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2020年7月6日に、新たなサービスとして公開された「Googleカレント」は、2019年4月に一般ユーザーへのサービスを終了した「Google+」の後継となるサービスです。
Googleの提供する社内用SNSプラットフォームとして期待を集めています。この記事では導入方法から実際にどんな活用法をすればいいのか紹介します。
1.Googleカレントとはなにか?
Google Currentsは「社内でのやり取り」に焦点を当てた形態でG Suiteへの登録を前提とした「社内用SNS」です。
どういった特徴があるのか次の項で説明します。
1-1.Googleカレントの特徴
Google Currentsは、「社内でのコミュニケーションツール」としての用途を想定されたプラットフォームです。社内全メンバーに対するメッセージの投稿やファイル共有はもちろん、「部署ごと」や「プロジェクト別」のグループを作成し(「コミュニティ」という機能)、その内部でのみ情報を共有することも可能です。
投稿にタグを付け、後からタググループをまとめてチェックすることもできるため、共有事項をジャンル分けすることにも適しています。
もちろん、Googleが提供している「Googleドキュメント」や「スプレットシート」「Googleサイト」「Google Meet」「Googleカレンダー」との連携は可能です。
2.導入方法
Google Currentsを導入するには、G Suiteのサービスを利用している必要があります。G Suiteに登録することで、Google CurrentsのほかGmailやMeet、ドキュメントやスプレッドシートなど、ビジネスに必須のツールを社内で一元的に管理できます。
もっとも安価な「Basic」のプランで、1ユーザーにつき月額680円から利用可能です。14日間の無料試用が可能なので、まずは機能を試してみてからでもいいでしょう。
1.G Suiteの管理コンソール画面から、Google Currentsのサービスを有効化します。
GoogleAdminの管理コンソールからアプリを選び、「Currents」のステータスが「オン」になっていることを確認しましょう。Gsuiteの管理画面からCurrentsの詳細設定に進み、ユーザーの参加権限などについても設定することができます。
2.Google Currentsの画面を立ち上げると、プロフィールの編集画面が表示されます。必要事項を入力すれば、すぐにサービスを利用可能です。
3.Googleカレントの活用方法
Googleカレントの特徴としてGoogleサービスとの連携がしやすい点が挙げられます。カレント内で作成したコミュニティでは下記のことが可能です。
・テキスト
組織内の専門家から回答、フィードバック、アイデアを集めます。
・写真
新しいデザインに関する内部のフィードバックやポスターや宣伝などに関するアイデアのヒントを同僚から集めます。
・リンク
Google ドライブに保存した PDF などのファイルをオンラインで共有して、意見や感想を集めます。
・アンケート
社員旅行の行き先を従業員に選んでもらいます。
・Google ドライブのファイル
ドライブのファイルを共有して、新しいアイデアやプロジェクトに関するフィードバックを集めます。
これらの機能を使って実際にどんな活用法があるか紹介します。
3-1.オンラインで新しいメンバーの研修プロセスや書類を管理
Google フォームで電子フォームを作成して新規採用者の情報を集めたり、ポリシー承諾の署名を集めたりする作業をしている企業は多いかと思います。
しかし問題は作成したフォームの共有方法です。メーリングリストが膨大だったり、送信相手が選択しないといけないと整理するのも大変ですが、Googleカレントのコミュニティで分けておけばすぐに完了してしまいます。
3-2.マーケティング イベントで新製品に関するフィードバックを集める
顧客から製品プロモーションに関するフィードバックを収集するために気に入った製品に顧客が投票できるように Google フォームでアンケートを実施するかと思います。
次に結果をGoogleカレントに送信したり、同僚に写真を公開したりして新しいデザインに関するフィードバックを集めれば新たなアイディアが浮かんでくるかもしれません。
3-3.納入業者とのスムーズな共同作業で製品の市場投入までの時間を短縮
製品設計書や品質に関するガイドライン、重要業績評価指標(KPI)、試作模型をGoogle ドライブを使って安全に共有、共同編集することで、製品開発から発売までの作業を円滑に進められます。
また、Google スプレッドシートのタスクリストまたはチーム カレンダーを共有して各作業を管理し、製品のデザインや材料に関するフィードバックをGoogleカレントで共有すれば業員から、Google フォームで納入業者から集めることができます。
コミュニケーションについてもGoogle Meet のライブビデオ会議を取引先と開催すれば、やり取りが円滑になり生産サイクルの短縮につながります。
3-4.一人ひとりがチームの柱となる
イギリス・サリー・Camberleyに本拠を置き、世界70ヵ国以上で、害虫駆除や環境衛生マネジメント事業を行っているレントキル・イニシャル(英: Rentokil Initial plc)は、oogle Workspace を導入した現在は、全員がより簡単にコラボレーションできるようになり、企業風土が変わりました。
各チームは Google ドライブと Google サイトを使用して、チームと業務に関する有益な情報を共有しています。たとえば、常務取締役が出張で得た重要な情報を Currents で投稿したり、新卒の研修員が独自に Google グループを作成して業務経験を共有したりしています。
従業員が業務をより深く把握できるよう、マネージャーが Currents に写真や最新情報を投稿したり、部署ごとにオンライン コミュニティを設立して分析情報を共有し、成功に向けて相互にサポートも行うなどの活用をしています。
3-5.短期間で新製品を市場投入するために、納入業者との共同作業を促進して管理を強化
製造業でGoogle ドライブや共有ドライブを使用すれば、ワークスペースのセキュリティを確保した上で、製品設計書、CAD ファイル、研究データ、テストデータ、品質に関するガイドライン、重要業績評価指標(KPI)、試作模型などを共有が可能です。また共同編集すれば、いつでも最新版にアクセスすることができます。
Google スプレッドシートのタスクリストやチームの Google カレンダーを共有して業務を管理も実行可能です。同時に製品のデザインや材料に関するフィードバックを Currents で従業員から集めてコミュニティ内で意見を聞いたりもできます。
そしてGoogle Meet のライブビデオ会議を取引先と開催すれば、やり取りが円滑になり生産サイクルの短縮につながります。全員が同じ情報を共有できるため、新製品のアイデアや戦略を効率よく練りやすくなるといった活用法があります。
4.まとめ
Google Currentsは、Google+の豊富な機能を引き継ぎながら、「社内コミュニケーション」に最適化されたプラットフォームへと変貌を遂げた社内用SNSです。
Google Currentsでは、コミュニティ機能やタグ付け機能が簡単な操作で利用でき、「情報の公開範囲を限定」したり、「情報をジャンルごとに区分」したりと、混乱しがちな社内情報を直感的に整理できるようになっています。
業務の効率を底上げするうえで、情報整理の基盤を整えることは最重要ポイントの一つです。情報の区分や優先度を、社員がそれぞれに把握できる体制を作るために、Google Currentsは大きな役割を担ってくれるでしょう。
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