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商品やサービスの宣伝、採用活動、ブランディングなど、さまざまな目的で広告を出すと思います。広告を出す際はキャッチコピーを考えるわけですが、アイデアに行き詰っていないでしょうか。
今回は広告のキャッチコピーの変化を紹介し、具体的な事例も解説します。キャッチコピーのトレンドが知りたい場合やアイデアを出したいときには、ぜひ参考にしてください。
広告のキャッチコピーは移り変わる
広告は常に新しいことを謳う場です。現代ではさまざまなモノが溢れているにもかかわらず、商品やサービスを宣伝するのは、それぞれの企業が他の企業に負けない魅力を自負しているからでしょう。
その背景には「何かしら新しい開発をした」という点があり、それを広く告知したい思惑があるでしょう。現代のようにモノや情報にあふれる時代の前は、冷蔵庫や電子レンジ、パソコンなど、初めて見る人は斬新に感じたものです。
当時のコピーライターもその斬新さが分かるようなキャッチコピーを生み出し、消費者の購買意欲をかき立てました。
しかし、近年は趣向が変化し新しさを伝えるよりも懐かしさを意識させる広告も増えています。それは人々の価値観が「モノ」から「コト」に変化したからでしょう。
SNSの影響力を認識する
広告のキャッチコピーが変化した要因にSNSの影響力が挙げられます。従来までの広告のキャッチコピーは基本的に一方通行のものがほとんどでした。一方通行のキャッチコピーでも後から効果が表れて売れていく。
つまり、従来までの広告は「企業が言いたいことを提示する」場でもあったわけです。しかし、近年ではSNSの普及により双方向のコミュニケーションの機会が増えました。
誰もが簡単にスマホで写真や動画を撮って世界中に発信できるようになり、広告への反応は即時的なものに変化します。そのため、企業もSNSを絡めたプロモーションに力を入れています。
ジェンダーの表現は非常に繊細である
従来と現在を比べる際に外せないのはジェンダーについての表現です。これまで「男性が働いて女性が家庭を守る」という慣習があり、広告もそれに準じた内容がありました。過去にはジェンダーの視点から消費者から意見を出されたテレビCMもあります。
現在でも性に対する偏見を含む広告が完全に排除されているわけではなく、問題視される場合もありますので、ジェンダーに関する表現には注意が必要です。
「コンフォータブル」がキーワード
昨今の広告のトレンドとして「コンフォータブル」が挙げられます。コンフォータブルは「居心地がいい」「ゆったり」という意味があります。先述した「懐かしさ」にも通じるでしょう。
目新しいものには刺激的な印象を受けますが、懐かしさは安心と居心地の良さを感じるものです。私たちが生活するなかで、テレビCMや電車の中吊り広告、SNSアプリ、街頭ビジョンなどがあり、すべてが私たちの生活に溶け込んでいます。
例えば、少し前の漫画のキャラクターを使って商品やサービスを宣伝することで、どこか「懐かしさ」を覚えます。
広告のキャッチコピーの事例
広告のキャッチコピーとして、大企業の事例をご紹介します。短くまとめられた表現に詰まった想いを確認しましょう。
「START YOUR IMPOSSIBLE」(トヨタ)
トヨタは「START YOUR IMPOSSIBLE」というキャッチコピーで、常に挑戦し続ける企業であることを表現しました。グローバル展開に注力するために、大企業でありながらもチャレンジ精神を忘れない部分に視聴者が応援したい気持ちになります。
「Leading Innovation」(東芝)
東芝は「Leading Innovation」というキャッチコピーを掲げました。「Leading(率いていく)」は大企業ならではの自信に満ち溢れたキーワードです。商品やサービスを通じて多くの人を感動させたい意気込みが伝わります。
「Inspire the Next」(日立)
日立は「Inspire the Next」というキャチコピーでお馴染みです。東芝と同様に大企業としてリーダーシップ性を表現したコピーでしょう。CMなどにも使われており、耳にした方も多いのではないでしょうか。
「キミが、感動のタネになる」(電通)
電通は「キミが、感動のタネになる」を掲げ、新卒採用時のキャチコピーにしました。就活生に前向きな言葉を投げかけて、企業イメージの向上や有主な人材確保を狙っています。解釈の仕方によっては、電通が若手を育てる意気込みを感じます。
「明日の空へ、日本の翼」(日本航空)
日本航空は「明日への空、日本の翼」というキャチコピーを掲げています。「翼」は夢や希望を連想させるポジティブな要素があります。業種の特性を生かしたキャッチコピーです。キャッチコピーを聞いて航空会社と判断できるのではないでしょうか。
広告のキャッチコピーのトレンドを掴もう
広告のキャッチコピーは時代とともに変化していきます。これまで通用したキャッチコピーが消費者の心に刺さらないこともあるでしょう。
近年のキャッチコピーは短く端的に伝えるだけではなく、懐かしさや業種の特性を活かした内容となっています。さまざまな企業のキャッチコピーを参考にして、トレンドを掴んでみましょう。
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