっている点にも注意してください。
また、Googleはサーチコンソールの「モバイルユーザビリティ」レポートについても、レポートの簡素化を目的として提供を終了しています。現在、個別ページのモバイル対応状況を確認したい場合は、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」など後継のツールやページエクスペリエンス関連のレポートを活用するのが一般的です。
まとめると、現在のポイントは次のとおりです。
- モバイルファーストインデックスへの移行は2023年10月31日にGoogleが完了を正式発表済み
- 2024年7月5日以降、パソコン用Googlebotによるクロールは完全終了。全サイトがスマートフォン用Googlebotでクロールされている
- サーチコンソールの「モバイルユーザビリティ」レポートは提供終了。モバイル対応チェックは後継ツールを利用する
- 今後のポイントは「MFIに対応するかどうか」ではなく、モバイル表示品質そのもの(表示速度・操作性・情報量)を継続的に改善すること
(参考)モバイルファーストインデックスとは
以下は本記事公開当時(2020年11月)の情報です。当時進行中だった移行スケジュールの経緯として参考にしてください。
モバイルファーストインデックスとは、検索エンジンの評価基準をモバイルページとすることです。つまり、検索エンジンはモバイル用ページをインデックスするため、モバイル向けに重要なコンテンツを掲載することが大事になります。
モバイルファーストインデックスは2018年から徐々に導入されており、2019年7月以降のすべての新規サイトに有効となりました。当時は「2020年中にはすべてのサイトにおいてモバイルファーストインデックスが有効化され、2021年3月には検索エンジンがPCサイトをインデックスしなくなる」という見通しが示されていましたが、実際にはスケジュールは複数回延期され、Googleが全サイトでの移行完了を正式に発表したのは前述のとおり2023年10月31日でした。
(参考)モバイルファーストインデックスの効果や影響
モバイルファーストインデックスの効果や影響を端的にまとめると以下のようになります。この考え方自体は現在も変わらず有効です。
| サイトの状況 | モバイルファーストインデックスによる効果や影響 |
| スマホ対応していないサイト | 検索順位が下がる |
| スマホサイトの情報量がPCサイトよりも少ない | 検索順位にマイナスに働く |
| スマホサイトの表示速度が遅い | 検索順位にマイナスに働く |
以上のようにスマホサイトに対応していないと、検索順位が下がります。また、スマホサイトを構築したら、表示速度に注意したいところです。
モバイル対応の見直しポイント
移行が完了した今、対応すべきポイントを改めてご説明します。
まずはスマホサイトをみてみる
今はユーザーのほとんどがスマートフォンを利用しており、検索エンジンのクローラーもスマホサイトをみています。
ですから、WEB担当者もスマホサイトを見る習慣をつけてください。たとえば、コンテンツを更新したらPC画面で確認するだけではなく、スマホでの表示も確認しましょう。
自サイトの表示のずれやテキストの見やすさなど、客観的な視点で閲覧するようにしてください。
スマホサイトにも情報を増やす
PCサイトに表示していてもスマホサイトに表示していないときは、スマホサイトの方にも情報を掲載しましょう。
ただし、スマホサイト(画面)はサイズが限定されているため、対策も限られます。
- タブやカルーセルで情報を表示
- メニュー内にリンクやバナーで情報を増やす
- リストやバナーを2〜3列で情報を表示する
以上のような工夫をすると、掲載できる情報量を確保できるでしょう。
広告表示には注意
この記事を読んでいる方も、時々、経験したことがあると思いますが、スマホサイトでは画面全体に広告が表示されたりします。これはユーザーの利便性を下げる行為となります。ひいてはサイトやページの評価にも関わる可能性があります。
ですので、モバイル対応では広告表示にも気を配ることが大事です。ちなみに、ポップアップ広告や、カウントダウン付きの事後広告、アニメーション広告の点滅、音声付き動画広告の自動再生などがユーザーの利便性を低下させる広告となります。
レスポンシブウェブデザインのテンプレートを使う
自サイトのモバイル対応を見直すときは、思い切ってレスポンシブデザインのテンプレートを使ってもいいでしょう。このタイプのテンプレートはサイトのURLが一つとなるため、管理が楽になりSNSでのシェアもされやすいです。
ただし、テンプレートの導入後にデザインが崩れたりコーディングに時間がかかったりします。場合によってはスマホページの表示速度の低下が起こり、設計の見直しが必要なときもあります。
モバイル対応状況の確認方法(現在)
前述のとおり、サーチコンソールの「設定」内で「スマートフォン用Googlebot」か「パソコン用Googlebot」かを確認するという従来の方法は、全サイトがスマートフォン用Googlebotに統一された現在では意味を持ちません。また、個別ページのモバイル表示エラーを確認できた「モバイルユーザビリティ」レポートも提供が終了しています。
現在、自サイトのモバイル対応状況を確認したい場合は、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」やサーチコンソールの「ページエクスペリエンス」「主な指標(Core Web Vitals)」などのレポートを活用し、表示速度や操作性を継続的にチェックすることをおすすめします。
モバイル対応は「済んでいて当たり前」の時代へ
モバイルファーストインデックスへの移行は2023年10月31日に完了しており、現在すべてのサイトはスマートフォン用Googlebotによってクロール・インデックスされています。つまり、モバイル対応はもはや「これから対応すべき課題」ではなく「対応していて当たり前」の前提条件です。
今後意識すべきは、モバイル対応の有無そのものではなく、表示速度や操作性、コンテンツの見やすさといったモバイル体験の「質」を継続的に改善していくことです。この記事を参考にしながら、自サイトのモバイル体験を改めて見直してみてください。
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