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【重要】本記事は2020年12月時点の情報を基に執筆していますが、2026年8月時点の情報に基づき内容を大幅に更新しています。Googleは2023年10月、公式のGoogle Search Central Blogにて「Mobile-first indexing has landed(モバイルファーストインデックスへの移行が完了した)」と発表しました。さらに複数の海外SEO専門メディアによると、2024年7月までには全てのサイトを対象としたMFI(モバイルファーストインデックス)への移行が完全に完了したと報じられています。つまり、以下の本文で解説している「今後 MFIへ移行する」という前提はすでに過去のものとなっており、現在では全サイトがモバイル版ページを基準にクロール・評価されています。本文中の旧情報は当時の経緯を知る参考情報として残していますので、最新の対応については本文内の「【現在の状況】MFI移行完了後にサイト運営者がすべきこと」をご確認ください。
Googleが発表したアップデートとして知られるMFIですが、具体的にどのようなアップデートだったのかを正確に把握できていないWeb担当者も多いことでしょう。
よくモバイルフレンドリーアップデートと混同されることもありますが、アップデートの対象が異なる点で両者は区別されます。
この機会に、改めて「MFIとはどのようなアップデートだったのか」や「移行完了後の現在、サイト運営者がすべきことは何か」を確認しておいてください。
【現在の状況】MFI移行完了後にサイト運営者がすべきこと
2016年の発表から約8年の年月をかけて段階的に進められてきたMFIへの移行は、2023年10月に公式ブログで「完了」が宣言され、2024年には残っていた一部の例外サイトも含めて全てのサイトでモバイル版ページが評価基準となりました。現在では新規サイトを含め、PC向けページを基準に評価されるサイトは存在しません。
したがって、現在のサイト運営者にとって重要なのは「これからMFIに備える」ことではなく、「すでにモバイル版ページだけで評価されているという前提で、自社サイトのモバイル対応を継続的に見直す」ことです。具体的には以下のようなポイントが引き続き重要です。
- モバイル版ページにPC版と同等のコンテンツ・構造化データ・内部リンクが存在しているかを確認する
- モバイル回線での表示速度や操作性(Core Web Vitalsなど)を継続的に改善する
- 新規にサイトを構築する際は、当初からレスポンシブウェブデザインなどモバイルフレンドリーな構成を前提に設計する
以下の内容は、2020年当時のMFIの背景や仕組みを理解する上で参考になる情報として掲載しています。
(参考)2020年当時の解説:MFIとは何だったか
1.MFIとは
MFIとは「Mobile First Index(モバイルファーストインデックス)」の略称で、インデキシングの対象をPC向けページから、モバイル向けページに変更することを指していました。2016年にGoogleはMFIの導入を発表し、2018年3月から一部サイトにおいてMFIの適用が開始されました。
MFI以前はPC向けページのコンテンツがアルゴリズムの評価対象となり、ランキングが決まっており、モバイル検索のランキングの決定に、モバイル向けページのコンテンツは評価に用いられていませんでした。
そのため、モバイル向けページのコンテンツの質や量が劣っていた状況でも、モバイルで検索した際には、見づらく使いにくいページが上位表示されかねない状態でした。
モバイルでの検索がPCでの検索を上回った時代において、上記の状態はモバイル検索のユーザビリティを低下させてしまう可能性がありました。そこでモバイル検索ユーザーが多くなった時代に合わせて、Googleの評価の基準もモバイル向けコンテンツを主にするようになったのです。
2.MFIへ移行になった背景
GoogleがMFIへとクロール方法を移行してきた背景にはスマートフォンの普及が関係しています。スマートフォンが普及することにより、ユーザーの検索行動はPCから徐々にスマートフォンへと移行してきました。
その移行の軌跡こそMFIの取り組みであり、2016年から始まったMFIの取り組みは、約8年の歳月を経て完了しました。
また、MFIと同時期に実施されたアップデートに「モバイルフレンドリーアップデート」というものがあります。
モバイルフレンドリーアップデートも増加するスマートフォンユーザーの利便性向上を目的としたアップデートで、スマートフォンでの「使いやすさ」や「見やすさ」に関する項目をサイトの評価に追加したのです。
モバイルフレンドリーアップデート後には、同じ検索キーワードでもモバイル版とPC版で検索結果画面に多様性が生まれる形になりました。
モバイルフレンドリーアップデートの特徴は、モバイルフレンドリーの対象が「ページ単位」であることです。したがって、モバイル版で使いづらいページの評価は下がり、反対にスマートフォンの閲覧に適したページを表示するサイトの評価は向上しました。
3.モバイルフレンドリーをチェックする方法
自社サイトの保有しているページがモバイルフレンドリーかどうかをチェックすることは現在も引き続き大切です。
自社サイトの保有ページでSEOを目的とした記事を作成している場合は、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト(https://search.google.com/test/mobile-friendly)」を使用して、自社の保有ページがモバイルフレンドリーかどうかを診断しましょう。
モバイルフレンドリーテストにアクセスした後は、モバイルフレンドリーかどうかをチェックしたい自社の保有ページを入力します。すると短時間の診断を経て結果が表示されます。
画面左側に「このページはモバイルフレンドリーです」との表記があれば、診断したページがモバイルフレンドリーに対応していることが分かります。
モバイルフレンドリーテストには他にも様々な機能が搭載されているため、実際に診断してもらってください。
4.自社サイトをモバイルフレンドリーにする方法
自社サイトをモバイルフレンドリーにするには、モバイル版サイトを作成する必要があります。モバイル版サイトは以下の3つのパターンに応じて別々の方法で作成することが重要です。
・レスポンシブウェブデザイン
・動的な配信
・別々のURL
なお、Googleは実装と維持が簡単である「レスポンシブウェブデザイン」を推奨していますが、レスポンシブウェブデザインにしたからといってSEO評価に良い影響があるわけではありません。
とはいえ、PC版とモバイル版ページの両方が同一のURL・HTMLで構成されるレスポンシブウェブデザインは、MFI移行後でもSEO評価に影響が出にくいとされています。
4-1.レスポンシブウェブデザイン
レスポンシブウェブデザインではデバイスの種類に関係なく同一のURL・HTMLで構成されるため、画面サイズに応じて表示だけが最適化されるのが特徴です。
WordPressなどのCMSを使うと簡単にレスポンシブウェブデザインに変更できるため、コストをおさえてサイト運用を続けたい場合はレスポンシブウェブデザインを採用するのがおすすめです。
4-2.動的な配信
モバイル版サイトを「動的な配信」で作成する場合は、デバイスの種類に関係なく同一のURLを使用し、ユーザーが利用するブラウザの種類に応じて異なるHTMLを生成する必要があります。
実装・維持にはやや専門的な知識が必要となるため、SEO内部対策会社に委託するのも効果的でしょう。
4-3.別々のURL
PC・スマートフォン・タブレットなど、デバイスごとに異なるURL・HTMLで生成する必要があります。
ユーザーが利用するブラウザのユーザーエージェントから判別して適切なページにリダイレクトする設計が必要なため、これも専門的な知識を有した人材が実装・維持に関わることが重要です。
まとめ
GoogleはMFI(モバイルファーストインデックス)への移行について、2023年10月に完了を宣言し、複数の専門メディアによれば2024年中には全サイトでの移行が完了したと報じられています。これに伴い、今後新たに何かを「移行」する必要はありません。
一方で、全サイトがモバイル版を基準に評価されるという前提の下で、モバイル版ページのコンテンツのPC版との同等性や、モバイル回線での表示速度・使いやすさを継続的に見直すことは今も重要です。サイトのリニューアルなどの機会には、セパレートURLからレスポンシブウェブデザインへの切り替えなどを検討するのもよいでしょう。
MFIへの移行自体はすでに完了した過去のイベントですが、「モバイルでの見やすさ・使いやすさを保ち続ける」という本質は今後もSEOにおいて変わらない重要ポイントです。
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