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Instagramといえばフィード投稿やストーリーズ、リールなど、多種多様の投稿形式があります。

それらは全て画像もしくは動画での投稿となっており、文章のみの投稿というのはこれまでありませんでした。

ところが2022年12月、アメリカを皮切りに「ノート機能」という新機能が導入され、現在では日本でもサービスが展開されています。

この機能はInstagramには珍しく、画像も動画も投稿できない機能となっています。

本記事ではこのノート機能の詳細や使い方、メリットなどを解説いたします。

新機能をうまく使いこなしたい企業の担当者の方も、ぜひ参考になさってください。

1.Instagramのノート機能とは?

Instagramのノートとは、ダイレクトメッセージの画面にテキストや絵文字を投稿できる機能です。

ダイレクトメッセージよりも送れる文字数は少ないですが、送ることができる相手の数は多くなっています。

ノート機能の特徴は以下の通りです。

  • 最大60文字以内のテキストと絵文字を投稿できる
  • ノートの公開範囲を設定できる(相互フォロー、または親しい友達リストに登録しているアカウント)
  • ノートに対して返信することもできる
  • 24時間経過で自動的に消える(手動であれば早めに消すことも可能)

24時間のみ公開というのはストーリーと共通しており、あまり長期間残したくないようなその時の気持ちやプライベートな話題をつぶやくことができます。

写真や動画を投稿しなくてよいという点では、ストーリーよりも気軽に投稿できるのが特徴です。

また、ストーリーズのように足跡や閲覧人数が残らないので、足跡を残したくない相手のノートも気軽に見ることができます。

2.ノートの使い方

ノート機能の基本的な使い方は以下の通りです。

2-1.ノートを見る

ダイレクトメッセージの画面を開き、円のアイコンが大きくなっているのがノート機能にあたります。

自分のノートやフォロワーのノートはこの画面の最上部に表示されるようになります。

この画面を見ることができるのはダイレクトメッセージ機能のみです。

2-2.ノートを投稿する

  1. ダイレクトメッセージの画面を開くと、上部に「自分のノート」という箇所があるので画像をタップします。
  2. タップすると「感じたことをシェア」という画面が出るので、そこに60文字以内でテキストまたは絵文字を入力します。
  3. この際、シェア先(公開範囲)を「フォローバックしているフォロワー(相互フォロー)」もしくは「親しい友達」のどちらかで選ぶことができます。
  4. テキストとシェア先選択が終わったら、「シェアボタン」をタップして投稿完了です。

※ミュート機能を使うと、特定アカウントのノートを非表示にできます。

相手のノートは自分の画面上から非表示となり、ミュートしたことが相手に通知されることもありません。

なお、自分のノートを相手に非表示にしたい場合は、「親しい友達」で投稿するようにしましょう。

2-3.ノートを消す

ノートは投稿後24時間で消えますが、その前に自ら消すこともできます。

その場合はすでにシェアしたノートをタップし、「新しいノートを残す」か「ノートを削除」を選択します。

「ノートを削除」は文字通り削除、「新しいノートを残す」は上書きで新しい投稿を書くことを指します。

つまり、ノートは複数同時に投稿できない仕組みになっているのです。

また、ノートは編集することもできないので、書き直したい場合も投稿済みのノートを削除して新しいノートを投稿しなおすことになります。

これはシェア先も同様で、変更するには新しいノートを残す必要があります。

2-4.ノートに返信する

他の人が投稿したノートに返信したい場合は、

  1. 返信したいノートをタップ
  2. 入力欄に返信を入力して送信ボタンをタップ
  3. ストーリーズのリアクションと同様、相手とのチャット画面に「ノートに返信がありました」と通知され、返信内容が届く

という手順になっています。

3.企業がInstagramのノート機能を活用するメリット

企業がノート機能を活用するメリットは下記のとおり。

  • ユーザーと交流を図るきっかけになる
  • 他の機能と比べて投稿が目立ちやすい

ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

3-1.ユーザーと交流を図るきっかけになる

SNSではユーザーとのコミュニケーションが非常に重要です。ノート機能は、ユーザーと交流を図るひとつのきっかけを作れる機能と言えるでしょう。

たとえば、ノートでおすすめや意見を募ったり、簡単な宣伝・告知を行ったりするのが有効です。

ノート機能はどちらかというと気軽な投稿を楽しむ場なので、ユーザーとのフランクな会話やコミュニケーションを取ることをおすすめします。

ただし、ノートが表示されるのは相互フォロー関係のユーザーのみとなるので、自分がフォローしていないフォロワーに対しては発信できません。

3-2.他の機能と比べて投稿が目立ちやすい

ノートは新しい機能なので、活用しているユーザーはまだまだ多くありません。ストーリーやフィード投稿のように埋もれにくく、DM画面上で目立たせられるのがメリットです。

普段ストーリーやフィードをあまり閲覧しないユーザーや、DM画面をよく開くユーザーに対して表示することで、自然とユーザーとの接触回数を増やせるでしょう。

ユーザーとの接触回数が増えると、ファン獲得や育成につながり、購買意欲を高めやすくなります。

なお、DM画面上では目立ちますが、ノート機能単体ではアピール力が弱いため、ストーリーなどと併用して活用するといいでしょう。

4.企業はノート機能をどう活用すべきか?

Instagramのなかでもノート機能は公に向けた機能ではありません。

そのため、企業の宣伝には使えないだろう、と考えている担当者の方もいるかもしれませんね。

しかし、あえてそこを逆手に取るという戦略もあるのです。

4-1.ユーザーと密に交流する

ノート機能は、ユーザーと交流を図るひとつのきっかけを作れる機能になりえます。

特に相互フォローにしか見えないため、フランクな会話やコミュニケーションを取るのに向いているでしょう。

たとえばここで意見を募れば、ユーザーが親密に答えてくれるかもしれません。

ストーリーよりも気軽な気分で投稿してみてはいかがでしょうか?

4-2.宣伝や告知を行う

企業アカウントでは主に宣伝や告知を行うことが多いでしょうが、フォロワーが多い人の場合は埋もれてしまってその投稿が見られない、という場合もあるかもしれません。

そんな時は、相互フォロワーに向けて「現在○○キャンペーン中!投稿をチェックしてね!」といったようなノートを書くことで、より確実にフォロワーにお知らせすることができます。

新機能ということもあり、活用しているユーザーはまだまだ多くないので、ストーリーやフィード投稿のように埋もれにくく、画面上で目立たせられるのがメリットです。

また、ファン獲得や育成につながり、購買意欲を高めやすくなります。

このように、ノート機能を上手く活用したい場合は単体ではなく、ストーリーなど他の機能と併用する必要がありそうです。

5.Instagramノートでよくある質問

ここからは、Instagramのノートでよくある質問に回答します。

5-1.足跡や通知機能はある?

ノート機能はストーリーズのように足跡や閲覧人数が残りません。足跡を残したくない相手のノートも気軽に見れるでしょう。

一方で通知のような機能もないため、ノートを投稿してもユーザーに見てもらえない可能性もあります。

ノート機能を上手く活用したい場合は単体ではなく、ストーリーや他SNSと併用するなど一工夫する必要がありそうです。

5-2.特定のアカウントを非表示にできる?

ミュート機能を使うと、特定アカウントのノートを非表示にできます。

相手のアカウントプロフィールの「フォロー中」から「ミュート」を選択し、「ノート」をオンにするとミュートの設定が完了です。

相手のノートは自分のDM画面上から非表示となり、ミュートしたことが相手に通知されることもありません。

なお、自分のノートを相手に非表示にしたい場合は、親しい友達リストで投稿するようにしましょう。

5-3.PC版でもノート機能は使える?

現時点ではアプリ版Instagramのみノート機能が活用できます。(2023年3月時点)

PC版でも機能が追加される可能性については、現在発表されていません。

6.まとめ

Instagramのノート機能を活用することで、ユーザーとの交流を図ったり、簡単な宣伝や発信を行ったりすることができます。

一方で現時点ではコミュニケーションツールとしての側面が強く、ビジネス活用するにはやや訴求力が弱いともいえるでしょう。そのため、他の施策や機能と併用しつつ、上手に活用することが求められます。

文字情報が60文字だけしか入れられない以上、単体で宣伝材料にするのは至難の業です。

Instagram内のフィードやリール投稿のお知らせとして使うなど、違う機能と組み合わせるのが良いでしょう。

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