⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?
世界中で勢いが増しているTikTok。TikTokを利用しているユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらいたいとき、TikTok広告でアプローチすることができます。しかし「広告を出してみたいけれど方法がわからない」「広告を出すのは難しそう」、そのように考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではアカウントの開設方法から広告の設定方法まで解説します。
1.TikTok広告マネージャーとは
TikTok広告マネージャーとは、TikTokが提供している広告を運用するためのツールのことを指します。
広告を配信することで、TikTokユーザーに対して商品・サービスの宣伝が可能です。
TikTokに広告を配信する企業は非常に多く、宣伝に成功して大ヒットをきっかけに入手困難になった商品も。
若年層ユーザーが大部分を占めることから、マーケティングの場として注目されています。
2.アカウント開設方法
まずは広告アカウントの開設方法について説明していきます。
TikTok広告の配信時はTikTokアカウントや、Facebook広告のFacebookページのようなものは不要で、広告アカウントのみの開設で広告を配信することができます。
TikTok For Businessからメールアドレスまたは電話番号で本人確認を行います。
[アカウントの登録]ボタンを押すと広告アカウント作成画面が表示されるため、会社名や広告を配信する業界を入力します。
すべて入力し[登録]ボタンを押すとアカウントの開設が完了します。
2-1.広告主審査
TikTok広告アカウントの作成が完了すると、TikTok広告マネージャーの画面にアカウントの設定画面が表示されます。
[ビジネス情報]からプロモーションするサービスのURL、または会社URLを記載します。
その後住所や課税情報を入力しましょう。
クレジットカードなどの入力はスキップして後から入力することも可能です。
ここまで入力が完了するとアカウント審査に入ります。アカウント審査には約1営業日ほどかかるため、注意しましょう。
2-2.ビジネスセンターについて
Facebookのビジネスマネージャのように、広告アカウントを一元管理できるツールがTikTokにも存在します。ビジネスセンターでは、複数の広告アカウントを管理することができ、メンバーへの権限の付与や支払い情報を管理することができます。
複数人で共通の広告アカウントを管理する場合や、代理店やベンダーに広告運用を依頼する場合はビジネスセンターの開設をおすすめします。
TikTokビジネスセンターの右上にある[ログイン]ボタンを押します。
3ステップのアカウント情報入力画面に遷移するので順に入力しましょう。
ビジネスセンター名とタイムゾーンを選択します。
続いてビジネスの種類を選択します。自社、あるいは自身のサービスの広告を出す場合は[広告主]を、クライアントのサービスの広告を出す場合は[代理店]を選択します。
請求情報を入力します。
すべて入力し[登録]ボタンを押すと、ビジネスセンターの開設が完了です。
3.初期設定編
続いては初期設定に移ります。
3-1.ピクセルタグの設定
管理画面上部のメニューから[アセット]>[イベント管理]を選択します。
アプリ案件では左の[アプリイベント]、Web案件では右の[ウェブサイトpixel]を選択します。
ピクセル名を入力し、実装方法を選びます。タグを直接埋める場合は左を、GoogleタグマネージャーやShopifyなどのツールにてピクセルコードを実装する場合は右を選択し、次に進みます。
ピクセルが作成されたらイベントルールの作成方法を選択します。
モード | 詳細 |
標準モード | イベントマネージャーでイベントを作成。ウェブサイトの訪問者のアクションは、クリックイベントまたはURLイベントでトラッキング。 |
開発者モード | コードを使用してカスタムイベントルールを作成。例えばページ50%スクロールが完了した場合にイベントをトリガーさせることが可能。 |
※参考:ピクセルを始める
モードを選択した場合は後から変更ができないため注意しましょう。
設定したイベントにイベントの計測条件を追加します。ウェブサイトの訪問者であればページURLのルールで自社のURLを入力します。
3-2.イベント設定
ピクセルの設置が完了したら、そのままイベントの設定に進みます。
まずはイベントタイプのフォーマットを選択します。
商品購入を目的とした場合はECイベントを、それ以外の場合はカスタムイベントを選択しましょう。
イベントタイプで選択可能なイベントは18種類です。
- カートに追加
- 支払い完了
- ユーザー
- 登録
- 支払い情報を追加
- チェックアウト開始
- 検索
- お気に入り追加
- 詳細ページビュー(フォーム記入)
- ボタンクリック(フォーム記入)
- 詳細ページビュー(電話問い合わせ)
- ボタンクリック(電話問い合わせ)
- 電話問い合わせ
- 詳細ページビュー(APPダウンロード)
- ボタンクリック(APPダウンロード)
- ダウンロード
- ボタンのクリック
- お問い合わせ
- 購読
各イベントごとに1つしか設定ができないため、設定できるイベント数の上限は18個となります。
集計方法も毎回集計するのか、初回のみ計測するのかをここで選択します。
3-3.オーディエンス設定
管理画面上部のメニューから[アセット]>[オーディエンス]を選択し、[オーディエンスを作成]ボタンを押します。まずはカスタムオーディエンスから作成します。
次にオーディエンスの種類を選択します。ウェブサイトの訪問者のリストを作成する際は、「ウェブサイト閲覧者」を選びましょう。
[次のアクションを実行したユーザー]で先ほど設定したイベントのいずれかを選択します。リストの計測期間もここで設定しましょう。
and条件を追加したい場合は[ユーザーリストを拡大する]を、or条件を追加したい場合は[ユーザーリストを縮小する]から追加できます。
カスタムオーディエンスはユーザーサイズが1,000件から利用可能となるため、イベントは早めに設定することを心掛けましょう。
4.広告配信
続いて広告配信に必要なキャンペーン、広告セット、広告の設定方法です。
4-1.キャンペーン設定
管理画面上部のメニューから[広告]を選択し、青い[作成]ボタンを押します。
キャンペーンの目的を設定します。キャンペーンの目的は以下から選択が可能です。
プロモーションの目的 | 目的 | 詳細 |
ブランド認知 | リーチ | できる限り多くのユーザーに広告を配信します。 |
購買意向 | ・トラフィック・アプリインストール・動画視聴数・リード生成 | ・自社ウェブサイトのランディングページ、アプリなど各種URLへユーザーを誘導します・アプリをダウンロードできるアプリストアへユーザーを誘導します。・ユーザーが動画視聴するように誘導します。・ビジネスやブランドに対する見込み顧客を獲得します。 |
コンバージョン | ・コンバージョン・カタログ配信 | ・ウェブサイトへのユーザー登録や製品の購入など、ユーザーがウェブサイト上で特定の行動を取るように誘導します。・カタログ販売目的のキャンペーンを作成します。 |
※参考:キャンペーンの目的の選択方法
キャンペーン名を入力します。
「キャンペーン予算最適化」をオンにすると、広告セットで設定する予算ではなく、キャンペーンの合計の予算を自動的に各広告セットに配分します。このときキャンペーンの目的で設定した成果を上げやすいよう、最適な配分をリアルタイムで調整します。
予算はデフォルトで無制限になっていますが、日予算や通算予算を設定したい場合はチェックを外し、入力します。日予算は広告セット単位で設定可能です。
4-2.広告セットの設定
ここではTikTokピクセルと最適化イベントを選択します。最適化イベントは、自身で設定したイベント(購入やカート追加)の中からコンバージョンとしてカウントするイベントを選択します。
続いて配信するプレースメントを選択します。日本ではTikTok、BuzzVideo(キュレーションAPP)、Pangleの3つが選択可能になっており、配信先を絞りたい場合は[手動プレースメント]から選択可能です。
それぞれユーザー属性や広告フォーマットに違いがあるため、商材に合うプレースメントを選択しましょう。
デフォルトではユーザーが広告に対してコメントする権限や、広告動画をダウンロードする権限がオンになっているため、オフにしたい場合はバーを左に動かします。
クリエイティブタイプではダイナミック広告のオンオフを設定できます。
ダイナミック広告とは、複数の動画や画像、テキストを入稿すると、自動的にクリエイティブの生成を行ってくれる機能です。Google、Yahoo!でいうレスポンシブ広告のようなものですね。
配信するターゲットを選択します。年齢、性別といったデモグラ情報から、興味関心のターゲティングまで行うことができます。
初動ではあまりターゲティングを絞り過ぎないことが成果を出すためのポイントです。
1日あたりの予算と配信スケジュールを設定します。
最適化の目標と入札タイプを選択します。媒体の推奨は最小単価入札(Lowest Cost)で、最も低い獲得単価で獲得数を最大化する入札タイプです。
目標成果達成上限(Cost Cap)を使用する場合は、目標とするCPAを入力します。
4-3.広告の設定
コレクション広告を設定したい場合以外は「Custom Ad Format」を選択しましょう。
広告フォーマットでは「1枚の画像」や「カルーセル」も選択可能ですが、TikTok面では配信できないため、基本的には「動画」を選択します。
5.TikTok広告を成功させるためのポイント
TikTok広告を成功させるためには、ただ広告を流すだけでは不十分です。
ここでは、広告マネージャーを成功させるための方法について解説していきます。
- TikTokの広告の効果や特徴を知っておく
- 「楽しさ」「真似しやすさ」を重要視する
- 人気インフルエンサーに協力してもらう
- TikTok広告の運用代行に活用する
これらの方法を取り入れることで、成功に近づけるでしょう。
ひとつずつ見ていきます。
5-1.TikTokの広告の効果や特徴を知っておく
配信を開始する前に、TikTok広告の効果と特徴を知っておきましょう。
TikTokの広告は全部で4種類あり、それぞれ効果や特徴が異なるためです。
例えば「インフィード広告」はおすすめ投稿に表示されるという特徴があり、表示時間が長いため高い宣伝効果を得ることが可能。
また、TikTokの広告は配信してすぐに効果を得られるわけではないことも理解しておく必要があります。
ある程度時間が経ってからでないと売上に効果を見込めないため、辛抱が必要です。
5-2.「楽しさ」「真似しやすさ」を重要視する
広告を作成する際は「楽しさ」と「真似しやすさ」を一番に考えましょう。
なぜなら広告を見るTikTokユーザーは、TikTokを娯楽目的で利用しているからです。
そのため、広告を作成する際は商品・サービスを真面目に紹介するよりも「面白い」「楽しい」広告にした方が広告を見てもらえます。
また、真似しやすさを重視することで広告を見たユーザーが真似した動画を拡散し、広告の成功に繋がるでしょう。
5-3.人気インフルエンサーに協力してもらう
人気インフルエンサーに協力してもらうことも、ひとつの手です。
TikTokには、TikTokerと呼ばれる強い影響力を持つインフルエンサーがたくさんいます。
そんなTikTokerに商品やサービスを紹介してもらえば、インフルエンサーの抱える多くのファンにアプローチすることが可能です。
SNSで拡散されやすくなるため、短期間でたくさんのユーザーから注目を集められるでしょう。
5-4.TikTok広告の運用代行に活用する
広告を配信するのは誰でも可能ですが、その広告を最適化して成功させるには運用経験を積んでいないと難しいです。
そんなときは、TikTok広告の知識や経験のある広告の運用代理店に依頼しましょう。
代理店は独自のノウハウを持っているため、自分で一から情報を集めて広告を作成するよりも高い効果を期待できます。
広告作成にかかる時間を削減できるところも大きなポイントです。
6.まとめ:TikTokの広告マネージャーは簡単に始められる
今回は、TikTokの広告を成功させる方法や広告のメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
TikTokに広告を配信して商品・サービスの宣伝を成功させるため、広告の特徴を意識しながら面白い広告動画を作成していきましょう。
ときには人気インフルエンサーや運用代行など、他者の力を借りることも重要です。
広告で得たユーザー情報をもとにターゲティングを設定して、最適化に近づけてください。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?