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緊急事態宣言が解除され、さまざまな地に旅行に出掛ける人連れが増えてきました。
普段とは違った新しい地に足を運ぶことで、心も身体もリフレッシュされますよね。中でも旅館やホテルでの宿泊は旅行の楽しみのひとつではないでしょうか。
旅館やホテルの数は計り知れないほどありますが、中でもInstagramを上手く活用して集客をしている旅館やホテルが数々あります。
サイトで検索して旅館について調べることはできますが、Instagramで紹介するメリットとしては、
- おすすめポイントが画像や動画で紹介されているためイメージが沸きやすい
- 旅館以外の周辺情報などについてもすぐにチェックすることができる
などのメリットがあります。
今回はInstagramでの集客を参考にしたい旅館アカウントをご紹介。あわせて、取り入れたいInstagramアカウント運用のポイントも解説していきます。サイトでは詳細まで見ることができない部分を、Instagramではすぐチェックすることができます。
最近ではホテルや旅館を調べるツールとしてInstagramを利用する人が多いので、ぜひInstagramを利用して集客をしてみましょう。
1.グーグルよりもインスタグラムで旅館やホテルを検索する人たちが急増している
世界中で最もシェアの大きいインターネットの検索エンジンであるグーグル。様々な情報を手軽に調べることが出来るので大変便利です。しかし、SNSが普及し多くの人々や企業が情報を発信するようになって以降、情報の検索に多くのユーザーの声を聞くことが出来るSNSを利用する方が増えています。
旅館やホテルを検索する際にもSNSであるインスタグラムを利用する方が急増しており、現在のトレンドとなっています。
1-1.旅行客は「ハッシュタグ」を使って宿泊先を選ぶ
インスタグラムでは投稿する写真や動画にハッシュタグを付けることが出来ます。ハッシュタグとは「#旅行(#travel)」や「#ホテル(#hotel)」といった形のものです。ハッシュタグで投稿を検索すると、同じハッシュタグの付けられた投稿が検索結果に表示されます。
旅行客の方々はこのハッシュタグを用いて旅館やホテルの検索を行います。旅館やホテルの公式アカウントの他、実際に宿泊したインスタグラムユーザーの投稿も見ることが出来るので、宿泊先で撮影した写真や動画、宿泊した感想などを見つけることが出来ます。
写真や動画を交えたリアルな口コミを見つけることが出来るのがインスタグラムの魅力です。
1-2.写真でわかりやすいから外国人観光客も集客できるインバウンド対策にもなる
インスタグラムを用いた旅館・ホテルのプロモーションは海外から訪れる外国人観光客の集客にも繋がります。
外国人観光客の方々は日本語に堪能ではない方が多いです。ホームページや広告サイトですとどうしても日本語の文章による紹介が多くなってしまい、外国人観光客の方々には旅館やホテルの魅力が十分に伝わりにくくなってしまいます。
一方でインスタグラムは写真や動画をメインで投稿するSNSなので、写真や動画を用いて視覚から魅力を伝えることが出来ます。プロモーションでより多くの魅力を伝えることが集客に繋がりますので、インスタグラムはインバウンド対策としても非常に有用です。
2.インスタグラムを始めたら最初に行うべきこと
インスタグラムは日々進歩していていろいろな機能が追加されています。
そのなかでインスタグラムを始めたばかりの方にまずは使ってほしい「ビジネスアカウント」機能を簡単に紹介します。
2-1.無料でビジネスアカウントにすると高度に集客可能!
アカウントをビジネス用にするビジネスアカウントというものがあります。
ビジネスアカウントは、宣伝広告を投入する場合はお金が掛かってしまいますが、そのほかは無料です。
アカウントの種類の変更は、スマホアプリから行うことができます。
2-2.ビジネスアカウントでできること
ビジネスアカウントが、個人アカウントと大きく違う点が4つあります。
- インサイトが見れる
- ビジネス情報が公開できる(電話番号、メールアドレスなど)
- 自社のサイトやサービスなどに誘導できる
- インスタグラム内で広告出稿ができる
これらによってインスタグラムで獲得したフォロワー投稿を見たユーザーなどを、自分のサービスや商品へ誘導しやすくなります。
2-3.直接連絡できる情報コンテンツを載せる
ビジネスアカウントにすることで、「メールアドレス」や「電話番号」などを追加することができます。
わざわざホームページを検索するなどせず、直接お店に電話をかけることができるため、アカウントに興味を持ったユーザーにとって非常に便利です。
3.インスタグラムをホテル・旅館が活用する【応用編】
インスタグラムでは画像の投稿が簡単にできます。
つまり誰でもできるので、多くのホテル・旅館がインスタグラムアカウントを解説していますが、多くのアカウントがうまくいっている様子がありません。
その中でも成功を収めている、ホテル・旅館アカウントもあります。それらの成功しているホテル・旅館アカウントに共通点があります。
それは
- 集客に繋がるハッシュタグを選んで使っている
- 継続的に投稿がされていて情報発信されている
- インパクトのある写真でもっと見たくなる工夫がある
- 動画を活用して写真よりも雰囲気が伝わりやすい
- 位置情報を工夫していて集客に繋がりやすい
です。
3-1.ハッシュタグのコツ
https://www.instagram.com/p/CLYGyMjBE_3/
インスタグラムの投稿には、合計30個のハッシュタグ(#)をつけることができます。30個のハッシュタグをつけて凍結されることなどはありません。できるだけ露出を増やす為に、できるだけ多くハッシュタグをつけてください。
〇できるだけ多くのハッシュタグをつける!
ホテル・旅館アカウントをお持ちの場合は、多くの人が検索してくれそうなハッシュタグを付ける必要があります。
しかしホテル・旅館アカウントには、「このハッシュタグは誰のためのなんだろう?」というものをよくつけているアカウントもあります。
ハッシュタグをとりあえずつけているだけで、まったくどういうシーンで活用されるハッシュタグなのか意識されていません。
ここでは、必ずユーザーが検索しやすいハッシュタグをつける必要があります。
〇発信する側がつけるハッシュタグと、ユーザーが検索するハッシュタグは違う。
#地域+ホテル/旅館
「#札幌ホテル」「#福岡ホテル」「#草津旅館」「#道後温泉旅館」など、地域を表すハッシュタグはかなり重要なハッシュタグです。
さらに「#石川」よりも「#金沢」など、より詳しいハッシュタグにするのがコツです。
投稿が多いハッシュタグではなく、より顧客に刺さる詳細なハッシュタグにするようにしましょう。
〇ホテル・旅館でのシチュエーションを想定したハッシュタグ
基本的に、ハッシュタグはより小さい、細かい領域を狙うようにおすすめしています。
そして、ホテル・旅館も例外ではありません。
例えば「#温泉」「#ご飯」とかよりかは「#旅館」とか「#ホテルご飯」などです。
成功にしっかり結びつけるには正直大きなハッシュタグは避けたほうがいいです。
もちろん新しい顧客へのリーチ、つまりフォロワーを増やすには多くの人に見てもらうことも大事で、そのためには多少大きくても検索してもらいやすいハッシュタグの設定も試す価値はあります。
しかし、アクティビティユーザーにしっかり見てもらうには、検索回数は少なくても比較対象が少ないほうがより良い印象をユーザーに与えられます。
3-2.継続的な投稿+投稿の画像や文章の質
https://www.instagram.com/p/CJVZmUDhnpP/
投稿頻度が高く、2日1回ほど投稿されるのが理想的です。より多くの情報を発信していくことで、様々な角度からホテルや旅館のことを知ってもらうことができます。
旅行シーズンや今後の機会に向けて、認知を拡大して魅力や強みをアピールをしましょう。
行ってみたいホテルや旅館のリストに入るためにはやはりアピールが大事で、より多くの人に認知してもらうためにはアピールするべきポイントはホテル・旅館の世界観です。
ホテル・旅館の世界観を伝えるために必要なのが継続的な投稿のアップになります。
そして最後にお客様に決めてもらうために、多くの投稿で伝えたいものが「何か」というところです。何がアピールポイントで、どの季節にはどんな催し物があって…など、丁寧に文章で伝えるためには、キャプションの質を向上させることが大事になります。
そのリストに入り込めるようにアピールしていくのがインスタグラムの役目だと思うといいです。
3-3.視覚的にインパクトのある写真を選ぶ
https://www.instagram.com/p/CF9tqr8lNvs/
不動産、観光業などのローカルに強いサービス業では特にその地域の住民に
単にインパクトが強ければいいというのものではなくその店のこだわりが感じられるメニューなどを投稿して自社にあった独自のブランディングを心がけましょう。
「ここに行きたい」「ここに住みたい」と思わせ実際に行動に移させるほどの視覚的なインパクトが必要になります。
3-4.位置情報を投稿に入れる
インスタグラムは投稿をする場所や写真にかかわらず、
地図で位置情報がわかる「場所」を入れることができます。
このように、ユーザーは検索窓からアカウントやハッシュタグだけではなく「東京」などの地名を入れて、場所を検索することができます。
例えば「東京」というワードで検索しすると、上位検索結果では5番目に多く検索されていることがわかります。特に写真業界には相性がいい機能なので、位置情報を入れましょう。
3-5.動画、ストーリーズの活用
https://www.instagram.com/8hotel_chigasaki/
ホテル・旅館のインスタグラムだけではなく、ツイッターなどもそうで、Youtubeはまさに動画を活用しているSNSですね。画像以上に、情報を伝えることができる「動画」を今後もっと活用することが集客のコツです。
SNSでの動画の活用方法として、例えば動画で撮影の裏側、キャンペーンの情報、店舗へのアクセスなどの紹介をしてみるといった手法が挙げられます。
このような動画を見たユーザーは「こんな雰囲気のところを観光したい、利用したい」という気持ちになりやすいです。
動画の作成は難しく手間ひまがかかります、しかししっかりと集客効果は見込まれるので、もしお悩みでしたら専門家に相談してみるのもいいと思います。
もちろんアカウントのコンセプトに沿ってないような投稿として動画を無理やり上げる必要はないです。
最近では、「ストーリーズ」機能を活用して動画を投稿し、「ハイライト」機能で動画をまとめることや、「リール」機能の活用もおすすめです。
ストーリーズに動画を投稿すれば、「ハイライト」機能でプロフィールページにピックアップしたい動画をカテゴリーごとにまとめることができるので、まるで動画版カタログのような使い方ができます。
例えば、動画で部屋の紹介をしてみるとかです。
最近では、「「ストーリーズ」機能を活用して動画を投稿し、「ハイライト」機能で動画をまとめることや、「リール」機能の活用もおすすめです。
ストーリーズに動画を投稿すれば、「ハイライト」機能でプロフィールページにピックアップしたい動画をカテゴリーごとにまとめることができるので、まるで動画版カタログのような使い方ができます。
4.インスタグラムを活用して集客を成功させた旅館・ホテルの事例を紹介
それでは実際にインスタグラムを活用し集客を成功させた旅館・ホテルの事例をご紹介いたします。とても参考になるかと思いますのでぜひご覧ください。
4-1.あかん遊久の里 鶴雅
アカウント:https://www.instagram.com/tsuruga_akan/
北海道の阿寒湖畔にある「あかん遊久の里 鶴雅」の公式アカウントです。
高級感のある落ち着いた雰囲気の館内の写真や北海道ならではの文化や季節ごとの自然、地元の海産物料理等の写真から魅力が良く伝わってきます。観光地として人気の高い北海道という魅力的なアピールポイントがしっかりと伝わってきます。
「#北海道(#hokkaido)」や「#旅行(#travel)」といった定番のハッシュタグの他にオリジナルのハッシュタグを使用し、オリジナルハッシュタグが付けられたグループ各施設のインスタグラムの投稿をホームページにて口コミサイトのように機能する「インスタグラムレビュー」という形で掲載しているのも特徴です。
着々とフォロワーが増加しており、投稿毎に「いいね」の数も増えていっているのがわかります。オリジナルハッシュタグを付けた宿泊客の投稿も多く、注目度の高さが窺えることからもインスタグラムは集客に繋がっていると言えるでしょう。
4-2.高千穂旅館 神仙
アカウント:https://www.instagram.com/ryokanshinsen/
宮崎県の高千穂峡近くにある「高千穂旅館 神仙」の公式アカウントです。
歴史が感じられる純和風の施設や日本庭園の写真や四季それぞれの自然の写真がとても魅力的に投稿されています。どの写真も日本らしい風情を感じられるもので、外国人観光客の方々を惹きつける構図です。どの写真も日本らしさが前面に押し出されており、コンセプトがしっかりしているのがわかります。
たくさんの「いいね」が付いた宿泊客の投稿も多く、インスタグラムでの集客が成功している良い例でしょう。外国人宿泊客の投稿も多いことから、インバウンド対策として機能していることもわかります。
4-3.よしが浦温泉 ランプの宿
アカウント:https://www.instagram.com/lampnoyado/
石川県の北東部、能登半島の先端の珠洲市にある温泉旅館「よしが浦温泉 ランプの宿」の公式アカウントです。
アカウント開設から間もなく、投稿数も少ないながらも、投稿されている写真はどれも光の表現が大変美しく、和風建築ともマッチして幻想的な印象を受けます。写真に写るランプと合わせて、まさに「ランプの宿」の名前にぴったりの写真ばかりです。能登半島の先端という立地ならではの青い海の写真や和風建築と雪景色の写真等季節感を感じる写真も投稿されており、日本らしさもしっかり表現されています。
フォロワーの数は未だ多くはありませんが徐々に増加している様子で、投稿されている写真にもたくさんの「いいね」が付いている為、注目度は高まっています。外国人観光客の写真投稿は2018年9月現在ではまだ無いようですが、公式アカウントの投稿には「宿泊するのが楽しみだ。」と言った内容で外国人の方からのコメントも付いており、外国人観光客の集客に繋がる可能性も高いでしょう。
4-4.秘湯の宿 元泉館
アカウント:https://www.instagram.com/hitounoyado_gensenkan/
栃木県の那須塩原市にある温泉旅館「秘湯の宿 元泉館」の公式アカウントです。
歴史ある名湯である濁り湯の写真や季節感のある自然の写真の他、地域の催しや観光名所の写真が投稿されています。キャプションが丁寧でどこか親しみを感じる写真が多く、ローカルの魅力を伝えることをテーマとしていることがわかります。
また、動画を多く投稿しているのも一つの特徴。映像と音を使うことで見ている人の好奇心を上手に刺激しています。
規模としては客室35室と決して大きな規模の宿泊施設では無いながらも、アカウントのフォロワーは2018年9月現在で1,700人を超え、外国人宿泊客の投稿も多く見られることから、インスタグラムでの集客が成功している好例といえます。
4-5.会津東山温泉 向瀧
アカウント:https://www.instagram.com/mukaitaki/
福島県会津若松市東山町にある老舗温泉旅館「会津東山温泉 向瀧」の公式アカウントです。
国の登録文化財に指定されている非常に歴史のある老舗旅館であり、投稿されている写真も歴史を感じさせるレトロな雰囲気の漂うものや、非日常の和空間体験を謳う通りの日本らしさを感じさせるものが中心です。その他にも四季を感じさせる周囲の自然の写真や地域の催しの写真など、日本ならではの表現で外国人観光客の目を惹くような写真が多く投稿されており、アピールポイント・コンセプト・インバウンド対策としっかりポイントが押さえられています。
ハッシュタグも世界的に定番のものが付けられており、投稿頻度も非常に精力的に投稿されているので、多くのインスタグラムユーザーの目に留まるかと思います。実際にアカウントのフォロワーは2018年9月現在で5,700人を超える程で、アカウントの投稿には多くの「いいね」が付いています。外国人観光客の投稿も非常に多く、中には15万5千もの「いいね」が付いた投稿もあります。
元々の知名度が高かったことも影響しているかと思いますが、間違いなくインスタグラムでの集客に成功している例でしょう。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?