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インスタグラムのストーリーズにアンケート機能が導入されました。
この機能を使うことで、フォロワーの消費ニーズを探ったり、自社に対して高いエンゲージメントを持つターゲットを見つけ出したりマーケティングにも非常に役立ちます。企業はユーザーを巻き込むマーケティング手段としてアンケート機能を効果的に使っていきましょう。
今回はインスタグラムストーリーズのアンケート機能についてその使い方や、どのように活用していけばよいのかを詳しく解説していきます。
1.インスタストーリー『投票機能(アンケート機能)』とは?
インスタの『投票機能(アンケート機能)』とは、ストーリーで利用できる2択式の質問スタンプのことです。
「YESかNOか」など、投稿を見たユーザーがどちらかの選択肢をタップするだけで、かんたんに投票できるので、気軽にアンケートが取れるツールとして重宝されています。
2.企業が『投票機能(アンケート機能)』を活用するメリット
個人での利用も増えている『投票機能(アンケート機能)』ですが、”企業”がインスタグラムを運用する上でも、大いに役立ちます。
2-1.アンケートで”消費者ニーズ”を探ることができる
企業がアンケートを行う場合、アンケートフォームを用意したり、規約を作ったり、データを集計したり…と何かと面倒な作業が発生します。アンケートに協力してくれる人や、モニターを見つけるのも大変です。
その点、インスタの投票機能を使えば、いつでも簡単にフォロワーにアンケートを実施することができます。
”消費者ニーズを探る手段”として活用が可能です。
2-2.”ユーザー参加型”のプロモーションを手軽に実施できる
『投票機能』を使えば、インスタグラム上でかんたんに”ユーザー参加型キャンペーン(イベント)”を実施することも可能です。
たとえば、人気があったメニューを新メニューに追加する企画を行ったり、命名キャンペーンを実施して、票数が多い名前を商品名に選ぶ企画を行ったりすると、投票に参加したユーザーが、「実際に食べてみたい!」「私が選んだ商品名だから買ってみよう…」など、来店や購買に行動を移す可能性が高まります。
ユーザーを巻き込むことで、集客や販促に好影響が出る可能性があります。
2-3.フォロワーと”双方向のコミュニケーション”が取れる
SNSの最大の特徴は、”双方向のコミュニケーション”が取れるという点です。
インスタグラムにおいても、いいねを返したり、コメントのやり取りをしたりと、双方向のコミュニケーションを行っているアカウントの方が、フォロワーが増えやすい傾向が見られます。
でも、企業アカウントの場合、たくさんいるフォロワーに対し、双方向のコミュニケーションを取るのは、至難の業です。
そこで使えるのが『投票機能(アンケ―ト機能)』。
投票機能であれば、”ユーザーはタップするだけでアンケートに参加できる”ので、参加までのハードルが低く、多くのユーザーと手軽に交流することができます。結果、①ブランドへのロイヤルティ(愛着度)を高めたり、②フォロワー増や、③いいね増へのきっかけになります。
3.インスタグラムのアンケート機能の利用方法
アンケート機能の利用方法について一つずつ手順を追って説明します。ストーリーズはiOSもしくはAndoroidのモバイル端末からのみ投稿できます。
3-1.撮影画面を開く
フィード画面で画面左上のカメラアイコンか自分のアイコンをタップして撮影画面を起動します。
3-2.アンケートの背景に使用したい写真を撮影
アンケートに使いたい背景画像を撮影もしくはカメラロールから選択します。
3-3.スタンプをタップ
ストーリーズの編集画面に表示されているスタンプボタンをタップします。
3-4.スタンプメニューからアンケートを選ぶ
アンケートスタンプボタンを押します。
3-5.質問文を入力する
アンケートで質問したい内容をテキスト入力します。回答は初期設定では「はい」と「いいえ」ですが質問の内容にあわせた選択肢に編集できます。
質問内容はテキスト入力の他、ペンや落書き機能を使って装飾することもできます。質問分と回答文が決まったらアンケートの表示位置を好きな場所に調整します。
3-6.投稿先を選択しアンケートを投稿する
アンケートをそのまま公開したい場合は「ストーリーズ」をタップします。特定のフォロワーのみを対象にした非公開アンケートを作成したい場合は、「宛先」をタップしましょう。投稿したいフォロワーを選択し、画面下の「それぞれ別々に送信」をタップします。
3-7.投稿完了
これでアンケートが作成されました。アンケートの通知設定をオンにしている場合は、ユーザーがアンケートに投票するとアンケートの投稿者宛にプッシュ通知が送られてきます。
プッシュ通知は一瞬で消えますが、自分のプロフィールアイコンからストーリーズを開けば、投票数、集計結果などのアンケート結果を確認することができます。自分以外ではアンケートに参加した人だけが、アンケートの結果をパーセンテージで見ることができます。
3-8.アンケートの編集
アンケートの編集、削除、設定の変更を行いたい場合は、画面右下の「…」をタップし、編集用メニューを表示させます。
アンケート機能の使い方は以上となります。アンケートはストーリーズの機能の一部なので、投稿後24時間で自動的に消えてしまいます。終了1時間前にアンケート結果がプッシュ通知されてきます。現時点の仕様ではアンケート結果の保存はできません。
4.企業や有名人のアンケート機能活用事例9選
実際にアンケート機能を活用している企業や有名人の事例をご紹介します。
事例1:Instagram(@instagram)
Instagramの公式アカウントです。「どちらを先に食べる?」といった簡単なアンケートを載せています。画像の選択肢を選ぶのに矢印を入れることで、より直感的に理解しやすいように表現しています。
事例2:SUNTORY(@suntory_jp)
おもに飲料品や食品を扱っているサントリーの公式アカウント。趣向を凝らした画像のどちらをまねしてみたいですかと聞くアンケート。選択肢の部分を装飾して目立たせることで、アンケートであることがわかりやすくなっています。
投稿する画像や動画の背景が白っぽいときは、こういった加工が重要になりそうです。
事例3:My favorite cocktail(@myfavoritecocktail)
質問文無しでいいね!の絵文字、ブーイングの絵文字を選択肢にしています。カクテルに対する印象を聞くようなイメージなのでしょう。こんな分かりやすい選択肢なら、ついタップしてしまいそうです。
また単に好き嫌いを聞くだけではなく、そのカクテルのレシピを知りたい人はプロフィール画面までという導線を作っているところも上手い演出です。
事例4:Am Museum of Natural History(@amnh)
アメリカ自然史博物館の公式アカウントです。恐竜の骨格標本と化石のどちらが好きというアンケート。単にどちらが好きかを問うのではなく、なぜそれが好きかという理由をハッシュタグ付きで投稿するように誘導することで、よりユーザーとのコミュニケーションを密にしようという狙いが見えます。
事例5:歐陽 靖 Gin(@imginoy)
台湾の女性作家でランナーの歐陽靖さんの公式アカウントでは、2018年3月に開催される板橋マラソンに出場するべきかどうかを聞くアンケートをとっています。
自分の将来の行動をファンに聞くことで、ファンにとっては自分が有名人の意思決定に関わることができる喜びを得られるようになっています。
事例6:macaroni(@macaroni_news)
レシピ動画やグルメニュースを扱うサイト、macaroniの公式アカウント。お菓子の画像とともに、「お菓子はよく作る?」と聞いたり、おかずの画像とともに、「朝ごはんはパン派かごはん派か」と聞いたりするアンケート。
どちらも画像と質問をリンクさせつつも、誰もがすぐに回答できるような質問にすることで敷居を下げ、より投稿に注目してもらえるようにしています。
事例7:中村 アン(@cocoannne)
女性モデル、中村アンさんの公式アカウントです。自身がモデルを務めているサマンサタバサのバッグの好きな色を聞いたり、カラーストーンをするかどうかを聞いたりするアンケート。単にPRをするよりも、アンケートにすることでユーザーも楽しめますし、自然と商品にも興味を持ちやすくなります。
事例8:HOKA ONE ONE(@hokaoneone)
アメリカのランニングシューズ・ブランド、HOKA ONE ONEの公式アカウントが投稿しているのは、「アイアンマンレースを明日に控えて興奮していますか?」と聞くアンケート。選択肢が「YES」と「NO」ではなく「YES」しかないというユーモアを交えたアンケートです。
事例9:Little Mix(@littlemix)
イギリスの4人組のガールズグループ、LittleMixの公式アカウント。2016年に発売されたアルバム「『Glory Days』のプラチナムエディションを購入する準備はできていますか?」と聞くアンケート。HOKA ONE ONEと同様、選択肢は「YES」しかありませんが、若者がターゲットということで「YES」と「超YES」という若者のスラングを使った選択肢にしています。
5.まとめ
ストーリーズのアンケート機能はまだ始まったばかりではありますが、事例でもご紹介しているように、すでにさまざまなアンケートが実施されています。
コメントよりも参加の敷居が低いアンケートは、投稿者とユーザーのコミュニケーションを活性化する効果の高い機能です。皆様もここでご紹介した事例を参考に独自のアイディアで、ユーザーとのコミュニケーションを楽しんでみてください。
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