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「Facebook」が米国時間9月9日にサングラスで大人気のブランド「レイバン」(Ray-Ban)と提携して、スマートグラス製品を発表しました。
製品名は「レイバンストーリーズ」(Ray-Ban Stories)。サングラスケースがモバイル可能な充電器になっていて、6時間のオーディオ連続使用が可能です。価格は299ドル(US$)。iOSまたはAndroid OS機器に接続して使用します。
最大の特徴はカメラを搭載していて、静止画や動画を撮影してSNSにアップロードできること。そのほか、音楽を聴いたり、電話をかけたりもできるという製品です。
この新製品がどういったものなのかをご紹介します。
1.Ray-Ban Stories(レイバンストーリーズ)とは
https://www.facebook.com/watch/?v=157869109826400
Ray-Ban Stories(レイバンストーリーズ)とは、
- 利用者数世界一位のSNSである「Facebook」
- Ray-Banなどアイウェアブランドを世界的に展開する「EssilorLuxottica」
が共同開発した次世代のスマートグラス(ウェアラブルデバイス)です。
https://www.facebook.com/watch/?v=2992389990980526
「Ray-Ban Stories(レイバンストーリーズ)」にはマイクやオーディオが内蔵されているため、音楽を聴いたりハンズフリーで電話をすることが可能です。
グラスのフレームに小型のカメラが搭載されており写真やビデオの撮影もできます。
自分の視界がそのまま撮影されるため、ダンス、スポーツ、料理、ハンドメイドなどさまざまな場面での体験を一人称視点のよりリアルな写真・動画として残すことが可能です。
撮影した写真や動画はFacebook、Instagram、Twitter、TikTokなどさまざまなSNSに共有できるよになっており、リアルな体験を世界の人々に共有していく活用法も今後一般化していくでしょう。
価格は299USD(約3万円)から。
オンラインをはじめ、米国、オーストラリア、カナダ、アイルランド、イタリア、英国の一部の小売店で販売され、20のスタイルの組み合わせから好みのものを購入できます。
1-1.外見はレイバン、中身はFacebook
そもそもあえて「Facebook」が名前に入ってないことが謎です。SnapのSpectaclesを2021年向けにアップデートしたみたいな仕様で、500万画素カメラが両サイドのヒンジにあり、マイクアレイが3つ、スピーカー内蔵、Bluetooth接続、そしてタッチパッドがあります。キャプチャしたコンテンツは何でもソーシャルメディアにアップロードできます。こういう製品は今までもたくさんありましたが、Ray-Ban Storiesの最大の特徴は、Facebookがバックにいるってことです。
Ray-Ban Storiesには、少なくとも外見にはFacebookの名前がまったく入ってません。デザインは3種類ありますが、どれもレイバンのアイコニックなウェイファーラーというモデルをアレンジしたもので、Facebookロゴはどこにもありません。ロゴがあるのは箱だけです。街中でこのメガネをかけてても、誰も気に留めないはずですが、それでもFacebookのDNAはしっかり埋め込まれています。
まずRay-Ban Storiesを使うには、Facebookアカウントが必要です。これは、Facebook傘下に入ったOculusのVRヘッドセットと同じです。何かを記録したいときの音声コマンドは「ヘイFacebook」、記録したコンテンツを取り込むアプリはFacebook View、という具合。つまりRay-Ban Storiesは、外見はレイバンでも、中身はFacebookなんです。そしていつでもどこでも、誰にもそれと知られずに使えます。
2.Facebook View(フェイスブックビュー)とは
Ray-Ban Stories(レイバンストーリーズ)を活用するために「Facebook View(フェイスブックビュー)」が対となるアプリとしてリリースされています。
2-1.Facebook View(フェイスブックビュー)とは
Facebook View(フェイスブックビュー)は、Ray-Ban Storiesとペアとして使われる写真や動画管理・編集アプリです。
【iOS(iPhone)版】Facebook Viewアプリダウンロードページ
【アンドロイド版】Facebook Viewアプリダウンロードページ
Ray-Ban Storiesで撮影した写真や動画をFacebook Viewに取り込んで、トリミングや色合い、明るさ等のカスタマイズができるようになっています。
また、SNSの共有に欠かせないテキスト、エフェクト、オリジナル音楽を追加したり、複数の動画をつなぎあわせて一つの動画として編集することも可能。
撮影した写真を3D動画に変換できるようなユニークな機能もあり、面白い動画をつくるツールとしても活躍します。
作成した動画像はFacebook、Instagram、Twitter、TikTokなどさまざまなSNSにも共有でき、自分のフォロワーや世界の人々に自分の視点から見た魅力的なコンテンツを見てもらうことができます。
3.Facebookの次なる戦略は
インターネットに接続したサングラスとして、Ray-Ban Storiesは、普通のメガネにもテクノロジーを搭載できることを示しています。しかしFacebookのウェアラブル機器への展望には、スピーカーやカメラ以上のものが含まれているのです。
Facebookは現在、プロトタイプのメガネでセンサー群をテストして、将来のデバイスが世界をどのように認識してマッピングできるかを確認しています。これはFacebookが未来のARヘッドセットに望んでいることです。また、どこかのタイミングで、神経伝達機能を備えたリストバンドとスマートウォッチが、ジェスチャーを読み取ったりヘッドアップディスプレイに映し出される仮想の物体にタッチしたりする手段になると言っています。
Facebookが次にスマートグラスで何をするのかというのは、興味深い題材です。Facebookはフランスの光学機器メーカーEssilorLuxotticaとの複数年にわたるパートナーシップを発表しています。この提携はRay-Ban Storiesのようなベーシックな機能のスマートグラスから出発することになりましたけど、はるかに高度なものを生み出そうとしていることは明らかです。それはつまり、内蔵ディスプレイや空間オーディオによる–バーチャルと現実の融合になります。もっとも、現時点ではいずれも実現していません。
今のところ、Ray-Ban Storiesの最大のウリは、それがRay-Banブランドのサングラスだという点です。実際に装着して突然生き生きと音を出すのを聞くと、未来の話のような気もしてくるが、一方で機能的には今のところ限られています。落胆する人も安堵する人も、その両方という人もいるかもしれません。Facebookの真のAR戦略の実現にはもう少し時間がかかるでしょう。もし数百ドル出すからには複合現実(MR)機能がどうしても欲しいという場合、「OculusQuest 2」がすでにその世界に参入しつつある。それに、Ray-Ban Storiesも、いつか進化を遂げ、野望を達成するかもしれません。
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