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ビジネスチャットLINE WORKSの導入企業が増えるなかで、「ラジャー」という言い回し(=OKリアクションや既読の明確化による確認の可視化)を耳にしたことはありますか?「既読スルー」を防ぎ、確実な意思疎通を実現する運用として注目されています。
本記事では、LINE WORKSでのリアクションや既読、掲示板の必読設定を使った「確認の可視化」の基本から、業務効率化やマーケティング活動(特に社内通達)に役立てる方法まで徹底解説します。
「LINE WORKSラジャー」とは?
「LINE WORKSラジャー」は音声トランシーバー系の別製品名であり、トークの承認ボタンではありません。 メッセージに対して「了解」「確認しました」という意思を明確に示したい場合は、トークの「リアクション」(例:OK)や既読確認、必要に応じて掲示板の「必読」設定を活用します。
多くの人が疑問に思う「既読」や「スタンプ」との違いを整理しましょう。
「既読」は、相手がメッセージを「読んだ」状態を示すに過ぎません。内容を理解したか、承諾したかまでは分かりません。一方、それを明確に示すには「リアクション」(OKなど)を付けることで、確認や了承の意思を明示できます。
また、「了解しました」といったスタンプとも異なります。スタンプは感情表現や簡易的な返信として使われますが、リアクションは、誰がどのリアクションを付けたかを送信者側で一覧確認できます
LINE WORKSラジャーの機能の具体的な使い方
ラジャー機能の使い方は非常にシンプルです。受信側(確認する側)と送信側(状況を確認する側)の2つの視点で解説します。
受信側:「ラジャー」を押す方法
受信したメッセージに対して了承の意思を示すには「リアクション(OKなど)」を付けます。
スマートフォンアプリ(iOS/Android)の場合、確認したいメッセージを長押しします。表示されるメニューの中からリアクション(OKなど)をタップするだけです。
PC版(ブラウザ/アプリ)の場合は、メッセージにカーソルを合わせると表示されるメニューアイコン(通常は顔のマークなど)をクリックし、リアクションを選択します。
付けたリアクションは取り消し(変更)できます。 同じ操作で再度タップ(クリック)すると解除され、誤操作時も安心です。
送信側:「ラジャー」状況を確認する方法
自分が送信したメッセージにリアクションが付いても、基本的に個別通知は届きません。
最も重要なのが、確認状況の把握です。自分が送信したメッセージの下部に表示されている「リアクション」の部分(または「既読」と表示される箇所)をタップ(クリック)します。
そうすると、リアクションを付けたメンバーの一覧が、押した時刻と共に表示されます。
同時に、既読/未読のメンバーも一覧で把握が可能です。そのため、重要な通達が誰に伝わっていないかを特定しやすくなります。
送信側:ラジャーを依頼する際のポイント
LINE WORKSには、メッセージ送信時にリアクションを必須にするといった強制機能は基本的にありません。
そのため、通達や指示を送る際は、メッセージの最後に「内容を確認したらOKリアクションを付けてください」と一言添える運用ルールを設けるのが効果的です。この一文があるだけで、受信者は何をすべきか迷わず、確認漏れを防げます。
周知を確実にしたい重要通達は、掲示板の「必読」設定(既読者一覧・再通知)を併用するとさらに確実です。
LINE WORKSラジャーの活用シーン3選
ラジャー機能は、日常の様々な業務シーンで活躍します。ここでは、特に効果的な3つの活用シーンを紹介します。
全社・部署への重要な通達確認
最も一般的で、効果が高い活用シーンです。
たとえば、「今週末のシステムメンテナンスの通知」「新しい経費精算ルールの通達」「コンプライアンス研修の案内」など、全社員や特定部署のメンバー全員に確実に目を通してほしい連絡に使います。
従来は、メールで送信しても「読んだかどうかわからない」状態でした。LINE WORKSで一斉送信し、OKリアクションでの確認を依頼することで、管理者は未確認者を即座に特定し、個別にリマインドできます。これにより、通達の浸透度が格段に向上します。
より厳密な担保が必要な場合は、掲示板の「必読」設定で既読者一覧・再通知を活用しましょう。
日報や週報の確認(上司から部下へ)
部下が日報や週報をグループトークに提出する、といった運用を行っている企業も多いでしょう。
上司がその報告を読んだ際、毎回「読みました」「お疲れ様」と返信するのは手間がかかります。かといって既読のままでは、部下は「上司が確認してくれたのか」と不安になります。
ここで上司がOKリアクションを付けるだけで、部下は「上司が内容を確認してくれた」と安心できます。上司の返信の手間を省きつつ、部下のモチベーション維持にもつながる、双方にメリットのある使い方です。
シフトやタスクの承諾(現場スタッフ間)
小売店や飲食店、介護施設など、シフト勤務や現場での作業依頼が多い職場でOKリアクションは真価を発揮します。
店長やリーダーが「明日のAさん、1時間早く出勤できますか?」「Bさん、この清掃タスクお願いします」といった連絡をトークルームで行う際、スタッフは内容を確認し、問題なければOKリアクションを付けるだけで承諾の意思表示が完了します。
個別に「OKです」「了解しました」と返信する必要がなく、トークルームが返信で溢れる事態を防ぎます。
LINE WORKSラジャーをマーケティング活動に活かす方法
タイトルにある「マーケティングへの活かし方」について解説します。
まず大前提として、ここでいう「ラジャー(=OKリアクションや既読の明確化)」は社内(または社外のLINE WORKSユーザー間)のコミュニケーションに用いる機能です。
そのため、一般消費者(お客様)に向けた対外的なマーケティング活動(例:顧客へのアンケートや、商品告知の確認)には直接使用できません。 顧客とのコミュニケーションは「LINE公式アカウント」の領域です。
では、OKリアクションや既読確認はマーケティングにどう活かせるのでしょうか。
それは、「社内マーケティング(インターナルマーケティング)」、特に「本部から店舗への施策通達」においてです。
たとえば、マーケティング部門が主導する新商品の発売キャンペーンや、週末限定セールの情報を全国の店舗へ通達する場面を想像してください。
本部がトークルームで「今週末、このポスターを掲示し、このトークスクリプトで接客してください」と指示を出します。
この時、OKリアクションや掲示板の必読設定がなければ、各店舗がその指示を正確に理解し、確認したかを把握するのは困難です。
これらの機能を活用すれば、本部(マーケティング部門)は、「どの店舗が」「いつ」施策内容を確認・承諾したかをリアルタイムで把握できます。
もしOKリアクションを付けていない(あるいは未読の)店舗があれば、すぐに電話などでフォローアップが可能です。
LINE WORKSラジャーで確実な意思疎通と業務の高速化を実現しよう
LINE WORKSラジャーは、単なる「了解」スタンプではありません。これは、「誰が内容を確実に確認したか」を可視化し、返信の手間を劇的に削減する強力な業務効率化ツールです。
日報確認や業務通達はもちろん、本部と店舗間のマーケティング施策の連携においても、その真価を発揮します。「読んだはず」という曖昧さを組織からなくし、確実な意思疎通を実現するために、リアクションや既読確認をぜひ活用してみてください。
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