⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?
SMSを使った相手との連絡やSMS認証が必要なサービスなどで、メッセージが届かないことがあります。届かない原因は、受信側と送信側の双方にある可能性がありますが、どちらにしても原因を究明する必要があるでしょう。ここでは、SMSが届かない原因を紹介していきます。また、解決方法も一緒に解説していくので、SMSが届かないときに試してください。
1.そもそもSMSとは?
SMSはショートメッセージサービスの略で、相手の電話番号だけでテキストメッセージを送ることができるサービスです。スマホはもちろんガラケー、フィーチャーフォンと呼ばれる携帯電話などへも送信できます。
最大670字と文字数制限はあるものの、国際標準規格であるためdocomoやau、SoftBankなどのキャリアや、格安SIM、海外などを問わず送ることができます。なお、受信は無料ですが、送信には料金がかかるので注意しましょう。
1-1.インストール不要で開封率が高い
SMSはアプリではないため、インストールは必要ありません。どのスマホ・携帯電話にも標準でついていますが、チャットアプリのように頻繁に利用されることは少ないでしょう。しかし、SMSが届くとポップアップ画面に通知されることから、高い開封率が期待できます。
エンバーポイントの調査によればSMSの開封率は約90%であり、キャリアや国を問わず送れることから、個人間での利用はもちろん、企業が顧客との連絡手段として活用するなど用途は多岐に渡ります。
2.企業でもSMS利用が急増!用途はさまざま
実際に企業では、SMSをどのような用途で使っているのでしょうか?大きく分けると、セキュリティチェック、重要な連絡、調査で、具体的には以下の4つのような使い方があります。
- SMSによる2段階認証
- 業務や緊急性のある内容を連絡
- 顧客への内容確認
- 顧客への満足度調査
では以下の項目で、詳しい内容を見ていきましょう。
2-1.SMSによる2段階認証
電話番号は各携帯会社と契約しなければ持てないものであり、その端末以外からは利用できないという特性があります。そのため電話番号を知らなければ送れないSMSは、チャットアプリやメールよりも信頼性の高いサービスと言えるでしょう。
このことから、インターネット上での契約や購入、サービス登録やログインなど個人情報を使用する場合の本人確認に活用されています。
本人確認は2段階認証で行われ、パスワードによる認証に加え、SMSで認証コードを送り、そのコードを入力しなければサービスを利用できないようにすることで、なりすましなどにより第三者からの不正利用が防止できるのです。
2-2.業務や緊急性のある内容を連絡
会社員個人の使い方としては、業務連絡として活用することもあります。メールやチャットツールなどは頻繁に連絡が入ることも多く、見落とされる可能性も高いでしょう。
一方で利用頻度の低いSMSは見落とされにくく、例えば出張先で業務終了連絡を行う際にSMSを利用すれば伝え漏れを未然に防げます。またSMSはメッセージが届かないなどの不具合が起こりにくいため、すぐに返信をもらいたい時など緊急性の高い連絡を伝える時にも便利です。
2-3.顧客への内容確認
SMSはメールや電話よりもすぐに確認がしてもらえることから、顧客へのリマインドや予約の通知として活用されることもあります。
実際にエンバーポイントの調査では、SMSが届いた時に「すぐにチェックする」が14.9%、「その日のうちにチェックする」が39.5%と比較的早い段階で確認する人が合計で50%を超えていることから、素早い対応が期待できます。
例えば利用料金の引き落としや手続きの期限通達、予約の日時確認などをSMSで連絡すれば、入金・決済忘れや事前キャンセルなどのケアレスミスを防ぐことが可能です。
とある企業の事例で、転居後の住所変更がされていないことから重要書類が届かないことが問題となっていました。
そこで、それまでメールで行っていた住所変更の手続き依頼をSMSに変更したところ、数百名が1回のSMS通知で再登録手続きを行った、という事例もあります。
2-4.顧客への満足度調査
企業では、サービスを利用した後の顧客に対してアンケートを行い、その結果を基にサービスの改善を図ることがよくあります。
SMSは見落とされにくく開封率も高いうえ、正確な情報を入手しやすいです。そのため、アンケートを依頼するメッセージの送信媒体として活用されることがあります。
SMSは電話と同様に「特定電子メール法」の対象となっているため、広告や宣伝を目的としたメッセージを送信する場合は規制がかかります。しかし、アンケート調査であれば送信自体は可能であるため、使い方によってサービスの改善に繋げることは可能です。
3.SMSが届かない原因と解決方法(送信者側)
では次になぜSMSが届かないのか、その原因と解決策を送信者の視点から考えてみましょう。まず原因としては設定ミスや制限、情報の間違いなどが考えられ、具体的には以下の4つが挙げられます。
- 海外からSMSが送信されている
- 文字数や送信件数がオーバーしている
- 電話番号を間違えている
- 機内モードがオンになっている
もしこれらを改善しても解決できなければ、受信側の原因が考えられます。では解決法とあわせて、次の項目で詳しく内容を見ていきましょう。
3-1.海外からSMSが送信されている
そもそも法人がSMSを配信する場合、海外製で国際網を通じて送るタイプと、国内の携帯キャリアと直接接続して送るタイプの2種類があります。しかし、国際網を通じて送る場合、携帯会社に迷惑メッセージと判断され拒否されることがあるのです。
もし一定の顧客に届かない、という状況であればキャリアへ直接接続できるSMSから送信してみてください。試してみてSMSのメッセージが届くことが確認できたら、国内通信網を使ってSMS一斉送信を行うSMS送信サービス提供会社に、契約を切り替えることをお勧めします。
3-2.文字数や送信件数がオーバーしている
2019年以降、キャリアに送信できるSMSの文字数が最大670字となりました。しかし、キャリアによっては送信できるSMSの文字数には差があります。文字数の制限が70字の機種も存在しますので、受信側の機種などを確認してください。
またSMSは迷惑メッセージの受け取りを避けるため、キャリアによって送信制限の上限が200~500件と決められています。そのため、送信できない場合は件数がキャリアの上限を超えていないか確認しましょう。
3-3.電話番号を間違えている
もし一定数で送信できないのではなく、1、2件の送信で届かないのであれば入力する電話番号を間違えている可能性があります。そのため改めて顧客情報を確認し、入力した電話番号に間違いがないか、確認してください。
もし正確に情報を打ち込んでいるのであれば、そもそも受信側から伝えられた電話番号が間違っている可能性もありますので、こちらもあわせて確認を行うと良いでしょう。
3-4.機内モードがオンになっている
個人携帯からSMSを送信している場合は、機内モードがオンのままになっていないか確認してください。SMSは各キャリア会社の電話回線を通じて送受信されていることから、機内モードがオンになっているとデータ通信が遮断され送受信ができなくなります。
また電話回線の届かないエリア(圏外)も同様ですので、通信状況もあわせて確認してください。
4.SMSが受信できない!(受信側)
4-1.受信できない設定になっている
SMSが届かない原因には、ユーザー側の設定でSMSの受信ができない設定になっていることがあります。例えば、迷惑メール対策のために「SMSを受信しない」という設定にしているとSMSは届きません。
また、SMSを拒否していなくても、登録してある電話帳以外の電話番号からの電話を着信拒否している場合にも、SMSを受け取ることができません。
設定を変更するには、ユーザーの設定変更が必要です。メッセージのメニューから着信拒否設定を開き、電話帳登録外の着信を拒否する項目をオフにすると、受信できるようになります。
iPhoneの場合は、「設定」の電話の項目を開くと着信拒否設定が表示されるのでそこから変更可能です。
Androidの場合はSMSアプリを起動してメニュー画面から設定変更ができます。
4-2.電波状況が悪い
SMSを受け取れない原因に単純に電波の状態が悪いことがあります。SMSやメールの受信確認をしていても、接続中の状態がずっと続いてメールチェックが完了しないときは、電波が不安定で受信できない、もしくは、一時的に電波を受信できない状態になっている可能性も考慮してください。
また、基地局側で何らかの障害がおきていることも考えられます。その場合にはキャリアからのお知らせなどがHPに掲載されているので確認してみましょう。
残念ながらそのように障害が発生している間はどうやってもSMSの送信受信ができないので、解消されるまで待つしかありません。
特に通信障害も起こっておらず、電波を上手に拾ってくれないときはどう対処したらよいでしょうか。
一度「機内モード」をオンにしてから、オフにしてみると使える電波を再検索してくれるので試してみてください。機内モードにすると、電話回線やWi-Fiなどのデータ通信がストップします。電波を利用した全てのサービスが停止した状態です。
再度オンにすると、スマホなどの端末は今いる場所で利用できる電波を探して、最適なデータ通信を選択するので、SMSを上手に受信できる可能性があります。iPhoneとAndroidでは操作方法が異なるので、自分の端末に合わせて行ってください。
4-3.メモリ不足やデータ量の超過
一見、関連がないように思うかもしれませんが、メモリ不足やデータ量の超過が原因でSMSが受け取れないことがあります。
スマホのアプリ、今回であればSMSメッセージの起動をするためにはメモリと呼ばれる作業領域に空きがないと動かすことができず、SMSの受信できないのです。
SMSの受信ができず、電波などの影響でも無い時には、メモリの空き容量をチェックしましょう。
4-4.端末に不具合が起きている
SMSを受信できないのは、使用中の端末自体に不具合が生じていることが原因のことも。
その場合、端末を再起動するだけで問題解決するケースがあります。
電源を完全に落として、また電源を入れるだけですが、何事もなかったようにSMSを受信できるようになることもあるのです。
さらにSMSアプリの更新もしてみてください、自動的アップデートされず、プログラムが古いままにされているとSMSを受け取れないこともあります。
いろいろ改善策を試してもダメで、端末の再起動を試してもSMSが届かない場合には、端末の修理も考えてください。
端末によっては、SMSを送受信するシステムが破損していることもあります。または、築かないうちに間違ってシステム(アプリ)を削除していてSMS受信ができないこともあります。
アプリを削除している場合には、再インストールすると問題なく使えるようになります。
4-5.格安SIMを利用している
格安SIMの利用がSMSを受信できない原因のこともあります。
通信費が安くてよい格安SIMですが、必要最低限の機能だけを持たせているタイプであれば、SMS機能がないものもあるのです。
5.SMSの受信時・送信前のチェック
ここまでご紹介してきたことを踏まえて、受信時や送信前には以下のことに確認しましょう。
●受信時のチェック
- 電波状況は良いか
- SMSや着信の拒否設定
- 相手に伝えた自分の電話番号が間違っていないか
- メッセージアプリは最新版か
●送信前の準備
- 電波状況は良いか
- SMSや着信の拒否設定に送信先が入っていないか
- 送信先の電話番号が間違っていないか
- メッセージアプリは最新版か
- 文字数や1日の送信数がオーバーしていないか
- 件名や画像を入れていないか
6.まとめ
SMSの機能が使えないと焦る前に、試せることはたくさんあります。まずは、SMS機能そのものが使える契約となっているのか、プランを確かめることが大切です。その上で、一斉送信を使いたいのか、はたまた受信や送信だけできれば問題ないのかを明確にしましょう。もし、携帯電話会社の提案するプランでは管理が難しそうなのであれば、SMS送信サービス提供会社の力を借りてみてはいかがでしょうか。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?