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Googleビジネスプロフィールは店舗ビジネスには必須の施策と言われるまでになり、急成長を続けているサービスです。
一見、店舗ビジネスというと主にBtoCのサービスと認識するケースが多く、業態によっては「自分は関係ない」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、Googleビジネスプロフィールは採用活動にも重要な要素の1つと言える機能があります。
今回は、Googleビジネスプロフィールが採用活動においてどのような効果があるのか、分かりやすく紹介します。
1.Googleビジネスプロフィールとは
まずGoogleビジネスプロフィールについて簡単に説明します。
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップ上にローカルビジネス情報(店舗)を表示し、管理できる無料ツールのことを指します。
具体的には会社についての情報やマップ上での位置、営業時間などあらゆる情報が検索結果に表示されます。
ある会社を調べた結果、住所、営業時間、ジャンル、公式サイトのURLが表示され、その下にはタブがあり、概要・最新情報・商品・サービス・クチコミ・写真・詳細と様々な情報を掲載することが可能です。これらの情報を無料で掲載することができ、Googleビジネスプロフィール上で管理ができます。
2.求職者はGoogleビジネスプロフィールのページも判断材料にしている
スマホ・アプリの普及、WEB広告の進化などにより情報過多になりがちな生活者は、口コミ(第三者)情報を判断材料にするケースが増えてきています。飲食、旅行、物販など様々な領域で口コミ評価が当たり前になっていることを考えると多くの人の意思決定に口コミが大きな影響を与えていることは間違いありません。
もちろん、求職者が仕事を選ぶ際にも同じことが言えます。仕事を選ぶ際に口コミを確認するという求職者は9割近くに上るというデータもあり、口コミが判断基準の1つになっていることがわかります。
Googleビジネスプロフィールには口コミ機能があり、B to Cの事業を行っている企業・お店の多くに口コミが投稿されています。★1~5の5段階評価や口コミの投稿・返信内容など、求職者はその口コミ情報を見て企業・お店のサービス内容や顧客への対応、雰囲気などを感じ取り、応募するかどうか判断材料の1つにしていることは間違いないでしょう。
3.求職者がGoogleマイビジネスのページを閲覧するタイミングとは!?
では、本当に求職者はGoogleビジネスプロフィールのページを閲覧しているのでしょうか?
答えはYesです。
求職者がGoogleビジネスプロフィールを閲覧するであろうタイミングは主に2つあります。
- 事前に企業情報をチェックする。
- 面接地へのルート確認時にGoogleビジネスプロフィールのページにアクセスする。
冒頭でもお伝えした通り、求職者は求人情報を見て応募する前に企業情報をチェックします。企業からの情報発信が中心となるホームページの情報だけでなく、第三者からの情報(つまり口コミ)をチェックする傾向があります。Googleビジネスプロフィールの情報であれば、企業名×エリアの検索で多くの場合、検索結果画面の最上部に表示され簡単に口コミなどの情報取得が可能です。
また、面接地の確認においてはGoogleマップで検索することが多いと思いますが、GoogleビジネスプロフィールのページからGoogleマップへ遷移して、現在地や自宅からの経路検索ができるようになっています。こちらの情報が正しくないことで面接者が道に迷ってしまい面接に来れないというケースを多く聞くようになりましたので、マップの位置を確認し、正しい情報に編集しておくことが重要です。
Googleビジネスプロフィールは、オーナー登録が済んでいなくてもWEB上にある情報やユーザーの投稿により企業・お店のGoogleマイビジネスページは出来上がっていることがほとんどです。編集していなければ正しくない情報が発信され続けている可能性も大いにあります。
また、コーポレートサイトがない場合やサイトのSEO対策があまりなされていない場合には社名・店名のみのキーワード検索でもGoogleビジネスプロフィールのページが優先的に表示されるケースも多くありますので、ホームページのマップ情報が正しくても、求職者はGoogleビジネスプロフィールの情報を見て判断する可能性が高いので注意が必要です。
3-1.企業情報を予めチェックする
まずタイミングの一つとして、会社の情報を調べる際に求職者と接触するパターンが考えられます。
求人を探す際、一般的には「東京 営業」「東京 未経験 正社員」のような検索のされ方が多いですが、ピンポイントで企業名を入れて検索する求職者はまず採用企業の名前を認知している、そして求人情報にはない情報を求めている、という点から応募意欲が高いことが期待されます。
Googleビジネスプロフィールに登録している企業は、社名で検索すると検索結果の上部に表示されるようになっています。
つまり、企業情報を調べようとしている求職者の目に留まる確率は高く、そこからクチコミ情報を閲覧することが予想されます。
3-2.面接会場(企業)へ行くルート検索の際に合わせてチェックする
住所を調べる際、企業名を入れて検索するパターンも想定されるでしょう。
求職者が応募に至るという点おいては目的が違うため、一見関係がないように思えますが、視認性が高いGoogleビジネスプロフィールの検索結果画面に接触する確率は高いと言えます。
4.Googleマイビジネスが採用に与える影響とは
先述した内容を踏まえると、Googleマイビジネスを目的としてアクセスする求職者は少ないかもしれませんが、ある程度、質の高いユーザーが接触する可能性は高いです。
一概には言えませんが、今から働こうとしている会社のサービスについて多くのクレームが入っていた場合、企業に対するイメージは下がってしまう恐れがあり、結果、内定を断られるケースも考えられます。
Googleマイビジネスのクチコミの特徴として、求人クチコミサイトのような会社内のリアルな情報というわけではなく、サービス内容や社員の対応など、外側から見たクチコミが多い傾向があります。
思わぬところで求職者が離脱してしまうことを考えると、Googleマイビジネスに対しても対策をしておいたほうが良いでしょう。
5.採用への悪影響を無くすために編集しなければならない項目とは?
Googleビジネスプロフィールを活用して採用力を上げる為には、まず「地図」「営業時間」2つの項目が正しく記載されているか確認する必要があります。求職者の多くが面接来社時にGoogleマップを確認して自宅や最寄駅からのルート検索を行います。その為、Googleマップ上の位置が正しくなければ、道に迷うことで面接に間に合わず求職者が選考をあきらめてしまうこともあります。
面接来社率は確実に下がりますし、間違った情報が発信されていることで企業・お店のイメージも損なわれてしまいます。知らぬ間に登録されているGoogleビジネスプロフィールページの情報が間違っていると企業側・お店側に落ち度がなくても求職者側からは企業・お店が発信している情報が間違っていると解釈されてします。
また営業時間や休日の記載が間違っていれば、アルバイト・パートの求職者が希望するシフトとのミスマッチが起きる可能性もありますので、こちらの情報も現在の営業時間と合っているか確認しておくことが必要でしょう。
次に重要なのが「口コミ」の対策です。企業・お店の雰囲気やオーナー・店長の人となりを知る為に、口コミの内容や評価はもちろん、「企業・お店が口コミに対してどのように対応しているのか」まで求職者はチェックしています。まったく口コミへの返信がない、テンプレートのような対応だけをしていると顧客を大事にしていない企業・お店とも捉えられてしまうケースもありますので注意が必要です。
また、人間の心理からか口コミの投稿は放っておくと「悪い評価」に偏る傾向がありますので、企業・お店のファンの方に投稿していただけるような仕組みを作ることが重要です。その際注意していただきたいのがGoogleのガイドライン・ポリシーに違反していないかどうかです。口コミ投稿へのインセンティブ支給や自身の店やサービスに関する口コミなどは原則禁止されています。(※ガイドラインはGoogleマイビジネス内のヘルプメニュー「ポリシーとガイドライン」から確認可能です)
6.採用競合と差をつける4つのポイント
Googleビジネスプロフィールにおいて採用競合と差をつける為には下記4つのポイントを押さえることが重要です。
- ページ全体の充実化
- 写真、動画の投稿
- 求人情報の投稿
- ローカル検索結果への対策
【ページ全体の充実化】
Googleビジネスプロフィールは自社・店舗の商品やサービス内容、業種によってはメニューなどを公開する機能があります。情報量についてはほぼ無制限となっていますので、魅力的な情報を充実させてGoogleマイビジネスを閲覧した求職者に対してアピールすることもできます。求人広告では伝えきれなかった会社の情報を伝えるのも良いでしょう。
【写真・動画の投稿】
Googleビジネスプロフィールのページは写真・動画の投稿も可能です。オーナーが編集・投稿していない場合にはメイン写真はストリートビューの写真になっているケースが多く求職者にとって魅力的なものとはいえません。メインに使う写真の選定はもちろん、社内・店内や従業員の雰囲気が伝わるような写真・動画を投稿していくことでGoogleマイビジネスのページは求職者にとって魅力的になります。一般ユーザーが多くの写真を投稿しているケースもありますが、オーナー自ら求職者に伝えたい情報を投稿することが重要です。
【求人情報の投稿】
Googleビジネスプロフィールではイベントなどの最新情報を投稿する機能があり、そこで求人情報や会社説明会の情報を公開することもできます。多くのユーザーが訪れているアカウントであればこちらの情報から応募に繋がるケースもあります。普段から企業・お店のファンである求職者の可能性が高いので採用率も高まるのではないでしょうか。
【ローカル検索結果への対策】
MEO対策(Googleマップエンジンの最適化)の1つでもあるローカル検索結果への対策とは「地域性のある特定のキーワード」に対してGoogleビジネスプロフィールの情報を上位表示させる対策のことをいいます。自社・自店舗の充実させたGoogleマイビジネスの情報が目に留まる機会が増え、そこに求人情報記載、魅力的な写真・動画の投稿があれば応募に繋がる確率があがります。(もちろん、自社のビジネスの売上が拡大できる可能性も広がります。)
上位表示させるには検索キーワードとの関係性、対象地までの距離、知名度、ページの充実度など色々な要素がありますが、本格的に取り組むには専門的な知識が必要になります。
7.まとめ
今回は、採用に効果をもたらすGoogleビジネスプロフィールの重要性について紹介しました。
クチコミというリアルな情報が採用に繋がる判断基準の一つとして重要になってきている中で、Googleビジネスプロフィールは検索結果の上部に表示されます。
Googleビジネスプロフィールのクチコミなどの第三者情報を閲覧する求職者は、質の高い求職者である可能性が高いです。
予期せぬポイントで離脱されないようにしっかりと情報を掲載し、求職者にアピールしてみてはいかがでしょうか。
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