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「メールマーケティングはまだ効果を得られる?」
「メールマーケティングのトレンドは何?」
上記のようなメールマーケティングに関する悩みはないでしょうか。そこで、今回は2023年のメールマーケティングの有効性を解説した後に、近年のトレンドをご紹介します。今後のメールマーケティングの施策立案に活かしてください。
2023年現在もメールマーケティングは有効
メルラボが実施した調査(以下、同調査)によると、2023年もメールは有効な情報発信手段として支持されていることがわかりました。LINEやアプリ通知、Instagram、Twitterなど近年のマーケティングで積極的に採用されているツールにも負けないと言えます。
メールはいつ読まれる?
同調査においてメルマガを読む時間帯で最も多かったのは「平日の夜間(帰宅後)」が回答の半数以上を占め、次いで「休日の日中(余暇時間)」の回答が4割程度となりました。
一方で意外な結果とも言えるのは、朝(外出前)や通勤・通学の時間帯はそれほど読まれていない点です。メールマーケティング(メルマガ)は読まれやすい時間帯に配信すると開封率の向上が期待できます。同調査を分析して、メールマーケティングに取り組んでもいいでしょう。
メール内のリンクに移った後はメールを読み返さない
同調査で「メルマガ内のリンクからWebページにアクセスした後、再度同じメールを読み返すか」との問いには半数以上が「読み返さない」と回答しています。
この結果を踏まえると、メール内にいくつものリンクを設置することは避けた方がいいでしょう。1回のメルマガで複数のコンテンツを紹介するよりも「1メール1コンテンツ」を意識するとコンバージョン率の向上などにも期待できます。
ユーザーからの「迷惑メール報告」には気をつけたい
メルマガの配信において懸念材料は、迷惑メール報告です。同調査では受信しているメルマガの配信停止のために迷惑メール報告をしたかどうかの質問も用意しました。回答結果では4割近くが「したことがある」と答えています。
迷惑メール報告を行う背景としては、配信停止の手続きの煩雑さが挙げられます。迷惑メール報告をされれば、メールの到達率にも影響があるため、読者が手間をかけずに配信停止ができる導線や仕組みを考えておきたいところです。
近年のメールマーケティングのトレンド
メルラボが実施した調査結果を踏まえながら、近年のメールマーケティングのトレンドをご紹介します。2023年も本章でご紹介するトレンドが取り入れられています。
AIの活用
まずはAIの活用です。近年、急速に発展をしているAIはメールマーケティングにおいても有効なものとなります。昨今話題の「Chat GPT」などのツールを活用すれば、メールの本文作成、件名のアイデア出しがスムーズに行えます。
また、近年は顧客との接触チャネルが多様化しており、顧客行動の膨大なデータを得られますが、そのデータの活用や分析が適切に行えていないケースもあります。
そこでAIを活用すると顧客行動に基づいたセグメンテーションを行い、一人ひとりにマッチしたコンテンツの配信を可能にします。
パーソナライゼーション
パーソナライゼーションは引き続き、メールマーケティングのトレンドです。パーソナライズされたメールは、読み手が「自分ごと」として捉えやすく、その後の反応率に好影響です。
パーソナライズの手法には、メールの件名や本文に名前を入れ込むような基本的な施策から購入履歴・来店履歴などのデータをもとに配信する方法まで多岐にわたります。
ただし、データ活用の基盤が整っていない状態でパーソナライズ施策を実行することが難しいです。まずはメールに顧客情報を差し込んだりセグメント配信したりすることから始めてみましょう。
ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用
ユーザー生成コンテンツも引き続きメールマーケティングのトレンドになります。すぐにでも着手したいテクニックですので、ぜひ施策に取り入れてください。
ユーザー生成コンテンツ(UGC:User Generated Contents)とは、SNSへの投稿や口コミなど、ユーザーが作り上げたコンテンツです。例えば、自社商品の良い口コミが投稿されると、読者の購買意欲の向上や商品への信頼度アップにつながります。
よって、メール内にもユーザーの声を入れると、読者が次の行動を起こしやすくなるのです。これまで集めた顧客の声を洗い出して、コンテンツを作ってみてください。
配信の自動化
最新のトレンドとは言えませんが、メールマーケティングをより効率的に行うためにも配信を自動化したいところです。
すでに着手している企業も多いと思いますが、Webページに訪れたユーザーの行動をきっかけにして自動配信する「トリガーメール」、事前に設定した日時に配信する「ステップメール」などはメルマガ配信を効率的に行えます。
2023年もメールマーケティングに取り組もう
2023年もメールマーケティングは有効なマーケティング手法です。ただし、読者の心理やトレンドを把握して施策を実行する必要があります。今回ご紹介したトレンドや調査結果などを踏まえて、メールマーケティングに取り組んでみましょう。
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