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Brave-ブレイブ-は「ページの高速表示」と「プライバシー保護」に特化した、新しいウェブブラウザです。

ウェブブラウザについては、Andoid端末ではGoogle Chrome、iphone端末ではsafariが標準でインストールされていますが、Braveはデバイスに縛られることなく利用することができます。通常のブラウザに比べて、ページ読み込みはPCで2倍、スマートフォンでは最大8倍高速にまで及ぶと公式サイトで明言しています。

なぜなら広告ブロックをしているからだそうです。Braveは果たしてどんなブラウザなのか?調べてまとめてみましたので是非ご覧ください。

→すべてのブラウザの広告がブロックできる無料アプリ「AdSpamBlock」とは?

1.Braveとはなにか?

Web広告の世界では「リターゲティング」という、個人に訴求した配信が主流になっています。過去にサイトを訪れていたユーザーなど、自社のコンテンツに既に興味を持っている人は、商品を購入してくれたり契約してくれる可能性が高いとみなせます。

企業や広告主はリターゲティング広告を用いることで、不特定多数のユーザーに一斉配信する手法(ブロードリーチ)よりも効率よく、獲得見込みの高いユーザーにアプローチすることができます。

皆さんがネットを使っている際に、何度も同じ広告が表示されたり、その時々の趣味嗜好に合った広告が表示されるのには、こうした理由です。

個人の趣味嗜好を掴むために欠かせないのは「cookie(クッキー)」という仕組みです。

cookie(クッキー)とは、ユーザーがWebサイトにアクセスしたときに、ブラウザに送られてくるデータファイルです。ただし、個人情報ではありません。

例えば、AさんがB社のサイトを訪問したとします。この時、Aさんのブラウザには、B社のcookieが付与されますが、極端な例で「10001」のように、IDや識別子として登録されます。企業や広告代理店はIDと識別子を元に配信を行っているのです。

ユーザーの属性やウェブ上での行動履歴に沿った広告が表示されるため、ユーザーの不利益に繋がるとは必ずしも言い切れないのですが、プライバシー保護の観点から、cookieの使用には規制が入りつつあります。

Braveは、cookieが蓄積されない設計になっています。だからサイト側からの一方的な広告がブロックされて表示が軽いままなのです。

1-1.Braveブラウザの評判・口コミ

既にBrave利用している人の評判をTwitterや5chan、2chan、アプリのレビューなどから聞いてみました。

「Braveはブラウザとしての機能が優秀。広告ブロック機能が最初から付いていることでサクサク動く」

「Chromeの拡張機能がそのまま使えるので、ChromeからBraveの乗り換えを検討している人はかなり楽。」

「youtube動画も広告のCMが表示されないし読み込みも早いので、動画見る時はこのアプリです!」

「広告ブロックの副作用かわからないが、iPhoneやAndroidなどスマホBraveアプリでのみ、Instagram、TwitterのSNS内動画再生ができない場合がある。」

高評価が並んでいます。Google Chromeも初めは、「次世代の高速ブラウザ」という理由で広がっていったのを考えるとBraveも広がっていく可能性がありますね。

2.Braveのメリット

この章では新型ブラウザBraveのメリットを紹介しています。乗り換えるだけの理由があるのかは、読んでみてから決めても遅くはありません。

2-1.広告ブロック機能「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」が標準搭載

Braveの大きな特徴の一つとして、WEBサイトやYoutube動画に表示される広告をブロックする機能(Brave Shields – ブレイブ・シールド)があります。

Braveブラウザの広告ブロック機能このアドブロック機能をONにすると(初期設定で基本的にオンになっています)、通常表示されていたウェブ上の広告、主にはGoogle広告が一切表示されなくなります。

そのためYoutube動画に挟まれるCM広告もブロックされるので、快適に動画を閲覧することができます。(Googleに怒られないのか?w)

動画途中の広告だけでなく、再生直後の動画広告まで全てブロックします。

2-2.高速表示で、サイトの閲覧が快適に

cookieの蓄積や広告表示を防げるため、ChromeやSafariよりも高速でサイトを閲覧することができます。公式サイトのチャンネル等でも、どのくらいスピードが改善されるのかを検証した動画が公開されています。

2-3.ユーザーのプライバシーが尊重され、セキュリティも強固

Braveは、プライバシー保護やセキュリティ対策の観点でも優秀なブラウザです。

標準で設定されている広告ブロック機能とともに、マルウェアなど有害プログラムをブロックする機能も搭載されています。

Braveブラウザの「プライベートブラウジング」モードは、他のブラウザのように単に閲覧履歴を隠すだけでなく、Torの機能を利用し、目的アドレスにたどり着くまでに複数サーバーを経由し、また、接続は暗号化されるため、遥かに匿名性を高めています。

2-4.ブラウザの移行も簡単・便利

Google Chromeやsafariに登録していたブックマーク(お気に入り)をそのまま移行することができるので、再登録の手間もありません。

さらに、Braveデスクトップ版は、Chrome ウェブストアで提供されているほとんどの拡張機能に対応しているため、カスタマイズも簡単です。

2-5.サイトを閲覧しているだけでポイントが稼げる? Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)

広告をブロックできるのがBraveブラウザの強みですが、設定を変更することで、特定の広告のみを表示させることができます。これが「Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)」という仕組みで、Brave Rewardsを有効にすると、プライバシーを重視した広告が表示されるようになります。

この広告を見ると、報酬としてユーザーにBATポイント(=BAP)という、Braveで使用されるトークンが付与されます。

BATは、Basic Attention Token(ベーシック・アテンション・トークン)の略で、Braveに紐づいた仮想通貨です。BATは現実のお金と取り引きできるため、Braveブラウザは言うなれば、「使用しているだけで稼げるブラウザ」とみなすこともできます。

ただ、日本では資金決済に関する法律を遵守するために、BATではなくBATポイント(略称BAP)が使われますので、換金することはできません。

3.Braveのデメリット

ここまで使ってみたい!と思われるような機能を紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。使い勝手の悪さがどれくらいあるのかを利用前に知っておきましょう。

3-1.Webサイトが表示崩れしているように見えることがある

広告のブロック制限が強すぎるため、ごく一部のサイトでは、バナーが表示されなかったり、表示崩れを起こすことが確認されています。

以下は大手アフィリエイトサイト「バリューコマース」の公式サイトで画像が表示されないことが報告されています。

4,まとめ

今回は、次世代の高速ブラウザと注目されているBraveについて、評判や安全性を紹介してきました。

広告を見ているだけで稼げるBrave Rewards(ブレイブ・リワーズ)など広告を出稿する側も注目される機能は、革新的な分散型広告モデルを採用したブラウザとして、今後Google Chromeなどの主要ブラウザとどのように競合していくのかも注目です。

今後広告の戦略も変わっていくかもしれません。要注目もブラウザと言えます。

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