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写真共有ができるSNSとして若い女性を中心に人気のSNS・Instagramには2016年にストーリーという機能が付きました。通常の投稿とは別のエリアに投稿でき、投稿から24時間で自動的に削除されることと写真を撮ってアップするだけという手軽さとも相まって、活用するユーザーが多くいます。

Instagramのストーリー機能には2017年から広告を出すことができるようになっています。今回は、ストーリー機能を使った広告の種類や出稿方法などを詳しく紹介していきます。

 

1.Instagram広告の特長

ストーリーズ広告は、Instagramが公式に提供する6種類の広告のうちの一つです。

まずは、Instagram広告全般がもつ特長・メリットを見ていきましょう。

 

1-1.広告の種類が多い

Instagramは広告の種類が多い事で有名です。写真広告、動画広告、カルーセル広告、コレクション広告、発見タブ広告に加えてストーリー広告と全部で6種類もあります。この中から自社に合った広告を選んで出稿をしていきましょう。

 

1-2.若い世代や女性にリーチできる

Instagramのメインユーザーは10代から30代の女性が中心です。製品やサービスのメインターゲットが若い女性向けならば活用しない手はありません。

基本的に、写真映えのする商材を持つ業界(ファッション、化粧品、美容、食品・飲料、飲食、観光など)との相性が良いといえます。

 

1-3.細かくターゲティングでき、さまざまな課金方式がある

Instagram広告の利点として年齢、性別、ユーザーの興味関心、ライフスタイル、居住地、学歴といった細かいターゲティング設定ができることがあります。ペルソナを設定しておけばより自社のターゲットにより近い層にリーチしやすくなるのです。

課金方式にもCPM、CPC、CPI、CPVの4種類があり、広告出稿の目的が認知拡大なのか、ECサイトなどへの誘導なのかなど、目的に合わせて選ぶことができるのもメリットといえます。

 

2.Instagram(インスタグラム)ストーリーズ広告の配信について

Instagramのストーリー広告を使用するメリットは、フルスクリーンで没入感のあるクリエイティブな動画や画像を強い訴求力で配信できる点です。また、カルーセル形式でも掲載可能なため、最大3つのクリエイティブとリンクの表示も可能になります。

ストーリーズは自動でクリエイティブが切り替わるため、よりユーザーに訴求しやすい点もメリットといえるでしょう。

 

2-1.Instagram(インスタグラム)ストーリーズ広告はどこにでるのか?

広告はストーリーズ投稿をしているアカウントの一覧が画面上部に表示されます。上部のアイコンがタップされるとストーリーズのスタートです。

フォローしているユーザー投稿の間に広告が表示され、画面下部にCTAボタンが設置されているとWEBサイトへの誘導もできるようになっています。

 

3.Instagram広告の出稿方法

Instagramストーリー広告を始めるならば三つのアカウントが必要です。

 ・Facebookページ

 ・Instagramアカウント(Instagramアカウントを持っていない場合はFacebookページのみでも広告配信ができます。)

 ・Facebookビジネスマネージャー

 

InstagramはFacebookの傘下にあるため広告管理をするにはFacebookビジネスマネージャーが必須となりますのでご注意ください。

ただ、Facebookビジネスマネージャーがあればターゲットとしたいユーザや課金方式も様々なものから選択できるようになります。

 

3-1.Instagramアカウントから直接広告を出稿する方法

まずはInstagramのアカウントをビジネスプロフィールに変更してください。そのためにInstagramと関連づけているFacebookページの権限が「管理者」になっている必要があります。 管理者以外だった場合は、ページの管理者に連絡して、管理者に追加するよう依頼しましょう。

それからInstagramへ投稿している写真や動画の中から、Instagram広告として使用したいものをタップすると投稿下に「広告を作成」という青いボタンが表示されていますので、タップします。

次に、ユーザーに実行してもらいたいアクションを選択しましょう。選択できるアクションは、以下の2つです。

 

・Webサイトへアクセス

・店舗への電話または来店

 

アクションボタン・オーディエンス・予算・掲載期間の設定を行ったら画面右上の「次へ」をクリックしてください。「宣伝する」をタップして宣伝の設定を完了です。

[宣伝する]をタップすると、宣伝がFacebookの広告ポリシーに準拠しているかが審査されます。問題なければ60分ほどで終わりますので承認されれば広告として掲載されます。

 

3-2.FacebookアカウントからInstagram広告を出稿する

もう一つの方法としてFacebookアカウントがあります。今後広告を管理していくなら、ちょっと手間ですがこちらからの出稿がおすすめです。

Facebookビジネスマネージャーのアカウントを作成し、管理画面を立ち上げてください。左にあるメニュー画面から「広告アカウント」→「新しい広告アカウントを追加」→「新しい広告アカウントを作成」と進みます。そして①時間帯:(GMT+09:00)Asia/Tokyo

、通貨 :JPY―日本円を選んで広告アカウントを作成します。

 

その後にFacebookアカウントと紐付けすれば設定は完了です。Facebook広告を配信設定する際に、同時にInstagram広告の配信設定もできるようになります。

 

4.Instagram広告の成功事例4選

この章ではストーリー広告を使って成果が出た事例を紹介します。自社で広告を出す際の参考にしてみてください。

 

4-1.CVRが65%低下(トラベルジェイピー)

トラベルジェイピーは、モバイルアプリのインストールとコンバージョン最大化を目的にInstagramを活用しました。

 

広告内容ABテスト:A→Facebookは既存素材、Instagramは新規素材

         B→Facebookは既存素材、Instagramも既存素材

上記のテストを行った結果、Aの「Instagramは新規素材」の方が、コンバージョン獲得単価65%低下、インストール獲得単価54%低下しました。

 

より効率の高い配置面に配信が寄る自動配置を活用し、Instagramに最適な素材にしたことによりInstagramへの配信量、獲得も飛躍的に伸びるようになったのです。

 

4-2.店頭金額シェア150%、ブランド認知アップ(花王)

花王はヘアケア商品の認知拡大を目的にInstagramとFacebookを展開し、ブランド認知 +10pt、店頭金額シェア150%、購入意向+3ptと大きな成果を残しました。

若い世代では注視時間が短くなっているという調査結果から、短時間でもオーディエンスの印象に残る手段がいいと考えて、GIF動画、カルーセル動画広告、Instagramのストーリーズ広告を展開。メインターゲットとなる20代女性からの認知、購入意向を向上させることに成功しました。

 

4-3.広告想起率24ポイント上昇(SK-II)

スキンケアブランドのSK-Ⅱは若い層へのブランド認知度を高めるにあたり、Instagramストーリーズ広告を行いました。その結果、ターゲット層で広告想起率24ポイントの上⁠昇というブランド効⁠果を達成しています。

ニュースフィードだけでなく、Instagramス⁠ト⁠ー⁠リ⁠ー⁠ズ広⁠告を使ったことで13ポイントの上乗せに成功。広告想起率も13ポイント上昇し、リーチは30%広がり、CPMは25%削減。動画が最後まで再⁠生された回数も62%増加したのです。

 

4-4.クリック率4倍、インストール数3.1倍(ゼクシィ)

 

結婚情報サービス・ゼクシィは従来よりInstagramを活用していましたが、更なる拡大ののためストーリー広告を活用したところ獲得アクション数が2.1倍、インストール数が3.1倍、インストール単価も-37%、さらにクリック率も4倍と目覚ましい結果を残しました。

ストーリー広告特有の「豊かな動画表現力」や「ユーザーとの距離感の近さ」を通じて、これまでリーチできていなかったターゲット層に対しても訴求することができたのです。

 

5.まとめ

ユーザーはストーリーズへの投稿が気軽に行える点に魅力を感じています。閲覧する際の心理状態もとてもリラックスしていることが多いです。

今では、ユーザーとコミュニケーションを取るために「アンケート機能」がリリースされています。積極的に利用してプロモーションに活用しましょう。

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